2. 2019年3月16日 20:51:18 : cHi7KZCwXU : MFVaUy52MTlwQVk=[1]
世界的な景気後退局面は、昨年末ぐらいから始まっていて、今は、ずるずると後退している状態なのだろう。
現今の問題点は、ずるずるならば、そのうちに回復はするだろうが、主に米中貿易交渉の行方が読めない、結果次第では、ずるずるが続き底が見えず、尚且つ、世界の交易が縮小する可能性もある、そんなところだろう。
米中交渉では、ようやくにして、隔たりの大きさと妥協への困難さを指摘するアナウンスが出てきており、本来的な意味合いでの交渉が始まっているように認識している。
中国サイドからは、中国とUSの経済は構造的に絡み合っていて、一方のみがダメージ受けるのではなくなっているとの指摘がされている。
当たり前の認識であるが、USサイドには、深いところでこの認識を欠いているかもしれない。
USは国内法を振り回し経済制裁をほのめかす交渉術しか知らず、交渉する能力が低下している可能性がある。
中国、USの経済的な結びつきの強さにおいて、脅しによって、中国経済へのUS法の運用とその解釈権をUSが握り、そして、双方の合意あった部分に対して、実態的な執行権を有してしまう、そのような勝手な結果を志向しているであろうと読んでいる。
要するに、構造的に分離不能に近くなっている、双方の経済活動において、USが主導権を有しておくための中国、US貿易協議であるとUSサイドは認識しているとみている。
双方の貿易額の不均衡からの貿易交渉だが、額の過多だけであれば、既に妥協はしているはずであろう。中国サイドは中華として蛮人相手の勘合貿易での振る舞いに終始し妥協はたやすい。
中国としては、大国同士の交渉で一方が他方を縛る形の妥協はない、というスタンスであろう。
合意は蛮人相手の勘合貿易的なニュアンスになるだろうと読んでいる。