[政治・選挙・ＮＨＫ286] ＜円も株もメタメタだ＞どう落とし前をつけるのか　見るも無惨な岸田暴落（日刊ゲンダイ） 赤かぶ
28. 2022年6月22日 15:09:00 : bNVkpz90xQ : NjNMQmJBa3V1ME0=[1]
今、金利が上昇しようとしているのは物価が上昇中だから。銀行にゼロ金利で100円預けているとして物価が5％上がれば価値が95円分に減ってしまう。銀行の資産・収入も95％に減ってしまう。となれば、銀行は金利を上げようとする。
　さて、５％の物価高では国債の価値も95％に目減りし含み損が出てくるから国債の市場価格も単純に言えば95％に減る。すると、500兆円の国債を抱え込む日銀の資産は475兆円に目減りする。で、日銀の自己資本は7兆円余りだから25兆円の国債含み損が表に出れば破綻だよねと言うお話。その場合は日銀券を摺って埋め合わせるのだろうが、そんなことに追い込まれれば更にインフレ物価高金利上昇国債暴落日銀含み損増大となって歯止めなく事態が悪化する。一方で、ゼロ金利のため国債が1000兆円あっても政府の毎年の国債利払いは8兆円くらいだが、金利が5％になれば先々利払いが過去発行国債分だけで年50兆円になる計算。税収に匹敵する額だし、一般会計の規模が100兆円程度だから、とんでもない額だ。また新規国債は年50兆円規模だが、真水を50兆にするには利息分、額を多く発行しなければならぬ。で、国債の引き受け手はまた日銀なわけで地獄車はますます景気よく回ることになる。
　でこうした現状と未来の原因は勿論アベノミクスにある訳だ。アベノミクスは国債乱発で金を増やしてインフレだが金利を抑えそのことで円の価値を下げて円安にし、自民党のタニマチの経団連企業の偉い人金持ちを労せずして稼がせるのが目的だ。円安になればドル建てでは割安になるになるから輸出しやすくなる。一度ドルで入った収入を安い円建てに戻せば中身は同じなのに額が膨らむ。円安にすれば輸出企業にとっては人件費を下げたのと同じ。円安になればドル建てでは株が割安になるから株が外人に売れて株価が上がる。
　しかしまあ、このようなインチキと不自然がいつまでも続くわけがなく、今、逆流が起きているわけだ。
　円安を抑えて物価と金利上昇を抑えたいが、金利を上げると死ぬし、ドル売り円買いの為替介入は米国に禁じられてる（ドル高にしたいから）。ドルを使った制裁を受けているのはロシアと同じだ。だから、即死を避けるために日銀黒田は国債指値オペで海の水を汲みだすような金利上昇抑制をやってると。
　力尽きると、政府財政と中央銀行が爆死、ゾンビ化（死ぬことも生きることも出来ぬ）、平民は永遠の断末魔を生きることになるわな。ま、それでもミンスヨリマシと言って自民党を勝たせ続けるのだろうし、軍事費は11兆円になるだろうし、民生予算は消し飛ぶのだろう。
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