7. 2019年9月20日 12:30:04 : FqWCQ8ZxmU : NkpjZjlkTmpyTkk=[1]
> …「教育無視」の国に将来はない
その通り。
> 〈経済協力開発機構(OECD)は10日、2016年の加盟各国の国内総生産(GDP)に占める教育機関への公的支出割合を公表した。日本は2・9%で、比較できる35カ国中最も低く、3年連続で最下位となった。
小泉政権が比較できる35カ国中最も低く、教育機関への公的支出割合を最下位にした。
孫崎亨は知らないのだろうか?
小泉純一郎首相は2001年5月7日の首相就任の最初の所信表明演説の中で、一躍有名になった米百俵の故事を紹介した[1]。
「明治初期、厳しい窮乏の中にあった長岡藩に、救援のための米百俵が届けられました。米百俵は、当座をしのぐために使ったのでは数日でなくなってしまいます。しかし、当時の指導者は、百俵を将来の千俵、万俵として活かすため、明日の人づくりのための学校設立資金に使いました。その結果、設立された国漢学校は、後に多くの人材を育て上げることとなったのです。今の痛みに耐えて明日を良くしようという『米百俵の精神』こそ、改革を進めようとする今日の我々に必要ではないでしょうか。
新世紀を迎え、日本が希望に満ち溢れた未来を創造できるか否かは、国民一人ひとりの、改革に立ち向かう志と決意にかかっています。」[1]
2006年1月25日の参議院本会議での民主党のツルネン・マルテイ議員は小泉首相に次のように問うた[2]。
「『それは、明治の初め、戊辰戦争で焼け野原となった長岡城下に救援米として送られてきた百俵の米にまつわるエピソードです。時の長岡藩の大参事小林虎三郎 は、この百俵の米を藩士に配分せず売却し、その代金を学校の資金に注ぎ込んだのです。その出来事に含まれている教えは、国が興るのも町が栄えるのもことごとく人にある、食えないからこそ学校を建て、人物を養成するのだ、つまり目先のことばかりにとらわれず明日を良くしようというものです。』
「初めは、小泉総理もこのような精神を込めてこの言葉(『米百俵の精神』)を使ったと思いました。しかし、それからおよそ五年経過し分かってきたことは、このすばらしい精神が小泉総理にとって単なる掛け声にしかすぎなかったということでした。
総理、小泉政権の下で日本の義務教育に対する公的支援は一貫して低調に推移しています。公教育の財政支出は対GDP比率2.7%、OECD諸国中最低の 水準です。小泉総理は、教育改革の中身については全く関心を示していません。
結果として、児童生徒をめぐって、いじめ、殺傷事件などが続発し、学力、体力など、子供たちの生きる力も急速に低下しています。
小泉総理は、こうした教育現場の惨状を一切顧みることなく、全く教育論がないまま、一昨年来、三位一体改革の名をかりて義務教育費総額の削減を強引かつ巧妙に推進していると考えます。
[1] 小泉首相の所信表明演説(米百俵の引用)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~jigenji/koizumi.htm
[2] ツルネン・マルテイ 米百俵で首相をただす米百俵で首相をただす
http://www7a.biglobe.ne.jp/~jigenji/turunen.htm
http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/650.html#c7