16. 前河[5704] kU@JzQ 2021年3月26日 06:27:22 : MtFHyc3CNA : L01pQW5mYzVub0U=[1]
「野党は文句ばかり」は、太田に限らず、多くの人々が思っている間違い。
こんな言葉がよく出るのは、日本全体が民主主義をよく理解していない現れだろう。
これは、様々な要因が悪い意味で重なりあっている。↓
★日本国民が民主主義のしくみ(野党の役割)を理解していない。
★批判と悪口の違いを区別できない日本人が多く、批判的精神は民主主義の議論を進める上で不可欠なのだが、「批判」にネガティブな印象を持つ人々が多い。
これは、「まあまあまあ、言い争いなどしないで皆いつも仲良くしようよ」という昔からの日本文化が影響しているだろう。民主主義の議論とはそういうものではない。
★マスコミが野党の役割や野党の行動、法案成立の現状をちゃんと説明しない。
★野党が自分等の正当性を主張し、誤解を解こうとしない。
これらの原因が悪い意味で相乗効果・悪循環になり、野党に対するこの理不尽な評価がまかり通ってしまっている。
まず、野党が常に反対しているイメージが強いのはマスコミのせいでもあるだろう。
毎年、多くの法案が審議され(100位か)、実際その法案の多くは野党も賛成して通っている。
この事実をマスコミがちゃんと報道しないので、常に野党が反対ばかりしていると国民に誤解されてる。野党が多くの法案に賛成している事を国民や太田は知らないとダメだな。
テレビで反対したり批判しているシーンが多いのは、与党の大きな政策における疑問点や理不尽な点の指摘。あるいは行政上の疑惑などを突っ込み、権力の不正をあぶりだそうというシーン。
刺激的だし大問題だからテレビが報道するのは当たり前だが、一方でお互いの協力関係を報道しないのは偏向報道だろう。
また、国会(立法)」には、政権(行政)を監視する役割があるが、政権は与党が担っているから、与党は政権を批判しない(石破等を除いて)。
だから、国会議員である野党が躊躇なく政権(行政)疑惑や不正をチェック、指摘、質問、批判をするのは当たり前の仕事。
つまり、野党が与党や政権を批判するのは民主主義の基本であり、三権分立を健全に維持するためには絶対に必要なもの。太田もそれくらいは理解しないと恥ずかしいな。
日本人は「権力というのは放っておくとすぐに暴走したり勝手な事をするから常にチェックが必要だ」という認識が不足している。
民主主義国家では当たり前なこの認識が欠けている。
政権批判は野党としての国会での役割を果たそうという義務と言っても良いだろう。野党の仕事なんだよ。それを理解していない人々が多過ぎる。
テレビが野党の役割・仕事内容をちゃんと解説して客観的事実をちゃんと伝える必要がある。
意図的かどうかはわからないが、結果的にアンフェアな報道になっている。