19. 2020年6月03日 16:08:07 : GaHCUDnCRQ : NkE4NmhlY3RTZUk=[1]
そもそも9月入学を言い出したのは一人の高校生の「コロナで高校時代が少なくなってしまうから9月入学にしてほしい」と言ったことが事の発端、とか言ってるけど。
違います。
そもそも安倍総理が9月入学を言い出したのも下村文部大臣が以前演説で言ったから。
そう、そうなんです。
下村文部大臣は2006年の「日本会議創生日本東京研修会第3回」において、9月入学の必要性について演説をしている。
演説はyoutubeで見られるが、こうだ。
「中学校は現行のまま3月卒業で、高等学校は9月を始業とし、その間の6か月間は誰も自衛隊の訓練をしてくることを高等学校入学の条件とする事を自民党は考えており、そうすることで有事の際は誰でも即、兵隊になれます」と。
9月入学を言い出した高校生は、こんなことを想像して言った筈がない。
だが、これ幸いとばかりに安倍総理は、その9月入学に乗っかったのだ。
いったん9月入学にしておいて、そのうち小中学校は、元の3月入学3月卒業に戻せば、まさに下村の言った、誰も自衛隊訓練を6か月間してくる演説を実現できる。
日本を戦争の出来る国にするにはどうしても自衛隊員の確保は必要なのだ。
しかし、これまでは海外派兵は憲法で禁止されていたが、安倍の憲法解釈変更と安保法によって自衛隊の海外派兵が可能になってしまったために、今自衛隊の成り手が減ってしまい、人数が確保できないのだ。
憲法には日本は戦争を放棄すると明記してあるが、もし敵国が日本国内へ攻め入ってきた時はそれに交戦する「個別的自衛権」までは放棄しない、と書いてある。
そして、国連の決まりで、もし小国がどこかの大国から攻撃され、自国の「個別的自衛権」で抗戦するも、対抗できない時、国連が多国西軍の「国連軍」を組織し、その小国を助けるとして、それを「集団的自衛権」だとしている。
つまり日本には「個別的自衛権」しかないのに、安倍晋三は【「個別的自衛権」には「集団的自衛権」も含まれる」】と自分の変な脳みそで憲法の解釈を変更し、「アメリカが世界のどこかで戦争を始めたら、日本はアメリカとその同盟国に加担し、海外へ自衛隊を派兵できる」としたのである。
「集団的自衛権」は国連の決まりなのだ。
その為に自衛隊の成り手が減って困っていたので、その9月入学説をこれ幸いと言い出したのである。
更に自民党は、日本は自衛隊を海外派兵するだけではなく【「兵站(へいたん)」と称して、およそ戦争に必要な物資の全てをアメリカとその同盟国の為に戦地近くまで供給し輸送する。】と、アメリカに約束してしまったのである。
「その兵站では弾薬は武器なので弾薬は運べないですよね」と、国会で福島瑞穂氏が元中山防衛大臣に諮問すると、中山防衛大臣は「弾薬は使えば減る物なので、武器ではなく消耗品ですから兵站で運べます」と答弁しました。
福島瑞穂氏は更に「ではクラスター爆弾とか劣化ウラン弾とか化学兵器とかミサイルとか細菌兵器とか核爆弾はどうですか?」と質問すると、中山防衛大臣は「それらは皆使えば減るものなので消耗品であり兵站で運べます」と答弁しました。
ですから9月入学は、日本を戦争の出来る国にするために渡りに船の制度改革だったのです。