48. 2019年8月21日 00:33:29 : MdlUAAqdbE : N3ZyejVDOERndkU=[1]
とにかく選挙制度が反民主的過ぎてダメだ。
アベ勢力は有権者の半分の半分程度で勝利できてしまう。
一部欧州のような多党制に寛容な制度なら、れいわは2桁の議席は取れていた。
現行制度には本当に薄氷を踏むような危うさがあり、
野党のどこか1党が躍進しても、野党票全体としてアベ勢力を上回らなければ、
国家権力が国民側を縛る性悪な改憲がなされてしまうギリギリのところに来てしまっている。
(国民が役人国家の道具として扱われる夜警国家型になるか、
人間の尊厳を守り、誰も切り捨てない国になるか、ほんとうに今が分岐点だろう。)
共産党なんかはドイツ共産党の失敗を良く学習している。
民主党政権崩壊前までは共産党など野党が各自候補を全ての選挙区に立てられる社会的素地があったが、
分岐点にある今はもうそんな事をやってたら軍国日本やドイツが辿った道の二の足を踏む状況だ。
山本太郎もアベ政権に対抗する勢力の「最大化」をどう成していくか、
そのために自分が負える役割はなんでもすると、非常に戦略的・理性的だ。
自分の党だけ票が伸びればいいという野党が一つでもあったら、それが
選挙制度上、アベ勢力に有利に働き、アベ改憲は有無を言わさず実行される。
人間は
自分が知らない他者・他部族・への警戒感や縄張り意識をもつ本能的側面がある。
この本能面を刺激し、どんどん煽って支持を得ようとするナショナリズム政治は、
最初は傍観者だった国民までも巻き込んで、あっという間に自由な風潮を崩し、
国家主義・軍国主義の台頭と閉塞社会を生み出して来たというのが歴史の教訓だろう。
アベ政治も、「外敵から国を守ります」とだけ言って、やった事は、
国債操作で既得権層を肥やし、株価をつり上げ、国民一般の可処分所得はどんどん減ららしたに過ぎない。
国民の生活実態を貧しくしているにもかかわらず、簡単に投票誘導できちゃうのが
ナショナリズム政治の怖いところだ。