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[昼休み53] 千葉県にだけは住んではいけない 中川隆
371. 2022年6月21日 10:23:29 : D7whkkuJjU : N2NWeFVSODJTOTI=[1]
「ああ、ヤッてるな…」浜名湖湖畔で摘発された“120人乱交パーティー” 警察が踏み込んだ午前3時には80人が…
#1
「文春オンライン」特集班2022/06/15
https://bunshun.jp/articles/-/55191


「ぴかぴかのランドクルーザーや高級外車に乗ったいかにもヤクザ風なカップルから、軽ワゴン車に乗ったイケイケな30代の若者カップルまで、40台以上の車が次々とやって来ました。しまいには足立ナンバーの古い中型バスまで入ってきて驚きましたよ。バスからは、食べ物の入ったダンボールや、大人のオモチャらしきものを入れたプラスチックケースを持った老若男女が20人以上ゾロゾロ降りてきて、かなり目立っていました」(近隣住民)

 保養施設や貸別荘が点在する静岡県湖西市・浜名湖湖畔の静かな土地で、夜を徹して行われた酒池肉林の大饗宴――。

120人が集まる乱交パーティーが行われた貸別荘 ©文藝春秋

 静岡県警は12日、貸別荘で11〜12日にかけて120人規模の乱交パーティーを主催したとして、自称自衛官の田淵照明容疑者(54)と自称看護師の加藤砂恵子容疑者(51)を公然わいせつほう助容疑で現行犯逮捕した。


 他にも複数人の前で全裸で抱き合ったとして、客の自称会社経営の男(52)と自称専門学校生の女(34)を逮捕。摘発のきっかけは、5月に警察庁に寄せられた匿名の情報提供だったという。大規模摘発の様子を社会部記者はこう話す。

「客の参加費は男女1組で1万円。主催者がLINEの掲示板で『令和4年浜名湖フェス』と題したオフ会を装って参加者を募り、120人が集まりました。参加者は20代から60代まで幅広く、主婦や不倫カップルも参加していたようです。警察が突入したのは12日の午前3時頃でしたが、既に40人ほどが会場を後にしており、残った80人の大半は乱交とスワッピングで疲弊して眠り込んでいました。部屋には使用済みのコンドームも散乱していたようです」

「裸だったが、陰部は服で隠していた」
 警察が現場に踏み込んだのは深夜3時だが、準備は日中から周到になされていたという。

「警察は船をチャーターして、当日の昼から浜名湖の水上で乱交の様子を監視していました。最悪、湖に飛び込んで逃げる人がいる可能性もあるので浮き輪を用意するなど周到に準備した後、一気に警官140人が突入。貸別荘の周囲は保養施設で人目に付きづらく、少なくとも3年前から毎年同じ時期に開催していたようです。逮捕された主催の田淵容疑者は『裸だったが、陰部は服で隠していた』と容疑を否認しています」(同前)


 逮捕者の年齢は40〜50代が中心。近隣住民によると昨年も、コロナ禍の中100人近い参加者が集まり、海に面した貸別荘1棟を借り上げていたという。今回は、更に隣接する1棟も借り、120人という大規模の乱交パーティーが繰り広げられた。

貸別荘のホームページには、水上スキーなどのマリンスポーツや釣りなど「アクティブなリゾートライフ」を満喫できる宿泊施設と説明があるが、乱交パーティーに使われるとはまさか想像もつかなかっただろう。施設管理者の男性も戸惑いを隠せない。

「貸し切り料金は1棟あたり3万円、予約人数は計40人でした。普段は10人程度の家族連れがメインなので、40人でもかなり多いなとは思いました。それがまさか120人もいるなんて……。それぞれの施設に30畳ほどのリビングがありますが、そんな大人数が入るのかと驚きました。目立って汚れていたわけではありませんが、清掃業者に片づけを頼んでいるところです。いつ営業再開できるのか、目途はまだたっていません」


「『ああ、ヤってるな』と……」
 そんな管理者の苦労とは裏腹に、参加者たちは意気揚々とハメを外していたようだ。


「ほとんどの参加者が集合した夕方には、湖に面したテラスで男女仲良くバーベキューをしたり、煙草を吸いながらしゃべっている姿も見えましたね。さすがに屋外の人は服を着ていましたが、窓越しに室内の食堂で全裸の男がウロウロしている姿が見えました。カーテンで外から見えないように隠してはいましたが『ああ、ヤってるな』と……。部屋からは浜名湖の風光明媚な景色が見渡せます。今思えば、景色を楽しみながら、一日中セックスしていたのでしょう」(近隣住民)


 120人もの参加者が全国から集ったことは、駐車場に集まった自動車にも現れていた。

「貸別荘の駐車場には、京都などの関西から北関東まで全国津々浦々のナンバーの車が停まっていました。バスは貸別荘に続く湖畔の細い道を通れないので、客と荷物を下ろした後に近くの民宿の駐車場に停めていたようです。参加者を会場へ送迎する“輸送班”のような人たちがいて、近くの民宿にも部屋を取っていたようです」(同前・近隣住民)

 そんな大人たちの一夜の饗宴にも、終焉が訪れる。

「警察が突入した深夜3時には、約30台の警察車両が近くの駐車場に溢れかえり、騒然としていました。普段は夜になると夜釣りの人がいるぐらいで、50メートル先の話声や近所のテレビの音が聞こえるぐらい静かな田舎町なので驚きました。現場の貸別荘は、普段はバイクのツーリング客や楽器の練習をする人、学校の運動部の合宿などで使われていた施設。最近はコロナの影響もあって週末に少し客がいるぐらいで、いつもしーんとしていました。正面は学校の保養施設で人で事件当日も使われていなかったので、思う存分ハッスルしていたのだと思います」(別の近隣住民)


取り調べが朝7時に終わると、ゲッソリした姿で…
 ほとんどの参加者は事情聴取だけで解放されたが、主催者を含めて複数人はその場で逮捕された。

「逮捕された加藤容疑者は白い服を着て、ハイヒールを履いて午前5時過ぎに警察車両に乗り込んでいきました。参加者の中には、かなり露出の多い服装で着崩れたまま出て来る人もいましたね。参加前は談笑しながらニコニコしている人も多かったのですが、朝の7時頃に取り調べが終わると、ほとんどの人はゲッソリした姿で無言で次々と去っていきました」(同前)


 120人という大規模摘発でにわかに世間の注目を集めた乱交パーティー。近年はSNSなどで派手に集客する“アングラビジネス”として巨大化しており、ハプニングバーや既存サークルとの関係も悪化しているという。(#2へつづく)


「週3でハプバーに通い、週末はホテルの乱交パーティへ」かつての黄金期が去り、“高級風俗”化が進む乱交サークルの実態
#2
「文春オンライン」特集班2022/06/15
https://bunshun.jp/articles/-/55193


「乱交パーティーは女性は無料のことが多く、開催場所によっては温泉にも入れます。男性客が持ってくる高い酒も飲めて、バスを貸し切るので交通費もかかりません。酒を飲みながら3時間ぐらい温泉につかり、気に入った男の人とセックスするだけ。ヤりたくなければ見ているだけでもOK。乱交つきのお得な温泉旅行という感覚でした」(乱交パーティーの女性常連客)

 静岡県警は12日、貸別荘で120人規模の乱交パーティーを主催したとして、自称自衛官の田淵照明容疑者(54)と自称看護師の加藤砂恵子容疑者(51)を公然わいせつほう助容疑で現行犯逮捕した。他にも複数人の前で、全裸で抱き合ったとして、客の自称会社経営の男(52)と自称専門学校生の女(34)を逮捕した。(全2回の2回目。前編から読む)


ハプニングバーと乱交サークルの“微妙な違い”
 貸別荘が点在する静かな静岡・浜名湖の湖畔で繰り広げられた、酒池肉林の大饗宴。


 今年5月には渋谷の老舗ハプニングバー「眠れる森の美女」の摘発も話題となったが、こうした不特定多数の乱交は、何も最近始まったものではない。乱交パーティーに10年以上通っているという女性常連客が実態を明かす。

「10年くらい前にも、赤坂プリンスホテルや恵比寿の高級ホテルのスイートルームを借り切って、金曜日と土曜日の夜に毎週開催しているグループがいくつかありました。今回の事件の主催者も50代なので、良質なパーティーが多かった“乱交黄金期”を経験した世代でしょう。当時も参加費は1万円程度でしたが、部屋代を払うと主催者はトントンぐらい。客も1品ずつお菓子や酒を持ち寄って、ビジネスというより趣味仲間のパーティという雰囲気でした。


 参加者の客層はハプバーと重なっていて、主催者もハプバーや他のサークルの常連であることが多かった。私自身、最盛期は平日は週3日ハプバーに通い、週末はホテルのパーティーに行っていました。パーティーは朝まで続くので、翌日仕事がない金曜・土曜の夜が多い。男女比は5:5か、やや女性が多いくらいの印象でしたね」

 ハプニングバーと乱交サークルは一見同じような場所に見えるが、双方に参加していた人から見るとかなり性質の違う場所だったという。

「ハプバーは初対面の客が多いため、相手がどういう人間なのか、性的嗜好が合うのかを見極めるのが難しい。店員さんも客同士をくっつけようとするので煩わしいことも多い。その点サークルは固定客が多くて、暴力的な人をブロックするための面接もあって安心でした。ただ、同じ相手とばかりセックスするので飽きるのが難点でしたが……。客同士で恋愛に発展したり結婚する人たちもいましたね」(同前)


 2000年代は乱交パーティーにとって“黄金期”だったというが、さらに以前から数十年にわたってパーティーを主催する“猛者”もいるようだ。

「今パーティーを主催している人のなかには、60代で“乱交歴40年以上”というような人もいます。その年だとさすがにセックスには参加しないのですが、他の人がヤるのを見たり、お酒を飲んだりして楽しそうにしています。青春時代を共に過ごした乱交仲間たちとの“同窓会”という感覚なんでしょうね」(同前)


 参加者の中にはアングラな世界の人々が多いかと思いきや、いわゆる“立派”な職業の人も多くいたという。


「客同士で個人情報を詮索するのはあまり好かれませんが、医者や一部上場企業の役員など収入に恵まれた固い職業の男性もかなりいましたね。会場として参加者が住んでいるタワマンのパーティールームや、会社員が自分の会社の保養所を借りることもありました。場所の最大の条件は、今回の事件現場のように木などで敷地内が見えづらかったり音が漏れにくいこと。プライベートで旅行に行って『ここ使えそうだな』とつい思ってしまうのは経験者あるあるだと思います(笑)」(同前)


「全員、内偵の警察官だよ」
 ただ、こうした“趣味”のサークルが近年減少する潮目となったのが、摘発の活発化だ。

「2010年頃から警察の摘発が活発化してきて、主催者も参加者の面談をするなど警戒はしていました。私も参加していたパーティーで乱交中の夜12時すぎにフロントから電話が来て、『規約違反だ』とホテルを追い出されたことがあります。あとは温泉パーティーの数日後に主催者が捕まり、警察に呼ばれて事情聴取されたこともありました。男性客のなかに警察官が紛れ込んでいたようで、5人くらい男性の写真を見せられて『3人ぐらい話したことがある』というと、『全員、内偵の警察官だよ』と。確かに乱交には加わらずにプレイを見ていただけの客でしたが、こっそり証拠写真まで抑えられていたとはと驚きました」(同前)

 サークルが摘発されるきっかけのほとんどは警察への通報だという。客同士の嫉妬といった感情のもつれや、サークル間での客の引き抜きが原因で匿名告発に至るケースが多いという。


 こうした摘発を受けて“趣味”のサークルが徐々に姿を消す一方、台頭してきたのがSNSで集客するビジネス型の乱交サークルだ。女性は風俗嬢などの“サクラ”で、男性から高額な参加費を取って利益を出そうとするサークルだ。

 コロナ禍で店を閉めるハプニングバーが増えたことで“乱交需要”が高まり、それをパーティーが吸収した構図で、サークルの数は急増している。あるパーティーを運営する関係者が実態を話す。

「うちの場合は参加費が3万5000円程度で、支払うのは男性のみ。男性参加者が100人いれば合計350万の収入で、ホテル代などを払っても200万円は手元に残る計算です。利益度外視の趣味サークルは今でもありますが、規模が大きかったり開催頻度が高いサークルはほとんどビジネスでしょう。参加女性は高校生から50代までいますが、若い子のほとんどは報酬目当て。開催場所のホテルも乱交パーティーだと気づいてはいるでしょうが、部屋を空けておくよりは収益になるので黙認しているのだと思います」


主催者にとって大切なのは実は男性客?
 趣味サークルとビジネスサークルの最大の違いは、男女の“扱い”だという。


「ハプニングバーでも乱交サークルでも『女性の意志を尊重』というのが鉄則です。ただビジネス系のサークルにとって本当に大事なのは、お金を払う男性客。もちろん一般の女性のお客さんは貴重なので大切にしますが、運営側が報酬を出して呼んでいるプロの女性には働いてもらわないと困るし、なんなら少人数で多くの男性の相手をしてもらったほうが利益が増える。だからサークル同士では、プロで補充することができる女性以上に、金払いのいい男性客の取り合いが激しいんですよ。サークルというよりは、もはや高級風俗みたいなものですね」

 SNSで急速に拡大する乱交パーティーは、今後どのような道を辿っていくのだろうか。


「若い男性にも躊躇なく突撃するので『勇者』と呼ばれ…」浜名湖120人乱交パーティーの主催者は裏サイトで有名な54歳&51歳カップル
#3
「文春オンライン」特集班2022/06/17
https://bunshun.jp/articles/-/55274


「浜名湖の大乱交パーティーのことを、田淵と加藤は『東と西のエロ対決!』と呼んでいました。東京からも関西からも人が集まるので1年で一番儲かるイベントだったようで、2人は特に張り切っていました。相当な額稼いでいたみたいですよ」(田淵容疑者らの乱交パーティーに参加したことがある男性)

 静岡県警は12日、貸別荘で120人規模の乱交パーティーを主催したとして、自称自衛官の田淵照明容疑者(54)と自称看護師の加藤砂恵子容疑者(51)を公然わいせつほう助容疑で現行犯逮捕した。他にも複数人の前で、全裸で抱き合ったとして、客の自称会社経営の男(52)と自称専門学校生の女(34)を逮捕した。

 事件が発覚するきっかけは、5月に寄せられた元参加者からの匿名通報だった。捜査関係者によると、前代未聞の100人オーバーという数字に、署で対応した警察官も「連行・留置できる人数のキャパを大幅に超えてしまう 」と戸惑いを隠せなかったという。

アダルト掲示板で有名なカップル「シュン」と「リンコ」
 そんな地元を困惑させる“お騒がせパーティー”の主催者2人は、アダルト掲示板では有名な主催者だったという。田淵容疑者らの乱交パーティーの元参加者の男性が証言する。

「田淵は自らを『シュン』、加藤は『リンコ』と名乗っていました。シュンは結婚していたと思いますが、リンコは独身。2人のプライベートでの肉体関係はわかりませんが、シュンは年齢もあってか“勃ち”が悪く、パーティーで2人がセックスしているのは見たことがありません。アダルト掲示板のなかでは『熟カップル』というハンドルネームを使っていて、有名なカップルでした」

 アダルト掲示板にある2人のプロフィールを見ると、「非日常空間…淫靡な空間…をこよなく愛する者です! 様々な趣味、趣向を癖として共有する人達と一緒にこの空間を無理なく、真のエロスとして楽しめたらと思います!」という自己PRが記載され、加藤容疑者と思われる尻を突き出した女性など、卑猥な写真9枚が掲載されている。


 田淵容疑者は元々別の女性と“パートナー”を組んでいたが、「金にケチすぎる」と言われ、そりが合わず解消。その後加藤容疑者と知り合い、新しい相棒として7〜8年前から2人で乱交パーティーの主催を始めたという。

「2人は元々よくパーティーに出入りしていたのですが、雑司が谷の高級マンションを借りて、月に1回ペースで昼間から翌朝まで100人規模のパーティーを開くようになりました。人の出入りはあるものの、同時に50人以上部屋にいるので、ドロドロの汗を早く流したいのにシャワー待ちの行列が凄かったのを覚えています。マンションの契約が切れてからは、浅草の貸店舗を借りて同じような規模のパーティーを開催していました。徐々に手を広げていて、新宿・歌舞伎町の高級ビジネスホテルで20人ほどの少人数パーティーを開くこともありました」(同前)

“質”を省みずにコストを切り詰めるケチっぷり
 多い時期は月に10回ほど、しかも少ないときでも数十人での“乱交”とはすさまじい性欲だが、田淵容疑者と加藤容疑者の目的はセックスだけではなかったという。

「パーティーを開催する2人の目的は、完全にビジネスです。アダルト掲示板やLINEの掲示板で大々的に参加者を募っていましたが、参加費は男性の単独参加が7000〜1万円、カップルは5000円、女性の単独参加は無料。『単独男性(1人参加の男性客、参加費が高い)を呼ばなきゃ金にならない』といつも言っていて、実際に男あまりのパーティーが多かった。男女比は100人規模では7:3、小規模だと9:1ぐらいのことも。だから数人の女性の周りに男性が群がるような状態でした。部屋に入った客からシュンは『金! みかじめ料や!』と言いながら集金してまわり、財布はいつもパンパンでした」(同前)


 利益を少しでも上げるために、パーティーの“質”を省みずにコストを切り詰めることもあり、参加者からヒンシュクを買うことも多かった。


「パーティーの食べ物は参加者の差し入れの冷凍の唐揚げやポテトばかりで、他にケーキやお酒が少しある程度。しかも2人はとにかくケチで、差し入れのジュースなどを自分の鞄に詰めて持って帰ったりもしていました。最低限必要なものを買うときも、シュンは『楽天ポイントが貯まるところで買ってるんだ』と自慢していました。場所代やコンドームの値段を引いても、パーティー1回あたり100万近くの利益が出ていたと思います」(同前)

自称自衛官で“体育会系気質”

 自称自衛官と報道されている田淵容疑者は、乱交パーティーでも年下の男性客に後片付けを命令するなど“体育会系気質”を発揮していたという。

「シュンは自衛官であることを自慢気に話していました。茂原市内の自衛隊施設で働いていると言っていて、『●●空挺団』と背中に書かれた黒いTシャツをよく着ていました。乱交パーティーでも、なにかにつけて武器の話をしだし、『銃は持つと本当に重いんだ』と嬉しそうに話していました。上下関係をものすごく気にするタイプで、歳下の若い客には『お前ちょっとこい!』と完全な上から目線。大人数では緊張して勃たない男性も多いのですが、フォローするどころか『クソ単(単独参加の男性のこと)』と呼び、『お前は出禁な!』とか『次は倍払え!』と威張り散らしていました。その一方で、年上の経営者にはペコペコしていましたけどね」(同前)


田淵容疑者の乱交パーティーへの思いは強く、“成り上がり”の手段でもあったようだ。

「彼はいつも『俺は日本一の主催者になる! パーティーに命賭けてんだ!』と口癖のように話していました。でもやってることと言えば、お金持ちの参加者に取り入って奢ってもらうぐらい。経営者のお客さんに連れて行ってもらったお台場の高級ホテルからバスローブを持ち帰ってきて、自慢気に乱交パーティーで着ていたこともあります。それ以外の時はTシャツにジャージでしたが、パーティーの行き帰りはなぜかスーツでしたね」(同前)


加藤容疑者には頭が上がらず
 ただそんな田淵容疑者も、パートナーの加藤容疑者には頭が上がらなかったようだ。


「パーティーはどちらかというとリンコが主導で、シュンよりも明らかに立場が上。リンコはサバサバした性格で、現場もいつも彼女が仕切っていました。彼女に嫌われるとパーティーに呼ばれなくなるので、誰も文句が言えない状態でしたね。リンコが何か言うと、シュンは『わかったよぉ……』といつも従う感じでした。

 リンコはAV出演経験もあったようで性欲が旺盛、年齢は重ねていますが若い男性にも躊躇なく突撃するので「勇者」と呼ばれ、その積極的すぎる姿勢がある種の尊敬を集めていました。お気に入りの男性やAV男優がパーティーに来ると、真っ先に誘っていました。いつも『AV男優は勃ちが良いから好き!』と言ってましたね。反対に勃ちが悪い男性のことは馬鹿にしていましたが……。ドレスのような派手な服を着ていることが多いので、逮捕時の白いワンピース姿ですぐに『リンコだな』とわかりましたよ」

 静かな湖畔で一夜にして燃え、消え去った酒池肉林の大乱交パーティー。警察の捜査に対して、主催者の2人は容疑を認めているという。
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