[政治・選挙・ＮＨＫ273] 古賀茂明「東京都知事選の野党共闘”失敗の本質”とは？」〈週刊朝日〉 赤かぶ
31. ＴｏｎｄａＭｏｎｔａ[2176] gnOCj4KOgoSCgYJsgo@CjoKUgoE 2020年7月08日 01:04:31 : vSOTepJyWc : M2taOUR4MlR0aDI=[1]
山本太郎氏の選挙戦略は間違っている。都債発行政策は最上だが。
コロナ禍を国の災害指定と、最初に唱えたのは四国の弁護士某氏。それと都債発行に結び付けたのが山本氏。政策通で山本氏の右に出る者は少ないだろう。
しかし問題は選挙戦略である。街宣、街宣、そして街宣。言い換えれば、言葉事簿の連続。それでもって人の共感を得るのは難しい。なぜなら、山本氏本人がいっているように宇都宮氏との違いは財政政策だけであるから。つまり、経済的弱者の救済に当たっているのは「れいわ新選組」だけではない。共産党も公明党も救済に当たっている。日本記者クラブで会見した，投資家の村上世彰氏もＮＰＯ法人を通して救済に当たっている。れいわだけが救済に当たっているわけではないことを彼は気が付かない。
もし差が財政政策だけとすれば宇都宮でもいいわけである。長年の付き合いから山本から離れて宇都宮氏支持に回ったのも頷ける。
また、野党統一でも、宇都宮票＋山本票でもオイケ山には勝てない。だとすれば財政政策で都債を発行する条件で宇都宮氏を都知事に推してもよかった山本氏。つまり選挙戦略の誤り。
要するに浮動票や経済的弱者や政治無関心層の票を引っ張り出すことに失敗した山本候補。
前回の参院選の反省として本人が出馬しないと、票が増えないと山本氏は反省した。自分が出て６５万票強。これが基礎票だと考えてよいのかもしれない。そこから総選挙を組み立てる必要がある。しかし飯島勲氏が予言しているように選挙は９月や１０月にはない。株価が上がり始めたら総選挙だという説もある。それは１２月である。ワタチのトランプ占いがそう言っている（またトランプの大統領再選もゆるぎない）。
ワタチは別のコメントでれいわ支持を止めた、ことを公言した。選挙戦略が下手であるからである。例えば、授業料は１年間無料ではなくて「任期中４年間」は無料と発言すべきであった。１０万円も何度も出すと言えばよかった。それによって税収入も上がるから、都債と税増収で賄えるぐらいのことは言うべきであった。
しかしながら根本的な誤りは，総選挙のために公認候補者を１００人発表しなかったことだ。この１００人が都知事選で山本を応援しないということがあっただろうか。野党共闘、野党統一候補を考える前に、れいわ公認候補１００人を発表すべきであった。
総選挙がいつあろうとも顔と名前とそれなりの政策を選挙区民に知ってもらう必要があった。もう時間はない。３ヶ月や半年で名前と顔とを覚えてもらえると思うのは甘い。甘納豆だ。飯島勲氏なら２００名ほど発表しろと指導するかもしれない。
しかし直ぐにでも各候補は街宣を始めるべきだ。金の集まり状況で公認候補を発表するというのは弱気だ。選挙戦略が根本的に間違っている。
根本的に間違っている第二の理由は、すでに述べたように言葉、言葉、言葉の連発だ。歌がないのだ。情緒を誘う歌はたくさんある。そうではなくて、ある世代に人気のある歌、思い出の歌があるはずだ。都民なら、『あゝ上野駅』だ。関西人の山本氏には分からない。
井沢八郎氏は昨今亡くなられたようだが、娘の工藤夕貴氏を招待して歌を歌ってもらってもよかった。ネット選挙なんて言っていいられない。外で、出掛けるたびに懐かしい歌が聞こえてくる。私も外に出て一緒に歌ってこようかと思う老人たち。その人たちの心に訴えることができるのは、言葉ではない。歌である。だが山本は古今和歌集仮名序さえ知らない。池田万作氏も知らない。参謀たちも知らない。街宣の終わりにあゝ上野駅を歌ってもよかった。女性司会者の訛りの少ない言葉なんて余計だ。Ｎ国の彼の方が訛りがあって聞き易い。共感しやすい。言い換えれば方言。お国言葉。それは単なる言葉ではない。情感を持ち合わせた言葉である。『あゝ上野駅』は仕事にあいまに、寝る前に歌いながら寝た集団列車就職組である。今や現役を引退し，持ち家を持ち、孫に代を譲った金に困らない世代である。彼らを動かすことは難しい。彼らの心を動かすには「歌」が必要である。言葉ではない。公務員を３０００人増やします、では心は動かない。
ＮＨＫの統計は改竄されているが、利用できるときもある。出口調査でオイケ山支持が多いのは７０代以上の８割である。就職組である。この層を崩さなくて何が浮動票を取り込むダ。相手の票を１０万票を減らせば、それが全部自分の票とはならないが、２０万票の上積みとなる。『あゝ上野駅』を歌って１０万票を奪うという保証はない。しかし５０万票奪うかもしれない。ならば１００万票の上積みだ。
ハガキ作戦や電話掛けをするなら、歌を歌った方が期待値が大きい。ボランティアの中にあゝ上野駅を歌える方も多いはず。高齢者の中にもいるはずだ。手話の方にも歌って貰ったらどうか。
しかし今度は都知事選ではない。全国小選挙区２８９だ。共通の歌はあるのかどうか。ワタチはあると思う。例えば『寒い朝』だ。吉永小百合氏に歌ってもらってもいい。
長くなったのでこの辺でやめる。次の二つがなされない限り「れいわ新選組」支持に戻ることはない；
１．今月中に「れいわ新選組」公認候補１００名以上を発表すること。
２．街宣のどこでもいいから歌を歌うこと。

寄付金の集まり次第で候補者を発表してはならない。赤とんぼ様。御承知おきを。

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