5. 2019年7月15日 21:01:32 : FXlbWJCIyI : OTJQcnBhMWoweDY=[1]
この投稿者は,ファシズム(結束主義または団結主義)とアブソリューティズム(絶対主義)の違いが出来ていない。
ファシズムとは,弱者故に,結束することで巨大な団塊を形成し,強者に立ち向かうという意味なので,[大義のため小異を捨てよ]というのが実際の語彙である。
ファシズムの対語はリベラリズムで,政治用語におけるリベラリズムの対語はコンサバティブ(保守)である。
すなわち,ファシズム(結束主義)とはコンサバティブ(保守)の精神的な有様を表現したものであり,コンサバティブ(保守)とはファシズム(結束主義)の具体的形骸を表現したもので,語彙として[共同生産を可能にする]と言う意味である。
どちらも全体主義の一種であり,2者は同義と言える。
これに対し,アブソリューティズム(絶対主義)とは,対語はリレイティヴィズム(相対主義)で,相対関係を持ち込まないという意味である。
相対関係の例としては,ジャンケンが分かりやすいだろう。
グーはパーに負け,パーはチョキに負け,チョキはグーに負ける。
絶対強者を生まないことが相対主義。
絶対主義とは,相対主義の対語であるから,絶対強者を誕生させる,すなわち独裁者を肯定するという意味である。
このように,ファシズムとアブソリューティズムとは,全く異なるものである。
ただ歴史上,ファシズムとアブソリューティズムは融合した組織媒体があり,それがNAZIであり,それを生んだ組織がイルミナティである。
日本では,アブソリューティズムに相当する用語としてポピュリズムとの言語を当てて語られるが,ポピュリズムとは多数派主義のことで,正に民主主義とはポピュリズム形態以外には成り立たない。
間違っているのは,日本のマスコミや学会が用語として用いない[絶対主義(アブソリューティズム)]であって,すり替えて使用されるファシズムもポピュリズムも,民主主義形態の構築に必要な概念である。