73. 2019年7月05日 00:28:58 : pqu9uXg0No : NWNuWEVIUXp0WEk=[1]
>>72
うーん。
被曝で癌になる可能性について、どうしても不安が払しょくできない、という人が自主的に検診を受けるのは、もちろん止められないですよね。
けれど、検診を受けることで生じる個人の不利益を無視しても、何かの目的のために大規模なスクリーニングをしなければならない、というのは、私はやっぱり賛成できません。
仮にそれをネトウヨみたいな人が主張するなら、まだ話が分かります。全体の利益は個人の利益に優先するのだ〜!とか言ってね。
だけど、仮にもアベ内閣を支持しない気持ちの中には、彼らが「国民ひとりひとりの人権」なんか本当はどーでもいいと思ってる事が明らかだ、というような理由は…ないですかね。私にはあります。
関係ないけど「遺伝子検査」ってありますよね。個人の遺伝子情報を解析して、特定の病気になりやすい因子を持っているか等を調べることが出来る検査。個人が希望して受ける分には、何の問題もありません。
でも例えば安倍政権が、全国の新生児にその検査を義務付ける法案を出してきたらどうでしょう。新生児の遺伝子情報を解析して早期に疾患の予防をすることで、将来の医療費の増大を防ぐ目的である…とか何とか言ってさ。
きっと>>72さんも反対します…よね?「全ての新生児に将来の病気の可能性を告げればいい、例えば癌の告知をしないのは偽りの優しさだ」とは、言わないですよね(違ってたらごめんなさい)。
個人の遺伝子情報は究極のプライバシーで、望む望まないに関係なく、それを国家に管理されるなんて、人権蹂躙の最たるものです。国家がその情報を何に使うか、判ったもんじゃありません。
でも、もしその法案を>>72さんが支持する政治勢力…山本太郎さんでもいいけれど、そういう人々が提案したらどうでしょう。
自分の信頼する政治家なら、必ず個人の遺伝子情報を正しい目的のためだけに使う法案を作ってくれる筈だ、ということで>>72さんは支持されるでしょうか。
たぶん私は、アベだろうが山本太郎さんだろうが枝野さんだろうが志位さんだろうが、誰が提案しても、その法案は人権を蹂躙するものだと思って反対するでしょう。
>告知される側のメンタリティーも考えなきゃいけないけど
それが何よりも優先されるべきだと私は思います。「も」じゃなくて「を」。
人権を尊重するって、そういうことじゃないんでしょうか。
でも、現実的には、これからも甲状腺検査は続行されるでしょう。>>72さんがお考えのように、検診の範囲を広げたり検査の種類を変えてより多くのデータ(どうしても実験データっぽく思えます)を収集するかどうかは、また別でしょうけれども。
検査は一度受ければいいものじゃなく、福島県のサイトを見ると、大人になっても30歳、35歳、40歳…と5年ごとの検査が待っているみたいです。負担は生涯続くわけです。
検診を受ける子供の長い一生の負担について誰が責任を持てるのか、そっちの方が私には不安です。国や県は、せめて検診で見つけてしまった癌とそれに対する様々な負担には、全員に一生涯の責任をもって欲しい…と願うだけです。
またまた長くてスミマセン☆
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/411.html#c73