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http://www.asyura2.com/acat/o/oe/oef/OEFWN1dZTDVCYzI=/100000.html
[リバイバル3] イギリス モニターオーディオ社 Platinum Series II 中川隆
13. 2023年1月05日 05:46:15 : 3gBsuWQ1d2 : OEFWN1dZTDVCYzI=[1]
「音楽&オーディオ」の小部屋
「常識外れ」が我が家の流儀
2023年01月05日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/984cc65d91805250ebfa07cb7308d35e

昨年末のブログ「悪夢の伏線」(2022・12・29)で述べたように、「非力な真空管アンプでは無理だ!」と、とうとう匙を投げたスピーカー「PL−100」(英国:モニターオーディオ)。

そこで翌30日からは「口直し」のつもりでオーソドックスなシステムで試聴した。

ところが・・。

どんなシステムでも4日もするとアラが目立ってくるのが我が家の悲しい現実だ(笑)。

「やっぱり大きな箱はええなあ!」と、思ったのも束の間で、その反面どうしても「音像フォーカス」の甘さが気になってくる。

「無いものねだり」だろうが、もう少し引き締まった「シャープな音像」が欲しいんだよなあ〜。

となると、やっぱり小型スピーカーの出番となり、いったん放り投げた「PL−100」の再登場。

そう、粘っこくて簡単に諦めないのが我が家の流儀です(笑)。

もしかして、「WE300Bアンプ」のパワー不足だったのは「整流管」のヘタリが原因だったのではなかろうかと疑問の眼(まなこ)を向けて再チャレンジ。

周知のとおり、整流管は「縁の下の力持ち」的存在で「交流を直流に代えてアンプに新鮮な電流を流す」役目を担っている。

左がこれまで使っていた「GZ32」だが、これを同等の新品「CV593」に代えて聴いてみたところあっと驚いた。

パワー不足を感じないのである!

北国の真空管博士によると「整流管ははっきりいって消耗品です。劣化すると前段管や出力管に必要なプレート電流を供給できなくなり、伸び伸びとした艶やかな音質が失われてきます。常用しているのであれば、せいぜい2年くらいで代えた方がいいでしょう」

「GZ32」は常用ではなかったがもう3年あまりになるかなあ、まだ使えるのでもったいない気もするが・・、そうだ、能率の高いスピーカーのときに使うことにしよう。

というわけで「PL−100」が見事に息を吹き返したわけだが、なぜこのSPにしつこく未練を持つかといえば、実はこのスピーカーが一番「正しい音」ではなかろうかという気がするからで、もちろん好き嫌いは別ですよ〜。

言い換えると、SPの「箱」の功罪を考えさせてくれるスピーカーともいえる。

そして、設置場所もいろいろ試してみたところ「常識外れ」の場所を見つけた。

この「PL−100」の後ろ側には背圧を逃がすために口径10cmほどの穴が空いているが、この背圧を「ウェストミンスター」と「壁」の間の狭い隙間に流し込もうという作戦である。

おそらく低音域がかなり豊かになるんじゃないかな・・、そして予想通りの結果に〜。

これだと、左右のスピーカーの間隔が6mほどになって、まったくセオリー無視だが、「長時間聴いても疲れない音」「スピーカーの存在を意識させない音」という点では、これがベストである。

そして、そのうち、ほかのスピーカーにも応用が利きそうだなあという思いがしてきた・・。

新春早々から思いがけない収穫で、今年は飛びっきり運が良さそうだ〜(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/984cc65d91805250ebfa07cb7308d35e
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1194.html#c13

[地域13] 札幌はいつまでヒグマを放置し続けるのか? チベットよわー
80. 2023年1月05日 06:36:26 : 3gBsuWQ1d2 : OEFWN1dZTDVCYzI=[3]
「噛まれて頭蓋骨にヒビ」「隠れても無駄」…人喰いヒグマに襲われた男から学ぶ「絶対に守るべき鉄則」
小倉 健一 の意見
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E5%99%9B%E3%81%BE%E3%82%8C%E3%81%A6%E9%A0%AD%E8%93%8B%E9%AA%A8%E3%81%AB%E3%83%92%E3%83%93-%E9%9A%A0%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%82%82%E7%84%A1%E9%A7%84-%E4%BA%BA%E5%96%B0%E3%81%84%E3%83%92%E3%82%B0%E3%83%9E%E3%81%AB%E8%A5%B2%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%94%B7%E3%81%8B%E3%82%89%E5%AD%A6%E3%81%B6-%E7%B5%B6%E5%AF%BE%E3%81%AB%E5%AE%88%E3%82%8B%E3%81%B9%E3%81%8D%E9%89%84%E5%89%87/ar-AA15YKky?ocid=EMMX&cvid=02e8e21b66cd4ab7a2e8588edc042617


死傷者が過去最多を更新
毎年のように悲劇は繰り返される。ヒグマが人間を襲う事件のことだ。

ヒグマは、北海道やアメリカのアラスカ、ロシアの全域などに生息している。

<ヒグマによる農業被害は増加傾向で、毎年のように死傷者も出ているが、国際的にみれば希少動物で、道内でも個体群の存続が危ぶまれる地域がある>(毎日新聞・2019年10月29日)のだという。また、<北海道内で2021年度に駆除や狩猟により捕殺されたヒグマが、北海道庁の統計が残る1962年度以降、初めて千頭を越え、1030頭台に上ることが分かった。農作物被害額は2億6200万円、死傷者数は14人で、いずれも最多となった>(北海道新聞・2022年12月21日)という。

photo by Gettyimages
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© 現代ビジネス
山に生息しているヒグマは警戒心が強く、本来であれば人間社会には寄り付かない動物だ。山の草木や木の実、昆虫を主食として、肉や魚を一度も口にしないで一生を過ごすクマも多い。

しかし、近年のヒグマは、耕作を放棄された果樹園跡で実る果実や人間の残飯の美味しさを知ってしまった。徐々にではあるが、積極的に人間社会に出てきて食べ物を漁るようになっている。そこで人間と接触し、人間を襲うのだ。

最凶ヒグマ「OSO18」
食肉目クマ科のヒグマは、日本に生息する陸棲哺乳類で最大の種だ。大きなオスになると体長2・5〜3メートル、体重は400〜500キログラムを超える。人を食う恐ろしい動物であるにもかかわらず、駆除、つまり殺処分をすると全国のクマ愛好家からは「殺処分すべきではない」「麻酔銃を使って山に返すべき」などという抗議が殺到する、行政としては厄介な動物だ。

身体が大きすぎるために、麻酔銃を撃ち込んでも静かになるには数時間がかかる。また、山へ帰したところで人間の世界に美味しいものがあると知ったヒグマは、近い将来必ず人間社会に入って、たとえば生ゴミを漁りに来てしまう。

最近では釧路管内標茶町(しべちゃちょう)オソツベツで、2019年から4年間にわたり、放牧中の牛65頭を襲ったヒグマ、通称「OSO18(オソ18)」が有名になった。

ちなみに、「OSO」とは住所の「オソツベツ」から、「18」とは「幅18cmの大型の足跡」(NHK取材班によれば、実際は16cm)から由来する名前だ。OSO18による被害範囲は東京23区の3倍に及んでいるのだが、目撃されない上に罠にもかからない。北海道の農家にとって、いまも恐怖の日々は続いている。

ロシアでは相当に広い範囲で出没することから、ロシア人はヒグマに対して大きな愛着を持っている。ロシアの代表的な世論調査会社であるVCIOMの調査によれば、ヒグマがロシアのシンボルと考える人はロシア人の62%にものぼる(2位はシベリアトラで、3位は国章に用いられている双頭のワシ)。ヒグマは世界で20万頭程度生息していると考えられており、その半数がロシアにいる。

ヒグマ先進国の最新研究
そんな「ヒグマ先進国」である、ロシアの「ロシア科学アカデミー・シベリア支部クラスノヤルスク科学センター」の国際研究チームが、「クマが人を襲う主な理由」(2019年7月8日)と題する調査結果(2000年から2015年の間に世界中でヒグマが人間を襲った664件のデータを分析)を発表している。

・20カ国から集まった数十人の科学者が、熊が人を襲う主な状況を分析・記述し、共通する特徴や紛争状況の特殊性を明らかにした

・約半数は、メス熊が子熊と一緒にいるときに発生している。人間との遭遇で攻撃的な反応を示すのは、子グマを守るメス

・子連れのメス熊は、人が住んでいる場所に餌を探しに来る可能性が高い

・攻撃のほとんどは、人間の不適切で危険な行動が引き金になっている

・クマが人間を襲った場合、9割が人間に怪我を負わせ、1割が死亡

研究の成果として念が押されているのは、「遭遇しても逃げないことが重要」であり、逃げることはヒグマの「捕食本能」を刺激するのだという。そのため、安全な距離まで後退しながら、音を立てて威嚇し続けなければならないし、もしヒグマが人間に対する恐怖心を失っているのならば射殺しなくてはならないという。

逃げると捕食本能を刺激するというのは、本当に厄介な性質だが、昔から言われている「クマに対しては死んだふり」というのは正しい振る舞いのようだ。

では、実際に襲われてしまったら、どうすればよいか。実際の事件をもとに検証してみよう。この事件を報じたのは、米ニュースサイト『ALASKA’S NEWS SOURCE』(2021年5月20日)だ。

頭蓋骨にヒビ
61歳のアレン・ミニッシュ氏は、アラスカ州のリチャードソン・ハイウェイから森の中へ、未開発の分譲地の土地調査のため歩いていた。トウヒやハンノキなどの植物が生い茂った森を行き来しながら、敷地の隅から隅まで測量用の旗を振って回ったのだが、途中で邪魔が入った。ヒグマである。

もしあなたが40歳以上ならこのゲームはプレイ必須です
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視線を上げると、30フィート(10メートル弱)先に巨大なヒグマがいた。ミニッシュ氏を確認したヒグマが近づいてくる。彼は急いでハンノキの茂みに避難したが、後ろから倒されてしまう。必死の思いでヒグマの開いた口に手を突っ込み、下歯とアゴをギュッと掴んだ。ミニッシュ氏は過去に、「犬の下アゴを掴めば、犬に噛まれない」という教訓があったことを思い出したのだという。ヒグマの臼歯によって手は血まみれになったものの、ヒグマは口を閉じることができなくなった。一命を取り留めたように思ったのも束の間、ヒグマは頭を猛スピードでひねり、口の中にある彼の手をほどいてしまった。それからミニッシュ氏を目がけて突進すると、頭を掴み、そして、2度噛んだ。ミニッシュ氏は頭蓋骨にヒビが入ってしまう。

ヒグマは、ミニッシュ氏の頭を噛んだものの殺そうとせず、そして食べようともせず、その場を去った。ミニッシュ氏は深い傷を追いながらも、持っていた携帯電話から自ら救急車を呼び、一命を取り留めたのだった。

ミニッシュ氏は、ヒグマに襲われたことをこう振り返っている。全文を引用する。

「自分を襲ったオスのヒグマは、何一つ悪いことはしていない、彼はただ歩いていただけだ。私とそのクマにとってまさに『場所が悪い』『タイミングが悪い』ということだ。クマ除けのベルを持っておくべきだったかもしれないが、私の持ち歩いているGPSは、いつもとても大きな音を出すのでその必要性は感じなかった。(クマに殺される幻影に悩まされるが)今はなるべく明るい気持ちでいようと思っている。哀れみに浸らないようにしてる。だって、生きるって決めたんだから」(同ニュースサイト)

ヒグマは、基本的には人間を襲うつもりがないが、逃げると捕獲本能が目覚めてしまう。ミニッシュ氏も、逃げなければひょっとしたら頭をかじられることもなかったかもしれない。

現地の警察当局によると、クマはミニッシュ氏を襲った後、その地域から逃走したという。
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E5%99%9B%E3%81%BE%E3%82%8C%E3%81%A6%E9%A0%AD%E8%93%8B%E9%AA%A8%E3%81%AB%E3%83%92%E3%83%93-%E9%9A%A0%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%82%82%E7%84%A1%E9%A7%84-%E4%BA%BA%E5%96%B0%E3%81%84%E3%83%92%E3%82%B0%E3%83%9E%E3%81%AB%E8%A5%B2%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%94%B7%E3%81%8B%E3%82%89%E5%AD%A6%E3%81%B6-%E7%B5%B6%E5%AF%BE%E3%81%AB%E5%AE%88%E3%82%8B%E3%81%B9%E3%81%8D%E9%89%84%E5%89%87/ar-AA15YKky?ocid=EMMX&cvid=02e8e21b66cd4ab7a2e8588edc042617

http://www.asyura2.com/09/ishihara13/msg/658.html#c80

[リバイバル3] ヒグマ注意 中川隆
42. 中川隆[-12825] koaQ7Jey 2023年1月05日 06:36:50 : 3gBsuWQ1d2 : OEFWN1dZTDVCYzI=[4]
「噛まれて頭蓋骨にヒビ」「隠れても無駄」…人喰いヒグマに襲われた男から学ぶ「絶対に守るべき鉄則」
小倉 健一 の意見
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E5%99%9B%E3%81%BE%E3%82%8C%E3%81%A6%E9%A0%AD%E8%93%8B%E9%AA%A8%E3%81%AB%E3%83%92%E3%83%93-%E9%9A%A0%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%82%82%E7%84%A1%E9%A7%84-%E4%BA%BA%E5%96%B0%E3%81%84%E3%83%92%E3%82%B0%E3%83%9E%E3%81%AB%E8%A5%B2%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%94%B7%E3%81%8B%E3%82%89%E5%AD%A6%E3%81%B6-%E7%B5%B6%E5%AF%BE%E3%81%AB%E5%AE%88%E3%82%8B%E3%81%B9%E3%81%8D%E9%89%84%E5%89%87/ar-AA15YKky?ocid=EMMX&cvid=02e8e21b66cd4ab7a2e8588edc042617


死傷者が過去最多を更新
毎年のように悲劇は繰り返される。ヒグマが人間を襲う事件のことだ。

ヒグマは、北海道やアメリカのアラスカ、ロシアの全域などに生息している。

<ヒグマによる農業被害は増加傾向で、毎年のように死傷者も出ているが、国際的にみれば希少動物で、道内でも個体群の存続が危ぶまれる地域がある>(毎日新聞・2019年10月29日)のだという。また、<北海道内で2021年度に駆除や狩猟により捕殺されたヒグマが、北海道庁の統計が残る1962年度以降、初めて千頭を越え、1030頭台に上ることが分かった。農作物被害額は2億6200万円、死傷者数は14人で、いずれも最多となった>(北海道新聞・2022年12月21日)という。

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山に生息しているヒグマは警戒心が強く、本来であれば人間社会には寄り付かない動物だ。山の草木や木の実、昆虫を主食として、肉や魚を一度も口にしないで一生を過ごすクマも多い。

しかし、近年のヒグマは、耕作を放棄された果樹園跡で実る果実や人間の残飯の美味しさを知ってしまった。徐々にではあるが、積極的に人間社会に出てきて食べ物を漁るようになっている。そこで人間と接触し、人間を襲うのだ。

最凶ヒグマ「OSO18」
食肉目クマ科のヒグマは、日本に生息する陸棲哺乳類で最大の種だ。大きなオスになると体長2・5〜3メートル、体重は400〜500キログラムを超える。人を食う恐ろしい動物であるにもかかわらず、駆除、つまり殺処分をすると全国のクマ愛好家からは「殺処分すべきではない」「麻酔銃を使って山に返すべき」などという抗議が殺到する、行政としては厄介な動物だ。

身体が大きすぎるために、麻酔銃を撃ち込んでも静かになるには数時間がかかる。また、山へ帰したところで人間の世界に美味しいものがあると知ったヒグマは、近い将来必ず人間社会に入って、たとえば生ゴミを漁りに来てしまう。

最近では釧路管内標茶町(しべちゃちょう)オソツベツで、2019年から4年間にわたり、放牧中の牛65頭を襲ったヒグマ、通称「OSO18(オソ18)」が有名になった。

ちなみに、「OSO」とは住所の「オソツベツ」から、「18」とは「幅18cmの大型の足跡」(NHK取材班によれば、実際は16cm)から由来する名前だ。OSO18による被害範囲は東京23区の3倍に及んでいるのだが、目撃されない上に罠にもかからない。北海道の農家にとって、いまも恐怖の日々は続いている。

ロシアでは相当に広い範囲で出没することから、ロシア人はヒグマに対して大きな愛着を持っている。ロシアの代表的な世論調査会社であるVCIOMの調査によれば、ヒグマがロシアのシンボルと考える人はロシア人の62%にものぼる(2位はシベリアトラで、3位は国章に用いられている双頭のワシ)。ヒグマは世界で20万頭程度生息していると考えられており、その半数がロシアにいる。

ヒグマ先進国の最新研究
そんな「ヒグマ先進国」である、ロシアの「ロシア科学アカデミー・シベリア支部クラスノヤルスク科学センター」の国際研究チームが、「クマが人を襲う主な理由」(2019年7月8日)と題する調査結果(2000年から2015年の間に世界中でヒグマが人間を襲った664件のデータを分析)を発表している。

・20カ国から集まった数十人の科学者が、熊が人を襲う主な状況を分析・記述し、共通する特徴や紛争状況の特殊性を明らかにした

・約半数は、メス熊が子熊と一緒にいるときに発生している。人間との遭遇で攻撃的な反応を示すのは、子グマを守るメス

・子連れのメス熊は、人が住んでいる場所に餌を探しに来る可能性が高い

・攻撃のほとんどは、人間の不適切で危険な行動が引き金になっている

・クマが人間を襲った場合、9割が人間に怪我を負わせ、1割が死亡

研究の成果として念が押されているのは、「遭遇しても逃げないことが重要」であり、逃げることはヒグマの「捕食本能」を刺激するのだという。そのため、安全な距離まで後退しながら、音を立てて威嚇し続けなければならないし、もしヒグマが人間に対する恐怖心を失っているのならば射殺しなくてはならないという。

逃げると捕食本能を刺激するというのは、本当に厄介な性質だが、昔から言われている「クマに対しては死んだふり」というのは正しい振る舞いのようだ。

では、実際に襲われてしまったら、どうすればよいか。実際の事件をもとに検証してみよう。この事件を報じたのは、米ニュースサイト『ALASKA’S NEWS SOURCE』(2021年5月20日)だ。

頭蓋骨にヒビ
61歳のアレン・ミニッシュ氏は、アラスカ州のリチャードソン・ハイウェイから森の中へ、未開発の分譲地の土地調査のため歩いていた。トウヒやハンノキなどの植物が生い茂った森を行き来しながら、敷地の隅から隅まで測量用の旗を振って回ったのだが、途中で邪魔が入った。ヒグマである。

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視線を上げると、30フィート(10メートル弱)先に巨大なヒグマがいた。ミニッシュ氏を確認したヒグマが近づいてくる。彼は急いでハンノキの茂みに避難したが、後ろから倒されてしまう。必死の思いでヒグマの開いた口に手を突っ込み、下歯とアゴをギュッと掴んだ。ミニッシュ氏は過去に、「犬の下アゴを掴めば、犬に噛まれない」という教訓があったことを思い出したのだという。ヒグマの臼歯によって手は血まみれになったものの、ヒグマは口を閉じることができなくなった。一命を取り留めたように思ったのも束の間、ヒグマは頭を猛スピードでひねり、口の中にある彼の手をほどいてしまった。それからミニッシュ氏を目がけて突進すると、頭を掴み、そして、2度噛んだ。ミニッシュ氏は頭蓋骨にヒビが入ってしまう。

ヒグマは、ミニッシュ氏の頭を噛んだものの殺そうとせず、そして食べようともせず、その場を去った。ミニッシュ氏は深い傷を追いながらも、持っていた携帯電話から自ら救急車を呼び、一命を取り留めたのだった。

ミニッシュ氏は、ヒグマに襲われたことをこう振り返っている。全文を引用する。

「自分を襲ったオスのヒグマは、何一つ悪いことはしていない、彼はただ歩いていただけだ。私とそのクマにとってまさに『場所が悪い』『タイミングが悪い』ということだ。クマ除けのベルを持っておくべきだったかもしれないが、私の持ち歩いているGPSは、いつもとても大きな音を出すのでその必要性は感じなかった。(クマに殺される幻影に悩まされるが)今はなるべく明るい気持ちでいようと思っている。哀れみに浸らないようにしてる。だって、生きるって決めたんだから」(同ニュースサイト)

ヒグマは、基本的には人間を襲うつもりがないが、逃げると捕獲本能が目覚めてしまう。ミニッシュ氏も、逃げなければひょっとしたら頭をかじられることもなかったかもしれない。

現地の警察当局によると、クマはミニッシュ氏を襲った後、その地域から逃走したという。
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E5%99%9B%E3%81%BE%E3%82%8C%E3%81%A6%E9%A0%AD%E8%93%8B%E9%AA%A8%E3%81%AB%E3%83%92%E3%83%93-%E9%9A%A0%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%82%82%E7%84%A1%E9%A7%84-%E4%BA%BA%E5%96%B0%E3%81%84%E3%83%92%E3%82%B0%E3%83%9E%E3%81%AB%E8%A5%B2%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%94%B7%E3%81%8B%E3%82%89%E5%AD%A6%E3%81%B6-%E7%B5%B6%E5%AF%BE%E3%81%AB%E5%AE%88%E3%82%8B%E3%81%B9%E3%81%8D%E9%89%84%E5%89%87/ar-AA15YKky?ocid=EMMX&cvid=02e8e21b66cd4ab7a2e8588edc042617

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