[政治・選挙・ＮＨＫ283] 枝野立憲が大惨敗した本当の理由（植草一秀の『知られざる真実』） 赤かぶ
125. 2021年11月03日 15:25:55 : o3EkefEvA2 : NWhBZC5BdFJIbUk=[1]
業界団体や支持組織のボリュームだけを見れば自公に勝てないのを当然のことで、
そこをカバーするには有権者へ筋道や道理を訴えることでしかないわけだから、
野党全体は都市部でのみ善戦できたという感じだろう。

だから、もともと組織力がない立憲民主党を批判しても仕方ない。

自分の選挙区では立憲の候補者が１人で街頭演説をしていた。一方で、
自民党の候補者には運動員がいて業界団体と創価学会から動員された
サクラ聴取で勢いを演出できていた。

この状況がさらにネットでUPされると、「やはり野党はダメだな」
というムードが無党派層に拡散される。

しかも組織力の違いは、ネットのUP量の差にも表れる。

圧倒的な物量差を、どう埋めるのかが野党側にとって最大の課題だろうね。

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/883.html#c125

[政治・選挙・ＮＨＫ283] 枝野立憲が大惨敗した本当の理由（植草一秀の『知られざる真実』） 赤かぶ
127. 2021年11月03日 15:52:47 : o3EkefEvA2 : NWhBZC5BdFJIbUk=[2]
選挙戦では勢いを見せないと、やはり票は集まらない。

電話がけをしたり、ビラをまいたり、ネット宣伝をしたり、
小集会、中集会、大集会を様々催したり、本当に選挙はドブ板戦、組織戦といっていい。

そして、こうした組織戦の筆頭が、野党側は共産党になるんだろうが、
彼らはせいぜい３０万人程度の集団でしかない。

一方で自民党側の運動員である創価学会員はこの１０倍以上はいる。
自民党支持の業界団体を含めれば、機動的に動く運動員のボリュームが圧倒的に違う。

テレビでは共産党の事務所から、立憲の候補者へ投票をお願いするシーンが放映されていたが、
私の家にかかって来た電話は、野党候補陣営から０本。与党候補陣営からは２本だった。

特定政党の後援会員になっているわけでもなく、電話番号を教えてるわけでもないのだが、
過去の電話台帳や、様々な情報を元に電話がけをしているのだろう。

持っている名簿量の差と運動員ボリュームの差も影響していることを感じた。

こうした圧倒的な戦力差は、野党支持者が個々人で政治表明や表現するだけでは補えない。
当然、相手側もやっているわけだ。

しかも自民党側はダミー会社を経由し個人に扮してまでネット運動をやっている。

かつて小沢一郎なんかも言っていたが、相手が巨大な塊なら、
こちらも塊にならないと、とてもとても勝てない。

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/883.html#c127

[政治・選挙・ＮＨＫ283] 枝野立憲が大惨敗した本当の理由（植草一秀の『知られざる真実』） 赤かぶ
130. 2021年11月03日 16:14:58 : o3EkefEvA2 : NWhBZC5BdFJIbUk=[3]
>>129
パトロンからのカネが届かなくても選挙で機動的に動く信心深い人が大勢いるんですよ。与党側は。

選挙の度に給付金という目先のニンジンにかぶりついて、そして、
毎回、選挙の後には負担増によって、それ以上の額を持って行かれるのに、
彼らは政治というより宗教で動いているからどうしょうもない。

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/883.html#c130

[政治・選挙・ＮＨＫ283] 枝野立憲が大惨敗した本当の理由（植草一秀の『知られざる真実』） 赤かぶ
133. 2021年11月03日 16:43:47 : o3EkefEvA2 : NWhBZC5BdFJIbUk=[4]
日本の大企業がグローバル資本へ脱皮していったことは重大な転換点で、
連合という大企業組合の思想が経済右翼化していったことにも符合する。

国家毎の税制度を巧みに利用し、時にスルリと交わすことができる
グローバル資本へ網をかけるよりも、

国民への税搾取や、中小への税搾取を強化することのほうが
小役人の発想的には簡単で手っ取り早いわけだ。
中小へのインボイス導入なんてその典型例。

現代資本主義システムがそのようになってしまってる上に、
自民党など政党側も企業献金を受け取ってグローバル資本の
援護者になってるわけだから、２重の意味で国民への搾取が強化が加速している。

大企業が国内市場と輸出で儲けていた時代は、まだぬるま湯で、
その当時の感覚のままでいる昭和世代は多い。

万博や五輪など、昭和の延長をやっていればなんとか経済へ反映するだろうと
真剣に思っているんだよね。

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/883.html#c133

[政治・選挙・ＮＨＫ283] 枝野立憲が大惨敗した本当の理由（植草一秀の『知られざる真実』） 赤かぶ
135. 2021年11月03日 17:03:34 : o3EkefEvA2 : NWhBZC5BdFJIbUk=[5]
>>130
ところがやっぱり、それらすら、
戦争屋、金融屋、世界支配層にとっちゃ駒みたいのもんで、

企業側もプラットフォーマ―の下請けみたいになっていきますから、

その国内表見者としての自民党だけでなく、

その反動としての自民党　…つまり民族主義や古典的家族観、古典的国家観を誇張することで

八方美人的に支持者を広げる戦略を確固として実行してますから、

こういう戦略と総合的にたたかわなければならないというのが
野党の厳しさであり、どこか１党の発信力だけでは太刀打ちできない点でもあります。

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/883.html#c135

[政治・選挙・ＮＨＫ284] 共産は共闘すべきでない　党首交代論　 赤かぶ
20. 2021年11月06日 21:13:34 : o3EkefEvA2 : NWhBZC5BdFJIbUk=[6]
共産主義を分析した人間は、マルクスの時代から誰もいません。当のマルクスも資本主義の分析をしたわけで共産主義世界の青写真を説いたりしたわけではないです。

資本主義と共産主義はコインの裏表みたいなもので、資本主義が続く限り、その矛盾の拡大は続きますから、共産主義やマルクスの亡霊はどれだけ時代を経ても蘇ってくる仕様になってます。

今回の選挙でも、分配か成長かに話題が偏ってましたが、共産党が共産党たる由縁として本当に説きたいところは「生産」面にあったのだと思います。

気候変動から来る食糧難や今後の世界的な物価上昇（日本の購買力低下）を考えると、あらゆる自給率が低い日本のあり方を根本的に考え考え直さなければならない時期に来ているのは確か。これは発電システムの生産なんかにも言えますね。

グリーランドの氷河が全部溶けただけでも、海面が６メートル以上上昇します。
そこまで至らない過程でも低地での生産力や生存地域は失われていくわけですから、

とにかく、従来の資本主義の生産様式を変えて行かないと、分配＆成長（成長＆分配）だけでは立ち行かなく未来が直ぐそこまで来ているわけです。

マルクス研究者の斉藤幸平氏のように「脱成長」を全面に掲げる政党が日本にも一つくらいはあってもいいような気がします。

環境先進国では、
環境ケインズ主義　VS　脱成長＆反資本主義　　が政治戦の主流となっているのに、

貧困化が進んでいる日本では
古典的経済成長主義　VS　なんちゃって環境ケインズ主義　　が主流ですから、

そりゃ、脱成長なんか言っても票にならないわけですけれども、食料自給率一つとっても先々に大きなツケを負っていることは確かです。

http://www.asyura2.com/21/senkyo284/msg/128.html#c20