38. 2019年6月02日 23:24:06 : t4bRI8Gn5U : QU1iQ0tYUy5SVWs=[1]
賃金を払えない企業にただ出せと言っても、無いなら文句を言っても無駄だ。
だが、少なくとも人間社会ならこうした時これを打開する知恵を出す事はいくらでも出来るはずである。
まずははっきりと地方レベルの行政担当らの腑甲斐なさを罵ることにする。
地域住民の生活を支える費用の捻出方法と運用の仕方くらい、いくらでも提案できるはずだ。単に中央集権の犬として地方行政のポストに席をもっていても地域の為にはならないだろう。役立たずが行政の役職に収まっていて良いはずが無いではないか。
だが上と下が連繋しなければ話は始らない。
パワハラのための法整備などでいくら抑え込もうとやっても問題は片付かない。要は小さい力をより大きな力で脅すだけである。部下が法という大きい力で守られたとして、その上司は次にはパワハラを怖れない部下を扱えなくなるだけとなる。これは縦社会の崩壊を進めるだけとなり良い事だが、礼儀も敬いも忘れて、ただ社会が混沌とするだけである。力を力で抑え込んでも必ずその圧力による歪みは大きくなり、必ず別の何処かで弱い方へと降り下ろされることになる。その力の本質を悟らねばならず、それが解らないものは権力を扱う資格も法整備に携わる資格も無い。
驚いたのは、あの事件後に炎上したらしい"ひとりで死ね"論争のムーブメントは以外に頼もしかったという事だ。もしかすると日本人、そして若者に火をつけたかもしれない。ああした煽りが簡単に人を狂人に追い込むスイッチの役割を果たして居るとの立川志らくに対する有識者の反論が火付け役だが、そこに共感するものが以外と多い事に立川らも参ったろう。つまり切羽詰まった社会状況は確実に悪化しており、そのことを肌身に感じるものが確実に増えたという事である。これで共感の輪を広げる事が出来る。その資格の無いものは社会改革に参画できないだろう。社会の犠牲者を放置したままでよしとする自らの発言によって連中は追い込まれることになるだろう。
共感が社会を改善していく。しかしながらそこで愕然としたこともある。それは、その当たり前を認識共有する段階をとおに突破していながらも、その緊迫した状況をなんら打開するために必要な規模のアクションが起こせてない事である。いまだどこからも湧き起こっていないのではないか。
人々は悲観する想いを共有はするがそれを打破する実効的な力で繋がってはいない。行動する為に必要な力と繋がる方法論が分からないからではないのだろうか。
もちろんあの論争が、実は他の何らかの大きな政治的陰謀を表から隠す為に起こっている事だとも理解できる。薬の運び屋として大使特権があれば自由に不法な荷物を運搬できるからだ。それもハリウッド製の映画が教えてくれた。だがある意味、このまたとない機会を利用するのも良い。
考えられる事を挙げて見よう。まずは、人々がどう潤った生活を全体で実現できるかである。
政府は金が無いという。国民は借金をするほど身動きがとれなくなる。何をするにもハイリスクで事を考える傾向が植え付けられている。ならばそうしたウェイトを外す事の出来るよりよい、よりローリスクな打開策が無いか考えよう。
企業は独自のポイント還元をやっている。これを利用する案はどうか。ある種企業は独自に通貨を幾らでも際限なく必要に応じて発行し、これを消費者に分配し、これは地域通貨として使えているとする状況が現にある。これを働き手に必要十分に分配できないか。もちろんどこでも何にでも使えはしないが、生活費、生活必要費に使えるようにする。普通の賃金と合わせてこれを分配する。地域内の企業、行政間で共有して、一定に地域限定で循環させる。そうすればほぼ通貨と同価値をもってそこでは流通する。あとは地域に必要な労働、それぞれの人の境遇や身体状況に見合った労働を考えられるだけいくらでも生み出し、生産性、自給率を高め、よりよい地域活性の為の仕事のアイデアを常に捻出し、さらに雇用を生み出し、そして分配すればいい。
そうすれば健全な精神のための健全な生活環境、体調の改善のために必要充分な余暇を与え、積極性と活力を取り戻す為の十分な力を人々に与えることになるだろう。そこにこそこの共感力が遺憾なく発揮されることになったらいい。
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