1. 2022年9月22日 10:08:37 : q95F2TLtEM : L1RULi5rblpBRlU=[1]
きっとわれわれのかなり大多数は、政府を動かしているのは、国内
であれ外交であれ政治・経済の諸問題を実際に担当している人ではな
いということに気づいている。そのため多くの人びとは、あれこれの
新聞に真実が語られてはいないかと探し求めてきたし、私のような新
聞寄稿家も求めてきた。
が、合衆国を末期的症状に至らしめたものの正体が必ずしも明らか
にはされなかった。「求めよ、さらば与えられん」は、この連中に当
てはまるとはかぎらない。われわれが発見したことは、人びとはとて
つもない闇のなかを歩かされ、わが国がどこに向かっているのか気に
もせずわざわざ考えもせずに、合衆
国は常に自分たちのためにあると堅く信じているということである。
これが国民の最大多数が置かれている現状であり、われわれは秘密
の政府の掌中で操られているのである。
われわれはしばしば、こういうことをやっている「彼ら」のことを
耳にする。「彼ら」は文字どおり殺しを委員会という破壊活動組織と
同一であることを暴露する論文を発表した。この論文は合衆国におけ
るこの二つの組織に最初に言及したものであった。「私の論文が牽強
付会だと感じて正しい判断を狂わせてはならない」と私は読者に警告
した。それで私の論文と、イルミナティの秘密計画を入手したときう
まくやってのけるように見える。「彼ら」は増税し、われわれの息子
や娘たちをわが国の利益にならない戦場に送って殺す。
「彼ら」は、われわれの手の届かない場所や視野の外にあり、「彼ら
」に対して何かしようとしても正体がつかめずにイライラする。誰も
はっきりとこれが「彼ら」だと断定できないように見える。これが何
十年ものあいだ付きまとっている状態だ。本書ではこの謎の「彼ら」
の正体を暴くつもりである。しかるのちに状況を改善するのは、国民
の行動いかんにかかっている。
一九八一年四月三十日、私はローマクラブが三百人にバヴァリア政
府が発した警告との類似点をあげておいた。合衆国におけるローマク
ラブと三百人委員会の役割については、本書のあとの章でふたたび述
べることにする。
一九八一年の論文で予見したことの多くが現実のこととなった。
無名のフェリペ・ゴンザレスはスペインの首相となり、ミッテランは
フランスでふたたび権力を握り、ジスカール・デスタンとヘルムート
・シュミットは失脚し、スウェーデンの貴族で三百人委員会のメンバ
ーであるオラフ・パルメが復権し、レーガンの大統領としての権威は
ゼロにさせられ、三百人委員会の下した脱工業化ゼロ成長という命令
によってわが国の鉄鋼・自動車・住宅産業は破壊された。
パルメが果たした重要な役割は、ローマクラブが彼を利用して合衆
国関税の対ソ禁輸品目の技術提供をソ連向けに行なったことにある。
また、パルメの世界的通信ネットワークによってニセのイラン人質危
機にスポットライトを浴びさせた。このときパルメは、ワシントンと
テヘランのあいだを往復しては合衆国の主権保全を侵蝕し、三百人委
員会の領分すなわちオランダのハーグの国際司法裁判所にニセの危機
を提訴しようと努めた。
戦争と疾病と大量殺人がなされたのちに、地上に残った人類の大多
数の奴隷化までも含む神と人間に対する公然たる陰謀は隠し切れるも
のではない。諜報活動の世界では、何かを隠す最上の方法は見えると
ころに堂々と置いておくことだと教えられる。
ずっと以前の例でいえば、ドイツは一九三八年にメッサーシュミッ
ト戦闘機の秘密を隠すため、パリ航空ショーに堂々と出展した。諜報
機関員やスパイがうつろな木の幹のなかやレンガ積みの壁の背後に手
がかりを探しまわっているのに、彼らが探し求めていた情報はすぐ目
の前にあったのである。
上位平行秘密政府は、じめじめとした秘密地下室から指令を発して
操作するわけではない。それはホワイトハウスや米国議会、ダウニン
グ街十番地や英国上下両院など公然とした場所に姿をあらわしている
。それはモンスター映画によく似ていて、長い髪と長い牙をもった恐
しい姿のモンスターが、うなり声をあげ、よだれを垂らしながらそこ
らじゅうをうろつく。
映画は気晴しになるが、本物のモンスターはビジネススーツを着、
リムジンに乗って国会・議会へ仕事に出かけるのである。これらの人
間は見えるところを堂々と歩いている。彼らは統一世界政府=新世界
秩序の使用人である。婦女暴行犯が犠牲者に優しく声をかけて車に乗
せるように、彼らはさらさらモンスターであるとは見えない。そんな
素振りをチラとでも見せたら、犠牲者は恐怖のあまり金切声をあげて
逃げだしてしまうことだろう。
同じことは大小の行政機関にも言える。ブッシュ大統領は上位平行
秘密政府の忠実な使用人とは見えないが、だまされてはならない。
彼はホラー映画にあらわれる怪物に引けをとらないモンスターなので
ある。ブッシュ大統領が命令してイラクで十五万人のイラク兵をいか
に惨殺したかを見てみよう。兵士たちはジュネーブ協定の裁定にした
がい、合意された撤退のために白旗を掲げて軍用車に乗りイラクへと
帰還する途中であった。白旗を振っているにもかかわらずアメリカの
空爆にさらされたイラク軍の恐怖を想像してみるがいい。別の戦線で
は、一万二千人のイラク兵が生きながら壕に埋められた。これこそ
言葉の真の意味でモンスターそのものの所行ではないだろうか。
ブッシュ大統領はどこからこのモンスターの所行を行なえとの命令
を得たのか。王立国際問題研究所(RIIA)からであった。その
RIIAは、「オリンピアンズ(オリンポスの神々)」と呼ばれる
三百人委員会から指令を受けたのである。のちに詳しく述べるが、「
オリンピアンズ」でさえ顔を隠してはいない。しばしば彼らはパリ航
空ショーのような催しを行なう。陰謀探しファンは、誤った場所で誤
った方向に実りのない探索をして時を無駄に費す。エリザベス二世女
王は英国議会開会式で何を演じているか注目してほしい。その場には
、三百人委員会の長が見えるところにいるのである。合衆国大統領の
就任宣誓式を見たことはおありだろうか。その場には、三百人委員会
のもうひとりのメンバーが見えるところにいるのである。問題はただ
気づくかどうかということである。
全能の三百人委員会に奉仕する陰謀家たちは誰か。確実に陰謀が存
在し、その陰謀はイルミナティ、フリーメーソン、円卓会議(ラウン
ド・テーブル)、ミルナー・グループその他いろいろの名称の団体に
よって遂行されていることが巷間知られている。それらに加えて
CFRと三極委員会とが、内政・外交問題に関する好ましからざる
団体の代表である。円卓会議がワシントンの英大使を通じて合衆国の
諸問題に容喙することを知っている人もいる。
問題は、見えざる政府のメンバーたちによる反国家活動に関する
真実の情報が、非常に入手しがたいという点にある。私は聖書にある
預言者ホセアの深遠な言葉「悟りのない民は滅びる」を引用しよう。
すでに対外援助に関するスキャンダルについて私が行なった告発をご
存知の読者もおられようが、そのなかで私はいくつかの謀略機関をあ
げた。だが実際のところ、その数は無数だ。彼らの最終目的は合衆国
憲法を廃棄し、主によって神の国として選ばれたこの国を、暗黒時代
よりもさらに劣悪な状態に戻し、神なき統一世界政府=新世界秩序に
併合することにある。
一九九一年十一月ジョン・コールマン博士投稿より
http://www.asyura2.com/22/cult42/msg/271.html#c1