3. 2023年5月29日 13:53:33 : GdEtT8JbxY : eUpHcUt3cy5sRWs=[1]
<▽33行くらい>
話し言葉としての中国語は、発音を始めややこしいし「方言」も多く面倒だろう。しかし、書き言葉としての中国語、つまり「漢文」は西洋語型の語順と文型で綴られ、単複、時制、性、活用、変化と言ったものがなく文法は比較的単純である。北京官話だの福建語だのの各方言を使う中国系の人々も書き言葉は一つである。
漢字の問題は間に機械を挟めば解決できる。漢字のアルファベット化もありえよう。まあ、科学論文用の漢字なんて千字前後でしかないだろうから彼らには大した負担ではなかろう。あと、アルファベットに比べ、漢字のみで書くと本が薄くなるのもいいし、読む速度も速くなるらしい。
それゆえ、世界語としての中国語(文語中心だろうが)は、文法が面倒な英語などよりも結構チャンスがあると思う。
で、そのブレイクスルーは科学論文辺りからではないか?コロナが始まったころ、世界の研究者は最も経験豊富で研究が盛んな中国の情報を渇望した。中国からは英語論文も大量に投稿されてきたが、海外の研究者はこの瞬間の中国での論議と生データが欲しい。それには中国語がわかれば無茶苦茶有利だ。ということで、無理くり最先端の中国語の論文やら記事を読んで、欧米研究界の競争を勝ち抜く縁にしたそうな。
研究の世界の世界語は英語だが、アラブ研究の学会をサウジでやって、英語国民ばかりではなくアラビア語が分かるはずなのに全員英語でやり取りしていたそうな、米国が落ち目になりつつあり、ブレグジット後で欧州で英国を使う義理がなくなると機械を挟んでの中国語(特に論文)が次の共通語になるんじゃないかな。学問の中心は金がある、金を使うところに移り変わっていて共通語も変化していく。今は英語だがこれも70年代ぐらいからの話で、それ以前は多様であったし戦前はドイツ語が幅を利かしていたわけだ。理研を始め日本各地で非正規研究者が大量に首を切られている。彼らの行き先は中国くらいだろう。かつて欧州にいられなくなったユダヤ人などの研究者が金と職のある米国に集まったように、世界中の研究者が中国に集まるというのはありそうな未来だ。米国は中国人以外でも外国人研究者や留学生への圧が強まっていて居づらいというし。
というわけで、数十年後、機械の助けも借りて理系研究者は漢文で論文を書き、漢文読み下し文?のような中国語で話し合うのではないかな。
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