これを、共産党にリ−クし、国会で取り上げ、問題にさせた張本人は、日本政府自身である。

目的は、政府の意向に逆らえば、でっちあげ、やらせの報道や反戦デモを口実にして、だれでも、自在に弾圧できることの周知徹底をはかることだ。

その意味では、戦争は、案外、目前まで迫っているのかもしれない。

これは、戦前の戦争に至る流れを想起させる。

以下、バ−ガミニによって書いてゆく。

昭和天皇裕仁は、三菱財閥を背負った、ときの内大臣牧野伸顕の指南のもとに、天皇独裁、軍国主義国家樹立のために、それに邪魔である、あるいは天皇家の暗部を知る政治家や資本家（この中には、親米的で、平和愛好的であった、三井財閥の総帥、団琢磨の暗殺が含まれる。）の暗殺やフェイク・ク−デタ−によって、権力の掌握をはかる。

１９２５年に、後に強権的に改正される、治安維持法の嚆矢が成立する。

１９２７年１２月に、裕仁の覚え目出度い１１人のバ−デン・バ−デングル−プの一人である、鈴木勉強会の一員である、河本大作大佐が、偽旗作戦として、後に張作霖爆殺事件へと進展する前段階の満州鉄道の鉄橋爆破を試みる。

１９２８年２月の帝国議会議員選挙中に、全国の農業改革者、労働組合員、共産主義者、アナ−キスト、しがらみから解放された、自由と平和を貴ぶ、モガ（モダ−ン・ガ−ルの略）モボたちが、軍国主義反対、独裁反対を声高に叫んで、デモを行う。

同３月に、治安当局は、大規模な弾圧に乗り出す。

５千人を逮捕して、釈放も裁判も行わずに、無期限に拘束し始める。

裕仁は、これをもって、政治的に好ましからざる者たちを死刑にできる、治安維持法の強化を認可したのだ。

＞　During Diet elections, in February 1928, agrarian reformers, labor unionists, Communists, anarchists, and shockingly emancipated mobos and mogas “modern boys” and “modern girls”—demonstrated vociferously against militarism and authoritarianism in Japan. In March, the police arrested 5,000 of the troublemakers and held them indefinitely without trial or bail. Hirohito forthwith approved a strengthening of the Peace Preserva-tion Law, enabling the courts to exact the death penalty of political undesirables.

http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/142.html#c22