175. アラジン2[1907] g0GDiYNXg5My 2022年2月23日 18:00:08 : MOgGts15AM : NjhNNTJ4WlRVbC4=[1]
>>171 追記
マッカーサーの発言が信頼に値するかどうかの判断は、人それぞれです。
■マッカーサー大戦回顧録 (中公文庫) 文庫 – 2014/7/23
ダグラス・マッカーサー (著), 津島 一夫 (翻訳)
●アマゾンレビューより
(略)
ところが増田弘氏の解説を見ると見方が全く変わります。
マッカーサーは非常にプライドの高い男で、フィリピン陥落は相当彼のプライドを
傷つけた事。
マニラを落とされる前に台湾を叩くべきとの進言について、本文では
『新聞でしった』として自分のところへ上がってこなかったとしているが、
周辺状況から見ると彼はその意見を握りつぶした(つまり嘘つき。そしてそのせいで
マニラは落ちた可能性が高い)。
マニラからの脱出も中央の進める潜水艦ではなくてPTボートで敢えて危険を冒した
のは閉所恐怖症だったから、等々。
まあとにかく史実ではなさそうなことが(或いは裏事情がこれでもかと出てくる)。
・・・
つまり、これは単なる回想。
回想とは歴史書でもなく記録でもなく、言わば思い出です。
つまりそこには思い違いもあり得る。
むしろ積極的に思い違いをしている可能性も否定できない。
解説付きで読まなければ読んだものはすべて正しいものと思い込むに違いありません。
地位ある人の作品であれば、猶の事ハロー効果もあり信頼してしまいがちです。
しかし、そうした著作は決して史実を表しているわけではないし、寧ろ自己正当化の
ために使われている事さえあるという事を本作で学びました。
真実はその場にしかありません。
しかし記録されたとたんに文字は事実とみなされる。
でも記録された文字が虚偽であったらどうするか?
周辺情報を調べ確認するしかありませんね。
今回の読書でバカみたいに本を読んでもただのバカであるということを深く実感
しました。
本の読み方についても考えねばならないと思った次第です。
(了)
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そして、この回顧録の評価は人それぞれです。