1. 2023年8月15日 23:53:39 : jbQR3xGcUQ : eTBlVHgyR1FsVTY=[1]
副島氏指摘の、BRICS新通貨は、ユーロ方式の紙幣でなくBRICS債としてスタートというのは、有力な見方では。ウエン(元)やルーブルやペソ等の紙幣発行はそのままで、当面は債券重視で出発つうことだ。債券重視を一例で示せば、例えば中・露間の貿易では、露は中の製造品やその他輸出品に対しルーブルで支払い、中は露からの輸入品、エネルギー・戦略金属・兵器等にウエン(元)で支払ってるが、この決済差額をBRICS債という形で、ネット上の勘定元帳という形でreserve しておけば、現状の追認でそう騒ぐこともないということだ。こうした貿易決済スタイルが、次第にBRICS+(元祖5ケ国に加え加盟申請8ケ国、更に参加検討が17ケ国)に広がれば、有力な国際金融グループとなる。現状世界債権シェアは、米債が圧倒的だが、世界貿易量に裏付けられたBRICS債のシェアが米債と肩並べるようになれば、世界金融がドラスチックに変化する。
米ドル債が市場ほぼ独占の時代は終わるが、同時にドル基軸通貨(reserve currency,key currency,)も、次第に任をおりていく。初めは緩やかだが、次第に脱兎の如くになっていく。以上の見方を、8/11付阿修羅<副島、22日からブリックス世界通貨体制、ニクソンショック以来の金本位制回帰・・・>にも関連させてコメントとして載せたので、再掲する。今回副島氏の当面BRICS債重視の指摘は、小生視点とも一致と思う。
< いよいよ金本位制の復活、国際経済において、地域的であるが、ドル基軸体制側にとっては、怒髪天を付くような衝撃、大変な事態になるよ。世界金融市場を支配してきたドルにとって、米ドル建10年債や短期債など、債権市場は圧倒的に米ドルであった。これに対抗して、金に連動したBRICS新通貨が流通となると、 米ドル建債権の運命はどうなるか。所有する各国は、不安になるというか、紙屑掴ませられてる気になるかも。直ぐには手放すことはないだろうが、仮にBRICS新通貨側が貿易決済手段としてBRICS債でも発行したら、世界の資産はこちらに奔流とちゃうか。当然にBRICS債は金と連動だから、価値がゼロにならない、安心の様々となる。世界の機関投資家も、次第にこちらに流れるし、機関投資家だけでなくグローバルサウスと云われてきた側の民衆も、BRICS債に向かうようになる。こうなると流れは一変し、大変なことになる。基軸通貨(reserve currency、key currency)として長く君臨してきたドルも、その地位は揺らぐ。
米は、ドル擁護の一点だけで、政治的にも軍事的にも、戦後から現在にかけ行動してる。橋竜が、米10年債売りたくなるよと言っただけで、打倒されたが、カダフイやフセインなども抹殺されちまったが、とにかくドル擁護が至上命令なんだ。金とは無関係なドル紙幣を国内に世界に流通させ、最早石油決済とは無関係になったドルだが、事実上は紙屑なんだが、信用しろしろといって押し付け流通させおる。リーマン後の世界金融恐慌に対し、米はマネタリーベース3倍・4倍のドル紙幣印刷し、QEとかでバラ撒いて危機を塗布してきた。金本位制の登場で震え上がりおるよ。
米はFRBは、まだまだブルーバックスには価値あるんだぞと、ドルでこんだけの金(gold)が買えるんだぞと、NYの先物商品市場使って、金等の商品に売り浴びせてる。しかし、世界経済にパラダイムシフトが起きてることを、無自覚か意図的に無視しおる。最早紙幣自体が、金にpeg してるか linkされてるかが問われてるんだ。
19850815はニクソンショックとかで、歴史的に記憶されてきたが、20230822も何か名前ついて記憶の日となるのか。 >