19. 2023年6月23日 21:19:31 : S6dHffxuxg : NlMzOHF5NTh0eTY=[1]
天皇は江戸時代では、ミカド(帝、御門)や禁中並公家諸法度では、天子と様々な呼び方があった。
天皇号は、江戸後期の119代光格天皇とされる。 日本書紀の天皇は、「すめらみこと」と読む。
光格天皇の前までは、天王家も仏教徒で、院号であった。
まあ、英語で皇帝となった経緯は、アーネスト・サトウによるもののようだね。
アーネスト・サトウ 一外交官の見た明治維新 坂田精一訳
「・・・ 英文では、大君(タイクン)の場合は”His Majesty”(陛下)の敬称が用いられて、わが
イギリスの女王〈ビクトリア女王をいう〉と同格におかれていた。 しかし、日本語の訳文では、これは
「ハイネス」と同義語の「殿下」となっているので、大君とイギリスの女王を同格とすれば、イギリスの
元首は天皇(ミカド)よりも下位に立つことになるわけだ。 のみならず、”queen”という言葉は、
天皇の曾孫にあたる女性の称号と同じ「女王」という言葉に訳されていた。 そこで、私は、日本語の
新しい訳語をつくることを提案した。 そして、その案では、”Majesty”にそれ相当のふさわしい
日本語の同義語をあて、”queen”の方はコーテイ(皇帝)という訳語を用いるというのであった。
皇帝という語は、すべてのシナ・英語辞典には普通”Emperor”と訳されており、実際上「至上の君主」
を意味し、男女の両性にあてはまるのである。 ・・・」
維新日本外交秘録 国立国会図書館
https://dl.ndl.go.jp/pid/1041871/1/119