15. Donnamonda[5] gmOCj4KOgo6CgYKNgo@CjoKEgoE 2023年3月03日 13:45:20 : rYVISi9s8o : N2U5OTI4c1BzY28=[1]
白井先生のご指摘はもっともである。しかし朝日新聞がよくこの論考を掲載したと思う。それはなぜか。それはね、マチャあき。統一教会の問題を指摘し指摘していないからである。普段は,統一教会問題も盛んに批判していたが、なぜ今回は統一教会による選挙応援を取り上げなかったのだろうか。
『論座』は右翼的な一面をもつ。というよりアメリカCIAの影響を強く受けている。たとえばForeign Affairsの内容を翻訳して『論座』に掲載していた。有難く読んでいたが,基本的には朝日がこの私的組織に対して原稿料を払っていたのだからCIAの傘下にある,ことになる。記事の中で失敗した論考が一つある。それはアフガニスタンで中村医師たちを論じた記事で、国会議員Bが「アフガニスタンから情報を得ている」と言ってしまったのである。それを読んだかどうか知らないが,中村医師の日本人助手となった方はその後,暗殺された。自民党議員N彼を追悼している。ことの真相は分からないが,ワタチのような『論座』の読者は妄想が激しいのでこの記事と暗殺事件とは無関係とは思えなかった。編集長はその後大学教授になった。この事件を講義で語っているのであろうか。
閑話休題。2015年だったと思うが,安保関連11法案が国会を通過した。閣議決定で国家の大事な政策変更されたのである。集団安保体制が容認されたのである。これは国家の体制を規定する解釈変更である。自衛隊を認めたのは、専守防衛を時の野党が認めたからである。しかし2015年は憲法判断を内閣法制局から内閣に変更してしまった。これは憲法違反である。すなわち,桜を見る会とか財務省の文書改ざん問題とは比べ物にならないほど大きな問題であった。東京大学の石川健治は「権力の側による革命」だと毎日新聞に書いた。革命はフランス革命のように民衆の力によって行われたのではない。権力自らが自明の原理を捨て去ったのである。
白井教授は朝日新聞の『論壇』で持論を展開したわけだが,やはり制約には勝てなかったということであろうか。統一教会選挙介入問題は政教分離違反である。政治に宗教が関与してはいけない。逆も真なり。宗教が政治に口出してもいけない。呪術師卑弥呼が政治を行ってもいけない。
安保法制と統一教会の問題は憲法に関わり,憲法違反である。この二つの問題に口をつぐんでいるようでは政治改革はあり得ない。孫崎享は「リベラル,左翼の怠慢」だと書いた。その通り。日本はなだらかに、ナダラカニ,なだらかに悪い方向に向かう政治傾向をもつ。原理・原則を持たない日本。しかしアメリカは急に振り子が右から左へと,あるいは左から右へと振れる。原理があり急速に変わる。
現在,遺伝子解析が急速に進みヒトのゲノム情報が膨大に得られるようになった。登呂遺跡や渥美半島の伊河津遺跡は太平洋側にある。黒潮に乗って縄文人の祖先は南東アジアからやって来た。また台湾・与那国島と高知との貿易交流は口承で知られている。どういう精神的背景を持った南東アジア人であったのであろうか。