13. 新共産主義クラブ[-14209] kFaLpI5ZjuWLYINOg4mDdQ 2020年12月17日 21:35:18 : XI9NnUDu2E :TOR OUx5Slg3UGVNVm8=[1]
>この人は本当に首相の器なのであろうか?
この記事に関しての小林節さんの主張にほぼ同じ意見ですが、菅義偉首相の政治家としての個人的な資質だけに注目していてはならないと思います。
菅義偉首相が政治家としての技量に欠くことは明らかですし、菅義偉首相が日本学術会議の任命拒否問題での責任を負っていることは確かなことですが、それ以上に杉田和博内閣官房副長官の関与の問題、そして現在の霞が関のキャリア官僚全体の問題ととらえるべきではないかと考えます。
日本学術会議の新会員任命拒否問題を巡り、杉田氏が学術会議を所管する内閣府に対し、任命時に除外する候補者を「外すべき者(副長官から)」と明記して伝達したことを示す公文書が存在することが明らかになっています。
菅義偉首相からの指示を受けて、嫌々ながら杉田氏が除外する候補者を選んだのではなく、むしろ杉田氏自身が積極的に候補者の除外に乗り出し、杉田氏に共鳴する部下たちが、除外する候補者の情報収集に嬉々として励んでいた姿が浮かび上がります。
少なくない数のキャリア官僚たちが、公安警察出身の杉田氏の国家主義的な偏った思想的にはまり、国民の知らないところで、とんでもない計画を練って実行している可能性について、過小評価すべきではないと考えています。
保守層から日本学術会議への批判の多くは、日本学術会議が軍事目的の学術研究に反対していることですが、現実には多くの科学技術は平和利用と軍事利用の両方の応用を併せ持っています。したがって、大学でおこなうような基礎研究の段階では、軍事利用を念頭に置きつつ、平和利用と銘打って研究を進めることは実際には可能です。将来の軍事転用の可能性がある研究を、民生用の研究と偽って始めれば、防衛省の予算ではなく文科省や経産省の予算を使って進めることができ、日本の防衛費を表向きは少なく見せかけることもできます。
私は、菅義偉首相、安倍晋三前首相、杉田和博内閣官房副長官と、その部下の内閣府および警察庁の官僚たちは、密かに『日本の核武装のための核兵器開発』を組織的に進めており、将来的には6年以内に大学等の学術研究機関が、この『日本の核武装のための核兵器開発』に参加できるようにするため、学術研究の軍事利用に反対しそうな日本学術会議の会員の候補者をあらかじめ除外したのだと推察しています。
軍事利用以外の平和利用が全くできず、首相が国民からの反発を恐れて全く説明できない研究開発を遂行するために、日本学術会議の会員候補者をあらかじめ除外したとすると、その国民に全く説明できない研究開発の遂行とは、『日本の核武装のための核兵器開発』である可能性が極めて高いように思います。
霞が関全体の官僚組織は、既に、個人の資質の問題として、杉田和博内閣官房副長官を更迭し菅義偉首相を辞任させただけでは、後戻りのできない状況になっている可能性があります。暴走・隠蔽体質の内閣府・警察庁を中心とする霞が関全体の官僚組織にメスを入れるべきだと「新共産主義クラブ」は考えています。
◆ 「外すべき者(副長官から)」 杉田氏が学術会議の除外候補を伝達、公文書に明記
(東京新聞,2020年12月12日)
日本学術会議の新会員任命拒否問題を巡り、杉田和博官房副長官が学術会議を所管する内閣府に対し、任命時に除外する候補者を伝達したことを示す公文書が存在することが11日、明らかになった。政府が参院予算委員会の理事らに提示した内閣府の公文書に「外すべき者(副長官から)」と明記されていた。杉田氏の関与は菅義偉首相が既に認めているが、公文書でも裏付けられた。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/73838
http://www.asyura2.com/20/senkyo277/msg/865.html#c13