21. 前河[9391] kU@JzQ 2024年2月25日 00:00:04 : H3P9Y4uGKM : LzhySEUzNTY2OGs=[1]
達人さん、わざわざリクエストに答えて頂きありがとうございます。
>「靖国神社」が何者かは、明治維新前後から太平洋戦争敗戦までのわが国における国家と宗教の諸関係の歴史を振り返ることにより明らかになると思います。
全くそうですね。
> 皇室の祖先神とされる天照大神を祀る伊勢神宮を全国の神社の頂点に立つ総本山とし、国家が他の神道と区別して管理した「神社神道」を指す語である。 (ウィキペディア)
>「国家神道」体制づくりは、…… 伊勢神宮を頂点として全国の神社を一つの官僚組織にまとめ上げ(全国神社の列格化、一元的神社体系の形成)、それを皇室神道の下位に位置づけて結合することであったと言われています。
なるほど。
>この過程で,宗教としての神社神道は,宗教家によってではなく政治家によって主導されて人工的につくられたといってよいものに変質しました。
途中で変質したんですね?
>神社神道を国家組織の中に取り込み「統治に利用するため」に必要な整備の一環だった。その後、絶対主義的天皇制の天皇に,宗教的に直結する立場を獲得して、天皇への忠誠をいわば信仰告白する儀式を担当することによって国民の組織者へとその役割を変えていったのです。そして、官僚的組織化と、この組織自体が国家的なものとなっていった。
国家主義+天皇主権を強固にした過程ですね。 何やら国の憲法や法律を権力者の有利な方向に徐々に改定して行ったロシアや中国に似ている。ロシアや中国は古い日本をお手本にしたのだろうか?
>こうして皇室神道とともに神社神道は、国家祭祀とされて国家機構の中にすっぽり抱え込まれて、天皇を帰属点として宗教的権威を共有して特権的地位を獲得し、「超宗教」の名で諸宗教の上位に立って、「非宗教」であるからすべての臣民に祭祀への参加・礼拝を強制できることになった。
>またこの間に招魂社が靖国神社へと神社化され、戦死者・戦没者を合祀する新種の神社がつくられた。
>その管轄は内務省から陸海軍の共同管轄へと変わったが、天皇・神社・軍を一体化したもので、「国家神道」の 3つ目の核心となった。
>「国家神道」体制の中心は、皇室神道、神社神道、靖国信仰が相互に重なり合う複合体の形態で形成され、そのようなものとして臣民全体の強制された信仰の対象とされたのである。
なるほど、早い話が権力や権威の癒着なあなあにより、国民を精神的に支配洗脳できる体制が強化されたと見れますね。
>「靖国神社」とは、天皇・神社・軍を一体化したもので、国家神道の 3つ目の核心。
>すなわち、神社神道という宗教を国家組織の中に取り込み「臣民を統治するため」に作られた「装置」。
そうですね。
>従って「靖国神社」の存在は、日本国憲法下においては、全体主義、軍国主義の反面教師としての意義はあっても、「参拝」の対象などと考えるのは「以ての外」というしかない。・・・と思うのです。
ですね。 日本人は汚れたモノを嫌う淡白で形式的な美化を好傾向があるかと。
だから、例えば、割り箸を好み(使って汚れたモノは捨てる)、水や塩で体を清める動作が好き。その「清く美しい精神」を逆に洗脳の道具にしたのが、「靖国神社」と「教育勅語」という、私に言わせれば偽善の産物。
日本人の弱点を突き洗脳の道具にした。
しかし、もう一つの懸念はこの偽善を騙した側ですら、偽善や洗脳道具とは気づいていないのでは? (未だに騙された側ですら気づいていない人々は多い)という怖さも感じる。悪気もないかもしれないという。
あまりに感情に流されていて科学的な検証さえできていないのでは?という。
侵略戦争。教育勅語。靖国神社。東條内閣。軍部の暴走。の総括や分析・位置付けの結論は必要ではないかと思う。
何となく「失敗してさあ… ポカやったよ…… 」 みたいな曖昧な甘い認識しかないように思う。完全否定が必要。