13. 2019年4月04日 17:35:28 : 12jHulhBYg : LmdySEJ0cFJhbmc=[1]
芥川龍之介の「蜘蛛の糸」
この物語の主人公カンダタは、蜘蛛の糸を登って、あともう少しで地獄から
極楽に行けるところを、後から登ってきた罪人たちに
「お前らは、のぼってくるな これは俺の糸だ」
と叫んだとたん、蜘蛛の糸が切れて、地獄に逆戻り
この小説を読んだ人は、たいてい
「俺の糸だと叫ばなければカンダタは極楽に行けたのにな」と思うが
それはしょせん無理な話
なぜなら「俺の糸だ」と叫んでしまうのが、カンダタの性(さが
何度、蜘蛛の糸が垂れてきても、同じように「俺の糸だ」と叫んで
地獄に戻ってしまうだろう
そしてその度ごとに
「後から登ってきた連中のせいだ」と反省はしないだろう。
このカンダタと同じ気質を持った人がいる。
たとへば小池のとき自民と希望似た者同士票を食い合ってくれれば
それ以外の野党にとって有利になったものを
わざわざ希望の党を叩いて自民を助けた。
おそらくカンダタ同様「それは(希望の票)俺の票だ よこせ」といった心境だったのだろう
でも叩いた分だけ希望の票は自民に流れて自民を安泰にさせただけの結果に終わった
そして、その人はカンダタ同様「俺が悪いんじゃない 緑の狸が悪いんだ」と
反省ゼロ。
まさにカンダタ根性ある。卑しい性根である。
しかもその人はそれだけではなく、常に他の野党に叩かずにいられないという
習性を持つ 「俺の票だ よこせ」ということなんだろう。
そうやっていつも自民を助けてばかりいる
でも本人は自分が自民を助けていることに気が付かない。