44. 2020年6月08日 01:42:07 : PlYMl3qwRo : Lnd1aEk3R01ZcVE=[1]
日本人同士や在日コリアンなどに対する差別は論ずるとキリがないが、来日した米国白人と黒人の扱いの差も昔からよく聞く話だ。
白人ならば、単にそれだけでチヤホヤされて、たちまち英会話教師の職など見つかるがが、黒人だと蔑まれたり警戒されたりして、日本で働こうにもなかなか良い職が見つからない。
十数年前かと思うが、カナダで育った黒人青年で向こうの名門大学を優秀な成績で卒業した人が日本に興味を持って、日本のビジネスを学ぼうとやって来た。しかし、まともな会社はどこも門前払い、やっと見つけた訪問販売の仕事も思うように売れず、生活費も底をつき、帰国しようにも旅費もなく、ついにコンビニ強盗に走って逮捕されてしまった。それを知った故郷の家族や友人たちはみな一様におどろき、彼はそのような人ではないと信じなかったという。
強盗はもちろんいけないが、彼が白人であったなら、おそらくそんな犯罪を犯すことはなかったと思われる。
そもそも、彼の両親はアパルトヘイト時代の南アフリカ出身で子供達を差別のない国で教育を受けさせたいと、カナダに渡ったという。カナダでは米国ほどの人種差別はないのか、その背年はずっと白人の子供たちに混じって学校に行き、大学時代も白人学生に混じってラグビーやサークル活動をしたりして白人の友人たちと対等に付き合い、日本に来るまでは、ほとんど差別を感じないで育って来たという。
まさか、憧れの日本で差別的な扱いを受けようなどとは夢にも思わないでいた故の悲劇だった。
また、米国在住のある女性は、かつて留学中に知り合った二人のボーイフレンドがそれぞれ日本に来た時のことを語っていた。1人は白人で彼と一緒に出かけると友人たちは尽く彼を褒めそやして羨ましがり、いつ結婚するのかと聞かれたりしたが、黒人のボーイフレンドの時は、誰一人、そのようなことは言わなかったという。
実際には黒人の彼の方が成績優秀で両親共に大学教授というインテリ家庭の出だったのだが、日本の人々は誰も彼をそのような人物とは思わず、気まずい雰囲気が流れたようだ。
そんな先入観は確かにあるだろう。
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