6. 2021年12月20日 16:40:57 : 3MEj6wjvYk : MU42VEtIcXhXdUk=[1]
2021年12月20日
中国のGDPが半額になる日、税収の半分が土地転がしだった
虎が猫になる日
中国のGDPの中身は
中国GDPのおよそ半分は不動産関連ですが、21年10月まで4ヶ月連続で土地売却収入が減少した。
去年中国政府は不動産開発業者が新規借り入れする際の規制強化をした結果、資金繰りに窮している企業が多い。
21年10月の土地売却収入は前年比13.14%減の5737億元、9月は11.15%減だった。
不動産開発業者への3つのレッドライン「三条紅線」とは「不動産会社の負債は資産の70%を超えてはならない」
「純負債は資本を超えてはならない」「現金は少なくとも短期借入金と同等の比率でなければならない」
の3つですがブルームバーグによると、売上高上位30社の3分の2が、3本のレッドラインいずれかを越えている。
3つのレッドラインは習近平の第二文化大革命と呼ばれる改革の一貫で、社会のあらゆる分野で引き締めをしている。
不動産取引引き締めの結果、中国恒大集団が経営難になり多くの不動産開発業者は経営が悪化しました。
中国の不動産開発は他の国にはない特殊な状態で、土地はすべて国有地なので理論上は無料です。
実際は居住者や利用者がいる場合は立ち退き料を払うが、それでも資本主義国よりずっと元手は少ない。
地方政府はこの土地を元手の10倍などで不動産開発業車に売り、業者は開発してさらに10倍などで売る。
これが中国のこの30年の高度成長の錬金術で、GDPの半分以上が不動産関連です。
不動産バブルの終息は難しい
つまり土地価格が暴落すると中国GDPは半額以下になってしまうので、不動産価格を維持する必要がある。
このため中国政府は不動産価格を買い支えたり、業者が売り出した物件を事実上買い取っている。
中国政府や人民銀行は不動産やマンションを購入するための資金を融資し、人々は年収の数十倍のマンションを購入している。
なぜなら不動産は政府の政策で必ず値上がりするからで、土地は絶対に値下がりしないという神話がここでは生きている。
こんな事が永遠に続けられる筈はないのだが、バブルに酔う人たちは絶対に気づかない。
習近平の改革は言わば、中国人の錯覚を強引に終わらせてバブルを終息しようとするものでした。
日経新聞によると2020年に中央と地方を会わせた税収の5割が、政府による土地売却収入でした。
新規の土地開発をやめると中国の税収は半額になってしまい、おそらくGDPも半額になります。
その日は決して遠い未来でもなさそうなのです
https://www.thutmosev.com/archives/87376660.html
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/340.html#c6