http://www.asyura2.com/acat/m/mg/mgz/MGZIdEtpL1hETS4=/100000.html
40. 2020年11月15日 04:38:34 : WBwhDwKyTw : MGZIdEtpL1hETS4=[1]
2020.11.14【大統領選その後!】@郵便投票問題AペンシルベニアBジョージアについてマスコミが報道しない現状【及川幸久−BREAKING−】
2020/11/14
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/359.html#c40
3. 2020年11月15日 05:01:43 : WBwhDwKyTw : MGZIdEtpL1hETS4=[2]
2020.11.15
中東やアフリカを搾取するために米国が必要なフランス
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202011150000/
アメリカのマイク・ポンペオ国務長官は11月16日にパリでエマニュエル・マクロン大統領やジャン-イブ・ル・ドリアン外相と会談する予定だが、その席でフランス側はアメリカ軍がアフガニスタンやイラクから撤退しないように求めるという。
現在、中東から北アフリカにかけての地域は戦乱が広がり、破壊、殺戮、略奪の場。そうした状況を作り出しす切っ掛けは、アメリカ主導軍によるイラクへの先制攻撃だ。アメリカ主導軍でイラクを先制攻撃したのである。大統領はジョージ・W・ブッシュだった。
その攻撃でサダム・フセイン体制を破壊することには成功したが、親イスラエル派の政権を樹立することには失敗。そこで次のバラク・オバマ大統領は2010年8月にPSD-11を出し、中東から北アフリカにかけての地域を制圧するためにムスリム同胞団を中心とする戦闘集団を編成することにした。そこにサラフィ主義者も加わっている。そして始まったのが「アラブの春」と呼ばれたクーデターであり、リビアやシリアでは侵略戦争に発展した。
ムスリム同胞団やサラフィ主義者を中心とするジハード傭兵を利用する侵略にはアメリカ以外の国も参加している。アメリカと同盟関係にあるイスラエルやサウジアラビア、サイクス・ピコ協定コンビのイギリスとフランス、パイプラインの建設でシリアと対立したカタール、オスマントルコの復活を目論んでいたと言われるトルコなどだ。カタールとトルコは2016年頃に離脱への道を選ぶが、傭兵との関係から抜け切れていない。
サイクス・ピコ協定は石油資源に目をつけたイギリスとフランスが1916年に結んだもので、フランスのフランソワ・ジョルジュ・ピコとイギリスのマーク・サイクスが中心的な役割を果たした。トルコ東南部、イラク北部、シリア、レバノンをフランスが、ヨルダン、イラク南部、クウェートなどペルシャ湾西岸の石油地帯をイギリスがそれぞれ支配することになっていた。後に協定へ参加した帝政ロシアは1917年3月の二月革命で倒される。
協定が結ばれた翌月にイギリスはオスマン帝国を分解するためにアラブ人の反乱を支援。工作の中心的な役割を果たしたのはイギリス外務省のアラブ局で、そこにサイクスやトーマス・ローレンスもいた。「アラビアのロレンス」とも呼ばれている、あのローレンスだ。
ローレンスが接触していたフセイン・イブン・アリにイギリスのエジプト駐在弁務官だったヘンリー・マクマホンは書簡を出し、その中でイギリスはアラブ人居住地の独立を支持すると約束している。フセイン・マクマホン協定だ。このイブン・アリを追い出したイブン・サウドを中心として1932年に作られた国がサウジアラビアだ。
その一方、イギリスのアーサー・バルフォア外相はロスチャイルド卿に宛てに出した書簡の中で、「イギリス政府はパレスチナにユダヤ人の民族的郷土を設立することに賛成する」と約束している。1917年11月のことである。なお、この書簡を実際に書いたのはアルフレッド・ミルナーだと言われている。
シオニストの一派で米英金融資本と結びついているネオコンは1980年代からイラク、シリア、イランの体制を転覆、親イスラエル体制を中東全域に広める計画をたてていた。そこにリビアが加えられた理由はアフリカ支配の問題からだ。
言うまでもなく、アフリカは欧米、特にイギリスやフランスの植民地として搾取されてきた。イギリスやフランスの支配システムはアフリカを搾取できなくなると崩壊する。独立は容認できないということだ。
ところが、リビアのムアンマル・アル・カダフィはアフリカの自立を目論み、通貨の発行権を取り戻そうとした。ドル体制から離脱し、独自の金貨を発行しようとしたのだ。「アラブの春」がなぜ引き起こされたかを考える場合、この事実を忘れてはならない。
この構想にはチュニジア、エジプト、スーダン、南スーダン、赤道ギニア、コンゴ、コンゴ民主共和国、ガボン、南アフリカ、ウガンダ、チャド、スリナム、カメルーン、モーリタニア、ザンビア、ソマリア、ガーナ、エチオピア、ケニア、タンザニア、モザンビーク、コートジボワール、イエメン、アルジェリア、アンゴラ、ナイジェリアが加わろうとしていたようだ。(F. William Engdahl, “Hillary Emails, Gold Dinars and Arab Springs,” NEO, 17 March 2016)
アフリカにはCFAフランを利用している国もある。フランスも通貨を支配することで甘い汁を吸っていた。フランスにとってもリビアのカダフィは排除すべき存在だったのだ。
フランスのリビア侵略は2010年10月に始まっている。リビア政府の儀典局長が機密文書を携えてフランスのパリへ亡命、ニコラ・サルコジ仏大統領の側近やフランスの情報機関と接触したところから始まっているのだ。
11月にサルコジ大統領は「通商代表団」をベンガジに派遣、その中に潜り込んでいた情報機関や軍のスタッフはメスマリから紹介されたリビア軍の将校と会っている。この頃、フランスとイギリスは相互防衛条約を結んだ。
リビアより1カ月遅れてスタートしたシリア侵略はイギリスが主導している。ロラン・デュマ元フランス外相によると、彼は2009年にイギリスでシリア政府の転覆工作に加わらないかと声をかけられたという。声を掛けてきたふたりが誰かは語られていないが、ニコラ・サルコジ政権やフランソワ・オランド政権がシリアでの平和を望んでいないとデュマに判断させるような相手だったという。
また、シリア駐在のフランス大使だったエリック・シュバリエによると、西側のメディアやカタールのアル・ジャジーラがシリア政府が暴力的に参加者を弾圧していると伝えていた当時、実際は限られた抗議活動があったものの、すぐに平穏な状況になったことが調査で判明していたという。リビアでも西側メディアが宣伝したような弾圧はなかった。
フランスのマクロン政権は国防長官が交代した後のドナルド・トランプ政権を恐れているようだ。クリストファー・ミラー国防長官代理の上級顧問として雇われたダグラス・マグレガーはポンペオ国務長官やジョン・ボルトン元国家安全補佐官はイスラエル・ロビーからカネを受け取り、大金持ちになったと語っている。
こうした話をするとことから考えると、マグレガーは親イスラエル派ではないのかもしれない。支持勢力を失ったトランプが最後にシオニストの意向を無視した政策を打ち出すのだろうか?
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202011150000/
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/344.html#c3
41. 中川隆[-9950] koaQ7Jey 2020年11月15日 05:11:38 : WBwhDwKyTw : MGZIdEtpL1hETS4=[3]
2020年11月14日
デトロイトに住む悪党 / 不正選挙の温床を作る者
黒木 頼景
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68836274.html
民衆党が支配する激戦州
Trump 009213Joe Biden 663
米国で行われる選挙を見ると、各州が本当に党派で分裂しているのが分かる。ニューヨーク州やマサチューセッツ州などの東海岸と、ワシントン州からカルフォルニア州にかけての西海岸は民衆党の牙城となっており、共和党が強いのは、南部と中西部の田舎くらいだ。今回の大統領選挙で注目を浴びた、ウィスコンシン州やミシガン州、ペンシルヴァニア州は、一応「揺れる激戦州(swing states)」と呼ばれているが、通常の選挙では民衆党の方が強い。先週、ペンシルシルヴァニアの郵便局で、投票用紙の消印が改竄されたという内部告発が大々的に取り上げられたけど、ウィスコンシン州やミシガン州でも不正行為はゴロゴロある。「浜の真砂が尽きない」というが、民衆党の縄張りでは八百長選挙が病的なくらいに横行しているようだ。
不正投票の疑惑は、集計マシーンに仕込まれたソフトウェアーとか、その怪しい供給元、郵便投票の書き換え、得票数の改竄など、実に様々だが、投票所や集計所の職員による不正も見逃せない。一部の職員は大量のバテイン票を密かに運んできたり、郵便で送られてきた投票用紙を勝手に破棄したり、と監視の目を逃れてやりたい放題。日本の公務員たど、これほどの露骨な不正は起こさないけど、アメリカの下級職員ときたら、ルーティーン・ワークのように結構平気で犯したりする。なぜなら、お金で買収される下層民だけでじゃなく、執念や怨念、党派心で不正をはたらく者がいるからだ。
Mark Zuckerberg & Priscilla Cahn 001(左 : マーク・ザッカーバーグ / 右 : プリシラ・チャン夫人 )
ただし、こうした悪党職員を確保・維持するためには、やはり“お金”が必要だ。少数ならともかく、大勢の人間を動員するとなれば、理想や空気だけでは不充分。でも、民衆党なら心配無用。何といっても、気前のいい旦那衆がついている。当ブログでは以前、大口献金者を紹介した。その中で、とりわけ目立つのは、「フェイスブック(Facebook)」の創設者であるマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)である。このユダヤ人大富豪は、支那人の女房と一緒に「慈善活動」に見せかけた政治活動に勤しんでいる。彼らは選挙スタッフとなる下級職員をいたわる名目で、今年9月までに3億ドル(約288億円 / 1ドル96円で換算)の資金を流したという。この“献金”は大部分、シカゴを拠点とする「技術・文明生活センター(CTCL / Center for Technology and Civic Life)」に渡されたそうだ。Nicholas Riccardi, "Mark Zuckerberg donates $ 100 M more to help election offices", The Associated Press, October 13, 2020.) ところが、大統領選挙が近づいてきたので心配になったのか、10月になると、さらに別個で1億ドルを追加したという。
いやぁぁ〜、ユダヤ人のお金持ちって太っ腹だなぁ〜。下々の苦労に同情するなんて。やはり、民衆党のパトロンは「庶民思い」なんだねぇ〜。しかし、ザッカーバーグ氏は単なる善人じゃなかった。彼はコチコチの民衆党贔屓で、「打倒トランプ」の急先鋒。何としても、あの忌々しい暴言王を引きずり下ろしたい。そこで、民衆党の下層民が郵便投票をしやすくする“お手伝い”をした。例えば、体が弱い高齢者や怠惰な人でも、気軽に期日前投票ができるよう、街角に集積ボックスを設置したというのだ。ザッカーバーグ氏の意向を受けたCTLCは、800箇所の投票所を開設したという。(Graham Jaehning, "The Zuckerberg effect? Funding appears to fuel Trump's lawsuits", The Daily Mining Gazette, November 6, 2020.) さらに、息の掛かった職員が不在者投票用紙を熱心に回収していたから、バイデン票が劇的に増えたのも当然だ。とにかく、選挙の当日、投票所に行くのが面倒な人にとっては、実に親切で便利なサービスである。
ただし、この投票箱は民衆党員が多い地域に多数見られたそうだ。元カンザスの州検事で、現在「トマス・モア協会(Thomas More Society)」の傘下にある「Amistad Project」で代表を務めるフィル・クライン(Phil Kline)氏によれば、民衆党の支持者が多い地区には、4平方マイル(約10㎢)ごとに1つの投票箱が設置されているけど、共和党の支持者が多い地区には、1,100平方マイル(約2,860㎢)につき1個しかないという。つまり、共和党に投票する奴には、それとなく意地悪をする、ということらしい。まぁ、民衆党の支援者からすれば、「共和党の連中に便宜を図ることはない」という考えなんだろう。日本も似たようなものだけど、アメリカの選挙って、隅から隅まで「銭」なんだよねぇ〜。
腐敗が当たり前のデトロイト
今回の大統領選挙では、ミシガン州のデトロイトにある集計所が問題となった。ここは共和党の監視員を排除して、部屋の中が見えないよう、職員がガラス窓を板で覆ったことで世界的なニュースとなった。第三者に見られてはマズい集計作業なんておかしいけど、民衆党の“領土(シマ)”なんだからしょうがない。共和党の監視員は密室の外で騒ぐしかなく、裁判所に訴えて再び監視できるようになったけど、2m以上離れるよう命じられたので、実質的には目隠しの状態だ。いくら何でも、双眼鏡で職員の手先を凝視するなんて馬鹿げている。これじゃあ、モザンビークかウガンダの選挙と一緒じゃないか。日本の小学生なら、レオーネ・アバッキオの「ムーディー・ブルースがあればいいのに、と思ってしまうが、これは漫画のキャラクターだから無理。(「ムーディー・ブルース」というのは、現場の模様を過去に遡って再生できるスタンド。これを知らない人は、荒木先生のヒット作『ジョジョの奇妙な冒険 / 黄金の嵐』を読んでね。) 近づいて作業の現場を確認できないのであれば、せめて、高性能の監視カメラを集計所に設置すべきなんだけど、民衆党の知事が君臨している州じゃ絶望的である。
問題のデトロイトが不正の温床になっているのは、ある意味当然で、ここは市長から下っ端職員まで、ほとんどが腐敗している。日本のワイドショーはほとんど伝えなかったけど、2001年に就任したクワミ・キルパトリック(Kwame Kilpatrick)元市長は稀代のワルだった。彼の政治生活は不正の倉庫といったところで、郵便や通信の詐欺を始め、脱税、違法な税金還付などの罪状で充ち満ちている。キルパトリックは免税措置を受ける福祉団体、「キルパトリック・シヴィック・ファンド(Kilpatrick Civic Fund)」を創設したが、彼はこの組織を利用して不正の限りを尽くした。例えば、団体の資金を流用して盗聴や盗撮を発見する器具を購入したほか、ヨガやゴルフのレッスン代に加え、ゴルフ・クラブの購入、子供のサマー・キャンプや旅行、引っ越しなどにかかる費用、自動車のレンタル代、自宅の購入など、私的な出費に当てたそうだ。こうして、10件の詐欺や5件の不正還付で起訴されると、2013年に有罪判決となった。彼に対する仕置きは、28年の懲役刑。もし、刑務所での態度が良ければ刑期が短縮されるので、もしかしたら2037年に釈放となるかも知れない。
Kwame Kilpatrick 02William Phillips 1
(左 : クワミ・キルパトリック / 右 : ウィリアム・フィリップス )
もう、舛添要一みたいな政治家だが、こんな市長にも腹心のアドヴァイザーがいた。それがウィリアム・フィリップス(William A. Phillips)である。彼はキルパトリックと同じ、「キャス技術高校(Cass Technical High School)」に通っていたクラスメイト。何しろ、親友がデトロイト市長になったもんだから、彼もその旨い汁にありつくことができた。フィリップスはデトロイトの地域開発資金局のメンバーとなり、「デトロイト経済発展部門」の代表にもなれた。そして、2002年1月、彼は「P.I.E. Management, L.L.C.」という組織を創設し、選挙に係わる仕事を請け負っていた。もちろん、大統領選挙でも仕事を委託されており、デトロイト市の選挙職員を募集していたという。開票作業を行う職員は二交代制で、午前7時から午後7時まで勤務する職員は日給600ドルをもらっていた。午後10時から明け方の午前6時までのシフトは、ちょっと高くて日給650ドルであったという。
このP.I.E. Managementが今回の選挙で請け負った仕事の契約金は、約100万ドル(1,053,600ドル)であったらしい。(Detroit City Council Report, September 22, 2020.) でも、百万ドルもらって、不正選挙が起きたんだから大変だ。一体どんな職員を雇ったのか? まさか、フィリップスが「不正行為」を指示したんじゃあるまい。ちなみに、問題となった「ドミニオン集計システム(Dominion Voting Systems)」は、総額1,836,593ドルの契約金となっていた。さすが、高額な機械だけある。誤作動しても、トランプの票がバイデンの方へ流れるだけなんだから。奇妙なことに、このシステムだとバイデン票はトランプの所へは移らない。本当に不思議だ。トランプの票数だけが減り、決して増えることはないんだからさぁ〜。なぜだろう? 「テツ&トモ」みたいに踊りたくなる。もっと驚くのは、集計システムがインターネットに接続されていたことだ。これはキツく禁止されていたのに、誰かが意図的にルールを破った。もう、目眩がしちゃうけど、FBIの捜査を待つしかない。
11月14日の時点で、CNNは「選挙結果」なるものを発表し、バイデンの選挙人獲得数が306人で、トランプの獲得数は232人であると報じた。日本の地上波テレビも、米国メディアの報道を受けて、「全米50州で選挙結果が判明し、バイデン候補の勝利となりました」、と暢気に伝えている。しかし、これは主流メディアの発表に過ぎない。まだ激戦州では票の再集計や訴訟が行われているから、結果が判明するのはまだ先のことである。今、我々が耳にしている「結果」は、州務長官の発表じゃないから、「正式」な判定とは呼べない。だいたい、これだけ多くの不正疑惑が持ち上がっているのに、米国や日本の大手メディアは「バイデン勝利」で押し切ろうと図っている。これは湯船の屁よりも臭い。裏に何らかの魂胆があるんだろう。ホント、今回の大統領選挙はローラーコースターのような展開だ。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68836274.html
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/359.html#c41
21. 中川隆[-9949] koaQ7Jey 2020年11月15日 05:37:53 : WBwhDwKyTw : MGZIdEtpL1hETS4=[4]
白いエッジの頃のLE8Tは元気で輝いていた。
ジャズピアノ御用達【JBL2130と2120】 2
2020-11-04
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12635519322.html
バドパウエルは暗く重い情念の渦が向こうから飛んでくる。
その情念の持つ重量感も併せてスピードを落とさずドライブ感を再現したい。
セロニアス・モンクもあの訥々とするピアノ・ソロを
甘くならず、出音の曖昧さを排除することによって、
あの特異なモンクのピアノ世界を再生したい。
シダーウォルトン
東京新宿のピットインでのライブ
ジャズ・ピアノ再生の絶対的なエキスパートはどれだろう。
よく候補にあがるLE8Tではなく、D120(2130),D110(2120) すべてはD130の兄弟機種である。
白いエッジの頃のLE8Tは元気で輝いていた。
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12635519322-14844777555.html
ピアノだと、JBLなら何となく、あのSP-LE8Tを想像する。
だがLE8Tは、初期の16オームの頃の時代のものならともかく、
時代を経る毎に音はマイルドで立ち上がりが鈍く、往年のJBLの音とはかけ離れてしまっている。
いつの頃からか、センタードーム裏側へ、暴れをふせぎたかったのか共振止を貼付した時点で
すっかり牙を抜かれた感が強くなった。
音は時代を経る毎に暗くなっていく。これは38pの2220や130Aでも共通。
あの輝くピアノの、往年の輝きはないといっていい。
更に言えば、20cm(実測で18p口径)という小さな口径ではエネルギー不足で、
ピアノのダイナミズムの再生という点でも物足りぬ。
家庭用のラッパの使い易くリアリティも同時に求めた口径の理想は
30cm位だと思う、38pだと箱が大型化するしマルチウェイが前提だ。
口径の最低は譲っても25cmまでとし、ギターアンプのジェンセンあたりも面白いが、
ちと”やんちゃ”が過ぎる。
純粋にオーディオ用にもと、制限するならJBLのエキステンド系のみだ。
当時に並行し使っていたLE8Tはなんともマイルドで大人しいその性格がジャズに合わず、
たまたま、是非とも欲しいという方に譲ったのが数年前になる。
ランサー・カスタム以外でLE8Tと並行して使用していた、
JBL Pro.2120(D-110)をサンスイの箱へとビルトインし商品化した、
サンスイモニター2120というエキステンデッド・レンジのシステムを残した。
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12635519322-14844777796.html
10インチ(25cm)の2120は、コンシュマーOEMのD-110と言い換えた方がしっくりくる。
楽器やライブで演奏した経験のある人なら、D-110と訊けばフェンダーのあれね。とくる。
ジェンセンなどとともに実に頼もしいラッパだ。
オーデイオに良し、楽器SRに良し、ステージ上でも使える、
プロ用から家庭用までオールマイティー。兄貴分のD130と同じだ。
とにかく引き出しの多いラッパなのだ。
変な言い方だが大型の小口径(そんなイメージだ)の特徴で、
15インチエキステンデッドのD-130のように、小音量でも中域がぼけない美点が備わる。
軽いコーンに強靭な磁気回路による立ち上がり、
立下りが良くピアノのコロンとした美しい歯ごたえ感などは
おそらくJBL中最もピアノに相応しいラッパだと断言できる。
だからD110を選んだ。ただし、箱がなく結局、サンスイ製のモニター2120という機種である。
(D110,K110,2120は塗装と銘板以外は同じだ)
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12635519322-14844778972.html
D-110(2120)入りのサンスイ モニター #2120
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12635519322.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1097.html#c21
12. 2020年11月15日 05:50:24 : WBwhDwKyTw : MGZIdEtpL1hETS4=[5]
ジャズピアノ御用達 JBL D120(2130) と D110(2120)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1116.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/110.html#c12
15. 中川隆[-9948] koaQ7Jey 2020年11月15日 05:50:56 : WBwhDwKyTw : MGZIdEtpL1hETS4=[6]
ジャズピアノ御用達 JBL D120(2130) と D110(2120)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1116.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/493.html#c15
41. 中川隆[-9947] koaQ7Jey 2020年11月15日 05:51:21 : WBwhDwKyTw : MGZIdEtpL1hETS4=[7]
ジャズピアノ御用達 JBL D120(2130) と D110(2120)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1116.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/109.html#c41
1. 中川隆[-9946] koaQ7Jey 2020年11月15日 05:57:07 : WBwhDwKyTw : MGZIdEtpL1hETS4=[8]
JBL D131〜D120〜E120
2020-07-07
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12609470176.html
J・B・LansingがA・Lansing社を退社独立後に起こした際の
モデルは、今でも非常に有名な”D-130”だと信じている方は多いが
実は記念すべき最初のモデルは15インチの”D-101”である。
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12609470176-14785562388.html
D-101は、ALからのクレームですぐに製造中止となった幻のモデルだ。
実物はおろか現物の写真すら滅多にみかけない希少な製品だ。
以前、eBayで出品された当該写真を見たことがあるが、
オークションに出品されることなど数十年に一度程の確率。
Lansingによる、幻の超絶エキステンデッド・ドライバー、
そしてD-130、D-131の兄貴分である。
かつては自分が副社長をしていたALから、クレームを言われ、
まさかのイジメに耐え、気を取り直し第2弾として発表されたのが、
15インチのD-130である。
そしてその12インチヴァージョンのD-131が同時期(?)に登場する。
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12609470176-14785559447.html
ギター小僧にとってもJensenのP12N等とともに
憧れのドライバーがD-130や12インチのD-120なのだ。
特にD-120はもっとも使い易いサイズと性能で
フェンダーのあの2発使いのツインリバーブは雲の上の存在。
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12609470176-14785559323.html
そのD-120の一世代前のモデルがD-131ということになる。
そのD-131は兄貴分のD-130と違い70年前半には姿を消す。
D-130は紙のコーン紙を延長したものをプレスしエッジとした
いわゆるフィクスド・エッジでスタートし、そのエッジにヴィスコロイドを塗布したもの、
そして最終的にはクロス製のフリー・エッジへと変遷していく。
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12609470176-14785559290.html
ところが、D-131だけはフィクスド・タイプのまま製造中止となる。
プロ用の2130があると言われるが、2130のエッジはクロスのフリーだ。
当時、サンスイは輸入していないが、D-131は製造中後にD-120にとってかわられた。
(サンスイが製造中止のD-131の後継機として、
D-120をコンシュマーのカタログに載せていれば
型番の整合性がくっきりとしてくる。)
だからプロ用が発表された際の2130は、
D-120のプロ仕様と考えるべきだ。
10インチの2120(後のE-110)のコンシュマー版は、ギター小僧にはこれまた
おなじみのエキステンドドライバーの、D-110ということだ。
そうなると、JBLのエキステンド系はウーハーのD150、D-130、12インチのD-120
10インチのD-110と全てのサイズとその型番が”D-1xx”で整合性がとれることに気づく。
8インチのD-216はD-80だ。
10インチドライバーは創業時にその姿はないものの、最初からD-131は12インチの12をとり、
上二桁を12で始まるD-120とすればややこしくはならなかった。
ギターアンプやステージでお友達のD-120以降の系譜はD-131の直系として
ジャズ好きなオーディオ愛好家をも熱狂の渦へと巻き込みつつ、
長年にわたり、ひっそり愛用されていたというわけだ。
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12609470176-14785559358.html
midnight blue / kenny burrell
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12609470176.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1116.html#c1
2. 中川隆[-9945] koaQ7Jey 2020年11月15日 06:04:53 : WBwhDwKyTw : MGZIdEtpL1hETS4=[9]
JBL換装SANSUI MONITOR 2130,2120のこと vol.1
2020-06-22
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12605968994.html
武蔵小金井に大学時代の親しい友人がいた関係で
社会人となっても時々、中央線に乗り出かけることはしばしば。
村上春樹氏の”初代・Peter Cat”始め、
国分寺や国立の古本屋にバーや音楽喫茶など徘徊したついでである。
泊りがけで二人で久しぶりにギブソンのジャズ・ギターを弾いて楽しむ事もある。
もちろんギターアンプはJBL内蔵のフェンダーだ。
帰り道ふらふらと北口側へと回り、線路沿いに続いている梅林を見ながら寄り道の途上に
故・岩崎千明氏の二軒目の方の家があった。
そこの1階にある駐車場は各種のスピーカー始めオーディオ機器が埃をかぶって
山のように積まれていたのだ。
たぶんメーカーがこぞって持ち込んだものだろう。
その中に、サンスイのMONITOR 2130が山の一番上で
傾きながら、放置されていたのを目撃したことがある。
もったいない。である。
新宿にサンスイがあった時代に、岩崎さんとは何度かお話させて頂いたことがある。
若気の至りで、過激でぶしつけな質問に閉口されたであろう。
それでもいつも丁寧に対応された優しいお人柄であった。
しかし岩崎さんは、その時すでに亡くなられていたのである。
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12605968994-14777813254.html
整理しているオーディオ(特にJBL)の古い大型カタログの一部。
これらは折り目で切れ、ボロボロである。
これは断片、切れ端である。
捨てずに残っていたのは、当時の思い入れがあったからだと思う。
当時のサンスイが、JBLのエキステンド・レンジのドライバーを
自社のエンクロージャーへ搭載し、それぞれツイーターやミッドハイのドライバーを
後付で追加し、JBL得意の奥の深いシステムとして発展性をもたらせた。
とどめでお家芸ともいえる七宝組格子付のネットをつける念の入れ様ときた。
vol.2へ
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12605968994.html
JBL換装SANSUI MONITOR 2130,2120のこと vol.2
2020-06-22
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12605969655.html
SANSUI MONITORと謳うこのシリーズの
搭載されるドライバーの口径は、
それぞれ30cmの2130(D120)、25cmの2120(D110)、20cmの2115の3種類がある。
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12605969655-14777813307.html
SASUI MONITOR 2130は、D131の後継機でもあるギターアンプでもおなじみの、
D120のプロ仕様でK120も実際は同じもの。後のE120へと続いた。
D130の弟分だが、相対的な磁気回路は兄貴を上回る。
ステージモニターとしても、これ以外考えられないし、
15インチツインウーハーのミッドバスとしても最強。
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12605969655-14777813317.html
SASUI MONITOR 2120
MONITOR2120は、2120、K110と同様にD110のプロ仕様。
これもフェライト・ヴァージョンとしてSFG化され、
E110として大活躍した。
オーディオによし、ギターアンプにもよしである。
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12605969655-14777813326.html
SASUI MONITOR 2115
最後のMONITOR2115だけは前二者と性格は異なり、
低能率でコーンのストロークで低域を稼ぐタイプで、
名前だけは有名なLE-8Tのプロ用だ。
ランサプラスが塗布されずその分反応は良い、
口径にしては豊かな低域と感ずるも、所詮は箱の共鳴を利用した低域である。
JBLとしては、マイルドな味付けで、Dシリーズを好む者からすれば、
大人しすぎ、20cmという小さな口径もあってか、寂しい音で
はっきり言って、熱い空気感をも伝える、ジャズの再現には物足りない。
vol.3へ続く
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12605969655.html
JBL換装SANSUI MONITOR 2130,2120のこと vol.3
2020-06-22
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12605976691.html
このシリーズ、個人的には過去に全て経験している。
どれを選ぶかなら、ミッドに2370等ホーンをおごることを前提なら
モニター2130だ。
D130と同じ時期回路を有し口径が30cmならば、
相対的にも、JBL最強の磁気回路である。
音もカタチも良く似た、ALTEC LANSINGの600Bは、同じランシングの設計による
いわば姉妹機種で、高域のスピードが低域まで横一線に並び
スパーンと立ち上がる様は、快感以外の何ものでもない。
芯のあるソロはしっかり前に出るし、低域も適度な柔らかさを持つのは
D130譲りではないか。
そしてギターアンプでもおなじみのD110のプロ用、モニター2120である。
製造中止後はK110となったが、D130を小さくしたような再現性は
小口径の利点を生かした中〜中高域の繊細さや小回りの利いた再現性ゆえ
これのファンは多い。
ミッドドライバーより、素直にツイーターを足してあげると良い結果を生む。
今自分がランサーとともに愛用しているのが本機である。
この3機種は(ドライバーも含め)いずれも、とうの昔に製造中止となっている。
中古でしか手にできないものばかりだが、
JBLやALTEC LANSING、この時代に作られたエキステンド・ドライバーは
今作れとを言われても、それは到底叶わない夢のような時に、高性能を探求し設計・製造された
20世紀の世界遺産のようなものだと思えてくる。
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12605976691-14777813467.html
E シリーズ
フェライト化(SFG)されたモデル
フェライトの利点でもある、大パワーでも磁気が弱くならず、
何十年経っても減磁しないのは、特にSRやギターアンプでは有利。
特に紙のドライバーは違和感もなく、アルニコタイプよりも、
かえって使い易いモデルに変身しているほど。
低域もSFGのが、伸びていると思う。
因みに現在のJBLは、磁気効率の高いネオジウムの磁気回路にシフトされ続けている。
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12605976691.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1116.html#c2
3. 中川隆[-9944] koaQ7Jey 2020年11月15日 06:08:08 : WBwhDwKyTw : MGZIdEtpL1hETS4=[10]
ウエスとJBL D120(2130)
2020-05-29
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12600382378.html
ギターアンプの心臓部には、JBLのエキステンド・ドライバーの
D-120(2130)が良く似合う。
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12600382378-14766045709.html
兄貴分のD130はコンサートクラスのSRだが、ヴォーカルやリードギターの
ステージ・モニターにも、これと075のプロ用の2402の2ウェイによる、
ステージモニターが定番だ。
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12600382378-14766045754.html
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12600382378-14766045773.html
ギターの巨人 ウエス・モンゴメリーの映像をこうして眺められるは幸運だ。
実際の手元が良く分かる。
ピックを使わないウエスだが、リラックスしつつ、いとも簡単そうに
弾いているが、演っていることは結構高度なのだ。
オクターブ奏法とグイグイ引っ張る力強くグルーヴィーなトーン。
ロックギターを卒業し、ジャズギターを習い、聴き始めた頃からの
チャーリー・クリスチャンと並ぶ、憧れのギターの巨人でもある。
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12600382378.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1116.html#c3
4. 中川隆[-9943] koaQ7Jey 2020年11月15日 06:40:43 : WBwhDwKyTw : MGZIdEtpL1hETS4=[11]
異母兄弟の600BとD120
2020-01-24
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12569289953.html
家庭でのジャズ再生に向くラッパのサイズは30cm前後と思っている。
リアリティとライヴ感を体現できる適宜な口径サイズは
30cm位が経験上程よいサイズだ。
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12569289953-14700997876.html
条件はコーン紙が薄くて、高能率な広帯域ドライバーが条件だ。
低域まで一斉に反応がそろってこないとジャズは聴けない。
そして大型パワーアンプの力を借りずとも音が飛んでくること。
そうなれば基本設計はとても古いがこの兄弟2機種が選択肢となる。
AL(Altec Lansing)の600BとJBL D120がそれだ。
どちらもあのJ・B・Lansing氏設計による。
AL(Altec Lansing)とJBL。
会社は異なるものの、異母兄弟というわけだ。
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12569289953-14700997993.html
程度の良い600Bはほとんど手に入らないのが残念だ。
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12569289953-14700997940.html
D120はオーディオマニアには?と思われる型番だが、
ギターをいじる人ならおなじみのもので、
同じ、JBLの2130やK120と基本は同じ。
ジャズ再生のエキスパートとして、眼前にミュージシャンが並ぶどころか
唾が飛んできそうな距離感でライヴの疑似体験ができる。
15インチだと箱も大きくなりすぎるきらいがあるが、
12インチならそうそう箱も大型にならずに済む。
熱いジャズファンには無理やりでもお薦めしたい、
Lansing設計の隠れ名器なのである。
イレギュラーな使い方として、
(口径の問題でD120に限った話だが)
有名な4312から腰の弱い白いウーハーを外し、
これに付け替えてみるといい。
D120が入手不可能なら、E-120でもかまわない。
フェンダーのツイン!ギター少年の憧れ。
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12569289953-14700997828.html
クールで熱い!
50年後半のこのマイルスコンボにはコルトレーンやエバンスが在籍していた時代だ。
マイルスもこの頃は指示を出す以前に、自分が先頭に立っている。
そういったまだ正攻法として、前を向いていた頃なのだ。
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1116.html#c4
13. 中川隆[-9942] koaQ7Jey 2020年11月15日 06:41:29 : WBwhDwKyTw : MGZIdEtpL1hETS4=[12]
異母兄弟の600BとD120
2020-01-24
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12569289953.html
家庭でのジャズ再生に向くラッパのサイズは30cm前後と思っている。
リアリティとライヴ感を体現できる適宜な口径サイズは
30cm位が経験上程よいサイズだ。
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12569289953-14700997876.html
条件はコーン紙が薄くて、高能率な広帯域ドライバーが条件だ。
低域まで一斉に反応がそろってこないとジャズは聴けない。
そして大型パワーアンプの力を借りずとも音が飛んでくること。
そうなれば基本設計はとても古いがこの兄弟2機種が選択肢となる。
AL(Altec Lansing)の600BとJBL D120がそれだ。
どちらもあのJ・B・Lansing氏設計による。
AL(Altec Lansing)とJBL。
会社は異なるものの、異母兄弟というわけだ。
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12569289953-14700997993.html
程度の良い600Bはほとんど手に入らないのが残念だ。
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12569289953-14700997940.html
D120はオーディオマニアには?と思われる型番だが、
ギターをいじる人ならおなじみのもので、
同じ、JBLの2130やK120と基本は同じ。
ジャズ再生のエキスパートとして、眼前にミュージシャンが並ぶどころか
唾が飛んできそうな距離感でライヴの疑似体験ができる。
15インチだと箱も大きくなりすぎるきらいがあるが、
12インチならそうそう箱も大型にならずに済む。
熱いジャズファンには無理やりでもお薦めしたい、
Lansing設計の隠れ名器なのである。
イレギュラーな使い方として、
(口径の問題でD120に限った話だが)
有名な4312から腰の弱い白いウーハーを外し、
これに付け替えてみるといい。
D120が入手不可能なら、E-120でもかまわない。
フェンダーのツイン!ギター少年の憧れ。
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12569289953-14700997828.html
クールで熱い!
50年後半のこのマイルスコンボにはコルトレーンやエバンスが在籍していた時代だ。
マイルスもこの頃は指示を出す以前に、自分が先頭に立っている。
そういったまだ正攻法として、前を向いていた頃なのだ。
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1103.html#c13
22. 2020年11月15日 07:06:35 : WBwhDwKyTw : MGZIdEtpL1hETS4=[13]
JBLの人気・ロングセラーvol.2【四天王】vol.2
2015-06-21
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12500251892.html
LE8T
スピーカー・ユニットでは
前述のLE8Tなる実質18cm口径の8inchフルレンジ・ドラーバーが
最も有名なところで、今でも中古市場で人気、タマ数も多く
愛用者も多い。
LE8Tの愛好者は控え目な人が多いようで、
オーディオマニア得意の”機械自慢”をするどころか
この小さなフルレンジスピーカーを
伴侶のような思いで、ひっそりと鳴らす
生粋の音楽ファンが多いような気がする。
ユニットのサイズの割に大きな箱が必須アイテム。
それが可能ならば、豊かなでろうろとした低域に
特有の中域で奏でるバイオリンの色艶に、
得意のピアノにクラシックファンまでもが
飛びついたのだった。
D130
このLE8Tとともに人気があったのが
JBLでは創設後の第2弾スピーカーでもある
D130という楽器用のフルレンジが有名で
こちらもファンは多く、JBLでの
技術の集大成でもあり、ランシング設計の
晩年最後の遺作とも言えるユニットでもある。
こちらは、15inchと口径が大きすぎて
高域はまるきし出ないが、
175などのホーンドライバと組んでの
2ウェイで古い録音なら十分熱い音が聴ける。
とはいえ、元来楽器やPA用のクセの強いユニット
であるだけに、この音にはまった人限定である。
好きな人は好きという個性の強烈なユニットで
実力以上に、過去にネットで人気先行してしまったせいか、
いざ手に入れても使いこなしに手を焼き
特有のクセがダメな人が手放す事が多いから、
中古でもそこそこ流通している。
これが好きになったらあとは、
十分な広さの部屋と、大音量の出せる環境は必要だ。
ランシングの設計で、ALのA5のような骨太の凄味はないものの
古い録音のジャズにピントはどんぴしゃと合う。
ジャズやブルーズ御用達でもある。
スタジオ・モニター #4343
そして最後の一つは、スタジオ・モニター4343の系譜であろう。
4312と同じくJBLでは有名人だ。
スタジオモニターという名前の付け方も上手かった。
プロっぽい印象を最初に与え、スピーカーは片チャンネルあたり4本もついている。
奥行きの浅い場所をとらない四角い箱に、日本人の大好きなブルーバッフル。
プロの現場で、4wayで現実にプレイバックするとは、考えられないが
家庭に持ち込んだ時に、小音量でもワイドレンジで、緻密で濃い音色に
JBLにしては、調教されたマイルドな音が
ジャズ以外の音楽ファンにも受けたのである。
当時、現在の団塊中心に飛ぶように売れた大型ブックシェルフ(?)でもある。
こんな大きなスピーカーが売れまくったこと自体オーディオバブルの象徴で、
現実に部屋に入れれば相当圧迫感がある。冷蔵庫が2台あると思えばよい。
しょせん専用の部屋でもない限り、不遇をかこつけた、4343が可哀そうでもある。
もっとも今現在、イヤホン派の団塊ジュニアには見向きもされない。
オーディオが過去のものになっていった象徴的な風景である。
ここに挙げたものはJBL好きなら定番中の定番で
他にも魅力あるものは多数あるが
こにあげた、四天王はとりわけ思い出が詰まる
機種であることに異存はないはずである。
消耗品の多いオーディオ製品でも
化石だシーラカンスだといわれながらも
世紀を跨いで君臨してきた今は老いた名優達と言えるわけで
JBL製品の層の厚さと狂信的なファンの思い入れを
受け入れるに十分な資質を持って生まれた来た
工業アート製品かもしれない。
いずれオーナーの死によって、愛器とは別れることになるであろうが、
大切に使われるのが天命と思い傅けば本望であろう。
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12500251892.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1097.html#c22
32. 中川隆[-9941] koaQ7Jey 2020年11月15日 07:07:22 : WBwhDwKyTw : MGZIdEtpL1hETS4=[14]
JBLの人気・ロングセラーvol.2【四天王】vol.2
2015-06-21
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12500251892.html
LE8T
スピーカー・ユニットでは
前述のLE8Tなる実質18cm口径の8inchフルレンジ・ドラーバーが
最も有名なところで、今でも中古市場で人気、タマ数も多く
愛用者も多い。
LE8Tの愛好者は控え目な人が多いようで、
オーディオマニア得意の”機械自慢”をするどころか
この小さなフルレンジスピーカーを
伴侶のような思いで、ひっそりと鳴らす
生粋の音楽ファンが多いような気がする。
ユニットのサイズの割に大きな箱が必須アイテム。
それが可能ならば、豊かなでろうろとした低域に
特有の中域で奏でるバイオリンの色艶に、
得意のピアノにクラシックファンまでもが
飛びついたのだった。
D130
このLE8Tとともに人気があったのが
JBLでは創設後の第2弾スピーカーでもある
D130という楽器用のフルレンジが有名で
こちらもファンは多く、JBLでの
技術の集大成でもあり、ランシング設計の
晩年最後の遺作とも言えるユニットでもある。
こちらは、15inchと口径が大きすぎて
高域はまるきし出ないが、
175などのホーンドライバと組んでの
2ウェイで古い録音なら十分熱い音が聴ける。
とはいえ、元来楽器やPA用のクセの強いユニット
であるだけに、この音にはまった人限定である。
好きな人は好きという個性の強烈なユニットで
実力以上に、過去にネットで人気先行してしまったせいか、
いざ手に入れても使いこなしに手を焼き
特有のクセがダメな人が手放す事が多いから、
中古でもそこそこ流通している。
これが好きになったらあとは、
十分な広さの部屋と、大音量の出せる環境は必要だ。
ランシングの設計で、ALのA5のような骨太の凄味はないものの
古い録音のジャズにピントはどんぴしゃと合う。
ジャズやブルーズ御用達でもある。
スタジオ・モニター #4343
そして最後の一つは、スタジオ・モニター4343の系譜であろう。
4312と同じくJBLでは有名人だ。
スタジオモニターという名前の付け方も上手かった。
プロっぽい印象を最初に与え、スピーカーは片チャンネルあたり4本もついている。
奥行きの浅い場所をとらない四角い箱に、日本人の大好きなブルーバッフル。
プロの現場で、4wayで現実にプレイバックするとは、考えられないが
家庭に持ち込んだ時に、小音量でもワイドレンジで、緻密で濃い音色に
JBLにしては、調教されたマイルドな音が
ジャズ以外の音楽ファンにも受けたのである。
当時、現在の団塊中心に飛ぶように売れた大型ブックシェルフ(?)でもある。
こんな大きなスピーカーが売れまくったこと自体オーディオバブルの象徴で、
現実に部屋に入れれば相当圧迫感がある。冷蔵庫が2台あると思えばよい。
しょせん専用の部屋でもない限り、不遇をかこつけた、4343が可哀そうでもある。
もっとも今現在、イヤホン派の団塊ジュニアには見向きもされない。
オーディオが過去のものになっていった象徴的な風景である。
ここに挙げたものはJBL好きなら定番中の定番で
他にも魅力あるものは多数あるが
こにあげた、四天王はとりわけ思い出が詰まる
機種であることに異存はないはずである。
消耗品の多いオーディオ製品でも
化石だシーラカンスだといわれながらも
世紀を跨いで君臨してきた今は老いた名優達と言えるわけで
JBL製品の層の厚さと狂信的なファンの思い入れを
受け入れるに十分な資質を持って生まれた来た
工業アート製品かもしれない。
いずれオーナーの死によって、愛器とは別れることになるであろうが、
大切に使われるのが天命と思い傅けば本望であろう。
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12500251892.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1101.html#c32
17. 中川隆[-9940] koaQ7Jey 2020年11月15日 07:07:51 : WBwhDwKyTw : MGZIdEtpL1hETS4=[15]
JBLの人気・ロングセラーvol.2【四天王】vol.2
2015-06-21
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12500251892.html
LE8T
スピーカー・ユニットでは
前述のLE8Tなる実質18cm口径の8inchフルレンジ・ドラーバーが
最も有名なところで、今でも中古市場で人気、タマ数も多く
愛用者も多い。
LE8Tの愛好者は控え目な人が多いようで、
オーディオマニア得意の”機械自慢”をするどころか
この小さなフルレンジスピーカーを
伴侶のような思いで、ひっそりと鳴らす
生粋の音楽ファンが多いような気がする。
ユニットのサイズの割に大きな箱が必須アイテム。
それが可能ならば、豊かなでろうろとした低域に
特有の中域で奏でるバイオリンの色艶に、
得意のピアノにクラシックファンまでもが
飛びついたのだった。
D130
このLE8Tとともに人気があったのが
JBLでは創設後の第2弾スピーカーでもある
D130という楽器用のフルレンジが有名で
こちらもファンは多く、JBLでの
技術の集大成でもあり、ランシング設計の
晩年最後の遺作とも言えるユニットでもある。
こちらは、15inchと口径が大きすぎて
高域はまるきし出ないが、
175などのホーンドライバと組んでの
2ウェイで古い録音なら十分熱い音が聴ける。
とはいえ、元来楽器やPA用のクセの強いユニット
であるだけに、この音にはまった人限定である。
好きな人は好きという個性の強烈なユニットで
実力以上に、過去にネットで人気先行してしまったせいか、
いざ手に入れても使いこなしに手を焼き
特有のクセがダメな人が手放す事が多いから、
中古でもそこそこ流通している。
これが好きになったらあとは、
十分な広さの部屋と、大音量の出せる環境は必要だ。
ランシングの設計で、ALのA5のような骨太の凄味はないものの
古い録音のジャズにピントはどんぴしゃと合う。
ジャズやブルーズ御用達でもある。
スタジオ・モニター #4343
そして最後の一つは、スタジオ・モニター4343の系譜であろう。
4312と同じくJBLでは有名人だ。
スタジオモニターという名前の付け方も上手かった。
プロっぽい印象を最初に与え、スピーカーは片チャンネルあたり4本もついている。
奥行きの浅い場所をとらない四角い箱に、日本人の大好きなブルーバッフル。
プロの現場で、4wayで現実にプレイバックするとは、考えられないが
家庭に持ち込んだ時に、小音量でもワイドレンジで、緻密で濃い音色に
JBLにしては、調教されたマイルドな音が
ジャズ以外の音楽ファンにも受けたのである。
当時、現在の団塊中心に飛ぶように売れた大型ブックシェルフ(?)でもある。
こんな大きなスピーカーが売れまくったこと自体オーディオバブルの象徴で、
現実に部屋に入れれば相当圧迫感がある。冷蔵庫が2台あると思えばよい。
しょせん専用の部屋でもない限り、不遇をかこつけた、4343が可哀そうでもある。
もっとも今現在、イヤホン派の団塊ジュニアには見向きもされない。
オーディオが過去のものになっていった象徴的な風景である。
ここに挙げたものはJBL好きなら定番中の定番で
他にも魅力あるものは多数あるが
こにあげた、四天王はとりわけ思い出が詰まる
機種であることに異存はないはずである。
消耗品の多いオーディオ製品でも
化石だシーラカンスだといわれながらも
世紀を跨いで君臨してきた今は老いた名優達と言えるわけで
JBL製品の層の厚さと狂信的なファンの思い入れを
受け入れるに十分な資質を持って生まれた来た
工業アート製品かもしれない。
いずれオーナーの死によって、愛器とは別れることになるであろうが、
大切に使われるのが天命と思い傅けば本望であろう。
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12500251892.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/944.html#c17
1. 中川隆[-9939] koaQ7Jey 2020年11月15日 07:43:14 : WBwhDwKyTw : MGZIdEtpL1hETS4=[16]
富裕層は配当が所得の大部分だから、所得税の累進課税では所得再分配にならないんだよ。
外資は株式譲渡課税はゼロだしね。
所得税でも厚生年金でも健康保険でも、上限が有って、上限以上では徴収額は変わらないんだ。
それで、日本でも海外でも、所得が多い程 税率がどんどん減る様にしているんだよ。資本家は賢いからね:
金持ちの嘘くさい寄付 バフェットとゲイツは無税で子供に相続
良くこんな白々しいセリフが喋れると感心するビルゲイツ
全資産を非課税で子供に相続させる。
アメリカ1位と2位の大資産家、バフェットとゲイツがともに、全資産を慈善団体に寄付すると言っている。
ところがその実体は「脱税」そのものなのです。
慈善事業という脱税
数年前、全米一の資産家のウォーレン・バフェットが全資産を慈善事業に寄付すると発表し話題になった。
バフェットの友人のビルゲイツもまた、資産の95%を慈善団体に寄付すると発表し、献身的行為として賞賛された。
またアラブの某王様が全資産20兆円以上を、やはり慈善団体に寄付すると発表した。
彼らは一様に「子供を金持ちにするほど愚かではない」「お金を持っていても意味は無い。」などと仙人のような事を言っている。
急に世界の金持ち達は自己犠牲や弱者への愛に目覚めたようです。
だが本当の目的は他にあるという先例もある。
T型フォードで有名なフォードは莫大な遺産を子供達に残したが、80年代には日本車に押されてフォードの経営は悪化していた。
金持ちにとって相続税などで子孫が代替わりするたびに資産が目減りするのは悩みの種だった。
そこでフォード一族は親族会議を開き、一族の資産を慈善団体に寄付する事にしました。
フォード財団は初代フォードが存命中に設立したが、目的は最初から脱税と相続税の免除だった。
時代を経るごとに一族は本業よりも慈善活動に力を入れるようになり、今では慈善事業が本業です。
カーネギー財団とかフォード財団などアメリカには慈善団体が多いが、目的はすべて金儲けと脱税です。
「慈善事業」という言葉の響きには誤解があり、多くの人は金持ちが自分の金を貧しい人に寄付すると思っている。
そうではなく、慈善団体は営利事業として投資を行い、利益の一部を寄付して、出資者に配当金を支払うのです。
事業そのものには税金が掛からないうえ、出資者への配当金も、ほぼ無税でしかも世襲です。
資産を相続せず、役員の役職を継ぐので代替わりしても相続税は一切掛からない。
バフェットやゲイツの「お金に興味が無くなった」という言葉は、興味が無ければドブにでも捨てたらどうなのかと思える。
バフェットの資産数兆円を慈善団体に寄付し、子供を役員にする事で非課税で全資産を相続させることができる。
役員は出資金の金額で決まり、世襲で相続されるので多くの金持ちがそうしている。
財団の利益は寄付事業をした残りが、出資比率に応じて分配される事になっている。
アメリカの大金持ちの生き方
アメリカには○○財団がやたらと多く、トンチンカンな日本の知識人は「アメリカの金持ちは募金をするが日本人はしない」と言っています。
日本人には社会に貢献する気持ちが無くて恥ずかしい、アメリカ人はキリスト教徒なので寄付で社会貢献している、などと言っていました。
アメリカ人が寄付するのは慈悲の心からではなく、金儲けの手段の一つなのです。
財団を設立して脱税する手口を始めたのは、ロックフェラーだったとも言われている。
アメリカでは大統領選の選挙資金の80%をこうした金持ちが出しているので、決して金持ちの脱税を止めたりはしません。
州議会議員や市議会議員でも、もちろんこうしたお金の恩恵を受けているので、金持ちから税金を取ることは無いのです。
例えばバフェットが全資産5兆円を財団に寄付したとします。
アメリカの法律では財団が解散すれば5兆円はそっくりバフェットに返還される事になっています。
実際にはその時には84歳のバフェットはなくなっていて、子供か孫の世代になっていますが、同じように非課税で返還されます。
解散するしないは、最大出資者のバフェット一族が、役員として決定権を握ります。
寄付したお金は自分の資産ではないので一切非課税になり、相続税や財団の資金運用にも掛かりません。
バフェットがやっているバークシャー・ハサウェイより有利な条件で資金運用できるのです。
ビルゲイツの7兆円も同じように、彼が生きているうちに「永遠の預金」に預け、子孫は配当金をずっと受け取れます。
例えば5兆円の5%が毎年分配されたとしても、毎年2500億円を受け取れる訳です。
しかもこうした財団はインフレにもデフレにも強く、元本が目減りする事はまず無い。
これは寄付ではなく日本語では「永久非課税の定期預金」に過ぎません。
因みに日本の慈善団体はこれほど優遇されておらず、世襲は上手く行かないので、日本の金持ちは寄付しません。
その代わり日本では政治団体を非課税で相続できるので、資産を寄付して息子に相続させる政治家が多い。
http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/642.html#c1
1. 中川隆[-9938] koaQ7Jey 2020年11月15日 08:04:15 : WBwhDwKyTw : MGZIdEtpL1hETS4=[17]
地方銀行や中小企業を潰すな、少子化を止めろ、というのは昭和脳なんですね。
今は技術の進歩で、日本人の1/4が8時間労働すれば日本人全員が生活に必要な物をすべて作れる時代です。
言い換えると、日本人の 3/4はやるべき仕事が無いんですね。少子化は意図的に進めるのが正しいのです。
政府が公共事業で需要を増やしたところで日本人の 3/4がやっている、やってもやらなくても何も変わらないどうでもいい仕事の量が増える事はありません。
その金は不動産や株式市場に流れてバブルを起こすだけです。
日本人の 3/4 は、風俗、水商売、パチンコ、ヤクザとか、スキー場・温泉宿・ガソリンスタンド・コンビニ・回転寿司・ファミリーレストラン・ラーメン屋・飲み屋・調剤薬局・歯医者・弁護士みたいに既に適正数の何倍も店舗がある、やってもやらなくても何も変わらない労働生産性がゼロに近いサービス業をやって何とか食べているのです。
公共事業をやっても日本人の 3/4 のやる仕事ができるという訳ではないですね。
現在の日本がデフレだというのは言い換えると、技術の進歩で労働者が1日2,3時間も働けば生活に必要な食べ物や工業製品をすべて作れる時代になってしまった、それ以上の仕事はやってもやらなくても同じだという事です。
だから今は農業人口も200万人以下で日本全体の食糧消費の大半を簡単に作れるのです。
今は高齢者186万人が農業に従事しているだけです:
(農業就業人口は引き続き減少・高齢化)
農業就業人口のうち基幹的農業従事者(*2)数は、186万2千人となり、前年に比べて18万9千人(9.2%)減少し、200万人を下回りました。 また、65歳以上の割合は59.1%と前年に比べて2ポイント低下したものの6割を占めており、平均年齢も66歳と高齢化が進んでいます。
三橋さんは緊縮財政を続けると日本の供給力が壊滅して開発途上国になると騒いでいますが、元々日本は供給力が増えすぎて困っているのです。 食料も電気製品も住居も土地も日本では有り余っています。 ただ、労働者の賃金が安くて世の中に有り余っているものを消費できないというだけです。デフレギャップを減らすには、終戦直後にGHQがやった様に、意図的にインフレを起こして資本家の資産を目減りさせて労働者に再分配するしかありません。国債発行や公共事業をいくらやっても、増えた金はすべて資本家に持って行かれるだけで、労働者の実質賃金はどんどん下がっていきます。
日本の仕事の殆どはサービス産業なので、食べていく為にやってもやらなくても良い無駄な仕事をしている事になります。
人口が減ればそういう無意味な仕事をする必要も無くなるので、デービッド・アトキンソンの最低賃金を上げて、それに耐えられない中小企業は潰せ、というのは正しいです。存在価値が無い中小企業を淘汰するのは合理的です。
セブンイレブン、業績好調なのに大量閉店の闇〜月収26万円で疲弊するオーナーたち=栫井駿介
2019年10月24日
https://www.mag2.com/p/money/798181
安物・粗悪品の製造会社、アマゾンに対抗できない小売店、国債の利息でなんとか生きながらえている地方銀行、海外からの技術研修生を使わないとやっていけない会社、コンビニより多い歯科医院、外人留学生が居ないとやっていけない大学・専門学校、インバウンドで食べている旅館・観光会社、風俗等のヤクザのしのぎになっている仕事、パチンコ・IR
すべて日本の生産性を下げているだけの無意味・無駄な仕事です。
________
起業家の半数が1年で廃業し収入はバイト以下
起業しても10%以下しか継続できない
起業家の厳しい実態
10数年前から日本政府は起業を奨励していて、起業すれば必ず成功するかのようなキャンペーンをやっていました。
ブームに乗って実際に起業した人たちがどうなったか検証してみると、政府が振りまいた夢とは正反対の現実があった。
中小企業白書によると個人事業主として開業した人の約3割が、1年以内に廃業し、2年で約半数、10年後には88%が廃業しています。
個人ではなく会社を設立した場合、1年以内で6割が廃業(倒産)し、5年後には85%が廃業、10年後に残っているのは6%でした。
個人事業主より会社設立の方が、より速いペースで廃業しているのが分かります。
理由は自分ひとりでやるよりも、他人に給料を払えば余計なコストが発生するからだと考えられます。
会社を設立する人はだいたい、会社員として仕事がデキる人で、自信満々で部下を引き抜いたりして開業する。
いわば人生のピークで勝負をかけて起業するのだが、統計からは例外を除いて失敗に終わっています。
「起業に成功する人、失敗する人」のような本は多く出ていますが、そもそも会社の数は足りているのです。
現在存在している会社だけで世の中は足りているのに、そこに割って入って仕事を奪うのが「起業」だと言えます。
既存の会社には目の敵にされるし、会社員として実績があっても、おそらく助けては貰えないでしょう。
それでも起業して数ヶ月の間は、会社員だった頃のツテやコネから仕事を得られる場合があるが、それも無くなります。
起業する人には何かアイディアがあり「これが世の中に必要とされる筈だ」というような構想があると思います。
ところが革新的なアイディアの99%は、短期間で社会から不要になる事が多いです。
インターネット関係の新しいアイディアは1年もたずに陳腐化してしまい、事業として続かない事が多いです。
自分が住んでいる地域で30年続いている会社は、不動産とか床屋とか食堂とか、平凡で代わり映えしない業種しかないと思います。
まわりで10年続いている会社を見ても、喫茶店とかコンビニとか薬局、設計事務所や大工など「パッとしない」業種ばかりだと思います。
これが意味するのは新しいアイディアほど早く陳腐化している事で、生き残ったのは平凡で「ダサい」ものだったのでした。
日本政策金融公庫の調査で起業家の4割がが月商30万円未満だと発表されました。
月商はもちろん売上げであって、そこから様々な経費を差し引いたのが収入になります。
仮に月商の50%が利益になるとしても月収15万円未満な訳で、起業した人の家計が非常に苦しくなるのが分かります。
良く不動産ビジネスで「年商1億円」のように言う人が居ますが、不動産の利益は良くて年10%以下と言われています。
しかもこれは借金が無い場合なので、利子の支払いなどがあれば年商1億円でも「年収」は500万円以下かも知れません。
起業家の8割は1人で自宅で仕事をし、最近はネットで仕事をするネット企業家が増えています。
起業した人の多くは会社員時代より収入が減り、しかも労働時間が延びる傾向があります。
働いた分だけ収入になるのは、働かなければ収入がない事なので、特に時給に換算した収入が減少します。
会社では10人分の仕事を10人でやり、起業すると1人分の仕事を1人でやり、一見同じ事に思えるが効率が大幅に悪化します。
設計の仕事で起業したとしても、膨大な雑事が発生してやりたい仕事になかなか取り掛かれないでしょう。
顧客の獲得や対応、宣伝、値引き要求や代金不払い、理不尽なクレームなどありとあらゆるトラブルを1人で処理しなくてはならない。
一時的に成功しても、流行の業種ほどすぐに陳腐化して仕事と売上げが減るのが普通です。
時代の波を乗り越えて10年後に事業を続けていられる人は、10%前後というわけです。
________
失業者には国が十分な金を出せばいいだけでしょう。
MMTでお金はいくらでも発行できます。
生活困窮者の生活費を国で出せばいいだけですね。
日本は世界一の金持ち国で対外資産が沢山あるので、日本人は大して働かなくても食べていけるのです。
貧困者を救済した為にインフレになったら資産家の資産が目減りして所得再分配になるし(インフレ税)
超円安になったら日本の輸出企業の一人勝ちで、海外の競合メーカーはすべて倒産するし
日本政府が貧困者にいくらお金をばら撒いても大企業や資本家の資産が減るだけです。
http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/606.html#c1
2. 中川隆[-9937] koaQ7Jey 2020年11月15日 08:13:31 : WBwhDwKyTw : MGZIdEtpL1hETS4=[18]
思想家や評論家が働けなくなった下級国民は安楽死させろと説くのは全く問題無いよ。
大西さんみたいな政治家が、働けなくなった下級国民を安楽死させる法案を通す、というのを公約にしたから問題になったんだ。
大西さんの安楽死法案が通ったら、
下級国民は定年で働けなくなったら、国民健康保険で腎臓の透析を受けられなくなって死ぬんだ
上級国民は年間何百万円もの民間の超高額医療保険に入って透析を受けるから死なないんだ。
大西さんの老人治療と介護は若い人の時間と金の無駄遣いという思い込み
そもそもノーベル賞学者や大芸術家なら100歳になっても殺さないんだろ。
ロックフェラーやジョージ・ソロスも100歳になっても殺さないんだろ。
大西つねき氏はそういう命の選別の不平等を許容するんだね。
上級国民は70歳を過ぎても臓器移植を受けさせて貰い、
若い下級国民は年取った上級国民の為に臓器を提供させられる。
まさにマルクスが預言した階級社会だね。
大西つねき氏はそういう階級社会を目指している事になる。
そもそも大西つねきさんは
現代では技術の進歩・効率化で生産効率が上がって、労働者は1日2, 3時間も働けば食べて行けると言ってたよね。だったら若い人には老人の介護をするくらいの時間的な余裕は十分ある筈だよね。
失業者は常に沢山居るんだから、十分な給料さえ出せば介護職に就きたい若者は幾らでも出て来るしね。
大西つねきさんは何時も
貨幣は幾らでも発行できる、
技術の進歩・効率化で労働者は1日2, 3時間も働けば十分だ
と言っているのに、下級国民の年寄りの医療・介護に使うお金と時間だけは無駄だという主張だね。
人の大切な親も、「政治で決まったんで死んでもらいます」と言って引き剥がして殺処分するんだ
それができれば若い人ももっと奴隷労働に打ち込めるとお考えなんでしょうねえ。
親を殺され自分も殺処分されると知りながらお国のために生きるのはさぞかし充実した生き方になると
笑いが止まらんわ全く
▲△▽▼
大西さんは形のある物を作るのが価値有る仕事だという考え方ですね。
パチンコ屋とかギャンブルは何も生み出さないから、穴を掘ってまた埋めるのと同じ類の後に何も残らない無駄な仕事
スポーツも後に何も残さないから無駄な仕事。
日本語より英語を学ぶ方が世界中で使えるから価値が有る
日本で勉強するよりアメリカに留学した方が世界中で活躍できるから価値が有る
すぐに死ぬ人間の治療や介護も後に何も残さないから無駄な仕事。
要するに新自由主義的合理主義ですね。
大西さんは形のある物を作るのが価値有る仕事だという考え方ですね。
パチンコ屋とかギャンブルは何も生み出さないから、穴を掘ってまた埋めるのと同じ類の後に何も残らない無駄な仕事
スポーツも後に何も残さないから無駄な仕事。
日本語より英語を学ぶ方が世界中で使えるから価値が有る
日本で勉強するよりアメリカに留学した方が世界中で活躍できるから価値が有る
すぐに死ぬ人間の治療や介護も後に何も残さないから無駄な仕事。
要するに新自由主義的合理主義ですね。
そもそも英語を勉強したり、アメリカに留学したり、証券会社に就職するというのは文化と無縁だという事だからね。
アメリカ人には文学も芸術も理解できないし、上司は金の亡者の y uday a 人ばかりだからね。
大西さんが唯一読んだ文学作品がエンデのモモじゃあ…
大西さんは学生にアメリカ留学を勧めているけど、バイリンガルになると英語も日本語も中途半端になる。
元首相の麻生さんみたいに、漢字が読めない、抽象的な文章が理解できない、中学生レベルの思考力になるんだ。
国際人には自国の文化や歴史を深く理解しているのが求められている。
大西つねきさんみたいに日本の事を何も知らない、抽象的な思考力が無い人はいくら英語ができても欧米のインテリからは相手にされないんだ。
http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/565.html#c2
2. 中川隆[-9936] koaQ7Jey 2020年11月15日 08:27:13 : WBwhDwKyTw : MGZIdEtpL1hETS4=[19]
三橋貴明大先生みたいな、地方銀行や中小企業を潰すな、少子化を止めろ、というのは昭和脳なんですね。
今は技術の進歩で、日本人の1/4が8時間労働すれば日本人全員が生活に必要な物をすべて作れる時代です。
言い換えると、日本人の 3/4はやるべき仕事が無いんですね。少子化は意図的に進めるのが正しいのです。
政府が公共事業で需要を増やしたところで日本人の 3/4がやっている、やってもやらなくても何も変わらないどうでもいい仕事の量が増える事はありません。
その金は不動産や株式市場に流れてバブルを起こすだけです。
日本人の 3/4 は、風俗、水商売、パチンコ、ヤクザとか、(スキー場・温泉宿・タクシー・ガソリンスタンド・コンビニ・回転寿司・ファミリーレストラン・ラーメン屋・飲み屋・調剤薬局・歯医者・弁護士みたいに既に適正数の何倍も店舗がある、やってもやらなくても何も変わらない労働生産性がゼロに近いサービス業をやって何とか食べているのです。
公共事業をやっても日本人の 3/4 のやる仕事ができるという訳ではないですね。
現在の日本がデフレだというのは言い換えると、技術の進歩で労働者が1日2,3時間も働けば生活に必要な食べ物や工業製品をすべて作れる時代になってしまった、それ以上の仕事はやってもやらなくても同じだという事です。
だから今は農業人口も200万人以下で日本全体の食糧消費の大半を簡単に作れるのです。
今は高齢者186万人が農業に従事しているだけです:
(農業就業人口は引き続き減少・高齢化)
農業就業人口のうち基幹的農業従事者(*2)数は、186万2千人となり、前年に比べて18万9千人(9.2%)減少し、200万人を下回りました。 また、65歳以上の割合は59.1%と前年に比べて2ポイント低下したものの6割を占めており、平均年齢も66歳と高齢化が進んでいます。
三橋さんは緊縮財政を続けると日本の供給力が壊滅して開発途上国になると騒いでいますが、元々日本は供給力が増えすぎて困っているのです。 食料も電気製品も住居も土地も日本では有り余っています。 ただ、労働者の賃金が安くて世の中に有り余っているものを消費できないというだけです。デフレギャップを減らすには、終戦直後にGHQがやった様に、意図的にインフレを起こして資本家の資産を目減りさせて労働者に再分配するしかありません。国債発行や公共事業をいくらやっても、増えた金はすべて資本家に持って行かれるだけで、労働者の実質賃金はどんどん下がっていきます。
日本の仕事の殆どはサービス産業なので、食べていく為にやってもやらなくても良い無駄な仕事をしている事になります。
人口が減ればそういう無意味な仕事をする必要も無くなるので、デービッド・アトキンソンの最低賃金を上げて、それに耐えられない中小企業は潰せ、というのは正しいです。存在価値が無い中小企業を淘汰するのは合理的です。
セブンイレブン、業績好調なのに大量閉店の闇〜月収26万円で疲弊するオーナーたち=栫井駿介
2019年10月24日
https://www.mag2.com/p/money/798181
安物・粗悪品の製造会社、アマゾンに対抗できない小売店、国債の利息でなんとか生きながらえている地方銀行、海外からの技術研修生を使わないとやっていけない会社、コンビニより多い歯科医院、外人留学生が居ないとやっていけない大学・専門学校、インバウンドで食べている旅館・観光会社、風俗等のヤクザのしのぎになっている仕事、パチンコ・IR
すべて日本の生産性を下げているだけの無意味・無駄な仕事です。
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起業家の半数が1年で廃業し収入はバイト以下
起業しても10%以下しか継続できない
起業家の厳しい実態
10数年前から日本政府は起業を奨励していて、起業すれば必ず成功するかのようなキャンペーンをやっていました。
ブームに乗って実際に起業した人たちがどうなったか検証してみると、政府が振りまいた夢とは正反対の現実があった。
中小企業白書によると個人事業主として開業した人の約3割が、1年以内に廃業し、2年で約半数、10年後には88%が廃業しています。
個人ではなく会社を設立した場合、1年以内で6割が廃業(倒産)し、5年後には85%が廃業、10年後に残っているのは6%でした。
個人事業主より会社設立の方が、より速いペースで廃業しているのが分かります。
理由は自分ひとりでやるよりも、他人に給料を払えば余計なコストが発生するからだと考えられます。
会社を設立する人はだいたい、会社員として仕事がデキる人で、自信満々で部下を引き抜いたりして開業する。
いわば人生のピークで勝負をかけて起業するのだが、統計からは例外を除いて失敗に終わっています。
「起業に成功する人、失敗する人」のような本は多く出ていますが、そもそも会社の数は足りているのです。
現在存在している会社だけで世の中は足りているのに、そこに割って入って仕事を奪うのが「起業」だと言えます。
既存の会社には目の敵にされるし、会社員として実績があっても、おそらく助けては貰えないでしょう。
それでも起業して数ヶ月の間は、会社員だった頃のツテやコネから仕事を得られる場合があるが、それも無くなります。
起業する人には何かアイディアがあり「これが世の中に必要とされる筈だ」というような構想があると思います。
ところが革新的なアイディアの99%は、短期間で社会から不要になる事が多いです。
インターネット関係の新しいアイディアは1年もたずに陳腐化してしまい、事業として続かない事が多いです。
日本政策金融公庫の調査で起業家の4割がが月商30万円未満だと発表されました。
月商はもちろん売上げであって、そこから様々な経費を差し引いたのが収入になります。
仮に月商の50%が利益になるとしても月収15万円未満な訳で、起業した人の家計が非常に苦しくなるのが分かります。
良く不動産ビジネスで「年商1億円」のように言う人が居ますが、不動産の利益は良くて年10%以下と言われています。
しかもこれは借金が無い場合なので、利子の支払いなどがあれば年商1億円でも「年収」は500万円以下かも知れません。
起業家の8割は1人で自宅で仕事をし、最近はネットで仕事をするネット企業家が増えています。
起業した人の多くは会社員時代より収入が減り、しかも労働時間が延びる傾向があります。
働いた分だけ収入になるのは、働かなければ収入がない事なので、特に時給に換算した収入が減少します。
会社では10人分の仕事を10人でやり、起業すると1人分の仕事を1人でやり、一見同じ事に思えるが効率が大幅に悪化します。
設計の仕事で起業したとしても、膨大な雑事が発生してやりたい仕事になかなか取り掛かれないでしょう。
顧客の獲得や対応、宣伝、値引き要求や代金不払い、理不尽なクレームなどありとあらゆるトラブルを1人で処理しなくてはならない。
一時的に成功しても、流行の業種ほどすぐに陳腐化して仕事と売上げが減るのが普通です。
時代の波を乗り越えて10年後に事業を続けていられる人は、10%前後というわけです。
________
失業者には国が十分な金を出せばいいだけでしょう。
MMTでお金はいくらでも発行できます。
生活困窮者の生活費を国で出せばいいだけですね。
日本は世界一の金持ち国で対外資産が沢山あるので、日本人は大して働かなくても食べていけるのです。
貧困者を救済した為にインフレになったら資産家の資産が目減りして所得再分配になるし(インフレ税)
超円安になったら日本の輸出企業の一人勝ちで、海外の競合メーカーはすべて倒産するし
日本政府が貧困者にいくらお金をばら撒いても大企業や資本家の資産が減るだけです。
所得再分配するには累進課税では無理で、意図的にインフレを起こして資本家の資産を目減りさせるしかないのです。
http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/606.html#c2
7. 2020年11月15日 09:11:44 : WBwhDwKyTw : MGZIdEtpL1hETS4=[20]
SONARQUEST CDの音が良くなるアクセサリー
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1117.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/119.html#c7
1. 2020年11月15日 10:18:49 : WBwhDwKyTw : MGZIdEtpL1hETS4=[21]
2020年11月15日
古代DNAデータから推測されるバヌアツにおける複数の移住
https://sicambre.at.webry.info/202011/article_20.html
古代DNAデータからバヌアツにおける複数の移住を推測した研究(Lipson et al., 2020)が公表されました。この研究はオンライン版での先行公開となります。太平洋の人類史研究における重要な違いは、ニアオセアニアとリモートオセアニアとの間にあります。ニアオセアニアは西太平洋の一部で、ニューギニアやビスマルク諸島(ニューブリテン島やニューアイルランド島など)やソロモン諸島を含み、現生人類(Homo sapiens)は5万年前頃に到来しました。リモートオセアニアはミクロネシアおよびポリネシアの全域と、バヌアツやニューカレドニアやフィジーや岩礁の散在する島々やソロモン諸島南東部のサンタクルーズ諸島といった、メラネシアの島々を含みます。
バヌアツは、リモートオセアニア南部において人類が居住した最初の島嶼集団で、それに続く3000年の重要な地域的交差点になったという意味において、太平洋の移民史における重要な群島です。バヌアツの遺伝的歴史は、定住過程の個体群からのゲノム規模データにより明らかにされてきました(関連記事)。バヌアツへの最初の移民(M1)は、ラピタ文化複合の初期段階と関連しており、オセアニアへのオーストロネシア語族の最初の拡大と関連していた可能性が高そうです。オーストロネシア語族集団は今では、もっと広範に拡大しています。オーストロネシア語族は台湾に起源があり、ほぼ完全なアジア東部関連系統を有しており、「最初のオセアニア人(FRO)」と呼ばれてきました。
対照的に「先住現地バヌアツ人」として識別される現代人を含む後の個体群はおもに、ニューブリテン島起源の可能性が高いパプア人系統を有しており、2800年前頃以後、最後のラピタ文化期もしくはラピタ文化期後にサンタクルーズ諸島とバヌアツへ到達しました。本論文は、ニアオセアニアの現代人集団で見られる系統の大半に寄与した深い祖先的系統を「パプア人」と呼びます。以前の研究では、この2回目の移住(M2)が、短期間に起きたのか、一定以上の時間を要した漸進的な遺伝的交換だったのか、議論になりました(関連記事)。
以前の研究でも、過去1000年に起き、バヌアツにおける「ポリネシア人外れ値」の確立と関連した、第三の異なる移住の波(M3)の詳細な兆候については、言及されたものの深くは扱われませんでした。そうした「ポリネシア人の外れ値」は、ポリネシア人の下位集団の言語が話され、ポリネシア人の物質および非物質文化が見られる島々のことです。バヌアツにおけるポリネシア人の影響は、完全な言語置換を伴わない外れ値共同体に隣接する多くの島々にも拡大しました。しかし、これらのポリネシア人に由来する文化的および言語的変化を伴う人口移動の程度については、ほとんど知られていません。
そうしたポリネシア人影響を受けた島の一つがバヌアツ諸島中央部のエファテで、ポリネシア語話者の2共同体が現在存在しており、一方は小さな沖合の島であるイフィラ(Ifira)、もう一方はバヌアツ諸島南西部の島であるメレ(Mele)です。エファテ島とその隣接するエレトク(Eretok)島およびレレパ(Lelepa)島に位置する「ロイマタ首長の領地」は、口承伝統と1960年代に発掘された壮大な埋葬遺跡との間のつながりに基づいて、2008年にユネスコ世界遺産に登録されました。地元の口承伝統と関連する物質文化の側面のいくつかの異形は、エファテ島および隣接する羊飼い集団の島々におけるロイマタ首長およびその政治的役割についての物語に示されるように、強いポリネシア人の影響を示唆します。エレトク島の埋葬遺跡は、当初紀元後13世紀と考えられていましたが、エレトク島およびロイマタ首長およびその最も密接な従者たちの故地と言われてきたエファテ島のマンガース(Mangaas)村遺跡の放射性炭素年代測定から、今では紀元後1600年頃と推定されています。
ロイマタ首長の領地の歴史、より一般的にはバヌアツにおけるポリネシア人の影響の歴史に関する遺伝的視点を得るため、伝承によるとロイマタが埋葬されたエレトク(レトカもしくはハット)島の3個体と、マンガース村の床下埋葬の2個体がともに、古代DNA分析のために標本抽出されました。また、公開されたデータを補完する、追加の6個体のゲノム規模古代DNAデータが新たに報告されます。このうち4個体はテオウマ遺跡のラピタ文化共同墓地(3000〜2750年前頃)から、1個体はタプリンズ(Taplins、メレ)1岩陰から、1個体はバナナ湾から得られました。
これら11個体が、既知のバヌアツの古代人26個体、他の古代オセアニア人8個体、多様な現代人集団と組み合わされ、上記の人類集団の移動(M1・M2・M3)に関する以下の主要な問題に光が当てられました。M1に関しては、テオウマ遺跡のラピタ文化期の埋葬の標本増加は他の遺跡と組み合わされて、以前の報告よりも多様な創始者集団を明らかにしますか?M2に関しては、バヌアツへのパプア人の移住の起源地・年代・期間をよりよく解明できますか?M3に関しては、ロイマタ首長の領地の世界遺産地域内のエレトク島とマンガース村から新たに報告された個体群は、一部の口承伝統と考古学的記録の特徴が示唆するように、ポリネシア人との特別な関連性を示しますか?以下、本論文で取り上げられた島々や遺跡の位置を示した図1です。
画像
●主成分分析
主成分分析(図2)は、PC1軸が最初のリモートオセアニア人(FRO)の相対的比率(左側ほど低く、右側ほど高くなります)、PC2軸がソロモン諸島人(上側)とニューギニア人(下側)との類似性に対応します。ニューブリテン島とバヌアツの現代人集団は、PC2軸に沿って比較的均一な値でクラスタを形成しますが、PC1軸に沿って適度な広がりを形成し、ポリネシア人およびポリネシア人外れ値集団がさらに右側に位置します。古代の個体群はほとんど同じ島の連鎖からの現代人集団と重なりますが、バヌアツのエファテ島のテオウマ遺跡およびトンガのタラシウ(Talasiu)遺跡のラピタ文化関連個体群と、マラクラ(Malakula)島の古代個体群、エレトク島およびエファテ島マンガース遺跡の一部個体群は、さらに右側に位置します。
主成分分析(図2)のバヌアツ内における最大の変異の方向性はほぼ左から右(異なるFROとパプア人の混合比率を反映している可能性が高そうです)で、ニューブリテン島やバヌアツやポリネシアや古代のラピタ文化関連個体群と関連する変異の主要な方向とよく一致します。このパターンは、この拡張された勾配に沿った集団の多くもしくは全てが、異なる割合の系統構成の一対の共有として単純な方向でモデル化できる、という可能性を示唆します。一方は、ニューブリテン島とバヌアツの一部で100%近く見られる系統と関連したパプア人系統により表され、もう一方はラピタ文化関連個体群で100%近く見られる系統と関連するFRO系統により表されます。以下、主成分分析結果を示した図2です。
●明白な混合モデル化
主成分分析の結果に基づいて、qpAdmを用いて候補となる混合モデルが検証されました。以前の研究や本論文の主成分分析(図2)は、ニアオセアニアにおける高度な地域的集団構造を示唆し、それにはニューギニアやニューブリテン島やニューアイルランド島で見られるパプア人系統のほぼ異なるクラスタを伴いますが、ニューアイルランド島など多くの集団は、複数のパプア人系統構成の混合を有するとモデル化できます。以下の分析では、ソロモン諸島とニューブリテン島のクラスタを表すため、それぞれ、ブーゲンビル島の非オーストロネシア語族話者であるナシオイ(Nasioi)人と、ニューブリテン島の非オーストロネシア語族話者であるバイニング(Baining)人がしばしば用いられます。それは、ナシオイ人(20%以下)とバイニング人(5%以下)が、最も低いFRO系統の割合を有している一方で、本論文のデータセットのクラスタから特有の在来パプア人系統の最も高い割合を有しているからです。
古代バヌアツ個体群はほぼ全て、マラブ(Kankanaey)の下位集団であるバイニング人と、フィリピンのオーストロネシア語族話者であるカンカナイ人(Kankanaey)を用いて、外群集団としてナシオイ人を伴っても、2代理起源集団としてqpAdmでモデル化できます。逆に、バイニング人の代わりにナシオイ人を代理起源集団として用いると、ほとんどのモデルが成功しません。ただ、適合性が低いのは、外群と検証集団もしくは代理起源集団との間の、モデル化されず共有されていない系統に由来するかもしれません。たとえば、古代の個体群にとっての小量の汚染や、外群としてのナシオイ人におけるFRO関連系統が、カンカナイ人におけるFRO関連系統よりも優れた起源集団であるような場合です。ポリネシア人とポリネシア人外れ値にとって、異なる系統間を区別する本論文の能力は、パプア人系統のより低い割合によって制限されますが、代理起源集団としてナシオイ人よりもむしろバイニング人を用いると、より適合した類似の結果が観察されます。以前に報告されたように、ナシオイ人の代わりに一部のニューブリテン島関連系統を有するソロモン諸島集団であるマライタ島人で適合性は改善しますが、バイニング人とよりは悪化し、ほとんどの集団で棄却されます。
qpAdmからの定量的な混合割合の推定(図3)は、主成分分析ともよく一致します。FRO系統の最も低い割合はラピタ文化後の個体群で見られ、エファテ島で0〜3.6%、タンナ(Tanna)島で0.6〜6.6%です。FRO系統の最も高い割合はラピタ文化関連個体群で見られ、テオウマ遺跡で96.4〜99.2%、トンガのタラシウ遺跡で96.4〜100%、マラクラ島で87.4〜100%です。ロイマタ首長の領地の個体群ではFRO系統の割合は比較的多様で、マンガース遺跡の個体(I10966)では17.3〜22.0%、エレトク島の個体(I10969)では38.3〜44.2%です。
また、常染色体とX染色体の系統割合の推定を比較し、性的に偏った混合があったのか、検証されました。その結果、性的に偏った兆候が観察され、現代ポリネシア人および古代マラクラ島人で以前報告された事例が確認されました。なお新たに報告された11個体に関しては、ミトコンドリアDNA(mtDNA)ハプログループ(mtHg)では、3000年前頃のテオウマ遺跡の1個体がB4a1a1、2600〜2200年前頃のメレの1個体がQ1b、マンガース遺跡では、500〜200年前頃の1個体がQ1、180±20年前頃の1個体がQ2a3、エレトク島の500〜200年前頃の2個体はB4a1a1とP2、490〜310年前頃の1個体はP2、エファテ島のバナナ湾地区の234±19年前頃の1個体はP1d2です。Y染色体ハプログループ(YHg)は、テオウマ遺跡の3000〜2750年前頃の2個体がともにO、2600〜2200年前頃のメレの1個体とエレトク島の500〜200年前頃の1個体とエレトク島の490〜310年前頃の1個体とバナナ湾地区の234±19年前頃の1個体は、いずれもC1b2aです。mtHgでもYHgでも、ほぼFRO系統のみからパプア人系統の流入が示唆されます。以下、古代バヌアツ個体群におけるパプア人系統の割合を示した図3です。
●混合年代
以前の研究では、バヌアツの現代人集団の大半は、他のオセアニア人と一致して、平均して2000年前頃を中心とする混合年代を有する、と示されましたが、一部の集団、とくにポリネシア人関連系統を有する集団は、たとえば1075±225年前となるフツナ(Futuna)島のように、より最近の年代を示します。本論文は、MALDERとDATESの両方を用いて、エレトク島とマンガース遺跡の個体群の混合年代を推定し、平均して個体群の約20〜30世代前もしくは550〜850年前頃、つまり1400〜700年前頃と示されました。
この年代範囲は、考古学的証拠に基づく、1000〜750年前頃に起きた西進してきたポリネシア人の到来の可能性よりも、やや早くなっています。しかし、ポリネシア人流入の想定では、ポリネシア人と在来集団の両方がすでに混合していたことを考慮すると、予想される平均混合年代は、最近とより古い混合事象の組み合わせを反映しているでしょう。MALDERから混合の複数の波の有意な証拠は検出されませんでしたが、両方の代理起源集団が系統の同じ混合タイプ(パプア人とFRO)を有しているでしょうから、異なる混合事象を解明するのは困難です。それでも、エレトク島とマンガース遺跡の比較的最近の混合年代は、混合割合で観察された不均質性とともに、より最近の混合過程の証拠を提供します。
●パプア人系統とFRO系統の起源
アレル(対立遺伝子)共有対称性検証を通じて、リモートオセアニアにおけるパプア人系統とFRO系統の勾配がより詳しく調べられました。まずf4統計(X、傣人、ナシオイ人、ニューギニア高地人)で、検証対象の集団Xとソロモン諸島およびニューギニアの集団との間で共有される相対的なアレルが検証されました。検証対象の2集団は、パプア人系統の異なる起源集団を有する場合(たとえば、一方はニューブリテン島で、他方がニューギニアやニューアイルランド島やソロモン諸島)、FR系統の割合を補正した後では、異なる値を示すと予想されます。エロマンガ(Erromango)島やテオウマ遺跡やツツバ(Tutuba)島などいくつかの例外を除いて、現代および古代のリモートオセアニア人はひじょうに均一な結果を示し、そのパプア人系統の共通起源と一致します。
パプアニューギニアの祖先の起源が異なる場合(たとえば、1つはニューブリテン島から、もう1つはニューギニア、ニューアイルランド、またはソロモン諸島から)、コプラ(ココヤシを乾燥させたヤシ油や石鹸の原料)の大農園で知られるツツバ島は、おそらく在来バヌアツ人とメラネシアの他地域から到来した大農園労働者間の最近の混合を受けました。エロマンガ島が例外である理由は不明ですが、19世紀に白檀を購入して伐採する集団が多数訪れており、そうした接触の結果として、持ち込まれた疾患により人口減少に悩みました。
ニアオセアニア人の間では、予想されたように、ニューギニアの集団は一般的にリモートオセアニア人の線の下に位置し、ソロモン諸島の集団はその上に位置します。しかし、ニューブリテン島の下位集団はリモートオセアニア人を密接に追っており、(おもに)バヌアツとポリネシアへ寄与したパプア人系統の起源集団の適切な代理を表している、と示唆されます。この結果はqpWaveの使用で確認されました。現代バヌアツ集団は、4系統の起源集団を必要としており、おそらくエロマンガ島やツツバ島のように異なるパプア人系統、もしくは最近の接触に由来する、アジア東部人やヨーロッパ人のような他の系統の小さな割合に起因します。
次に、FRO系統の異なる起源集団の可能性について同様の検証が行なわれました。まずf4統計(X、ニューギニア高地人、テオウマ遺跡個体群、カンカナイ人)で、テオウマ島個体群と現代カンカナイ人への、オセアニア全域のFRO系統の関連性が検証されました。全集団はFRO系統の水準と高度に相関する正の値を示し、この系統がテオウマ遺跡個体群と密接に関連している、と示唆されます。次のf4統計(X、ニューギニア高地人、テオウマ遺跡個体群、タラシウ遺跡個体群)では、FRO系統がラピタ文化関連個体群でもバヌアツとトンガのどちらとより密接に関連しているのか、検証されました。本論文の統計的能力は、このラピタ文化関連2集団間の密接な関係により制限されますが、エファテ島のテオウマ遺跡個体群よりもトンガのタラシウ遺跡個体群の方と、より大きな類似性を示唆する有意な結果が示されました。しかし、わずかな偏差しか観察されません。したがって、標本抽出された古代および現代のオセアニア集団で見つかったFRO系統は、バヌアツとトンガのラピタ文化関連個体群との関係では比較的均一で、わずかにトンガに近いようです。
●ポリネシア人の遺伝的遺産
同様の手法で、f4統計(X、ニューブリテン島のトライ人、カンカナイ人、トンガ人)によりとくにポリネシア人関連系統の存在が検証されました。予想通り、他のポリネシア人はトンガ人と共有されるひじょうに強いアレルを示します。バヌアツ内では、ほとんどの集団はニアオセアニア人により確立された基準線水準と一致しますが、一般的にFRO系統より高い割合を有する一部の集団は、トンガ人と共有される過剰なアレルを示します。これらには、150年前頃のエファテ島のイフリア(Ifira)遺跡の1個体や、現代のアネイチュム(Aneityum)島やバンクス諸島やエファテ島やフツナ島やマクラ(Makura)島やトンガや、エファテ島でも高いFRO系統を示すメレの下位集団が含まれます。本論文で新たに報告された古代の個体群では、マンガース遺跡個体群とエレトク島の3個体のうち2額の両方が、ポリネシア人との類似性の強い兆候を有します。
より正確にこのポリネシア人との類似性の起源を決定するために、f4統計(X、トライ人、ポリネシア人1、ポリネシア人2)が用いられました。トンガとサモアの比較では、共有されるアレルに有意な違いは検出されませんでしたが、バヌアツにおけるポリネシア人の影響を受けた多くの集団では、トンガとポリネシア人の外れ値との比較で、やや過剰な共有されるアレルが観察されました。例外の一つは、ペンテコスト(Pentecost)島のナマラム(Namaram)とオントンジャワ(Ontong Java)との間の過剰な関連性でした。しかし、ほとんどの場合、バヌアツ集団におけるポリネシア人関連系統の起源集団は、メラネシアにおける他のポリネシア人外れ値共同体よりも、ポリネシア集団の方とわずかに密接に関連しているようです。
次に、エレトク島およびマンガース遺跡の個体群と他のバヌアツ集団との間で共有される過剰なアレルが検証されました。その結果、いくつかの有意な兆候が検出されました。それは、古代の5個体とエファテ島現代人と、とくにエファテ島のメレ地区の高いFRO系統の現代人下位集団との間、次にエレトク島の2個体(I10968とI10969)とエファテ島イフリア地区の150年前頃の1個体との間、最後に、5個体のエレトク島個体群とマンガース遺跡個体群との間です。フツナ島現代人と共有されるアレルに関する別の統計検定は、アネイチュム島人との強い関係を特定しましたが、エレトク島もしくはマンガース遺跡個体群との特別な関係性は確認されませんでした。また追跡調査分析から、エレトク島の個体(I14493)とマンガース遺跡の個体(I10967)はおそらく2親等の近親者と示唆され、この特別に高いアレル共有を説明し、ロイマタの物語における両遺跡と直接的に関連する口承伝統を確証します。
●混合グラフ分析
混合グラフが作成され、現代のタンナ(Tanna)島およびフツナ島人、エファテ島の600年前頃の1個体(I5259)、エレトク島とマンガース遺跡の個体群、ポリネシア人、多様なニアオセアニア人を含む、複数集団間の関係が同時に調べられました。最終的なモデルでは、ニューギニア集団とソロモン諸島集団とニューブリテン島の2集団と関連する祖先的パプア人系統間の、2回の混合事象が推測されます。そのうち1回は、ニューブリテン島のメラメラ(Melamela)とバヌアツとトンガにおけるパプア人系統を節約的に特徴づけられます。
バヌアツ内では、このモデルはバヌアツ諸島の南部および中央部における別々の2段階の混合史を含みます。現代のフツナ島集団は、タンナ島の個体群(12%のFRO系統と88%のパプア人系統と推定されます)と関連する56%の系統と、ポリネシア人と関連する44%の系統の混合としてモデル化できます。エファテ島では、マンガース遺跡で発見されたものの、必ずしもロイマタ首長の領地遺跡とは関連していない1個体(I5259)が、11%のFRO系統と88%のパプア人系統の混合と推定され、エレトク島とマンガース遺跡の集団は、I5259関連系統63%とポリネシア人関連系統37%の混合としてモデル化できます(全体では33%のFRO系統)。エレトク島およびマンガース遺跡の集団とフツナ島集団を、過剰な(とくにポリネシア人関連ではない)FRO系統を有するとモデル化すると、予測不充分なf統計が残ります。タンナ島個体群とI5259は、真の起源集団の正確な代表ではないかもしれないので、ポリネシア人関連系統の推定割合はわずかに不正確かもしれませんが、地域の遺伝的状況と最終モデルの適合品質の両方に基づく、尤もな代理です。以下、諸集団間の混合を示した本論文の図5です(緑色がFRO系統でその他の色がパプア人系統)。
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●まとめ
バヌアツ諸島の人類集団の遺伝的歴史は複雑で、多様な起源を有する複数集団間の相互作用が特徴です。この複雑さは、バヌアツ諸島が1000km以上にわたり、ソロモン諸島の東端に位置する岩礁およびサンタクルーズ諸島からニューカレドニアまでの南西太平洋において重要な相互に見える関連を形成していることを考えると、驚くべきではありません。さらに、現代のバヌアツを特徴づける大きな文化的多様性に照らすと、バヌアツ諸島のさまざまな部分が過去に異なる人口動態を経てきたとしても、驚くことではありません。本論文の結果は、いくつかの未解決の問題に関連する新たな証拠とともに、経時的にバヌアツの遺伝的構成に実質的に寄与した上記の3つの集団移動(M1〜M3)に関する理解を深めます。
エファテ島のテオウマ遺跡の新たに報告された4個体が既知のデータに加わり、ラピタ文化関連では、リモートオセアニアの3000〜2500年前頃の合計12個体(テオウマ遺跡の8個体、タラシウ遺跡の3個体、マラクラ島の1個体)のゲノムデータが得られ、その全個体はほぼ完全にFRO関連系統を有していました。したがって、将来の標本抽出ではこの時期のより大きな遺伝的多様性が明らかになる可能性も依然としてありますが、現時点での古代DNA研究の結果が支持する仮説は、ラピタ文化複合の拡大をもたらしたリモートオセアニアの最初の人々(上記のM1)は、ほぼアジア東部および南東部の起源を有する集団の子孫だった、というものです。
2500年前頃以後、ラピタ文化期後の標本抽出された個体群はパプア人系統の流入(M2)を示しますが、バヌアツの異なる地域でさまざまな軌跡を伴っています。バヌアツ中央部および南部のこの時期最初の3個体は、本論文のデータセットではFRO系統の割合が最も低く、大きな地域的な遺伝的変化を示します。同じ島々からのもっと後の集団におけるFRO系統の増加は、ラピタ文化期の後の混合の推定年代と組み合わされて、混合はFRO系統とパプア人系統のさまざまな割合を有する集団間でその後に起きた、と示します。バヌアツ北部のマラクラ島における既知の後期ラピタ文化期およびラピタ文化期後(2500〜2000年前頃)の個体群は、最近の推定混合年代とともに大きく異なる個体水準での系統割合に反映されているように、そのような混合過程の直接的証拠を提供します。他の古代の個体群とは異なりマラクラ島の個体群は、ラピタ文化集団の創始者から2000年前頃までの1000年間、継続的に居住された1遺跡に由来します。ラピタ文化の要素が、この地域でバヌアツ中央部および南部よりも長く続いた兆候もあります。
古代と現代のデータの再分析は、2500年前頃から現代までのバヌアツで見られるパプア人系統の主要な構成が単一起源だったことを支持し、いくつかの例外のほとんどは、ヨーロッパ人との接触後の移動と関連している可能性があります。とくに、ニアオセアニアからの利用可能な同時代の古代DNAデータはありませんが、この起源集団の位置は、強い現代の地域的な遺伝的構造に基づくと、ニューブリテン島だった可能性が高く、地理的により近いソロモン諸島からの遺伝子流動の孤立した証拠以上のものは検出されません。
バヌアツ全域の経時的なこの相対的な均質性は、後期ラピタ文化期の頃に始まるパプア人系統の流入をもたらしたのは短期間での移住事象だった、という仮説を支持します。ポリネシア人の影響を受けた集団を除いて、バヌアツにおける推定混合年代も、FRO系統とパプア人系統のこの頃の混合を示します。先験的に、最も可能性の高い移動と相互作用は、遠方の島々よりもむしろ、近隣の群島間と予想されます。つまり、ソロモン諸島から岩礁およびサンタクルーズ諸島を経てバヌアツ諸島へと至る経路です。しかし、これは考古学的および言語学的理由でM1には当てはまらないようで、またソロモン諸島を除いて、バヌアツ諸島とニューブリテン島との間の直接的な遺伝的つながりに基づくと、M2にも当てはまらないようです。
遺伝学と考古学両方の結果に照らすと、節約的な説明は、後期ラピタ文化期においてM2が事実上M1の継続だったものの、ほぼ異なる系統を有する移民を含んでいた、というものになるかもしれません。ニューブリテン島とバヌアツとの間の文化的つながりは、バヌアツの最初のラピタ文化期の堆積物におけるニューブリテン島の黒曜石の存在や、このラピタ文化期の最初の段階に続く、食性と埋葬行動と骨格形態の変化や、頭部結合および完全に円形のブタの牙の製作といった、これらの場所に限定された(どの年代までさかのぼるのか不明な)独特の慣行を含みます。また、以前の研究でのより複雑な提案とは異なり、バヌアツに同じニューブリテン島関連起源集団を用いることにより、ポリネシア人で見られるパプア人系統をモデル化でき、両者が移住の同じ段階からおもに派生した可能性が提起されます。しかし、FRO構成と同様に、この系統を有する人々がポリネシアへの経路でバヌアツを通過したのかどうか判断するには、将来の研究を俟たねばなりません。
過去数世紀のエファテ島におけるポリネシア人の文化的影響の考古学的および人類学的証拠と一致して、ロイマタ首長の領地の5個体の分析は、より高いFRO系統の割合の兆候と、混合の比較的最近の年代と、ポリネシア人と共有されるとくに高いアレルにより、ポリネシア人関連系統の流入(M3)を示します。エファテ島のメレ地区の現在のポリネシア人の外れ値共同体や、他の現在および比較的近い過去のエファテ島の個体群も、エレトク島とマンガース遺跡の個体群と共有される系統を示します。バヌアツ南部におけるフツナ島とその近隣諸島のポリネシア人外れ値集団は、ポリネシア人の影響の別の例を表しているかもしれませんが、比較するためのデータが不足しています。したがって、現代のバヌアツ先住集団の系統はおもにバヌアツ諸島の初期の人類史にたどれるものの、後の移住、とくにポリネシア人の移住もまた、現代のバヌアツ諸島集団の遺伝的多様性に寄与しました。以下、諸集団間の混合とその割合を示した本論文の図S5です。
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https://sicambre.at.webry.info/upload/detail/006/822/60/N000/000/000/160535405783341866648.jpg.html
以上、本論文についてざっと見てきました。本論文は、バヌアツ諸島の複雑な人類史を以前よりも詳しく明らかにしましたが、今後の研究によりさらに詳細に解明されることが期待されるとともに、本論文の見解もある程度は修正されていく可能性も想定されます。上記の図4や図S5に関しては、最近の古代DNA研究(関連記事)を踏まえると、現代のオーストロネシア語族の台湾先住民であるタイヤル(Atayal)人も含まれる、FROの主要な祖先系統はアジア東部南方系統に位置づけられます。これは、ユーラシア東部北方系統より派生したアジア東部系統からさらに分岐した系統で、FRO系統の直接的な起源は台湾でしょうが、さらにさかのぼると現代の福建省などアジア東部南方沿岸部地域になりそうです。これは、福建省新石器時代集団の古代DNA研究でも確認されています(関連記事)。アジア東部現代人集団では、同じくアジア東部系統から派生したアジア東部北方系統の方が、アジア東部南方系統よりも遺伝的影響は強くなっています。
一方、バヌアツ諸島の現代人で大きな遺伝的影響を有しているパプア人系統は、ユーラシア東部南方系統に位置づけられます。ユーラシア東部世界は、ユーラシア東部北方系統から派生したアジア東部系統内における南北間の遺伝的構造の違いとともに、それよりも大きな遺伝的違いとして、ユーラシア東部北方系統とユーラシア東部南方系統という南北間の構造も見られ、その複雑な相互作用と混合割合の解明が今後進んでいくのではないか、と期待されます。日本列島の人類集団も、ユーラシア東部北方系統から派生したアジア東部系統内の南北両系統と、ユーラシア東部南方系統との複雑な相互作用により形成された、と考えられます。
参考文献:
Lipson M. et al.(2020): Three Phases of Ancient Migration Shaped the Ancestry of Human Populations in Vanuatu. Current Biology.
https://doi.org/10.1016/j.cub.2020.09.035
https://sicambre.at.webry.info/202011/article_20.html
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/355.html#c1
1. 中川隆[-9935] koaQ7Jey 2020年11月15日 10:41:53 : WBwhDwKyTw : MGZIdEtpL1hETS4=[22]
JBLランサー101 Mk.U(LE14A/前)
2019-12-01
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12550373147.html?frm=theme
鮮やかな真白いコーン紙が特徴な、JBLの低域用ドライバー LE14Aである。
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12550373147-14653651524.html
JBL LE14Aは、15インチでもなく12インチでもなく。珍しい14インチ(35cm)の口径。
他のどこを探してもなく、何故LE14AはLE14Aなのだ。
なぜ、不思議な14インチなる口径を作ったのか。
それについては、以前書いたあの記事の中で解説したつもり。
しかし、結果的にミソをつけてしまい、少しばかり言い過ぎたと反省したものだ。
JBL LE14AはC-56の超小型フロアー・タイプ、C-99などの家庭用小型ブックシェルフの
ためにサイズから逆算され設計されたものと考えられる。
特にC-56ドリアンとして中高域に175DLHを配した2ウエイは、
その後ランサー101(L101)となり日本でもそのサイズから想像できないような
豊かな再生音で人気を博したものだ。
特徴的な七宝組格子のフロント・グリルのデザインの美しさもあいまって
時を超え今見ても美しいデザインのスピーカーシステムだ。
結論として、LE14AはC56やこのL101のためにあると言っても良いのだ。
けっして流用するものではなく、この箱を前提に考えてみれば
専用に設計された分、ツボにはまった使い方さえ誤らなければ、
小さな箱で信じられないような、深々とした弾む低音が手に入るというわけだ。
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12550373147-14653651812.html
(続く)
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12550373147.html?frm=theme
JBLランサー101 Mk.U/LE14A(後編)
2019-12-04
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12552787283.html?frm=theme
(前回よりの続き)
夏よりすこしずつだが、JBL LE14A用のエンクロージャーを組み立ててきた。
サイズは、ランサー101に準する。
再三言うが、LE14Aは使い方に制限があるものの、コンパクトなドリアンやランサーの箱へ入れてこその、特殊なウーハーといえる。
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12552787283-14660720290.html
大きな箱に入れるなら、何もLE14Aでなくとも、同じくLE15Aやガウスの名器あの5831、
あるいはJBLの2235Hなどローエンドの伸びた低域用ドライバーを選ぶ。
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12552787283-14660720431.html
さて、マークU用の板厚は横板が25mmの集成材、バッフルが21mmシナ合板、その他が21mmパーチである。
現在、常時小型デジタルアンプで四六時中音を流し、半年も眠っていたLE14Aと箱を馴染ませているところだ。(いずれリコーンして、新品状態のコンディションへと戻したい)
今後の問題は、中高域用のドライバーをどうするかだ。
175DLHの175は磁気回路がプアでエネルギーが弱く、その上あのパンチングメタルのホーンは
マスキングされた上に、エネルギーを削ぐ傾向が強く、
現代では使い難い。また、程度の良いものがペアで揃うかも大いに不安。
ドライバーとホーンはホーンロードのかかるやや大型のものを用意し、
上に載せることにした。
なので今回はLE14A専用の低域ドライバー専用の、ウーハーボックスとして完成させた。
来年になるだろうが、中高域のドライバーとロードが十全にかかるカットオフを持つホーンの準備だ。
最終的には、あの古民家で鳴らすことになりそうだ。
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12552787283.html?frm=theme
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1118.html#c1
2. 中川隆[-9934] koaQ7Jey 2020年11月15日 10:56:19 : WBwhDwKyTw : MGZIdEtpL1hETS4=[23]
JBL175DLHの限界【ランサー10-1】
2020-10-21
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12632912725.html?frm=theme
かつて、米国からやってきた、JBLオリジナルのプロマテだ。
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12632912725-14838228218.html
相変わらずため息が出るほどの美しいデザインワークである。
写真は最初期の175DLH(175/1217-1290)である。
良くも悪くも、すでに博物館レベル。
JBLの小型フロアシステムの、ランサー101はかつてサブシステムとして愛用した。
しかも10年の間をおいて、再び購入した経緯があり、のべで2セットである。
現在はランサー専用的LE14Aという、14インチの特殊なウーハーを生かすため、
カスタム・ランサー101を考えたのが5年ほど前になるか。
(実際の製作にはもう少し時間がかかったのだが・・)
部材は25oの集成材と19mmの高密度のパーチである。
そのランサー101にはデフォでLE175DLHがついている。
扱いが難しい、渋くて古めかしい音のする、レンジの狭い中高域ドライバーである。
ただし我が家のカスタム・ランサー101では、LE175DLH用の取付用穴はない。
LE175DLHをビルトインしたとしてもだ、いずれ、不満が出るのはわかっていた。
なら、それも想定し大理石ボードの上へ載せれば良い。
たぶん最初は175であろうが、すぐにLE-85(2420)や2425へ移行する。それを見越しての事。
理由はランサー101でもL45、C36、C35を使ってみて
LE175DLHというホーン付の中高域ドライバーは
用途が特に限定されると思うからだ。
LE175は磁気回路がプアである。(JBLとしての話であるが)
そのせいもあってホーンにつけた場合、負荷に対し非力である。
要はDLH専用のホーン以外につけた際には、
”ドライブ能力が不足する”という弱点を持つ。
もう一つの弱点はクロスオーバーを1.2kより下げれない。
磁気の弱い欠点からくる、ドライブ能力に限界があり
800Hzあたりまで下げると悲鳴をあげる。
歪は増え、壊れそうな気になる。
1.2kから下へ下げるというのは、どだい無理なのだ。
そして破綻しない限界でもある、クロスを1200Hzに固定しても、
175をDLHのホーンからHL91へと、付け替えてみると良くわかる。
HL-91をドライブするには若干、無理がある。
あらためてLE175の非力さを知る事になる。
LE175がドライブ可能なホーンはせいぜいLE175DLHについた
1217-1290(HL87)2305という型番の古典的なホーンレンズか、
さらに黎明期JBLのH175に用いたマルチセルなホーン位のものになる。
いずれも極端に長さの短い、開口部をそう広くない
お手軽なホーンとは名ばかりの全長は短くホーンロードがかかりにくいホーン。
175がドライブ可能なのは、実は上に挙げた小型ホーンしかドライブできない。
130A+LE175+HL91の搭載されたL45を手にした時、
LE175の限界を知った。
(LE175はDLHとHL-91と交互に比べてみたが答えはいつも同じだった。)
ショートホーンのHL-91でもLE175ではドライバーの力不足を露呈した。
175DLHよりは多少長いHL-91でも、LE175ではドライブできない。
それはJBLが一番良く知っていることだ。
L45を最後にLE175+HL-91は消えのが、その証である。
4320スタジオモニターなどのJBLの15インチウーハーの2ウェイは
中高域ドライバーには2420(LE85)以外使用されない。
LE175という一応、中高域ドライバーとされてはいるものの、
使用機会が限定的で、それはD130(130A)やD120(2130、2202A)など、
エキステンドレンジ・ドライバーか130Aや2202A,2204Jなどの高能率な古典的なるウーハーと
併せる事以外に使い道がない。
他には、ギターアンプやステージモニターでおなじみのD120(2130)+2410+2305が
D131と175DLHの2ウェイと同等となり、こうしたSRで活路を見出したかにみえたが
SRも小型化と低コストの波に押され、次第に減っていく事となる。
(続く)
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12632912725.html?frm=theme
ランサーから175DLHを排除【ランサー10-2】
2020-10-23
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12633318446.html?frm=theme
□ LE175DLHのHL-87 ホーンレンズの限界と最大の欠点
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12633318446-14839185695.html
1217-1290(HL87)2305というパンチングメタルをホーン開口部に配し
指向性を改善したかにみえる小型のレンズ付きホーン。
古くからカタログにはあり骨董品の雰囲気だが、実用的には限界だ。
1217-1290(HL87)は、ウーハーと位相合わせ並びに、指向性の改善というよりも、
当時の歪の多いきつくピーキーな録音再生音を、和らげる為に作られた気がしてならない。
ステージで演奏したことのある人ならわかるが、
メインギターやリードヴォーカル用のステージモニターでは
過去に2305と2130のコンビは見かけた。
それでもステージ用SRとして使えないのは、音の伝達カバー力がないからだ。
その構造上、パンチングメタル内部で音が乱反射し逆流感はある、
位相はおかしくなるは、音の透明感がスポイルされ
個人的に最大の欠点だと思うのが、この多孔性のパンチングメタルのせいで、
ホーン内部の乱反射により、音がフラットに出ずに
中高域である周波数帯域が不規則性波状を持って
マスキングされてしまう。
分かりやすく言えば、”聴感上の凹凸”ができる。
計器で測っても出ないところが曲者で、
このホーン帯域から出る、音の強弱や周波数的凸凹を気にしだすと、
音楽を聴くどころではなくなってしまう。
これは大型のいわゆる蜂の巣ホーンと呼ばれたHL88でも
同じ症状が出る。いやもっと激しく出てしまう。
個人的にあれはステージのホーンとしてでなく
何かある特殊な目的のために、OEMで作られたような気がしてならない。
だから自分に、蜂の巣ホーンは最も苦手だ。
はっきり言って欠陥品だと思っている。
有名オーディオ評論家が使っていた位で、
そんなに有難がるものとは思えないのだ。
自分の耳で確かめると良い。
皆、裸の王様になっていないだろうか。
その蜂の巣ホーンを、ミニマイズしたのがDLHだが
HL-88程酷くはないものの、この凹凸感は
音楽を聴く上で常にストレスの要因となるのだ。
フラットでなく凸凹道を走る車のようだ。
時代にそぐわない。
あとで言うが、デジタル技術でホーンの設計が自由にできる時代だ。
位相管理も含めて、そもそも音響レンズの役目は終わったのだ。
(続く)
B級と評されようがこの人はこれで良い。
名古屋の大須、東京なら浅草、
その辺を歩いていそうな下町風情のミュージシャン
ハンク・モブリー (モブレーではないぞ、レコード会社の担当者!)
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12633318446.html?frm=theme
音響レンズの終焉【ランサー10-3】
2020-10-24
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12633332221.html?frm=theme
そろそろ博物館にでも、並びそう・・
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12633332221-14839214042.html
(前回より)
□LE175DLHの欠点を知りながら、うまくつきあうには
さりとて、そうケチばかりつけていては、LE175DLHが浮かばれぬ。
自分だって過去に何度も楽しくつきあってきた製品だ。
LE175DLHをその欠点を抑えながら聴くためのヒントは
低域側のドライバーに130Aや2202A(H)の高能率なウーハー
か、D130、D120,2130などのエキステンデッドレンジ・ドライバーを低域用として用い、
クロスオーバーは高めウーハーなら1200〜1500、エキステンドならば1500〜2000位まで
上げ、反応の良い薄い紙のコーン紙の美味しい中域を生かす。
そこへ倍音としてドライバーの音を控えめに乗せてやる。
これは広帯域ツイーターと言ってもいい。
いや、175は”ワイドレンジ(ハイの出ない)ツイーター”と定義するならば、わかりやすい。
ミッド・ドライバーとしては、あまねく力不足だったのだ。
そう、ワイドレンジツイーターと、これからは考えを改めた方が良い。
こうすればかなり違和感なく175DLHを使える。
C40ハークネスやC38などあくまで130A系ベースにのみ使える
特殊なホーンレンズでありミッドハイ(ハイは出ないが!)・ドライバーだ。
ゆえに能率の低いLE14Aで、LE175DLHを組み合わせるというのは
木に竹を接ぐように難しい調整となる。
そうでなくともクロスを低く取れない、レンジの狭い、立ち上がりの甘い、マイルドな
LE175では全体の音を支配する能力に欠ける。
やはり磁気回路の強力で、低いクロスから使え、広帯域で中域の厚みのある
2インチのミッド・ドライバーにするか、
同じ1インチなら、適度にハイまで伸びた、強靭な立ち上がりの、
2420や2425,2426が必然性を帯びてくるわけだ。
だからランサーならLE14Aにカツを入れ、4320系の正確で明るさも暗さも表現でき
かつリアルで熱い再現に近づけたいと思ったのが、
カスタム・ランサーのきっかけというわけだのだ。
4 5 and 6 / Jackie Mclean
130A+175とくれば何となくイメージするのが50〜60年代のハードバップ。
ハードバップで聴きやすい定番とくれば
日本人好みの演歌的哀切へ行かずにぐっと踏みとどまって
くれる哀愁のキャッキー・マクリーン。
民謡の節回しのようなフレーズは日本人的。
130A+175DLH=カタログ上では古典JBLのヒエラルキートップな”001システム”は、
マクリーンのハードバップには最高にはまる。
(続く)
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12633332221.html?frm=theme
旧態レンズから新時代のホーンへ【ランサー10-4】
2020-10-27
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12633965154.html?frm=theme
ホーンレンズは20世紀の遺物のような存在になったと思う。
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12633965154-14840802857.html
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12633965154-14840802914.html
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12633965154-14840803984.html
前に書したように、HL-88(蜂の巣ホーン)などは
なんのために存在するのかすら疑問がふつふつと湧いてくる
不思議なホーンで個人的にはこの凹凸感全開で、音は前へと飛んでこない。
マスキングされた再生音は精神的に不安定になる。
そもそも音響レンズといった考え方が、当時の再生機器や再生環境の結果、
その対策として具現化された企画であり、すでに今の環境からすれば過去の遺物といっていい。
透明感や周波数の凹凸感など20世紀の環境でしか生かされない世界である。
クラシックカーに例えてみるといい。
クラシカルでメモリアルな所有満足感以外に、アドバンテージはないのではないのか。
音響レンズ役目の一つである、バッフル上の物理的手法による位相管理など、
今では簡単に電気的にコントロールできる。
3Dによるデジタル解析などの最新テクノロジーの成果で、現代のホーンは飛躍的に進歩と遂げた。
こうなると音響レンズは一部のSR業務ユースなどを除けば、その役目を終えた。
4343といったスタジオモニターについていた、プラスチック臭のする
レンズのHL91ですら、その役目は終わったと思っている。
そんな中で登場したのが、バイラジアル・ホーン
バイラジアルを擁し、スタガーでツインウーハーを駆動した
4435は知人の愛機だったので、音の良さは体験している。
そのシステムのホーンからバイラジアルホーンの歴史が始まった。
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12633965154-14840804318.html
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12633965154-14840803141.html
4435や4430の中高域用の2420(2421)ミッド・ドライバーの
ホーンが2344。滑らかな音のする指向性の広いホーンで
ウッドの2397のように、おとなしくなりすぎることもなければ、
金属製の2345のような暴れもない。(もっともジャズには、それが魅力なのだが)
ニュートラルで自然な音のうるさくないホーンが開発された。
175DLHやLE85+HL-91とは、又、別次元の音である。
バイラジアルは来るべき21世紀という時代の要請だ。
そんな中最近のJBLの新しい製品を見ると、
風変わりなホーン形状を備えたスタジオモニターがこの秋から登場している。
傾向として、単調に音を暗く柔らかくするだけのウッドホーンと違い、
バイラジアル系のホーンはウーハー側へも支配力を強め、
2ウェイなら全体の出音コントロールを同一の音色で調整し、
眠くなるほど柔らかすぎず、エキセントリックにもならず、
出る時は出る、引っ込む時には引っ込むといった
AIを備えたような、不思議で賢いホーンなのだ。
4349などは先のバイラジアルホーンの21世紀進化型ともいうべきカタチだ。
もちろん試聴したわけではないが、今のJBLの中堅機種としての自信作なのであろう。
このホーンの音はいかばかりか、興味はつきない。
こういったホーンの音からは、もはや、”ホーン臭さ”などという言葉は消えた。
NEW! JBL 4349
この新設計バイラジアルホーンのカタチに心惹かれるものがある。
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12633965154-14840803255.html
【余談として・・】
もしも予算や部屋の都合がついたとして・・、
自家用に買うかといえばNoだ。
重量の点で選択肢からは外れる。
昔の米松を使用したものは軽かったが、
最近の高密度MDFを使用したSPシステムは重量挙げの世界。
1人で持てない機器は保有しない。
(10代〜40代前半の方を除く)
その時が来た際に家族が困り果てるからだ。
又愛機は次のオーナーを見つけておくか、
身体や認知機能の正常なうちに、
大きなものを中心とし、あらかじめ処分しておく。
20kg以内の機器なら何とか一人で移動できる。
これは来る終活準備をするオーディオマニアに送りたい。
いつかはその時がやって来る。
誰だって、他人事ではないのだ。
「On the corener 」 / Miles Davis
マルチリズムの快感と音の浸透力はホーンならでは。
「Dark Magus 」/ Miles Davis
大阪公演のアガ・パン同様に、レジールーカスとピートコージーの
ツイン・リードを聴くべし。
旧型ホーンのようにうるさくないから、音量はグイグイと上がる。
(近所からの苦情に注意)
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12633965154.html?frm=theme
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1118.html#c2
13. 2020年11月15日 11:03:13 : WBwhDwKyTw : MGZIdEtpL1hETS4=[24]
LE14A _ JBL L101 Lancer スピーカー
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1118.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/110.html#c13
16. 中川隆[-9933] koaQ7Jey 2020年11月15日 11:03:36 : WBwhDwKyTw : MGZIdEtpL1hETS4=[25]
LE14A _ JBL L101 Lancer スピーカー
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1118.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/493.html#c16
42. 中川隆[-9932] koaQ7Jey 2020年11月15日 11:04:03 : WBwhDwKyTw : MGZIdEtpL1hETS4=[26]
LE14A _ JBL L101 Lancer スピーカー
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1118.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/109.html#c42
14. 中川隆[-9931] koaQ7Jey 2020年11月15日 11:44:08 : WBwhDwKyTw : MGZIdEtpL1hETS4=[27]
Altec Lansing 600B
2016-02-10
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12500252978.html?frm=theme
気になる、12インチ・ウーハー
D131の兄貴分だ。
ランシングの基本設計であろうか。
D131と違い、センターキャップとコーン紙との面積バランスが
絶妙だと思う。良く通る音である。
この佇まいと音の出方を観ると、楽器用の傑作ユニットJBLのD130の原型がここにある。
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12500252978.html?frm=theme
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1103.html#c14
246. 中川隆[-9930] koaQ7Jey 2020年11月15日 11:57:45 : WBwhDwKyTw : MGZIdEtpL1hETS4=[28]
旧帝大で国家プロジェクトに入り込む「中国人研究者」たち 日本の技術が中国で軍事転用も
週刊新潮 2020年11月12日号掲載
https://www.dailyshincho.jp/article/2020/11150558/?all=1
入国の緩和で「千人計画」は再び拡大か
中国政府が推進する「千人計画」は、世界中の優秀な研究者を好待遇で集めるプロジェクト。多くの日本人研究者もこれに招かれているが、反対に中国人研究者も日本に渡り、最先端の研究プロジェクトに参加している。千人計画に参加する東大名誉教授に「知財流出を防ぐ手立てはない」とまで言わせる実態とは。
***
中国大陸と我が国との往来が、本格的に再開の兆しを見せている。11月1日から、中国、韓国など11の国と地域からの入国者は、羽田や成田空港などでの新型コロナウイルスの検査を受ける必要がなくなったのだ。水際対策の緩和で、再び海の向こうの人々との交流が活発になれば、「中国千人計画」の更なる拡大が懸念されるのは言うまでもない。
日本のみならず欧米など西側諸国の科学者たちを招聘し、中国で研究に従事させる。結果、さまざまな知財を吸い取らんとする謎に満ちた極秘プロジェクトの実態を、本誌(「週刊新潮」)はこれまで3度に亘って報じてきた。実際に我々の取材に応じてくれた参加者は、東大、京大など旧帝大の教授たちや、研究予算の削減などで日本にポストがなく大陸へと渡った若い研究者など。彼らの声に耳を傾けて見えてきたのは、中国の強(したた)かな戦略だった。
今回紹介するのは、これまでと異なる形で日本の知財を吸収しようとするやり口――。つまりは、我が国に直接乗り込まんとする中国の姿である。
「中国人の学生を東大に入れた」
東京大学
中国人留学生が集う旧帝大(他の写真を見る)
「中国に行く日本人よりもっとずっと大きな問題は、日本で研究する中国人の存在だと思います」
とは、「千人計画」に参加した70代の東京大学名誉教授。絶対匿名を条件にその実情を語るのだ。
「日本で国家プロジェクトに参加するような最先端の大学の研究グループでは、実験を担う博士課程の院生の多くが中国からの留学生です。このような現実の中で、日本の科学技術の海外流出を防ぐ手段はまず考えられません。その原因は、日本では21世紀に入ってからずっと、優秀な学生が大学院に進学してこないという状況が続いていること。それほど遠くない将来、日本から漏洩するような知財はほとんどなくなっているでしょう」
そう口にして、彼の国へと渡った経緯を振り返る。
「中国の大学へ行ったのは、定年退職を前にして国内での良い話がなかったから。そうこうするうちに、東大の博士課程を経て中国の大学教員になった教え子から招聘を受けた。条件は組織、設備、研究費など、どれをとっても日本では絶対に考えられないくらい良かった。もちろん周囲から知財流出の危惧についてはアドバイスを受けましたが、私の研究分野は環境バイオ。中国の汚染された環境を修復するために役に立つことは、なんの問題もないと考えました」
この分野では、中国の実力が上がりつつあるそうで、
「若手研究者の数、研究費の差などからみて、多くの研究分野で日本がこれから中国と対抗していくのはとても大変です。遣唐使の時代に戻るとは思いませんが、安全保障と関係が薄い分野では、日中の科学技術交流は日本が生き残るために必須と考えます。もはや『知の流出』が避けられない以上、国際交流なしに国家の存続はあり得ません。日本が『知(血)』の純潔を守ろうとすれば、それは国家衰退への道だと信じます」
事実、日中の架け橋になっていると自負するのだ。
「すでに日本に行きたいという中国人の学生を何人か東大に入れていますし、他にも欧米に留学していった教え子もいます。10年後に彼らが中国に戻ってきて、母国の環境問題解決に貢献するのが今一番の楽しみ。日本では有望な中国人が多く育っています」
中国からすれば、「千人計画」で一流大の研究者を招聘すると、将来が嘱望される中国人を日本に送り込む窓口にもなってくれる。まさに一石二鳥というわけだ。
日本の叡智が中国の軍事研究を推進
憂うべきは、多くの中国人を抱える東大に、「国防七校」に絡む留学生らが在籍していることだ。「国防七校」とは、中国人民解放軍との繋がりが深く、ミサイルや戦闘機など軍事兵器の研究開発に力を入れている大学だ。ちなみに、経産省は大量破壊兵器などの開発への関与が懸念される海外の研究機関を「外国ユーザーリスト」として公表。「国防七校」では、北京航空航天大学と哈爾濱(ハルビン)工業大学が掲載されている。なお本誌ではこれまで、「千人計画」でこれらの大学に招聘された日本人学者の証言も紹介してきた。
ざっと東大の理工系研究室のホームページを確認しただけでも、北京航空航天大のロボット研究所や飛行機設計学科、また哈爾濱工業大の出身者が所属していることが見てとれる。東大以外の旧帝大でも、JAXAの公募プロジェクトで航空機に関わる研究を行う教授は、北京航空航天大の出身者を受け入れていた。
さらに北京航空航天大や哈爾濱工業大などの教授の経歴も辿ってみれば、幾人もが、東大や京大、東工大などへと留学していた旨を、誇らしげにウェブ上で公表してもいるのだ。
その最たる人物として挙げられるのが、2016年に中国共産党創立95周年大会で、習近平国家主席から「中国の航空事業に多大な貢献をした」として表彰された北京航空航天大の宮声凱教授(64)だろう。
彼は1988年に東工大で博士号を取得。世界に先んじて大型戦闘機に転用できるエンジン技術を完成させたとされるが、所属する北京航空航天大のウェブサイトでは、こう紹介されている。
〈80年代初頭から宮声凱は日本に公費留学し、94年に帰国後は北京航空航天大の材料科学・工程学院院長に就任した。帰国した頃の心境について、宮教授は語った。「科学に国境はないと言いますが、しかし私は思うのです。科学者には祖国があり、中国人は自分の国のために貢献すべきだと」。国家的な課題に直面すると、一人の優秀な共産党員として、宮声凱は一度も諦めることはなかった〉
〈「我々は宮先生というリーダーの下、祖国の航空事業の発展のため、国家戦略に応じて、国防に奉仕し続ける」。これは宮声凱、またはその他の研究員の心の声であり、北京航空航天大学の研究者の真実の姿を映している〉
日本の血税により磨かれた叡智が、中国の軍事研究を前進させていたのだ。
http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/492.html#c246
42. 2020年11月15日 13:20:35 : WBwhDwKyTw : MGZIdEtpL1hETS4=[29]
「故障した」投票集計システムDominionの投資者は民主党重鎮のペロシやファインスタイン
2020/11/12
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/359.html#c42
82. 中川隆[-9929] koaQ7Jey 2020年11月15日 14:10:06 : WBwhDwKyTw : MGZIdEtpL1hETS4=[30]
JBL 4301に再会【今では中途半端なサイズ】
2019-09-28
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12530432573.html?frm=theme
70年代のJBLのオリジナルSPはL-88 NOVAがもっとも小さなスピーカーだったわけだが、そうした中、L-26 Decade が68,000円という破格の定価で登場。
2本の実売価は10万円で買えるというもので、コンパクトでありながら充分にJBLの音が楽しめるというので、当時爆発的に売れたものであった。
その時点でJBLの製品中、もっとも小さなシステムがL-26であったわけだ。
その後、スタジオモニターのシリーズ化は進み、
JBLとしてはもっとも小型システムが登場し、それがこの4301であった。
(L-16はこれの民生用)
4301はこの時点で一番小さなブックシェルフSPという位置づけであり、
サイズが291×483×306mm
当時JBLでは最小スピーカーで、大きな音が出せない、部屋が狭いなどの
特に都市部の住環境においては、このサイズでJBL カリフォルニアの青い空が・・
というわけで、こちらもヒット作となるわけである。
その後はBOSE 101のように小型の、Controlシリーズが登場し、小型化を極めていくわけだが、それまでは、この可愛いサイズは貴重な存在でもあったのだ。
私もアルニコ磁石の4301とフェライト磁石の4301Bと、それぞれ短い期間だが、
続けて使用していた時期がある。
所帯持ちとなって、色々と物があふれ始めた折り、
そのサイズは最優先の魅力でもあったわけだ。
しかも、微細な聴き方さえしなければ、そこそこに鳴ってくれたのである。(当初は)
だが長く手元になかったのは、L-26やこの頃のJBLのブックシェルフ共通なのだが、ウーハーの磁気回路がプア過ぎて、低域にエネルギーがなく、スピードも遅い。
4312のウーハーもそうなのだが、低域から中低域のもたつきが気になってしまい
音楽に没頭できずにいたわけで、再びランサーやD131へと舵を切って行ったのだが、今当時の音を思い出すと、これはこれで精一杯頑張った音作りだったと思う。
基本、プアなウーハーの磁気回路で、かつマイルドな造りのJBLであって、
ハードなジャズと対決する目的で使ってはいけなかっただけの事だ。
実は最近、某所でこの4301BWXと対面する機会があった。
例のブルーのバッフルのモデルだ。数十年ぶりの再会でもあった。
音ははっきり言えば、もうやれてしまい、当時の活きの良いサウンドはなかった。
ウレタン製のエッジは交換されているようだが、コーン紙やダンパー等は限界である。
いつも言うが、古いスピーカーユニットはエッジだけ交換しても元には戻らない。
エッジの寿命は、同時にダンパーやコーン紙の寿命でもあるわけだ。
(特にダンパーは経年で、”ヤレ”が進めば、低域の腰が抜ける。
反対にダンパーが硬化すると、低音が出難く歪が増す。)
メーカーや正規の代理店で、リコーン(コーン紙やダンパーの交換)してこそ
新品当時の音に復元されるのである。
これもコーン紙などは古いままで、エッジだけの交換したせいか、
音が暗く、前に出ず、まとわりつく感じなのだ。
最後に、持ち主にはリコーンを強く薦めておいた。
中古品のメンテナンスには、お金がかかると言う事だ。
4301に久しぶりに会ってみて、老化した音以上に驚いたのが
そのサイズだったのだ。
「あれ、こんなに大きかったっけ!?」
というのが率直な印象である。
そういえば、コンパクトで使いやすいサイズと思った
4311や4312も今はかなり大きく見えてしまう。
若い人達は4312になると、大型SPのカテゴリーという意見も聞こえる。
4301もあの取り回しのいい、性能も犠牲にしない、
程良いサイズが魅力だったものの、今こうして出会うと
ブックシェルフとしては大きい。大きく感じてしまう。
今はもっと小型で高性能なものはいくらでもある。
そして、今となっては却って、”中途半端なサイズ”と化してしまった。
久方ぶりの再見で、気持ちのどこかに食指が動いたらどうしようと
いった懸念もあったのだが、悪いが音にも、どっちつかずのサイズにも不満が残った。未練なく、すっきりと別れる事ができたのだった。
こうしてカタログの中へと、皆ひとつずつ、戻っていく。これも終活を先に控えた気持ちの整理というやつだ。
当時聴いていたソースで、このSPが良く鳴ってくれたソース
イメージ 3
ワインライト/グローバー・ワシントン・Jr.
イメージ 2
アイラブニューヨーク/金子晴美
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12530432573.html?frm=theme
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/832.html#c82
17. 中川隆[-9928] koaQ7Jey 2020年11月15日 14:25:43 : WBwhDwKyTw : MGZIdEtpL1hETS4=[31]
Mr.トレイルのオーディオ回り道
ジックリとメインシステムとDITTON15を聴く 2020年11月15日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/677c3e1641660470b7bf3c4c6029b6c6
隣の部屋のサブシステムのプリ×2台をメンテに出している関係上、写真の2セットで音楽を楽しんでいます。DITTON15はスケール感が大きいので、後ろのオリンパスが鳴っていると錯覚する事もある。
小型SPと呼んでも良いサイズなのに、このスケール感のでかさは古き良き時代の面影がある。音色も艶っぽくてオーケストラモノも苦も無く再生できる。モーツアルトのポストホルンやリンツ等を楽しんでいる。鈴木彰二とリズムエースの軽快なJAZZも楽しい。
本当に音楽を楽しむ時はやはりメインシステムです。ただ、エネルギー感が強くなって来たので、最新の低域の沢山入った録音は避けています。部屋が一緒に「部屋鳴り」して楽しめませんから・・・。自宅システムが非常に良いサウンドに仕上がって来ていますので、そのそろこのシステムの去就も考えなくてはならなくなりました。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/677c3e1641660470b7bf3c4c6029b6c6
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1077.html#c17
18. 2020年11月15日 14:46:17 : WBwhDwKyTw : MGZIdEtpL1hETS4=[32]
”黄色い長い道”と 4343 2014-06-14
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12500249826.html?frm=theme
黄色い長い道
Long Yellow Road / Toshiko Akiyoshi & JBL 4343
ピアノ・ジャズのアイドル化路線も一時の過熱ぶりから一段落した(?)感も
あるが、聴く順番が間違っているのであって忘れてはならない人が、
秋吉敏子である。
いまどき女性ジャズミュージシャンなどという紹介の仕方は
しないと思われるが、一部のリスナーが相変わらず、
ピアノジャズのアイドルを求めている以上、女性ジャズミュージシャン等と
一々、断らなくてはならない紹介法があいも変わらずに区別を生んでいる。
そうした、当時ジャズを演奏する”女性”であることへの物珍しさに加えて
区別が普通だった40年代50年代に、人種という大きな差別を前に
単身渡米しバークリーに通い、苦学を続け日本人のジャズを
アメリカで知らしめた”さきがけ”でもある。
ピーターソンにも認められパウエルにも気に入られた幸運もあるだろう。
東洋からやって来た小柄な日本人の若い女性という事も珍しがられたではあろう。
しかし、女性であることを武器とせずに真正面からジャズの”ガチンコ勝負”に出て行ったわれらが秋吉敏子である。
今のスタンスに至るまでにいかほどの試練と苦境があったことか。
秋吉は多くを語らないが想像を絶した事であろう。
日本への凱旋公演のアルバムタイトル「黄色い長い道」が
白人社会アメリカで一人挑戦する”yellow”の苦難の道のりを象徴する
タイトルである。
秋吉は渡辺貞夫との共演でも有名なチャーリー・マリアーノとの離婚後
アレンジャーでサックスプレイヤーでもあるルー・タバキンと結婚する。
そのあとの、トシコ&タバキン・ビッグバンドの活躍は誰しも知っている。
このバンドの1枚目の作品タイトルが単身渡米、そしてその後の不遇の時代を象徴するかのように「孤軍」であった。
その後、「LONG YELLOW ROAD」という、あらためて「黄色い長い道」を
壮大なスケールのビッグバンドジャズで再度投げかける。
このあとは矢継ぎ早に「花魁譚」や「インサイツ」と
傑作を発表していくのである。
特に、B面全部を占める「ミナマタ(水俣)」の収まる「インサイツ」は衝撃作であった。
ビッグバンドに焦点をあてたが、この人のピアノ・トリオ作品もパウエルが気に入った敏子節が聴ける芯のあるアタックに大陸的な叙情と並はずれたリズムやタイム感覚などピアノジャズのアイドルお姉さん方も、そのおっかけファンも、
理屈は置いといて、一度はじっくり聴いてみることを奨める。
野茂英雄のように最初の一歩を踏み出した勇気ある日本人。
そして先駆者であり日本ジャズの誇り 秋吉敏子。
女性がたった一人で異国の地で生きていく。
”黄色い長い道”は、あらためて重く感慨深い言葉だ。
【スタジオ・モニターという名前のコンシュマー用システム JBL#4343】
4320というスタジオモニターは名称の通り、アビーロードスタジオはじめ
レコーディング・スタジオでよく使用されたが
この434Xというシステムは、スタジオで使われたというのは聞いたことがない。
そもそも、4wayでモニターするのはプレイバック時に使えるかどうかで
正直なところ使いづらいと思う。
普通は2wayが基本。
インサイツ始め本邦のビッグバンドはジャズ喫茶のJBL 4343で良く聴いた。
ある程度の大音量で聴きたいこともある。
ワイドレンジで楽器の分解能の良いスピーカーである、
4343を聴く為わざわざEという正統派?なジャズ喫茶へ通った。
(偏見系のジャズ喫茶のオヤジと親しくなると裏情報として
当時の一般的ジャズ喫茶ではビッグバンドは極力禁止という不文律な取り決めがあった。ピアノソロもダメ。そんな中、Eは偏見なしの正統派のお店で選曲やリクエストにはとても柔軟な姿勢を持っており、ベイシーバンドのようにスイング一辺倒でない楽曲のトシコ&タバキン・ビッグバンドも好んでかけてくれていたのである。)
その、Eというジャズ喫茶は高校の頃に予備校の夏期講習かなにかの帰り、寄り道した際に偶然見つけた店で、その頃はまだL88というブックシェルフで鳴らしていた。
その後、道路拡張に伴い現在もあるきれいな店になるのだが、4343は3台目の
スピーカーだった筈。
当時話題のJBL 4343だから、このスピーカーの音を確かめついでに
良く通った。(そして、自分もレビンソンと4343(4344)を後に買うのだが。)
このビッグバンドの静と動的暴、陰と陽、予定と意外、和む美と不調和、
そしてビッグバンドのうねるような波状音。
それらが、青いバッフルから押し出す様が見事である。
自分で使ってみて知った、4wayというシステムの難しさ。
3wayまでなら何とかなるが、4wayは3wayを2乗したように調整が困難となる。
それでもバランスがとれスピードに乗った時は、ミッドバスの帯域が効果的に効いて
痒いところまで手が届くような描写をする。
特にローレベルでの15インチウーハーの弱点の間の抜けた中域を、ミッドが良くカバーする。
JBL4343も今は4365というシステムに変化し、4350や9500といった大型システムは傑作DD67000、ユニット群は1501や435という新世代のユニットにとって変わられたがあの時代、一世を風靡した驚異のベストセラーであった。
今思えば6畳間や8畳間の一般家庭に、この冷蔵庫並みの大きなスピーカーを持ち込み、鼻を突き合わせて聴いていたということだ。
良し悪しは別としても、爆発的に売れたのはそれだけ熱かった時代の風も
後押ししたのだろう。
このような時代は、間違ってももう来ないだろう。
JBL4343
* JBL最大のベストセラー434○,435○で始まるJBL スタジオモニターについては、
またいずれオーディオトピックで過去の使用経験を踏まえて印象を書いてみたいと思う。
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12500249826.html?frm=theme
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/944.html#c18
1. 中川隆[-9927] koaQ7Jey 2020年11月15日 15:48:48 : WBwhDwKyTw : MGZIdEtpL1hETS4=[33]
JBLの人気・ロングセラー vol.1【四天王】
2015-06-19
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12500251880.html?frm=theme
長きに渡って綴っている個人的な「Lansing Note」は
もっぱら最近では頻繁に書くことができずにいるが
それでも大方のところは書き上がっている。
紙をデジタル化してもなお、訳あってほぼ非公開とし
時々、総合的な話題のみ限定で公開してみたりもした。
本来オーディオ特にA・LansingやJBL創設からその後の
歴史と変遷なども併せてアップしたのがブログの始まりだったが
原則自分の手元で使い込んでみた実験のノートも兼ねているのである。
特にJBLユニットは手元でなるべく使ってみた音の実験室の様相に近いもので、
今それらは貴重な備忘録となっている。
勿体ぶるつもりはないが、所詮個人的なあくまでも
Boring diaryであることに変わりはないし、
薀蓄の披瀝も、今さらながら、モノ自慢などする気もなければ、
資格もさらさらないのだ。
今日は箸休めのような
久しぶりにJBLのオープン・ネタとしてみた。
ベストセラーにロングセラーで、なじみ深いモデルを挙げてみると
この4台の機種に行き当たる。
誰もが知っているような、JBLが商業的に成功した
源泉でもありJBL社の歴史の中で燦然と輝く偉業を
成し遂げた名作、四天王でもある。
順に 4312、LE8T、D130、#4343
1. JBL 4312(4310〜4312〜4319)
JBLのシステムでこれほど長い期間に渡り
生産されそして愛用されて来た
モデルは他にはない。
LE8TやLE10Aを使用したランサー・シリーズも
アメリカでは長期間売れたシリーズではある。
L-26や4301といった小型ブックシェルフも
特に前者は日本においては稀に見るベストセラーにはなったが
長くは続かなかった。
ブックシェルフではいつも名前が出るが
何だかんだと言いながらも、最後に残るスピーカーでもある。
つぼを押えるのが滅法うまいスピーカーで
音楽を”らしく”鳴らすことにかけては
右に出るものなし、
喜太郎、山下達郎、松任谷正隆などミュージシャンにも愛用者は
多数いる。
日本の住宅事情にもぎりぎりで適合するサイズ。
これより大きかったら、これほどヒットもしないし
ロングセラーにもならなかったのは間違いない。
サイズを超えてダイナミックに鳴るのは
小口径のスピーカーでは真似っこできない。
さりとて、音の出ていない時の
15インチのシステムは大いにジャマである。
こういったニッチにも敏く立ち回る。
普通の顔して、できるヤツなのだ。
価格も安くJBLでは一番のお買い得品。
今でも生産され愛用者が多いのは
脅威的な事でもある。
おそらく、JBLではもっも長くセールスを続けた商品の筆頭でもある。
以下、Vol.2へ〜。
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12500251880.html?frm=theme
JBLの人気・ロングセラーvol.2【四天王】vol.2
2015-06-21
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12500251892.html
LE8T
スピーカー・ユニットでは
前述のLE8Tなる実質18cm口径の8inchフルレンジ・ドラーバーが
最も有名なところで、今でも中古市場で人気、タマ数も多く
愛用者も多い。
LE8Tの愛好者は控え目な人が多いようで、
オーディオマニア得意の”機械自慢”をするどころか
この小さなフルレンジスピーカーを
伴侶のような思いで、ひっそりと鳴らす
生粋の音楽ファンが多いような気がする。
ユニットのサイズの割に大きな箱が必須アイテム。
それが可能ならば、豊かなでろうろとした低域に
特有の中域で奏でるバイオリンの色艶に、
得意のピアノにクラシックファンまでもが
飛びついたのだった。
D130
このLE8Tとともに人気があったのが
JBLでは創設後の第2弾スピーカーでもある
D130という楽器用のフルレンジが有名で
こちらもファンは多く、JBLでの
技術の集大成でもあり、ランシング設計の
晩年最後の遺作とも言えるユニットでもある。
こちらは、15inchと口径が大きすぎて
高域はまるきし出ないが、
175などのホーンドライバと組んでの
2ウェイで古い録音なら十分熱い音が聴ける。
とはいえ、元来楽器やPA用のクセの強いユニット
であるだけに、この音にはまった人限定である。
好きな人は好きという個性の強烈なユニットで
実力以上に、過去にネットで人気先行してしまったせいか、
いざ手に入れても使いこなしに手を焼き
特有のクセがダメな人が手放す事が多いから、
中古でもそこそこ流通している。
これが好きになったらあとは、
十分な広さの部屋と、大音量の出せる環境は必要だ。
ランシングの設計で、ALのA5のような骨太の凄味はないものの
古い録音のジャズにピントはどんぴしゃと合う。
ジャズやブルーズ御用達でもある。
スタジオ・モニター #4343
そして最後の一つは、スタジオ・モニター4343の系譜であろう。
4312と同じくJBLでは有名人だ。
スタジオモニターという名前の付け方も上手かった。
プロっぽい印象を最初に与え、スピーカーは片チャンネルあたり4本もついている。
奥行きの浅い場所をとらない四角い箱に、日本人の大好きなブルーバッフル。
プロの現場で、4wayで現実にプレイバックするとは、考えられないが
家庭に持ち込んだ時に、小音量でもワイドレンジで、緻密で濃い音色に
JBLにしては、調教されたマイルドな音が
ジャズ以外の音楽ファンにも受けたのである。
当時、現在の団塊中心に飛ぶように売れた大型ブックシェルフ(?)でもある。
こんな大きなスピーカーが売れまくったこと自体オーディオバブルの象徴で、
現実に部屋に入れれば相当圧迫感がある。冷蔵庫が2台あると思えばよい。
しょせん専用の部屋でもない限り、不遇をかこつけた、4343が可哀そうでもある。
もっとも今現在、イヤホン派の団塊ジュニアには見向きもされない。
オーディオが過去のものになっていった象徴的な風景である。
ここに挙げたものはJBL好きなら定番中の定番で
他にも魅力あるものは多数あるが
こにあげた、四天王はとりわけ思い出が詰まる
機種であることに異存はないはずである。
消耗品の多いオーディオ製品でも
化石だシーラカンスだといわれながらも
世紀を跨いで君臨してきた今は老いた名優達と言えるわけで
JBL製品の層の厚さと狂信的なファンの思い入れを
受け入れるに十分な資質を持って生まれた来た
工業アート製品かもしれない。
いずれオーナーの死によって、愛器とは別れることになるであろうが、
大切に使われるのが天命と思い傅けば本望であろう。
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12500251892.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1119.html#c1
2. 中川隆[-9926] koaQ7Jey 2020年11月15日 15:50:07 : WBwhDwKyTw : MGZIdEtpL1hETS4=[34]
JBL 4311〜4312の弱点 2017-10-18
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12500256046.html?frm=theme
JBLのユニットの事は良く訊かれる。
前回、075の質問について私感を書かせてもらった。
今回は同じくJBL4312シリーズである。
4312と4311の違いを訊かれ、4312Eを買おうと思うのだが、どうしたものか
という質問をされた方がいる。
それは好みの問題というしかないわけだが、
それでも何か言って欲しいらしいので、JBLのブックシェルフではお勧めだし
出来れば新品で買ったほうが良いですよ、それくらいは言える。
ただ厳密な比較になると当時の新品での両者の比較ならまだしも
ポンコツ・骨董領域に入った4311である。コンディションの良いものは少ないと思うし、4312とて初期モデルは新品時の状態からは大分劣化していると思われる。
劣化に個体差のある中古品同士を比較しても何の意味もないわけだ。
ゆえに新品の4312Eが一番コンディションが良いのだ。
乱暴な話しであるが、それでもあえて比べろというなら、どちらも新品に近い状態を想定してみれば、4311の特徴の中で4312と違うのは、天地逆さま、磁気回路がアルニコ磁石、ミッドレンジが初期モデル、等様々あるが中でも大きな音への違いは、
ツィーターの存在だと思う。
4311は一貫して、紙のツィーターを用いるのだが、4312は途中から
ドーム系のものに変わっている。
まず一番の音の違いとなってあらわれたのが、ここの部分だ。
ジャズだけに特化した4311のツィーターというわけだ。
次に4311にマウントされたミッドのLE5はホーンライクな浸透性に活きの良さが魅力。コーン・ツィーターとミッドレンジの中高域は容赦なくジャズからロック・ブルースまでのエキスパート。
この雑味感が音楽再生上のグルーブ感となって出てくるのである。
4312はマイナーチェンジの連続で、小改良は全般に歪み感を減らしレンジを程良く延ばし、オーバーオールな再生へと向かっている。
ゆえに4311に比べれば適応性に富んだ、誰が聴いても食指が動くようなスピーカーと言える。しかもオーデイオに興味のない人達でも、良い音と感じさせる再生力を持ち合わせている。
基本的には、細かい違いはあるものの、4311〜4312は伝統の正しい継承であって
売らんかなのセールストークでは良くある「別物ですよ」は、眉唾だ。
第一先にも言うように、もうオリジナル4311など皆ポンコツ品が殆どだろう。
クルマ同様OHし、リコーンや再着磁などしているものは皆無とすれば
別物などと言い切る方がうさんくさい。
そして必ず湧いてくる、アルニコバカが登場するわけだがLE5はともかく
2213A又はH(123A)の磁気回路はD123のウーハーヴァージョンである。
アルニコでも磁気はプアだという事は知っておくべきで、フェライト化で悪くなったとは思わない。そもそもこのプアな磁気回路と重いコーン紙のせいもあり、
反応は良くない上、ジャズ再生においては特にウーハーの”もたつき”が
この4311〜4312シリーズの最大の欠点なのだ。アルニコだからフェライトだから
どうのこうのという問題ではない。
もう一点ウーハー側にLが入らずに高域をスルーさせているので
音が良いとする説も怪しい。
軽いコーンのフルレンジのようなものをプアなアンプでドライブした
数十年前のオーディオ雑誌をそのまま信じ込んでしまった人達がいるようだが、
重く貧弱なウーハーにLが入ろうが、なかろうがこの際関係はないのだ。
かように、4312唯一の欠点は2212〜2213H(123A)というウーハーである。
ウーハーの性格ゆえ残念ながらアンプで矯正できるものではない。
これさえ何とかなれば、個人的にも長く使っていたいと思うスピーカーだなのだ。
ただし低域までスピードの揃った強靱な立ち上がりとスピード感ある再生に拘りがなく、ジャズでなく広いジャンルの音楽を聴きたい人、
2213(123A)系ウーハーのもたもたを感じない人には、たぶんJBLのブックシェルフでは、ピカイチのお勧めスピーカーであることに異存はない。
どうぞ安心して4312Eを、新品で買って下さい。ウーハーも一新されているのだ。
繰り返しになってしまうが自分が思う4311〜4312シリーズの唯一の弱点は、
もたもたした磁気の弱いウーハーだけである。
自分のようにそれが気にならないどころか、2213Hを絶賛する人さえいる。
これは音楽との関わり方の違いも大きい。何を聴くかで短所が長所にもなる。
ここまで言えば大体の4312像が見える筈である。
KELLY GREAT
イメージ 2
リーモーガン〜ショーター+マイルス・リズムセクション(50年代後半)
録音もあってか、音が輝き太い音がガツンと物言わす。
この頃のジャズなら4311と4320がエキスパートだ。
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12500256046.html?frm=theme
▲△▽▼
換装JBL4312でBlackhawk 2020-06-07
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12602478429.html?frm=theme
4310から4311,4312と繋がってきたJBLでは最大のロングセラーである。
今では何という型番になっているのかまでは調べる気力もないが、
JBLのブックシェルフ 4312は一昨年まで手元にあった。
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12602478429-14770165325.html
4312はJBLのブックシェルフの中では一番使い易く、
ジャズでもロックでもニューミュージックでも時には歌謡曲でも、
守備範囲の広い、安くて音の良い製品だったと思う。
とにかくあまり周辺機器にお金をかけないでも
良い音の雰囲気作りが旨いといえる。
ミッドのコーン型ドライバとコーンツイーターも
全てがうまくいった珍しい製品。
ウーハーも12インチ位になると実在感が違う。
だがである、短所もなくはない。
我が家の3代目4312は、他の音機械を入れたせいである愛好家の元へ里子へ出したが、
そのまま使っていたら、いつものようにウーハーに不満が募っていたと思う。
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12602478429-14770162387.html
ウーハーの123A、2213のよく言えば柔らかい、悪く言えばグミのような芯のない
音止まりの悪い低域には不満だ。
このウーハー2213は、磁気が弱いくせに、振動版が重過ぎる。
ジャズでスピード感がついてこないのが、まどろっこしいのだ。
4311は別モノという頭の固い意見もあるが、このウーハーである限りは
4311も4312も五十歩百歩だ。
ただし対価と性能を顧慮すれば、欠点はそこだけだ。
もし、4312をこのまま使っていたなら、こうしたいというのが
ウーハーの換装だろう。
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12602478429-14770160172.html
第一候補は、2202A(H/J)である。
ギターアンプでおなじみの、D-120のプロ用K-120に2130のウーハー版。
15インチ 2220の、12インチ版とも言える。
軽いコーンと最強磁気回路による低域の反発力とスピード感が
快感である。
ただしだ、4312のような小さな箱に収めた以上は、
ローエンドはある程度諦めないといけない。
そもそも、一般的にローエンドまで欲張るものだから、どっちつかずの
遅い、鈍い、甘くて、力感のない低域となってしまうわけだ。
4311でも4312でも良いがバッフル面を上になるように倒して、4本のネジを緩め
白いコーン紙の2213を外す。
そして、そのままD120でも2202,2204でもそのままスポッと穴に収まる。
なので換装は実にかんたんである。
実は実際に友人が、この2202を4312に入れ幸福感一杯でジャズを鳴らしている。
皆同じ事を考えるものだとつくづく思う。
特に2202をチョイスしたところは慧眼であると、友人を引き合いに
結果的に自画自賛なのだ。
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12602478429-14770160222.html
因みにエネルギー感そのままで、2202よりローエンドを伸ばそうと思うならば、
2204Hという12インチのウーハーがある(現行製品は2206H)
これもトライしてみる価値ありであるが、
ジャズなら反応が早く軽快で柔らかさもある2202である。
こんなモンスターな磁気回路を有したウーハーなど
他にないであろうし、今後も製造される事はないだろう。
コンディションの良いものが手に入れば(あるいはリコーンして)、
4312はウーハーを拘り仕様に換装する。
中高域のスピードに低域がついてきてこそのジャズである。
ちょっとばかり辛口で、安くておいしい、ジャズ、ロック御用達の最強のブックシェルフの
出来上がりというわけだ。
Miles at the Blackhawk
帝王マイルスのハンク・モブリー〜ウイントン・ケリー時代の
コンボによるライヴ録音。
これは分析をせず刹那を楽しめばそれで良いアルバム。
モブリーを腐してはいけない、これはこれで良い味出しているではないか。
「Round about Midnight」などにみられる、
オラオラとマイルスのソロがモブリーやケリーに、
パワハラのような無言の圧力をかけて来ようが
そこはライブ録音だ。
スタジオみたいにいつもダメ出しをされてたまるかとばかりに、
あのウイントンケリーが、レッドゾーンまで弾きまくるではないか。
クビになったら、その時はその時だ!とばかりに。
モブリーは実際に後年去ることとなったわけだが。
CDを買うなら、これのボックスセットコンプリート版がある。
金曜と土曜のセットを箱に入れたもの。箱といっても大層な量ではなく、ほんの数枚だ。
(IN PERSON FRIDAY AND SATURDAY NIGHTS AT THE BLACKHAWK)
普及版が気にいったら、このボックスの完全版を買い、
「ゴッドファーザー1.2.3 」のように、通しで聴いてみるべし。
ゴッド・マイルスの凄さと、楽団員をあごで使う我が侭さとの、両方味わえる。
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12602478429.html?frm=theme
▲△▽▼
JBLのスケールダウン化 【老前整理以前に買い替える】vol.1
2015-07-26
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12500252011.html?frm=theme
老前整理、終活といずれ他人事ではない
厄介な作業を前に、オーディオ機器の断・捨・離も
進めるという話は前回から書いてきた。
一人で持てないオーデイオ機器は持たない。
現実には辛辣な言葉だが、早めに実践して何ぼでもある。
そしてもっとも大きく、重くやっかいなものがスピーカーでもある。
しかもスピーカーというやつは、同じものが2台もあるのだ。
来たるべき日の老前整理にあたふたしないためには
ここを早めに整理しておくと、”後が楽”なのは言うまでもない。
一人で持てる重量が30kgは米一俵の約半分である、
一瞬ならば持って持てない事もない。
しかしだ、現実に傷をつけないよう気を遣いながら
クルマまで運ぶ、家の中で移動する限界は
20kgまでである。これとてしんどい作業ではある。
実際に動かさずとも、動かす事になった時を想像してしまうと
しんどいのだ。
では製品ラインナップが多く人気のある例えばJBLのものではどうだろう。
20kgあたりの重量でと考えるとせいぜい30cmウーハーのブックシェルフは
限界であろう。
最初に最大サイズと最大重量のものを決めてしまえば
それより小さなものを選ぶのは自由であるし、
質的なもの以外はそうも苦労はしないだろう。
そうなると古くより存在した
4310やL100、L-44などのサイズがそのスタンダードになるのではないか。
JBLという会社は異様に大きな口径のスピーカーを
これまた小型の箱(エンクロージャー)に収める傾向が強く
小型フロアー型で言えば、ランサー101などは最たるものである。
この機種に使用したLE14Aという白いコーンの35cmウーハーを
L100などとほぼ同一のサイズの箱に無理やり収めた
L99アテナという製品が存在する。
フロントグリルはオリンパスも含めて長野県の工場で製作された七宝組格子を使った
前述のランサー101と同様の
古典でオシャレな外観を身にまとったものである。
もっとも大きなブックシェルフはこの機種だが
ほとんど誰も知らず、中古で現物すらそうそうお目にかかれないとあっては
現実的ではない。
で、候補作の筆頭は先の4310やL100といったコンシュマー版が
存在し4312は現在に至るも連綿と継続する
伝統的なこのスピーカー4312に焦点を当てたい。
サイズは幅362×高さ597×奥行302mm
重量は20kg前後である。
最大値にぴったりとハマったのだ。
程度が良いものがあればの前提で中古品を探すなら、L26、L88、L40や50、4301、
4313、山程これに近いものがある。あくまで程度の良い物だけだ。
が、あとあと考えれば新品で行きたい。
現行商品ならば、微妙に型番末尾は違うようだが、4312は今でも販売されている。
これが驚きでなく何なのだいうわけだ。
スピーカーのシーラカンスと言われ続けても
このスピーカーにはそれだけの説得力がある。
オールドJBLが好きな人は、このシーラカンス状態が好きで付き合っているわけで
B&Wなどは、この古臭いJBL信者には異教徒の世界位に思っているふしがあるのだ。 【続く】
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12500252011.html?frm=theme
JBL サイズダウンへ(4312など) 【老前整理以前にする事】vol.2
2015-08-01
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12500252050.html?frm=theme
ホワイトコーンは目立つ。
JBL 4312 vol.2 (断・捨・離)
個人的に思うにこのスピーカーの魅力は、JBLの大型スピーカーを
彷彿とさせるその鳴りっぷりの良さだろう。
コントロール・モニターとは書いてあるが、モニターライクではけっしてない。
うねるようなグルーブ感ややら、ざわざわとしたジャズのライブで体験するような
ざっくりしたリアリティ、きちんと追い込めばそれはそれで
音を分解し正確に再現し得る力量も併せ持つ
不思議なスピーカーでもある。
ツイーターも4311や4312の初期のコーンタイプでなく
ドームのものが良いと思うようになった。
スピードの遅いウーハーの鈍さはやや気になるが
一連のJBLの強力ユニットとしては若干物足りないのも事実。
これに使うウーハーは123Aだとか2213Hだとか
似たりよったりの型番で、D123という30cmのフルレンジのウーハー版である。
設計者と推測するロカンシー自身、口を閉ざしており彼の設計なのかどうかは
はっきりしていないのである。
謎のままのD123は磁力不足のユニットで立ち上がりは甘いが、美味しいところをうまい加減にごまかして聴かせるテク二シャンである。
その系譜である以上、磁気回路に不満が出たり多少足がもたつくのは
我慢だ。
そしてネットワークはウーハーがスルーされており
それが理由で伸び伸びとした再生をするというのも
間違いで、D123でもだがピークとディップを
そのまま垂れ流す方がよほど問題で
個人的にはフルレンジで顕著な耳障りなピークはとってしまいたいと思う。
(大昔に言われたアンプがプアな時代にフルレンジならLを入れずに
スルーさせるというテクニックが最良とされる迷信が未だ存在するのだ)
結論としては、唯一の大きな欠点といったら、
先ほどから言うように、その少し締りのないもたつく低域位のものである。
そしてこの4312のシリーズは、オーディオマニア用だけでなく
ミュージシャンズ・スピーカーでもある。
喜太郎氏や山下達郎氏などミュージシャンはじめとして
このスピーカーの愛用者は多いと聞く。
オーディオ・オーディオしないところも好ましい。
このスピーカーのサイズをして最大と考えれば、
あとはスケールダウンしていけば良いだけだ。
最大値がこのスピーカーなら楽な話である。
マンション住まいだと、このサイズでも厳しい場合もあるかもしれないが、
JBLに拘るならばここからミニマイズすれば良いし
ヨーロッパのスピーカーならもっと小型で
精緻な再現をするスピーカーも選択肢に入って来る。
今回はJBLを前提の話であるし、
個人的にもこの問題は通過してきたわけで
実際に私自身の手元にも4312はある。
中古でしか手に入れる事はできないが
他にLE8Tという20cmのフルレンジスピーカーを収めた
L44やC53、サンスイのSP LE8Tというシステムも
ほぼこの4312と同一のサイズでもある。
(サンスイのSP LE8Tは元々JBLのリブラという機種のほぼコピーであり、
基本的コンストラクションは4310へと続くのだ)
もう一つの魅力はこのスピーカーは”安い”という事である。
円安で値上げはしたとはいえ、それでもこの性能なら
お値打ちというしかない。
新品で買って、死ぬまで傍で使えるスピーカーの最右翼であり、
一人で持てる最大の譲歩できる糟糠のスピーカーではないのか。
個人的にごく一般的な日本の家庭環境と
さんざん、音機械を弄り回した、あるいは弄ばれた御仁達の
終着駅としてこれは良い選択ではないのか。
それでも断・捨・離を進めたいのならば、もうこれ以上は何も言わない。
最後にこれは描いた餅でなく、実際に食べられる
餅のような存在なのだ。
ここをもってくだり坂のスタート地点ならば、あとは追い風のクルージングだけだ。
歴史的なベストセラーになるのも頷ける。
4312E
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12500252050.html?frm=theme
▲△▽▼
JBL4312SE【20kgの壁】その1
2018-02-01
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12500256927.html?frm=theme
使いもしないオーディオ機械を部屋に並べ悦に入っている(だろう)方々の写真を時折みるがスピーカーを駅前の雑居ビルみたいにスピーカーをにょきにょき並べるわ、塗り壁やブロック塀みたいに積み重ねるわ、
アンプはこれまた積み木のように上へ上へと何段も積み重ねる。
かつての名器だったかも知れぬが、オーバーホールもしてないような今はただの中古品をそんなに部屋に持込み、一体何をどうしたいのである。
本人にとっては、往年の名器、過去の栄光の高級品で拘りのオーディオ機械だろうが、家族にとっては音響機械と言う名のゴミ屋敷の一つでもある。
ネット上で、今日のハー○オ○など、リユースショップのリポートをして何がしたいのかである。
JBL 4312E
「一人で動かせないモノは、買わない、部屋に置かない。」
ここ10年程の中で、今後の残りの人生の中で、好きな音楽を聴いていく環境造りの中で、これが自然に導き出てきた音機械に対する在り方であり関わり方といえる。
「一人で持てないオーディオ機器は使わない」
結局はそこに行き着く。
何回かに分ければ、女子供でも廃棄が出来る音楽ソフトと違い、テコでも動かないようなものの多い、音の機械だけは、自分の手で整理して身軽にしておきたい。
そう考えている。
未だに興味のあるものはなくはないし、あれいいなと言う気になるものがなくはないが、それらも、妄想の中で自己完結させている。達観の域にははるかに遠いにしても、そこまで物欲に苛まれる事もなくなった。
一人で持てない機械の個人的に定めた重量は【20Kg】とボーダーラインを決めている。この将来の終活や断捨離用基準値は、以前から提唱してきた。
第三者の判断としても、この【20Kg】は、運送関係や相撲取りは別として、一般的な成人男子が一人で持てるギリギリの重量ではないだろうか。
無理をすれば30kgでも、何とかいけないこともないし、
白いスタジオモニターの4320だって一人で持ちあげた事はあるが、
それは昔の話しだ。
皆、新しく機械を買う際には気分的に高揚しており、重さの事などすっかり忘れているのだ。
火事場のばか力が出てもおかしくはないが、気がつくと、あとになって腰に激痛が走ったりもする。
現実的に可搬できる具体的な機種のスピーカーを例にとってみると、
JBLの有名な4312シリーズがこれに充当しうる。
昔はコンパクトで普通のブックシェルフだった4312も、今の小型化が進んだ基準から言えば結構大きいサイズの部類になってきてしまったと思う。
若い人に聞いても、デカいという。しかもステレオだから、これが2本必要になる。
約36x60x30cmのサイズで20kg以下。
よって、この4312が最大サイズと言って良く、これを基準に考えれば分かりやすい。
(続く)
刷新された頼もしいカタチのウーハー
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12500256927.html?frm=theme
JBL4312SE【20kgの壁】その2
2018-02-02
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12500256937.html?frm=theme
(続き)
スピーカー重量の持てるサイズの指針のようなJBL 4312。
これらも進化しており、4312E というモデルが現在の型で
例のD-123をアレンジして、ウーハー化した123Aそのプロ仕様の2213が長く君臨していた。
4312Eではプアだった磁気回路が、それまでの123Aのアルニコ〜フェライトから
ネオジウムの磁気回路を奢り、AL1500ウーハーのようにバスケット全体も現在主流の奥行きの深い次世代ドライバー・タイプへと変更された。
しかしサイズは変わらず 362x597x298 mm 重量も 18.1 kg
これで安心の一人で持てる重量のハードルはクリアしたのだ。
ところが、最近新型機種を投入してきたのだ。
それが、4312SEというモデルである。
ウーハー用コーン・ドライバーに4429で使った次世代のネオジウム磁石の1200ウーハーの姉妹ヴァージョンを使ってきた。
音を聴いたわけではないが、4429のオールコーンバージョンみたいなものだ。
それはそれで良いのだが、問題は重量だ。
18kgの4312Eから4312SEだと一挙に25.2kgになってきている。
ウーハーも重そうだが、MDFの板材も厚くて高密度な予感がする。
そうでなければ、7kgの重量増の原因が納得できないのだ。
うーん、25Kg となるとさすがに悩む数字だ。
持って持てなくはないが、一人で持てるサイズ、重量は最大で20kgで、もっと楽に移動できてサイズも出来れば4312より小さなものに越した事はないのだ。
ここで、20kgの断捨離協定ラインを超えれば、なし崩しに大型への道へ進んで(戻って)しまう気がする。
加齢の憂いも今のところなくて、まだ体力気力もあり、この先当分、スピーカーと格闘する根性のある人にはどうぞと言っておく。
JBL4312のノーマルというか今までの歴代機種も、ALの515や130系のような低域のスピード感を知っているものからすれば、
唯一の欠点である30cmウーハーの鈍い低域のもたつきさえ我慢すれば
かなりの名器だと今にして思える。
音楽ファンで身辺整理や終活の準備をするなら、この4312から逆に、サイズダウンをしていくのはどうだろう。
実際に聴いた事はないが、ジオラマのような4312Mなる小型で面白い機種も存在するようだ。
ATCのSCM-10やSCM-20、オーバーホールされたコンディションの良い、セレッションのSL700があったら中古であっても、それも良い選択肢だと思う。
ATC SCM20
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12500256937.html?frm=theme
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1119.html#c2
3. 中川隆[-9925] koaQ7Jey 2020年11月15日 15:50:39 : WBwhDwKyTw : MGZIdEtpL1hETS4=[35]
JBL LE5(2105)のこと 2015-12-26
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12500252749.html?frm=theme
4312の肝のようなドライバー・ユニットだ。
JBLのこの有名なミッドレンジは、LEシリーズの末弟。
スクエアクル型バスケットの中でも最小。
やった事はないがLE14Aと並べたら、親子以上のサイズの差。
ガチガチのエッジで固められているのは
低域の振幅を必要としないから。
という事は、立ち上がりは相当期待出来るという訳である。
JBLのあまたあるブックシェルフからL220のようなフロア型
に、4ウェイ・スタジオモニター種の4315あたりまで
それはかなり広く汎用されている、都合良い器用なコーン型ドライバーユニットなのだ。最も目にするのが、コントロール・モニターの4311や4312。
型番はプロ用の2105になる。実際型番は違うが同じモノである。
LE5もその時代によって末尾が微妙には変化をする。
LE5−1から始まり数字が増加していき、途中アルニコXからフェライトに変わり
最新モデルでは、アルニコをはるかに凌駕する物理的には最強磁束係数の
ネオジウムへと変遷を重ねてきた。
このLE5が最も効果的に使用されてきたのが4312で、
JBLのブックシェルフタイプの中でも、一際存在感のある用いられ方をしている。
JBLのブックシェルフには、LE5系を使用の3wayモデルは多数あるが
いずれも、バランスを崩してしまっている中で、
4312は12inchの2213と上手いことバランスを取って
ホーンライクな抜けの良い実態感のあるミッドとしての力量は大変なものと言える。
もっさりした2213(123A)なる、磁気のプアな
鈍い白いコーンのウーハーにムチを入れるのは、
むしろLE5のあったおかげとも言える。
最近、LE5を再認識しているところだ。
一見粗野っぽいのだが、その実綿密な計算をしながら
音を構築している。そんな印象を持つが、
たぶん、LE5とハイは伸びず粗っぽいだけのLE20-1に代わって登場した
ドームのツイーターがなかったら、JBLのブックシェルフは総崩れだったかもしれない。
懇意にしているPA屋さんの事務所では、LE5をバックロードホーンに入れて鳴らしている。一方で、こういう使い方もあるのだ。
”断捨離”の一環で、整理と小型化へ向かい始めたスピーカーだが、
もう一度使ってみようと20年ぶりに導入した4312だが、
ジャズにおいては、どうしても”もたつく”スピードの遅い
白いウーハーの印象は相変わらずだが、
ミッドからハイにかけては、中々侮れないバイプレイヤー達でもあって
隠れた名器がLE5というドライバーユニットなのだ。
4312の人気の秘密のいくつかの理由が、ここでも理解出来る。
4312の場合、男一人でも、何とか持てるのはありがたい。
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12500252749.html?frm=theme
▲△▽▼
JBL D-123とMilestones 2017-12-09
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12500256491.html?frm=theme
JBLとしては有名なD-130の陰に隠れ、今一つ目立たず人気の出なかった30cm(12inch)エクステンデッド(広帯域)スピーカーのD-123 。
ゲストさんに質問されるのは、「D-123を使ってみたいのだが、どうなの?」と言う事らしい。
130系ほどユーザーも多くはなく、関連情報が豊富ではないので、足がかりが欲しいようだ。背中を押してもこっちとしては責任はとれないが、スピードのあるガツーンとくるジャズやハードロックでも聴かない限りは、使い易い穴馬的ユニットなことだけは保証する。
設計は伝説のランシングでなく、B・ロカンシーだろうと言われるが、原型はウエスタンの汎用型Wallmount用のものではないだろうか。
(他には、彼の設計だと言われる、かの075もJBL以前に原型があったと私は推測している。それはロカンシーがある組織にいた時代に遡るのだ)
Wallmount用なら、この浅い頂角に、やはり奥行きが極端に浅いフレームも全てが納得できるのだ。
一応アルニコの磁気回路だがその恩恵はそれほどない。
130や131の強力な磁気回路からすれば、それは貧弱である。
その分、コントロールがし易く、比較的小さな箱に入れても失敗がない。
設計は比較的古いものだが、その割りに低域は豊かに鳴る。
これは磁気回路がプア故もあるが、壁埋め込みスピーカーとしては小容積でも低域はある程度出したかったのだろうが、箱に入れるなら、バランス上はバスレフがお勧め。平面バッフルも後面開放型もホーンロードにも全く適さない。
とにかく”箱に入れるのがベスト”で、比較的小型のバスレフで豊かに低域を鳴らしてやると、JBLとしては見た目よりマイルドな音になってくれる。
中低域の瞬発力に中域の押し出し等は、ランシング設計による設計のD131やALの600Bには及ぶべくもない。
音楽なら何でも聴き、比較的柔らかで聴きやすく、小さな箱でも軽めだが低域の比較的伸びたD123は、使い易いスピーカーといえ、早い話2ウエイ入門JBLである。
尚、ツイーターはJBLの075だとエネルギーが強すぎる。7K位のクロスならそれもいいが075を7kで使うのはミッドが2inchドライバーの375の場合のみで075は130、131等のじゃじゃ馬に合わせるのが妥当な選択。
123ならばJBLに拘る必要性もないため、もう少しエネルギーの弱いツイーターが良いと思う。
他に贅沢だが、音の甘い175ドライバーも意外やマッチングするが価格差を考えると躊躇する。
箱を自作するなら磁気回路はプアな為に容積は80〜100L程度で十分、そして必ずやバスレフとし、下まで豊かに鳴らすことによってJBLとしては比較的甘い聴きやすい音が生きてくるはずだ。
SRやギターアンプで強みを発揮するD130やD131等とは違い、ステージモニターなどには使えない。
JBLとしてはエネルギー感が弱いので、ジャズだけに特化せずに、オールマイティーなジャンルをカバーする使い易いシステムが出来ると思う。
セシルテイラーユニットのような、ゴリゴリ、ガツーンに拘らないのなら買っても良い。
但し、中古でしか手に入らない為、外れを掴まされるリスクは必要である。
(中古・骨董オーディオはどれもリスク覚悟ではあるが)
D-123はオールマイティなソースへの多様性を持つ。
コーン紙は薄く磁気回路がさほど強くないのが幸いして、
一般のポピュラー音楽などJBLとしては楽チンで鳴らせるが、
それでもこの頃のジャズなどは得意分野である。
Miles Davisの本日の定食のような、「Milestones」等なら、ご機嫌に鳴らしてくれるはずだ。
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12500256491.html?frm=theme
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1119.html#c3
14. 2020年11月15日 15:51:32 : WBwhDwKyTw : MGZIdEtpL1hETS4=[36]
ロングセラーのブックシェルフ スピーカー JBL 4310・4311・4312・4312G
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1119.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/110.html#c14
17. 中川隆[-9924] koaQ7Jey 2020年11月15日 15:51:59 : WBwhDwKyTw : MGZIdEtpL1hETS4=[37]
ロングセラーのブックシェルフ スピーカー JBL 4310・4311・4312・4312G
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1119.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/493.html#c17
43. 中川隆[-9923] koaQ7Jey 2020年11月15日 15:52:26 : WBwhDwKyTw : MGZIdEtpL1hETS4=[38]
ロングセラーのブックシェルフ スピーカー JBL 4310・4311・4312・4312G
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1119.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/109.html#c43
2. 2020年11月15日 17:05:04 : WBwhDwKyTw : MGZIdEtpL1hETS4=[39]
トランプは y uday a のエージェントで新自由主義のグローバリスト
単にトランプが戦争したがらないから、戦争ビジネスで儲けている民主党から嫌われただけ:
今やアメリカ合衆国の大統領は、イスラエルから任命されるアメリカ総督みたいだ。民衆党および共和党を問わず、大統領職を目指す候補者は、合衆国の y uday a 人有権者とイスラエルの指導者に媚びることが常識となっている。
中世の y uday a 人は高利貸しだったが、現在のy uday a 人はキング・メーカーである。民衆党の有力候補となったヒラリー・クリントンには大富豪のハイム・サバン(Haim Saban)がついているし、ジェブ・ブッシュにはニュー・ジャージー州のヘッジ・ファンド王と呼ばれるデイヴィッド・テッパー(David Tepper)がついている。
今話題の大統領候補であるドナルド・トランプは、他の候補者とは違って選挙資金集めに苦労はしない。なぜなら、彼自身が大富豪だからだ。しかし、大統領の椅子を目指すなら、 y uday a 人へのゴマすりを忘れてはならない。 y uday a 人がホワイト・ハウスへの鍵を握るからだ
ビル・クリントンにはロバート・ルービンやラリー・サマーズといったゴールドマン・サックスの回し者がついていたし、ジョージ・W・ブッシュには、ネオ・コンの y uday a 人が控えていた。オバマはラーム・“イスラエル”・エマニュエルに連れられて y uday a 人の有力者に紹介され、デイヴィッド・アクセルロッドの采配で大統領になれた。ちなみに、ラームの父親ベンジャミンは、元イルグン所属のイスラエル人である。
巨大資本を後ろ盾とする親イスラエルで戦争に賛成する政治家のみが許される米国
アメリカの次期大統領を決める選挙の投票が11月3日に予定されている。現職で共和党のドナルド・トランプと民主党のジョー・バイデン前副大統領が争っている。いずれの政党とも巨大資本を後ろ盾とする親イスラエル。パレスチナでの破壊と殺戮を止める気配はない。そのようなことをすれば候補者にはなれないだろう。
合衆国大統領再選を目指すトラン大統領や、対抗馬となったジョー・バイデン前副大統領の家族を見ると、「あれっ !」と思うことがある。それは両者の子供達がy uday a 人と結婚していることだ。トランプ大統領の娘であるイヴァンカ・トランプがジャレッド・クシュナーと結婚したのはよく知られている。とにかく、近年の東部エスタブリッシュメントは y uday a 人との婚姻を嫌っておらず、むしろ歓迎しているようだ。例えば、ビル・クリントン元大統領とヒラリー・クリントン元国務長官の一人娘であるチェルシー・クリントンが結婚したのもy uday a 人であった。かつてはNBCで特別記者を務めていたチェルシーは、両親が設立した「クリントン財団」や「クリントン・グローバル・イニシアティヴ」を引き継いでいる。そして、彼女が結婚相手に選んだのは、「TPG Capital」を運営する投資家のマルク・メツヴィンスキー(Marc Mezvinsky)だ。彼は以前、有名な「ゴールドマン・サツクス」に勤めたことがあり、その後、「Social Capital」の副会長を経て、「3 P Capital」の上級パートナーとなっている。また、彼はヘッジ・ファンドの「Eaglevale Partners」も運営しているそうだ。
一般の日本人にはピンとこないが、アメリカにおける y uday a 人の地位向上は本当に著しい。50年くらい前までは y uday a 人の台頭は好まれていなかったし、名門の組織で脚光を浴びることはなかった。例えば、1973年12月14日のウォール・ストリート・ジャーナル紙は、 y uday a 人のアーヴィング・シャピロ(Irving Shapiro)が有名企業の「デュポン」社で経営者になったことを“わざわざ”報じていた。("Boss-to-Be at DuPont Is an Immigrant's Son Who Climbed Hard Way"という見出し。) もちろん、1973年以前にも裕福なビジネスマンはいたけど、老舗の有名企業とかワスプ(WASP)が君臨する大会社のトップには立てなかった。名門企業の幹部となれば、アイヴィー・リーグを出たオールド・ボーイズの人脈を持ち、同じような環境で育った紳士というのが定番だ。下品さが滲み出る y uday a 人などは、いくら勉強が出来ても仲間はずれである。第一、食事を共にするだけでも不愉快だ。ましてや、自宅に招いて親睦を深める間柄にはなれない。 今や、政財界のみならず、官僚組織やエンターテイメント業界、アカデミズム、インターネット業界、ジャーナリズム界などでは y uday a 人が主流を占めている。しかし、彼らがアメリカの総人口の中で占める割合は小さく、3%から4%くらいだ。これは驚くべき現象である。 xxx人というのは仲間同士で助け合い、タカリ先の支配階級になってしまうのだ。彼らの性質を眺めていると、本当に危険な種族であることが誰にでも解るだろう。
建前上、ジャレッド・クシュナーはトランプ大統領の助言者となっているが、実質的にはベンジャミン・ネタニヤフ首相の代理人みたいだ。
ちなみに、トランプ政権で異彩を放つのは財務長官のスティーヴ・ムニューチン(Steven Mnuchin)である。国防長官や国務長官は別の人物に代わっているのに、財務長官はずっと同じ y uday a 人。スティーヴは元ゴールドマン・サックスのビジネスマンで、彼の父親であるロバートも同社に勤めていた。曾祖父はこれまたy uday a 人らしく、ロシア出身のダイヤモンド商人。ゴールドマン・サックスを辞めたスティーヴは、投資会社の「ESL Investment」に勤めるが、ここはイェール大学でルームメイトだったエドワード・ラムパート(Edward Lampert)が所有する会社で会った。この友人も xxx人。「類は群れる」というが、 xxx人には先天的な磁石があるみたいだ。
とにかく、アメリカの大統領選挙は異常である。民衆政治が金権政治に堕落し、政治家が一般国民をよそに、y uday a 票の取り合いで夢中なのだ。合衆国大統領を決めるのはアメリカ国民なのに、数十ドルしか献金できない普通のアメリカ国民は蚊帳の外になっている。ヒスパニック移民を嫌う保守層はトランプ氏を熱心に支持しているが、彼の背後にはy uday a 人が控えているし、彼の野心はy uday a 人大富豪にかかっているのだ。トランプ氏はy uday a 人ビジネスマンのラリー・シュピワク(Larry Spiewak)の大ファンらしい。シュピワク氏は小間物を製造して財を成した有力者で、フラットブッシュにあるy uday a 人評議会の総裁である。彼はトランプ氏の娘が結婚式を挙げた時に同席していたという。
また、トランプ氏にはy uday a 人の側近がついている。オバマ大統領に首席補佐官のラーム・エマニュエルが附いていたように、トランプ氏にもy uday a 人のマイケル・コーエンが影のように附いている。彼はフィリップス・ニッツァーという法律事務所の共同経営者を経て、トランプ・オーガニゼーションの副総裁になった人物だ。トランプ氏の忠犬(pit bull)と呼ばれたコーエン氏は、親分がマス・メディアに批判されれば即座に噛みつき、「お前が何か間違ったことをすれば、俺がお前の所に出向いて、テメエの首根っこを掴み、徹底的にとっちめるぞ !」と凄む懐刀である。
http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/584.html#c2
1. 中川隆[-9922] koaQ7Jey 2020年11月15日 17:40:32 : WBwhDwKyTw : MGZIdEtpL1hETS4=[40]
トランプはアメリカ大統領では例外的に全く戦争しなかった反軍産複合体派。アメリカの青年の血を流させたくないだけさ。
ブッシュやソロスやヒラリー・クリントンは世界中で戦争を起こして戦争ビジネスで儲けてきた。
それでトランプは軍産複合体派を嫌ってディープステートと呼んでいるのさ。
それにトランプは本当は反中国じゃないよ。
トランプ大統領は中国の習近平に大統領選への協力を依頼し、米国製農産物を大量に買うよう勧めた。
見返りにトランプは「ウイグル弾圧を見逃す」と言ったというが、これが事実ならトランプはナチス以下という事になる。
トランプは「ウイグル人は強制収容所に入れれば良い」と言い、実際に中国はそうしているしアメリカは『見逃して』いる。
アメリカは表向き中国の少数民族弾圧を非難しながら、裏では見逃すことで見返りを得ていた。
トランプは腰抜け大統領
アメリカの軍事・外交専門家によればトランプは「米国史上最も戦争をしない大統領」だそうで、確かに4年間派兵を伴う軍事行動をしていない。
別の表現では4年間も自分から戦争を起こさなかった大統領は、米国の240年の歴史の中で一人も居なかった。
裏を返すとトランプは諸外国から「腰抜け、腑抜け」と思われていて、北朝鮮の態度を見ると良く分かります。
金正恩は「トランプは絶対に攻撃してこない」と思っているからミサイルを連射して核開発を辞めようとしなかった。
あれだけの挑発をした北朝鮮にトランプは、首脳会談で正恩を友達扱いしたり攻撃しない保証を与えたりしました。
これでトランプの腑抜けぶりは世界に知れ渡り、ロシアや中国もアメリカが絶対に軍事行動を起こさないのを知っています。
中国とアメリカは貿易問題などで対立しているが、対応はせいぜい関税強化や輸入制限だけで、軍事行動は起こさないと分かっています。
例えば1962年のキューバ危機ではキューバに核ミサイルを配備しようとしたソ連にケネディは、「全面戦争も辞さない」と警告しました。
キューバだけではなく「米国のどの同盟国への攻撃もアメリカ本国への攻撃とみなす」と宣言しました。
これで日本など西側はアメリカの元に結集し、団結して共産勢力と戦い1990年にソ連崩壊で勝利しました。
トランプとケネディの違いを見ると、西側の結束はあり得ないし日米欧は同盟国ですらないのが分かります。
戦争をやりたがらない大統領はトランプがディープステーと呼んでいる軍産複合体から潰される:
トランプが戦争に消極的だと言うことは知られていたようで、2016年8月、共和党の国家安全保障関係者が彼を「リスク」だと批判していた。
トランプは2018年12月にアメリカ軍をシリアから撤退させる方針を示したが、その際に政府の内部からも反発があった。国防長官を務めていたジェームズ・マティスは抗議のために辞任し、マイク・ペンス副大統領、ジョン・ボルトン国家安全保障補佐官、マイク・ポンペオ国務長官、そしてジェフリーも撤退の問題で大統領と対立していた。
2016年の大統領選でトランプはロシアとの関係修復を打ち出していた。バラク・オバマ政権はロシアとの関係を悪化させ、ヒラリー・クリントンはその政策を引き継ぐと見られていた。その理由は21世紀に入り、ロシアは曲がりなりにも自立に成功していたことにある。
ソ連を消滅させ、ロシアを屈服させたことを前提にしてポール・ウォルフォウィッツらが世界制覇プロジェクトを作成したのは1992年2月。その直後からアメリカの有力メディアはそのプロジェクトを支援、まずユーゴスラビアを攻撃するべきだというプロパガンダを展開したが、ビル・クリントン政権の第1期目はその戦略を採用しなかった。そうした中、展開されたのが彼の女性スキャンダル。その背後にはCIAやネオコンが存在、1972年の大統領選挙で民主党の候補だったジョージ・マクガバンを潰す工作に参加した人物の名前も出てきた。
この選挙でジョン・F・ケネディに近いマクガバンが候補者に選ばれたことに民主党の幹部はショックを受けたと言われている。そこで党内に誕生したのが「CDM(民主多数派連合)」。その中心的な存在がヘンリー・ジャクソン上院議員だった。
リチャード・パイプスが顧問を務めていたジャクソン議員の事務所へはシオニストの若者が送り込まれ、訓練を受けていた。その中にはポール・ウォルフォウィッツやリチャード・パールも含まれていた。このふたりを含め、ジャクソンの事務所を経た若者は後にネオコンの中心的な存在になる。
マクガバン潰しに暗躍した人物の工作もあり、ビル・クリントンは第2期目に政策を大きく変更する。その象徴的な出来事が国務長官の交代だった。1997年1月に戦争に消極的だったクリストファー・ウォーレンからヒラリー・クリントンと親しい好戦派のマデリーン・オルブライトへ替わったのだ。
オルブライトの「師」はズビグネフ・ブレジンスキーとモートン・アブラモウィッツであり、彼女が親しくしていた人物のひとりがブルッキングス研究所の研究員だったロイス・ライス。このロイスの娘が後に安全保障問題担当大統領補佐官に就任するスーザン・ライスだ。
オルブライトの父親はチェコスロバキアの元外交官で、アメリカへ亡命してデンバー大学で教鞭を執ているが、そのときの教え子の中にコンドリーサ・ライス、つまりジョージ・W・ブッシュ政権で国務長官を務めた人物がいる。
マクガバン潰しの成功は共和党の候補者だったリチャード・ニクソンが大統領になること意味するのだが、そのニクソンはデタント(緊張緩和)を打ち出し、ウォーターゲート事件で失脚する。
この事件ではワシントン・ポスト紙が重要な役割を果たした。取材は若手記者だったカール・バーンスタインとボブ・ウッドワードが中心になって行われたが、ウッドワードは少し前まで海軍の情報将校で記者としては素人に近い。事実上、取材はバーンスタインが行ったと言われている。
そのバーンスタインはニクソン大統領が辞任した3年後の1977年にワシントン・ポスト紙を辞め、「CIAとメディア」という記事をローリング・ストーン誌に書いている。CIAは有力メディアに対して大きな影響力を持っているというのだ。
その記事によると、それまで20年間にCIAの任務を秘密裏に実行していたジャーナリストは400名以上に達し、そのうち200名から250名が記者や編集者など現場のジャーナリストで、残りは、出版社、業界向け出版業者、ニューズレターで働いていた。また1950年から66年にかけてニューヨーク・タイムズ紙は少なくとも10名の工作員に架空の肩書きを提供したとCIAの高官は語ったという。
http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/583.html#c1
345. 中川隆[-9921] koaQ7Jey 2020年11月15日 19:33:13 : WBwhDwKyTw : MGZIdEtpL1hETS4=[41]
魅力度ランキング最下位、千葉県山武市 「さんむ」が読めない? サーフィンで知名度アップの波に乗りたい
2020年11月15日
https://www.tokyo-np.co.jp/article/68475
広大な山武市の本須賀海岸に詰めかけるサーファー。この日のボディーボード教室には70代も参加した=千葉県山武市で
https://www.tokyo-np.co.jp/article_photo/list?article_id=68475&pid=178541
全国の1000市区町村を対象とした魅力度ランキングで、千葉県山武市が最下位となった。前年まで2年連続で999位で、今年ついに最下位に転落。太平洋に面し、近年は東京五輪効果によるサーフィンブームで観光客が増加しているが、知名度で伸び悩むなど、地域の魅力が伝わっていないようだ。(沢田千秋)
◆週末はサーファー、ロケ地で人気
山武市の本須賀海岸は、500メートルの広大な砂浜が広がる。水質や安全性など33の基準に合格し、国際環境認証「ブルーフラッグ」を取得。週末は早朝から数100人のサーファーが集い、ロケ地としても人気が高い。
だが、埼玉県毛呂山町の会社員宮本大輔さん(45)は「サーファーだから毎週来るけど、住みたいとは思えない。空き家が多く、活気がない」と話す。山武市の高齢化率は約35%で、全国平均より約7ポイント高いが、周辺自治体も同様。ここだけ魅力がない理由とは言えない。
一因はランキングの調査方法にありそうだ。回答者は、その地域を知らなくても「魅力的」と思うか答えねばならず、初耳なら前向きな回答は望みにくい。調査主体は、都道府県ランキングも発表している民間シンクタンクのブランド総合研究所(東京)。担当者は「都道府県と違い、市区町村の魅力度は認知度に近い」と解説。山武市の場合、回答者の約95%が魅力を感じないと答えたとみられ、認知度の低さが響いたようだ。
「全国最下位となり、市内外から『残念なことだ』と手紙や電話がくる」。松下浩明市長(59)は落胆する。山武市は成東、山武、松尾町と蓮沼村が合併して2006年に誕生。松下市長は「蓮沼ウォーターガーデンや成東イチゴなど、合併前の旧町村名を知っている人はいても、山武という名前が千葉県内ですら浸透してない。しかも『さんむ』が読みづらい。合併時に候補にあった『太平洋市』の方がよかったかも」と嘆く。
https://www.tokyo-np.co.jp/article_photo/list?article_id=68475&pid=178542
999位が続き、対策を練っていた中での最下位。市長は「PRや情報発信が下手だった」とし、ユーチューブや東京メトロの車内広告などで認知度アップを狙う方針だ。
もう一つの要因として、山武市が海の魅力を生かし切れていないとの指摘もある。本須賀海岸近くのサーフショップ店長の工藤州大さん(44)は「せっかくいい海があるのに、山武の人は入らない。行政も海で楽しんでもらおうという発想が足りない」と手厳しい。
山武市の南二十キロにある一宮町は、東京五輪のサーフィン会場があり、海沿いに店舗や飲食店、宿泊施設が立ち並び、にぎわいを見せている。町職員のサーファーも多く、小学校ではサーフィンの体験授業を行う。
◆最下位はチャンス
他方、山武市職員にサーファーはおらず、学校は海に行かないよう指導する。市企画政策課によると、海岸から沖合に戻る強い流れ「離岸流」を地元では「みお」と呼び、海を危険視。堤防がないため潮流が読みづらいのだ。1980年代ごろまでは夏に多くの海の家が建ち、地元の子どもも海で遊んだが、いつしか、山武市は住民を海から遠ざけていった。
山武市を拠点に活動するプロボディーボーダー汐月麻子さん(46)は「本須賀海岸のサーファーの数は激増したが、ここが山武市と知らない人が多い。魅力最下位は山武の名前を知ってもらうチャンス」と前向きだ。「野菜は新鮮で海の幸も豊富でおいしい。海沿いにレストランや宿がもっと増えれば、良いイメージが広まっていくはず」と信じている。
魅力度ランキング 2006年に始まり、今年で15回目。都道府県と1000の市区町村の2部門で、市区町村は全国の792市と東京23区、ブランド総合研究所が選んだ185町村。調査は今年6月下旬から1カ月間実施。1自治体につき、認知度や魅力度、イメージなど84項目の質問があり、20〜70代の約3万2000人がインターネット上で参加。1人が20地域に回答しており、1地域平均回答者数は約600人。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/68475
どこが悪いとは上手く表現できないけれど、何となく悍ましさを感じて逃げ出したくなるのが千葉県なんですね
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