63. TondaMonta[1526] gnOCj4KOgoSCgYJsgo@CjoKUgoE 2019年10月31日 13:04:20 : NEToT2496o : MmNvWmQvcFpmcFk=[1]
56.の 罵愚様
>>中国と日本を比較してみよう!
>興味深い比較なんだが、もうひとつ、勤労者個人が、職場環境や経営に発言できない状況では、日中は共通しているように思える。理念や法律はともかく、現実には、個人の意見が踏みつぶされてしまう日常・・・
「中国と日本を比較してみよう!」に注目して頂き、有難うございます。罵愚様に応える適切な考えをもっていないことをまず初めにお詫び申し上げます。つまり勤労者個人AとBとが異なる考えを持っていた場合、どちらが職場環境や経営に取り入れられるか分からない場合が多々あると思うのです。どちらかの意見が取り入れられれば他方に不満が残るからです。
とはいえ、労働者側が経営者側の言いなりになるのはまずいでしょう。たとえば東電原発推進組合は推進反対組合を潰し、チッソ水俣病では第二組合が反省し、会社御用組合第一組合を越えて加害者として謝罪声明を出しました。
イギリスではヤマネコ・ストライキが多発し、産業が衰退しました。保守党と労働党がしきりに政権を交代したからです。外国の企業も政権交代により投資できにくいと考えたはずです。ところがサッチャー首相が登場して以来新自由主義が取り入れられ、組合は潰され格差が拡大しました。彼女が亡くなったとき、喪に服することに反対の人々が少なからずいました。怨念浅からず。
日本も新自由主義が取り入れられ非正規が増大し、貧困率が高まった現在、ストライキはほとんど見なくなり、個人の意見が職場環境や経営に反映されることは殆どなくなりました。『社畜』であってはいけないと思います。
そこで中国ですが、一例をあげれば、スイカやメロン、サツマやピーマンなどデカいの、デカいの。品種改良と農業技術の発展には目を見張るものがあります。すなわち飢えないでしょう。
しかし農業技術・生産を発展させるために多くの農民や研究者たちは試行錯誤を繰り返したはずです。その費用は共産党政府が出したはずです。そういう共産党体制の中で個人の意見が取り上げられなかったのか、取り上げられたのかは(中国政治あるいは農業の)専門家でないので分かりません。分かりませんが、TVや新聞では「れいわ新選組」が取り上げられないなど言論統制が続いているのが日本です。記者個人が報道しようとしても幹部に上がると没、止められてしまうという言論統制。職場環境や経営に口を出せない日本。
その中で出てきたのが「偽善者」発言。偽善者の定義が問題になりますが、『ローマ帝国衰亡史』が説くように、政治家に求められる最低要件は「偽善」であることです。命を大切に思う方がその定義を論じていますが、漢字「偽善」は英語の翻訳です。原義を正確に伝えているとは限りません。おそらく原義とは異なる意味合いで日本では使われていると思ったので、ギボンの『ローマ帝国衰亡史』を引用しました;
人々に自由を保障してやるといえば、(実際は自由でなくても)人々は満足する。
国連人権委員会から言論の自由度が70位程度(改善しろ)と言われても、日本には自由な発言が確保されている豪語する官房長官。ローマの皇帝未満ですね。