26. 2019年7月20日 17:44:50 : 6Gsmjta6OE : L1FlRnhiYkxvZEk=[1]
>>19
>>06です。ちょっと間があいてしまいました、すみません☆
相変わらず、取り留めない話で申し訳ないですが、お付き合いください。
米国債の話をちょっと考えていました。
アメリカの国債は、その約半分が外国人の保有なんですね(最近は少し割合が下がって4割ほどみたいですが)。で、その外国勢のうち、保有割合が高いツートップが日本と中国ってことなんだな。漠然とそう思ってはいたのですが、今回の>>05を読んでちゃんと自分でも確かめてみました。色々とキッカケを有難うございます。
で、いまアメリカと中国は貿易を巡って対立していますが、じゃあアメリカにとって「大株主」である中国がアメリカに打撃を与える目的で米国債を大量に投げ売りするか?といえば、まぁしないだろうなぁと思います(今も少しずつは売っているようですが、それで世界的に影響が出るほどではない)。米国債大量売却→米国債暴落→アメリカ金利上昇→ドル高(人民元は安)…の流れで損をしてしまうのは、結局は中国自身でしょうから。もちろん日本もそんなことはしないでしょう。どこかの国が、いまだ世界の基軸通貨たるドルをどんな形で持っておこうか、と考える時に、米国債の形で保有することには、たぶん魅力があるんだろうなぁ、と思うのでした。そこに自信があるから、アメリカとしても、中国や日本という「外国」が大株主だろうが、べつにそれは怖い事じゃないんだろうと思います。国債全体の半分近くを外国勢が持っていても、気にならないんでしょうね。これは>>04におけるAに該当するでしょうか。
じゃあ日本の国債はどうなの?と言えば、実は私はよく判らないのでした(恥)。以前、どこかの掲示板で、とある人から「MMTで安易に国債を発行すれば国外ファンドに投げ売りされて結局日本は破綻してしまうのだ」と言われて「そうなのかなぁ」と思ったのですが、その後にちゃんとした議論が出来すに、そのままになってしまったんですけどね。
で、日本の国債ですが、現在の外国人の保有割合は1割に満たない程度なんですね。米国債に比べれば格段に低い割合です。じゃあこれからMMTに基づいた政策が採用されて財政支出を増やすためにどんどん国債を発行したらどうなるのか、大量の国債を国内で消化できずに、結局は外国に買ってもらうしかなくて、最終的には日本の経済的な命運を外国に握られてしまって、将来の日本はメチャクチャな事になってしまうんじゃないか…とか言う人がいますが、そこは違うと思うんです。
そもそもMMTの理論に基づけば、日本の市中の銀行が国債を引き受けるのに、その銀行の手持ちの資金は使わない、と考えるわけですよね。詳しくは書かないけれど、要は国債はどんどん発行することも可能だし、それは全て国内で消化することが可能なのだ、と考えるわけで、外国のことをあまり心配しなくても問題はない…ような気がするんです。>>04で指摘された@の箇所にあたるのがこれですよね。
付け加えるなら「国債どんどん発行」たって限度はあるわけで、MMTでは、例えば日本の財務省が「プライマリーバランス」だの「GDPに占める国債発行残高の割合」だのをめっちゃ気にするのに対して、我々は「インフレ率」を指標にしよう、金融緩和・積極財政はインフレ率が一定の割合(2〜3%程度?)になるまでだよ、とあらかじめ決めておくので、ハイパーインフレにはならない、と考えるわけですよね。まぁこの辺りが「そんなムシのいい話があるか」と言われる所以なわけですが、ご指摘のようにこれはまだ「理論」ですからね…でもその理論に基づいた「手法」を提案する政治家が早くわんさか出てくりゃいいのに、とも期待してしまうのですが。
で。そう考えてくると、これはやっぱり、MMTは日本だから成り立つ話で、極端なことを言えばジンバブエでは成り立たない夢物語なんでしょうね…。
でも、だからこそ「日本でなら成り立つ」という部分を重視して欲しいものだと思うんです。もっと言えば「今の、日本でなら、辛うじてまだ、成り立つ」って感じでしょうか。今後、デフレから脱却できないこの状況で、財務省の言いなりに消費税を上げたりしたら、それこそ日本の経済状況はもっともっと悪くなる筈で、そのうち「MMTはジンバブエでも日本でも成り立ちようがないね」とか言われかねないんじゃないか、と思います。こわいこわい☆
さて、いよいよ今日は参院選の選挙戦最終日、明日は投開票ですね。何かとお忙しいでしょうから、そのうちまたお時間ができたら、いろいろお話をお聞かせくださいまし☆とりあえず、応援されておられる方々の勝利をお祈りいたします。私も明日は投票に行きますよ♪地域の草刈りとかもあってメンドくさいんですけど(笑)、そんなことは言っちゃいられません☆
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/310.html#c26