11. ベニバナ通信[13] g3iDaoNvg2mSypBN 2024年1月16日 18:15:18 : GYaRpOtJMP : N28xc002UzlTZjY=[1]
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政治資金法違反で、先ずは萩生田を逮捕し、関連で西村・松野・世耕・高木を逮捕し、国税法違反で森を取り調べ、更に国家資金横領で二階を訊問追及する。このパターンしか、最早我が国再生の道はない。実は、国の岐路が掛かった同様な選択肢を問う場面がかって一度だけあった。88年前の帝都東京を震撼させた事件である。226の叛徒一味を捜査した坂本俊馬憲兵大佐が、寺内陸相・匂坂法務官(検事)等へ送付した「軍上層部内ノ叛軍一味徒党検挙計画案」と題する意見具申書の内容である。
同具申書冒頭は「大臣告示下達に伴う叛乱幇助により、香椎中将を検挙し之に関連して真崎、荒木両大将及山下少将を検挙し、爾後此四人の訊問追及により計画の全貌を暴露し逐次一味を検挙す」とあった。坂本大佐の具申通りにいけば、、その後の我が国の進路は、悲惨な300万人が犠牲になる方向とは、又多少違う可能性もあった。が実際は、統制派が本叛乱を利用し、軍上層部の総対的な責任をウヤムヤにする形で蓋がされ、以後は一瀉千里に戦争拡大に向かった。坂本さん匂坂さんから見れば、無念残念切歯扼腕の思いだった。今回も会計担当とかの子鼠の数匹でシャンシャンでよいのか。新年検察少壮若手から年賀状貰ったが、“巨悪は倒す”とあった。今、我が国の浮沈を問う選択肢が、眼前にある。
(一部出所:澤地久枝『雪はよごれていた』1988,日本放送出版協会、P1)