6. 銀の荼毘[173] i@KCzOS2lPk 2024年6月30日 16:48:54 : Ljzq5jR9CE : OUM2ZVIyVmd5dVE=[1]
日本が発行してる国債を考えれば,円なんて,今の状態だって高すぎるって,誰でも気付く。
国債というものは,償還期限を迎えて,それが日銀に還ってきた段階において,同額の通貨を発行することで,その債務をゼロにするものだ。
しかし日銀は,それを抱いたままで,通貨を発行せず,国債を国債のまま保有している。
通常は,日銀の抱く国債金利は,マイナスに働くわけだから,国債発行額の50%以上を日銀が抱く今,日本の国債は金利分減少せねばならない。
それを,日銀は日銀の粗利に変えて,日銀の可処分所得にしようと,マイナス金利政策なるわけわからん施策を計画する。
こういった状況は,日銀が世界中の通貨の神として君臨してるならともかく,世界の金融の信用評価を他者に委ねるわけだから,当然ながら,円の評価というものは,常識的な評価が下されることになる。
安倍晋三の垂れ流し外交と呼ばれた🟰中東諸国に対する日本国民から徴収した税金のばら撒きは,実は,それを受け取る国際金融機関から見れば,自分たちに円が融通されるわけだから,円の評価は高い方が,彼らがもらった円の交換レートが高いので,円高には,誰も頼まなくても,彼らの方からそういう働きかけがある。
円が上がると,輸出企業の粗利は減るが,資源と食糧を輸入に頼る日本庶民は,食費と光熱費への負担は減らすことができる。
こういうメカニズムで,安倍晋三外交ってのは,一見無駄使いに見えるけれども,円の評価を国際金融機関に認めさせる使い方になっていたわけだ。
現政権になって,もちろんコロナによる資金の枯渇は当然だが,そういったばら撒きもできなくなったため,国際金融機関は,円に対する異常な評価を改めて,日銀が処理しない国債の問題について,日本が通貨を発行してこれを通算処理したとする🟰正しい国際評価基準での円の価値を算定し始める。
そうすると,円は,今の円安状態であっても,まだ高すぎるわけだ。
ここは微妙な舵取りであるけれども,責任論を言えば,日銀が,正当に還ってきた国債を通貨発行によって償還せず,抱いたままでいるという異常な行為が最も悪い。
一方で,通貨発行を行えば,はるか以前に円安に突入した可能性もあったわけで,日本庶民の生活を鑑みて,異常な国債処理をしてきたのだと,思いようによってはそう取れないわけでもないが,,,
まあ筆者は,そんな善良な意思ではなく,どこかのタックスヘイブンに官僚の隠し財産でも拵えるには,円高の方が都合がよかっただけではないかと疑っている。
どっちにせよ,これはかなり厳しい状況である。