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[番外地10] 中国マフィアがやっていた児童売春・ハニートラップのプチエンジェル事件を糾明していたフリージャーナリスト・染谷悟が殺される 中川隆
1. 中川隆[-14275] koaQ7Jey 2022年1月11日 05:54:09 : oY1LNLle9o : emVhbVdPZ1BWZms=[1]
中国マフィアがやっていた児童baisyun ・ハニートラップのプチエンジェル事件を糾明していたフリージャーナリスト・染谷悟が殺される
 権力により封殺されてしまった「プチエンジェル事件」を暴こうとしたフリージャーナリストの染谷悟は、中国マフィアに殺された。
 「プチエンジェル事件」から約2ヶ月後となる9月12日に、東京都江東区東雲2丁目の東京湾に男性のsitaiが浮いているのを通りがかりのトラック運転手が発見し通報した。

被害者は「柏原蔵書」の名前で活動していたアングラ情報専門のフリージャーナリスト染谷悟で、背中8箇所を刃物で刺された痕があった他、頭部に2箇所殴られた痕があった。
 発見当時、染谷悟は岸壁から2メートルほどのところに浮いており、服の上から鎖で巻きつけられて縛られ、両手は紐で縛られている状態で、両足も紐の痕が残っていた他、腰には潜水用の重しの入ったベルトが巻かれていた。

「プチエンジェル事件」は中国jinsin 売買に通じていた?
 染谷悟は殺される直前に周囲に「中国人マフィアに命を狙われている。殺されるかもしれない」とこぼしていた。
 警視庁東京水上署の捜査本部が染谷悟さんの刺殺体が発見された2日後の14日に発表した内容では、染谷悟さんは「プチエンジェル事件」が明るみになる前から身の回りに起こる不可解な出来事に悩まされており、2002年頃から自宅の窓を割られたり、空き巣に入られたりしていた。

 染谷悟は組織的な児童baisyunの実態を暴くために動いていたが、2002年9月には当時住んでいた豊島区のアパートで空き巣被害に遭い、取材で使っていたカメラやパソコンなど計77点が盗まれていた。

 染谷悟が殺害されてから2日後に、2ちゃんねるに大手出版社の編集員を名乗る人物が事件の詳細について語った。
 染谷悟は「中国マフィアのしっぽを踏んでしまった」と語っていたという。
 このことを編集員は「(「プチエンジェル事件」を追う内に)中国マフィアと日本やくざの児童売買ネタに当たってしまった」と解釈した。

 「プチエンジェル事件」には中国マフィアと日本のやくざが密接に絡んでおり、児童jinsin 売買も疑われた。
 吉里が小学6年生の女児4人を拉致監禁した理由は中国マフィアに売り飛ばすつもりだったのかもしれない。
 少女らを監禁した翌日にはすでに警察が吉里弘太郎容疑者が犯人だと目星をつけて捜査を開始したため進展が早く、このままだと捕まるのは時間の問題だと踏んだ中国マフィアが吉里弘太郎容疑者を葬った疑いもある。
http://www.asyura2.com/21/ban10/msg/231.html#c1

[近代史5] 世界的インフレは株価暴落を引き起こす 2022年株式市場見通し 中川隆
7. 2022年1月11日 07:33:27 : oY1LNLle9o : emVhbVdPZ1BWZms=[2]
ガンドラック氏: 次の株価暴落はドルの終わり
2022年1月10日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/18513


DoubleLine Capitalのジェフリー・ガンドラック氏がYahoo! Financeのインタビューで次の下げ相場とドル相場の見通しについて語っている。

利上げで景気後退へ

先週の記事でガンドラック氏は2022年の最大の懸念はFed(連邦準備制度)の利上げだと主張していた。

ガンドラック氏の2022年の経済見通し


ガンドラック氏は次のように繰り返す。

これまで述べたように、債券市場は景気後退のシグナルを十分に発している。2023年までに景気後退入りをする可能性が高いと言っている。

彼はアメリカ経済にとって危険水域となる利上げの回数を具体的に挙げている。

たった4回利上げをするだけで景気後退の香りがそこら中にし始めるだろう。今年中に景気後退入りする可能性もゼロではない。それはFedがどれだけ利上げを強行するかによる。

金融市場は今年中に3回か4回の利上げを織り込んでいるが、今後の物価上昇率によっては更に急激な利上げを強いられる可能性もある。

ガンドラック氏を含む多くの著名投資家が見込んでいるのが、そうした利上げが株式市場と実体経済を墜落させるというシナリオである。

マイナード氏: 来年の利上げは株価にとって危険
サマーズ氏: 市場を急落させても4回の利上げが必要


何故ならば、利上げを行わずに緩和を続ければ、既に6%を超えているアメリカの物価上昇率がトルコのように青天井になってゆくだろうからである。

物価高騰と金融緩和でトルコリラが暴落中
ついにドル暴落へ

つまり、アメリカは株価が暴落することを承知で利上げを行わなければならなくなる。

しかしアメリカにとって崖っぷちなのは株価だけではない。利上げによって引き起こされる次の景気後退において本当に危険なのは、ついにドルが暴落するだろうということである。ガンドラック氏は次のように述べている。

ドルが基軸通貨であるというストーリーも終わりを迎えようとしている。

次の景気後退でドルは下落相場になる。ドルは双子の赤字にもかかわらず大きく過大評価されている。

アメリカは財政という意味ではこれまでかなり好き勝手にやってきた。量的緩和によって無尽蔵に紙幣を印刷し、財政赤字と貿易赤字を垂れ流し、アメリカから資金は流出し続けているのに、それでもドルは暴落しなかった。

その理由は、以下の記事で説明したように、放漫な財政から為替レートの暴落までの間にはタイムラグが存在するからである。

ダリオ氏とサマーズ氏のドル下落に関する論争


事実、ドル円のチャートもむしろインフレを原因とする利上げ観測で上がっている。


しかし考えてみてほしいのだが、インフレとは貨幣価値の下落である。それで何故ドルが上がるのだろうか? インフレ率が6%だということは、ドルが6%減価したということである。

それが利上げという短期的な事情でドル高に繋がっているのだが、このインフレに起因するドル高はどう考えても持続可能ではない。何処かのタイミングでこの上昇相場は転換せざるを得ないのである。

そのタイミングはいつか? 筆者もこれまでに述べてきたように、ガンドラック氏も転換点となるのは次の株価暴落と景気後退だと考えているらしい。リスクオフがこれまで着々と溜まってきたドル安要因を一気にすべて吐き出すだろう。

ガンドラック氏はラクダの背に背骨が折れるまで1本ずつ藁を載せてゆくたとえを用いて次のように述べている。

次の景気後退で政府が経済を救済しようとするとき、それがラクダの背骨を折る最後の藁になるだろう。それでドルは下落する。

そしてBridgewaterのレイ・ダリオ氏も同じことを考えている。

世界最大のヘッジファンド: ドルとユーロと円は暴落する
ドルと株価の暴落はもはやそうなるかどうかの問題ではない。単にタイミングがいつかという問題なのである。

2022年の株式市場はインフレと金融引き締めで暴落する
ガンドラック氏: 株価急落のタイミングはジャンク債が教えてくれる


https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/18513
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1325.html#c7

[近代史5] 世界的インフレは株価暴落を引き起こす 2022年株式市場見通し 中川隆
8. 中川隆[-14274] koaQ7Jey 2022年1月11日 07:35:26 : oY1LNLle9o : emVhbVdPZ1BWZms=[3]
ダリオ氏とサマーズ氏のドル下落に関する論争
2021年6月23日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/14160


前回の記事ではBridgewater創業者のレイ・ダリオ氏のインタビューについてお伝えしたが、このインタビューにはもう1人優れた頭脳が参加している。経済学者のラリー・サマーズ氏である。

過熱するアメリカ経済

世界最大の運用資金を抱えるダリオ氏がヘッジファンド業界のトップなら、サマーズ氏は経済学者のトップであると言えるだろう。

この2人はコロナ相場における緩和バブルが何らかの危険な帰結をもたらすということでは同意している。サマーズ氏はアメリカ経済の状況を次のように表現している。

今、経済は時速100マイル(時速150キロ程度)で走っている。道は今は空いているが、常に空いているとは限らない。

事故がどのような形になるかは分からないが、時速100マイルで走ることは必ずしも目的地に辿り着く最速の方法とは限らない。そういう走り方では何らかの問題が生じるからだ。

サマーズ氏は事故がどういう形になるかは分からないと言う。

一方でダリオ氏の主張は幾分明快のように思える。ダリオ氏は前回の記事で、中央銀行が金利上昇を抑えるために緩和を拡大せざるを得ず、ドルが下落するというシナリオを明確にしている。

世界最大のヘッジファンド: 市場下落なしに緩和縮小はできない
ダリオ氏はドルの代わりに金利の高い人民元建ての資産に資金が集まると主張している。

ドルは下落するのか?

サマーズ氏の方は明確な予想をすることに慎重である。

問題が生産性や労働市場に起こるのか、金利高騰として起こるのか、ドルの価値が下落することで起こるのか、予想しようとは思わない。しかし経済は問題のあるコースを走っており、あらゆることが起こり得る。

金融市場を正確に予想することは誰にも出来ない。だが過剰な資金が市場に注ぎ込まれており、それを前提としたリスクテイクが過熱していることは確かなように見える。

特に興味深いのは、サマーズ氏が必ずしもドルが下落するとは思っていない部分である。彼はこう補足している。

1980年代には巨額の財政赤字が経済成長を促し、資本市場に流れ込んで強いドルに繋がった。

だから短期的な動きについては分からないが、わたしはレイほどは中国や諸外国の資本市場が長期的にドルよりも魅力的になるかどうかについては確信できない。

1980年代は1970年代に始まる物価高騰と引き締めのサイクルの後に大幅な利下げと財政出動が行われた時代である。

この期間にドルはどうなったか? 以下はドルマルク(ドイツの通貨ドイツマルク)のチャートにアメリカの政策金利を並べたものである。ドルマルクは上方向がドル高マルク安となる。


財政出動と利下げはともに1981年頃から行われているのだが、この期間においてドルは大幅に上昇している。1985年からは下落に転じているのだが、緩和とドル安の時期は一致しておらず、ドル安に向かったのは緩和開始から4年が経過した後である。

サマーズ氏は次のように続ける。

ドルの下落リスクは確かに高い。人々の言うことの中で一番奇妙なのは、今はグローバル化の時代で、インフレトレンドは急激には動かない、グローバル化のお陰で急激なインフレにはならないというものだ。

わたしは正反対だと思う。グローバル化のお陰でアメリカは以前よりいわば小国のようになっており、ドルはより困難に陥りやすく、ドル安の影響は数十年前よりも急激にインフレ上昇に反映されるだろう。

だからレイの言うような懸念も分かる。だがタイミングについては不確実性が存在するだろう。

市場で何らかの方向に賭けなければならないダリオ氏と、学者として様々なリスクを考えなければならないサマーズ氏の違いだと言うことも出来るだろう。

しかしサマーズ氏の指摘する1980年代において、緩和にもかかわらずドルは何故下落しなかったのだろうか? この辺りの事情については別に記事を書いて説明する必要があるだろう。

袋小路に陥るアメリカ経済

経済回復を祝うかのような中央銀行に対して、サマーズ氏の見通しは暗い。彼は次のように述べる。

金融政策が本当に難しいのは、リーマンショックの後や去年の春のように大幅な資金不足があり市場が暴落していて、資金を供給すべきだという風に金融政策の行われるべき方向性が完全に明らかな状況ではない。

金融政策における本当に難しいジレンマは、どちらに行くべきか明確ではない時だ。国債が大量に発行されており通貨が下落している一方で、経済は弱体化していて貧富の差が拡大し、景気後退の懸念がある時には、利下げをして後者に対応すべきなのか、引き締めをして前者に対応すべきなのか分からない。

そのように方向性が明確にならない時こそが金融政策にとって難しい時なのだ。そして今経済はそういう状況に向かっているのではないかということを恐れている。

利上げをしても利下げをしても問題が生じる。利上げをすればドルは救えるが経済は暗転し、利下げをすれば経済は救えるかもしれないがドルは暴落してゆく。

ダリオ氏の言い分もサマーズ氏の言い分も両方理にかなっているだろう。しかも興味深いのは、短期的な値動きについてサマーズ氏に分がありそうな点である。ダリオ氏は過去の基軸通貨の運命にドルも従うと主張しているが、それはもっと長期のトレンドだろう。

世界最大のヘッジファンド: 量的緩和で暴落した世界初の基軸通貨
世界最大のヘッジファンド: 大英帝国の基軸通貨ポンドはいかに暴落したか
サマーズ氏の主張は本当に興味深く、時にはヘッジファンドよりもヘッジファンド的である。

アメリカ経済がどちらに行っても袋小路という懸念は債券投資家のジェフリー・ガンドラック氏も詳しく説明しているので、そちらも参考にしてもらいたい。

ガンドラック氏: 追加緩和が来る恐怖、追加緩和が来ない恐怖


1980年代のドル下落のタイミングについてはまた別に記事を書くことになるだろう。

https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/14160
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1325.html#c8

[近代史5] 世界的インフレは株価暴落を引き起こす 2022年株式市場見通し 中川隆
9. 2022年1月11日 09:42:09 : oY1LNLle9o : emVhbVdPZ1BWZms=[4]
ガンドラック氏: 追加緩和が来る恐怖、追加緩和が来ない恐怖
2021年6月9日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/13981


米国時間6月10日に公開されるアメリカの5月分の消費者物価指数(CPI)を前に、インフレと債券の専門家であるジェフリー・ガンドラック氏のツイートを取り上げたい。

刺激策の亡霊

これは5月22日のツイートだがガンドラック氏が興味深いことを呟いている。

過去の刺激策の亡霊がアメリカ経済と金融市場の周りに集まっている。露骨な投機、供給不足、経済のゆがみ。追加刺激が来ることへの恐怖と追加刺激が来ないことへの恐怖との結婚は離婚に終わるしかない。

露骨な投機とは、例えばゲームを実店舗で小売販売する、悪く言えば前時代的なGamestopの株式がグロース株のような水準まで暴騰したことだろう。ガンドラック氏は以前これを政府の現金給付が招いた投機だとして批判していた。

ガンドラック氏: Gamestop株が暴騰した本当の理由


供給不足とは、例えば金融市場で金属や穀物の価格が高騰して様々な分野でコスト高に繋がっていること、そして手厚過ぎる失業保険が労働者に失業したままでいるインセンティブを与えていることだろう。彼は以前次のように述べていた。

ガンドラック氏: 現金給付と失業保険が失業を悪化させる


家でNexflixで動画を見ている方が働くよりも儲かると一定数の人が気付いた。だから職場に帰ろうとしない。

こうした要因が材料費と人件費を高騰させ、インフレを起こしている。アメリカの中央銀行であるFed(連邦準備制度)のパウエル議長はインフレは一時的なものだと主張しているが、ガンドラック氏がそうではないと主張しているのはそういう理由による。

4月FOMC会合結果: パウエル議長のインフレ無視は続く コモディティバブル継続へ
ガンドラック氏、インフレ無視の中央銀行を痛烈批判


行くも地獄、帰るも地獄

一番興味深いのはツイートの最後の部分だろう。インフレへの恐怖が金融市場で金属や穀物の価格を高騰させている。これは刺激策が過剰であることへの恐怖だが、一方で株式市場と実体経済は追加の刺激策が来ないことへの恐怖を表明するだろう。現金給付などの刺激策がなければ株価は間違いなくここまで上がらなかった。


そして追加の刺激策がなければ維持も不可能だろう。

ガンドラック氏が言っているのは、どちらかの恐怖は実現しなければならないということである。2018年に金融引き締めで株価を暴落させたトラウマのあるパウエル議長はぎりぎりまで引き締めを躊躇うだろうが、躊躇えば躊躇うほど物価高騰は進み、中央銀行はより急激にブレーキを踏まざるを得なくなる。

物価の安定を取れば株価が下落する。株価を取れば物価が高騰する。中央銀行はいずれ選ばなければならない。CPIは中央銀行に選択を迫る時限装置のような役割を果たしている。

5月のCPI

インフレはどうなるだろうか。5月のCPIが米国時間の10日に発表される。これについてガンドラック氏は最近のツイートで次のように述べた。

6月10日は次のCPIの公表日だ。上方向に賭ける。

ガンドラック氏の以前の予想では短期要因によるインフレ加速は7月まで続くとのことだったから、今回のCPIが加速方向になるのは彼にとって既定路線だろう。

しかし加速の度合いによってはサプライズになる可能性もある。恐らく今市場が一番注目している指標がCPIだろう。ガンドラック氏はインフレが行き過ぎれば株価の下落に繋がるという予想をしている。

ガンドラック氏: インフレが止まらなければ株価急落へ


CPIはどうなるだろうか。コモディティ相場全体への影響については、代表して銅相場を分析した記事に書いてあるのでそちらを参考にしてもらいたい。

銅相場とテーパリング: 価格の推移予想、金との比較


https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/13981
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1325.html#c9

[近代史5] 世界的インフレは株価暴落を引き起こす 2022年株式市場見通し 中川隆
10. 2022年1月11日 10:17:08 : oY1LNLle9o : emVhbVdPZ1BWZms=[5]
ガンドラック氏: インフレが止まらなければ株価急落へ
2021年5月18日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/13593

前回に引き続きYahoo! Financeによるジェフリー・ガンドラック氏のインタビューである。

ガンドラック氏のインフレ予想

コロナ禍における現金給付などの景気刺激策で市場経済に多額の資金が注ぎ込まれたことで、アメリカでは物価高騰の初期症状が始まっている。

インフレ懸念についてはここでは去年から報じてきたことであり、筆者を含め多くの機関投資家たちが金属や穀物の価格上昇に賭けて既に儲けている。

金融市場にインフレの兆し: 金、原油、穀物価格が高騰 (2020/10/14)
ドラッケンミラー氏が物価高騰を予想、米国債を空売り、コモディティを爆買い
ジム・ロジャーズ氏: 日本は買い、コモディティはほぼ全部上がる


しかし株式市場は今になってようやくインフレが懸念材料だと気付き始めたようであり、今後アメリカの物価がどうなるのかが投資家の注目を集めている。前回の記事で報じたように、ガンドラック氏は今後のインフレについて次のように述べていた。

ガンドラック氏、インフレ無視の中央銀行を痛烈批判


インフレ率は今後数ヶ月上昇を続けるだろう。7月にピークとなるかもしれないが、もしそこからも上昇を続けるようなことがあれば、経済にとって深刻な懸念となるだろう。

7月が分水嶺となる理由については前回解説したのでそれを参照してもらいたい。今回論じるのは7月以降インフレが止まらなかった場合株式市場がどうなるのかである。

インフレと株式市場

インフレは金利上昇を通じて株式市場に影響を与える。株式市場は長年低金利によって支えられてきたからである。しかし低金利は中央銀行が国債を買い入れる量的緩和によって実現してきた。

ガンドラック氏によれば、その他の買い手は米国債の保有に及び腰になっているという。ガンドラック氏は国債の金利は保有のリスクに見合っていないと説明する。

アメリカの超長期国債は去年ちょうど1.00%まで下がったが、今では2.4%まで上昇している。(訳注:金利上昇は債券価格下落を意味するので)どれだけの資金が失われたか投資家は分かっていない。

去年の3月か4月に投資家が超長期国債に殺到した時の買い手がその後の価格下落で被った損失は30%とかなり大きい。株式を保有した場合に覚悟するような損失だ。一方でリワードは1%の金利を30年貰い続けることだ。

コロナ以後、国債のリスク・リワードはかなりおかしなことになっている。

そのような状態で国債を保有したい投資家は果たしているだろうか。ガンドラック氏は次のように続ける。

金利が上がった時、米国債を買いたい投資家は多くない。外国の投資家はもう何年も米国債を売っている。国内の投資家も国債保有を減らしつつある。もう中央銀行しか残っていない。

だから現在上がっている金利については中央銀行がどう動くのかによって今後の見通しが変わってくる。アメリカの長期金利は次のように推移している。


この金利がどうなるかによって株式市場の命運が決まる。ガンドラック氏は次のように予告している。

インフレが夏以降も上がり続けた場合、金利上昇が中央銀行の覚悟を試すような展開になるだろう。中央銀行は無制限の量的緩和を行うと主張している。どうなるか見てみよう。

買い手が減り続けている米国債を中央銀行が吸収できず金利が上昇してしまった場合、これまで低金利に依存してきた株価にとって大きな問題となるだろう。

結論

ガンドラック氏に限らず、金利が上がってきたことで株価の水準に危機感を持っている著名投資家が増えてきた。同じく債券投資家のスコット・マイナード氏も同じ理由で2021年の株式市場は下落すると予想していた。マイナード氏の方が今後の推移を詳しく説明しているのでこちらも参考にしてもらいたい。

マイナード氏の2021年株式市場の推移予想


実際に株価は上値が重たくなっているようである。2人の債券投資家の予想は当たるだろうか。インフレ指標には今後も注目である。

https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/13593
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1325.html#c10

[近代史7] 恐怖の冬彦さん…マザコン親子ドラマ『ずっとあなたが好きだった』をゆっくり解説 中川隆
1. 中川隆[-14273] koaQ7Jey 2022年1月11日 11:44:42 : oY1LNLle9o : emVhbVdPZ1BWZms=[6]
昔のテレビ・ドラマは面白かった _ 賀来千香子・佐野史郎 ずっとあなたが好きだった (TBS 1992年)
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/165.html

1992年 TBS テレビドラマ 『ずっとあなたが好きだった』
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/868.html

賀来千香子 名演技集
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/869.html
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/840.html#c1

[近代史5] 何が「安全保障」だよ! 在日米軍基地から始まったコロナ第6波 検査も隔離もなく自由に出入国 沖縄や岩国で感染者過去最多 中川隆
1. 2022年1月11日 12:22:04 : oY1LNLle9o : emVhbVdPZ1BWZms=[7]
誰が米兵を取り締まるのか
2022年1月11日
https://www.chosyu-journal.jp/column/22533


 米兵が本国からPCR検査もせずに在日米軍基地にやってくることから、沖縄、山口、広島はじめとした米軍基地の所在地で、第6波の始まりともいえる新型コロナウイルスの感染が拡大している。空港検疫から漏れ出たであろう東京、大阪のような都市部における市中感染とは異なり、これら基地の街における感染は紛れもなく米兵を通じてアメリカにおける感染爆発状況がそのまま日本国内に持ち込まれ、首都圏に先んじて“爆発”しているのである。勝手に基地を出入り口にして入国し、ゲートの外側に自由に出てきて酒を飲み、市中にコロナを撒き散らす。確かスペイン風邪をばらまいたのも米軍だったが、とんでもない連中といわなければならない。「日本を守る」気などさらさらないし、他国の公衆衛生を土足で踏みにじってなお居直っているのが米軍なのである。

 山口県でも連日発表される感染者数のうち、そのほとんどが岩国に集中している。基地内でのクラスターが基地従業員に飛び火し、その日本人従業員の家族や周囲にも広がり、濃厚接触者を通じてジワジワと県東部をはじめとした県内各地にオミクロン株が運ばれている。同じように広島で感染が拡大しているのも、米兵が基地ゲート前の岩国市川下では遊び足りず、近年は週末になると隣接の広島市にある歓楽街・流川まで大勢くり出すからで、案の定、その関係者に感染は集中している。クリスマスにはっちゃけたのが、年末年始を挟んで露見しているに過ぎないのだ。

 これまでも、週末の広島市内たるや米兵の乗車するYナンバーで溢れ(飲酒運転など平気)、流川で大暴れしたり、婦女暴行事件を引き起こしたり、無銭飲食、駐車違反、ひったくり、覚醒剤の売買などやりたい放題である。おかげで、米兵お断りにしている店舗も多い。こうした街を荒らされた状況について、広島といえば“仁義なき戦い”の共政会の出番とでもいおうか、悪さをする米兵を一丁締めてくれるのかと思いきや、かつては米兵に発砲した事件もあったものの、今では「共政会の睨みも効かない…」といわれるほどの傍若無人さである。ならば警察が街の治安を守るのかというと、これまた米兵には示し合わせたように手を付けない。広島県警といえば、駐車違反についても「共政会とYナンバーは取り締まらない」が市民のなかでは有名な話なのである。

 斯くして2007年には、当時19歳の女性を海兵隊員4人が集団暴行して、現金を奪って逃走する事件も起きた。女性から被害届を受けた広島県警は、女性が覚えていた車のナンバーをもとに犯人を特定したものの、米軍側は基地に逃げ込んだ犯人たちの身柄を引き渡さず、最終的に広島県警が逮捕状請求を取り下げ、広島地検も不起訴。米兵たち4人は罪を問われず本国に逃げていった。やっていることは沖縄と同じで、米兵は何をやっても無罪放免なのである。

 今回の米軍由来のコロナばらまきについて、こうした日米地位協定の壁があって如何ともし難い…というような論調も一部あるものの、そのようにおかしな地位協定は「仕方がない…」と許容できるものではなく、変えなければならないものだ。しかし現状では、米軍基地からコロナたちがウヨウヨと市中に出てくることについて、日本政府が毅然とした対応をとるのではなく、米軍には忖度するような振る舞いに終始しており、それ自体屈辱的である。疫病禍の火の粉を撒き散らす行為は、明らかに安全保障を脅かし、主権を犯している。それでもなお米国には強くいえないという従属関係について、問題にしないわけにはいかない。

https://www.chosyu-journal.jp/column/22533
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1422.html#c1

[近代史5] アメリカの食料戦略 中川隆
12. 2022年1月11日 12:23:33 : oY1LNLle9o : emVhbVdPZ1BWZms=[8]
米国隷属が招く食の危機 食政策センター・ビジョン21 安田節子
2022年1月10日
https://www.chosyu-journal.jp/shakai/22515


 日本の農家戸数は1955年604・3万戸から2015年に115・5万戸と約3分の1に、農家人口は1955年3635万人から2018年418・6万人と約9分の1に減少した。その結果、耕作放棄地や手入れが行き届かない森林の増加、藪や竹林の拡大、水路やため池の荒廃が進行し、日本の衰退を象徴する風景が全国に広がっている。

 政治家や有識者と呼ばれる人々は「日米同盟」が虚構であると知っていながら「日米同盟が基軸」とお題目を唱え続けている。日米地位協定に見る通り実体は米国支配下の植民地なのだ。米国は先の世界大戦の戦利品である日本を手放さず、徹底的に米国の利益のために利用している。食料自給率が下がり続けているのは米国の要請で貿易自由化を進め、政策的に食料輸入を拡大して日本農業を弱体化させてきたからだ。

 食料自給率は1965年73%あったが、2020年は37%だ。穀物自給率に至っては1961年75%だったのが2018年28%にまで落ち込んでいる。人口1億人以上の国では最低だ。自給力を失わせ食料を米国に依存せざるを得なくすれば、米国への完全隷属が達成される。それがあと一息のところまで来ているのだ。主要農作物種子法廃止など主食の米を重視する政策が消え、現下の米価暴落に有効な対策をとらず、耕作放棄地が増え続けるにまかせている。合わせて輸入食料受け入れのため食の安全規制の大幅な規制緩和を進めてきた【グラフ1】。

 米国は1986年から始まったGATTウルグアイ・ラウンドで、それまで食料安全保障の観点から自由化の例外であった農業分野を自由化対象にし、日本に農産物の輸入拡大を迫るようになった。そして日本の厳しい食品安全規制を貿易障壁とし規制緩和を要求するようになった。日本の財界は自動車等の輸出拡大による貿易黒字の非難を避けるため農産物輸入促進と規制緩和が必要と大合唱をした。

 農業分野の自由化を主導した米国は自国については自由化義務免除の特権を認めさせ、大豆、小麦、トウモロコシなど強いセクターの生産過剰を輸出補助を行って生産費よりも安く輸出して調整し、砂糖、酪農、綿花など弱いセクターでは、輸入制限を認めさせて国内の自由な生産を展開した。

 米国の大豆、トウモロコシ、小麦の輸出先として日本はターゲットになった。大豆はいち早く自由化され、ガット加盟の1955年38・5万fあった作付け面積は関税撤廃された1972年には8・9万fにまで落ちた。その後米の減反による転作作物として奨励され、2016年は15・0万fとなっている。それでも自給率は7%(2017年度)でお寒い限りだ。

 トウモロコシ(飼料用、加工用)は今では、日本は世界最大の輸入国だ。

 小麦は大量の輸入急増と並行して国内生産の減少が加速し、自給率の低下が劇的に進んだ。現在小麦の自給率は16%(2019年度)しかない。

 「減反政策が始まったのは1970年で77年に「第二次生産調整」として強化された。農水省の示した減反計画は40万f。この面積は当時の九州の全水田面積に匹敵する。減反すれば奨励金を出すが、届かなかった場合はその分の罰則を科すというものだった。政策の背景には食管制度の廃止とコメへの市場経済の導入、併せて米の生産抑制、アメリカ小麦への日本市場の提供を意図する狙いもあったと思う」と菅野芳秀氏が『七転八倒百姓記』で記している。米国産小麦を消費するため米の生産抑制が政策的に図られた面がある。

 飼料自給率は25%(2020年度)だ。このうち、濃厚飼料の自給率は12%。濃厚飼料のほとんどを占めるトウモロコシ、大豆は米国産だ。飼料は米国に握られてしまったと言える。しかもそれらは9割近くを遺伝子組み換え種が占めているのだ。

 輸入飼料で育ったものを除外すると自給率は牛肉10%、豚肉6%、鶏肉8%、鶏卵12%、牛乳・乳製品12%に低下する【表1】。

 いまやまともに自給できているのは米だけとなった。しかし、米価は近年下がり続け今年は全国的に大幅下落に見舞われている。2021年産米の農協から農家に支払われる仮払金や買い取り価格が前年比で2割~4割も下落し、再生産費が1万5000円といわれるなか、軒並みこれを下回る金額で離農に拍車をかける水準となっている。出荷量が多い大規模な農家ほど打撃は大きい。

 暴落の原因は、コロナ禍で飲食業の休業・営業自粛による大幅な需要減少がある。2021年7月末の民間在庫は138万dで前年比19万d増だ。過去最大規模の在庫だぶつきに見舞われているところもある。

 在庫だぶつきのもう一つの要因が毎年77万d輸入するミニマムアクセス(MA)米だ。

 1993年、GATTウルグアイ・ラウンド農業交渉の合意で米は高関税を課して輸入を制限する代わりに、最低限の輸入機会(ミニマム・アクセス機会)の提供を行うこととなった。ミニマム・アクセス枠全量の輸入は義務ではないのにMA米の枠77万d(このうち米国産は36万d)を全量輸入し続けている。この量は年間消費量700万d弱の1割以上もの大量の米だ。政府が米価下落対策にMA米に言及しないのは米国隷属の証左だ。

 国内農業を衰退させ米国の食料に依存するようになったとして、米国が将来にわたって食料を輸出し続ける保証はない。気候変動やパンデミックなど不測の事態が生じれば、今回のコロナパンデミックで体験したように輸出国での生産が労働者の不足などで減じれば、国内優先で輸出量は減って価格は高騰する。また国際物流が麻痺、寸断されれば供給は途絶する。それに経済力が低下する日本が輸出国から将来にわたって買える保証はない。

 もうひとつの面として、食品安全規制の大幅な後退がある。日本は世界的に見て食品安全規制の厳しい国だったが、米国からの輸入食料受け入れのため規制緩和を続けてきた。その結果今では日本はジャンクフードの吹き溜まりになってしまった。

 増大する輸入食品の安全をチェックする検疫検査も形骸化した。1985年中曽根内閣は「市場アクセス改善のためのアクション・プログラム」を発表し、検疫検査の迅速化、簡便化が図られた。直接の物品検査に代わって事前に提出された届出書の審査だけで大半の貨物は通関している。要検査の判断が出た貨物でも違反の可能性の高い貨物以外はモニタリング検査だ。モニタリング検査は結果判明を待たずに通関するため、不合格の結果が出てもすでに市中に出回った後なのだ。

 収穫後の農産物に使用する殺虫剤、殺菌剤などのポストハーベスト(PH)農薬は食品残留が多くなるため日本は禁止だが米国は認めている。日本は米国産農産物を輸入するためにPH農薬を実質認めるようになった。きっかけは輸入された米国産柑橘類に防カビ用の殺菌剤が検出され、違法なPHとして積戻しにしたところ、米国が激怒し自動車に報復関税を掛けると脅された。そこでPHの殺菌剤を食品添加物の保存料とする方便を取ることで今に至っている。いま、米国は表示が必要な食品添加物扱いではなく日本がPHを認めることを要求している。

 TPP協定における日米二国間合意(2015年)で米国は食の安全基準の緩和など米国の要求に応じることを日本に確約させた。

 未指定の添加物使用の食品は輸入禁止のため、日本政府は輸入食品に使用される添加物を片っ端から指定するようになった。それで食品添加物は増大し続けている。輸入国の基準に合わせて輸出するのが貿易の原則だが日本の対応はさかさまなのだ。

 肥育ホルモン使用牛肉はEUなど世界的に輸入禁止だが、米国と豪州が使用している。日本国内では使用禁止だが輸入の検疫検査はモニタリング検査のため尻抜けなのだ。ロシアのように不使用証明のあるもののみ輸入とすべきだ。

 食肉中の肥育ホルモン調査(2009年日本癌治療学会発表)によれば、米国産牛肉の脂身は日本産の140倍、赤身では600倍もの残留だった。1991年の牛肉自由化後輸入牛肉の消費量増加と並行して乳癌、前立腺癌は急増している。

 遺伝子組み換え(GM)作物はリスクを示す研究が多く示され、厳しい規制で輸入を阻止する国々が多い。米国を中心に生産されるGM大豆やトウモロコシなどは日本が一番輸入し、認可数でも世界一だ。GM作物は主に除草剤グリホサート耐性であるためグリホサートも残留し、GMとグリホサートのダブルのリスクがある。

 小麦は、米国、カナダからの輸入に依存している。これらの国では小麦の収穫直前に除草剤グリホサートを散布して枯らす処理をしている。農水省は毎年輸入小麦のグリホサートの残留調査を行っており、米国やカナダ産の輸入小麦からはほぼ100%検出されている。

 輸入小麦使用の小麦製品は多岐にわたるが、民間の検査機関によって検査された市販の食パンや学校給食のパン【表2】からは、おしなべて検出されている。

 日本政府は2017年に輸出国の使用実態に合わせグリホサートの残留基準値を大幅に緩和した。小麦は6倍に緩和された。政府は自給率が低いものは輸入が滞っては困るからと説明する。

 2015年世界保健機構(WHO)の国際がん研究所はグリホサートをヒトに発がん性が疑われる2Aランクに引き上げた。がんに加え環境ホルモン作用、出生異常、脂肪肝、子どもの神経への作用が明らかになっている。2019年国際産婦人科連合は、胎盤を通過し、胎児に蓄積する可能性があり、予防原則に立ち世界規模でのグリホサート禁止を勧告した。


 国産小麦や米粉使用のパンからはグリホサートは非検出であり、自給率を上げることが強く求められる。

種子法廃止も米国からの要求

 気候変動のもと食料安全保障が一層強く求められるが、自給を危うくする、主要農作物種子法(種子法)の廃止がなされた。種子法は日本の食料安全保障の土台を支える法律だった。種子法により米、麦、大豆は農業試験場など公的機関が品種開発し、遺伝子資源を保全・育成し、優良品種を低価格で農家に供給してきた。しかし「規制改革推進会議」の提言により、2018年3月廃止された。

 「規制改革推進会議」はTPP協定の日米合意にもとづき内閣府に設置された。合意文書には「日本国政府は……外国投資家その他利害関係者から意見および提言を求める。意見及び提言は、……定期的に規制改革会議に付託する。日本国政府は規制改革会議の提言に従って必要な措置をとる」とあり、米国(多国籍企業群)の要求を直接受け入れる売国窓口なのだ。

 関連して2017年施行された農業競争力強化支援法では国や都道府県が持つ育種素材や施設、技術を民間に提供し、民間の品種開発を手助けし促進することや既存の多数の銘柄を集約することになった。こうして米など穀物種子は民へ払下げとなった。主食穀物まで企業に明け渡す国は日本だけだ。政府は食料安全保障を放棄したと言える。

 一握りのGMや農薬の巨大アグリビジネスは現在種子市場の80%を占有している。野菜種子は種取ができないF1(ハイブリッド)となり、次の標的は穀物だ。公的種子をなくし、農家の種取を禁止して、かれら企業の種子に置き換える戦略が進められている。

 彼らは種子にかけた特許や品種登録の知的所有権を盾にして種取り禁止、種の交換禁止、種籾の保存禁止とし、種は企業から毎年買うしかない世界を作ろうとしている。

 そして現在彼らがこぞって傾注するのはゲノム編集だ。
 ゲノム編集はDNAの狙った塩基配列をピンポイントで切断することで変異を起こさせる遺伝子改変技術だ。米国政府はこれらの企業の為にゲノム編集作物の栽培は規制せず表示なしとし応用化を後押ししている。

 ゲノム編集作物は自然の突然変異と同じと開発者らは主張するが、作出過程で遺伝子組み換え技術を使用し、明確に遺伝子操作作物なのだ。そのため欧州司法裁判所はGM同様の規制適用を裁定し、EUでは安全性評価、環境影響評価、トレサビリティ、表示が必要とされた。NZもドイツも同様の決定をした。

 ゲノム編集が抱える根源的課題は、標的部位と類似の標的外のたくさんの部位でDNAを切断する「オフ・ターゲット変異」が避けられないことだ。また標的箇所において切断後のDNAの自然修復のプロセスにおいて染色体の破砕が起こる決定的リスクが最近の研究で明らかになった。

 ゲノム編集食品は安全確認がされていない。GMの歴史は20年程度、ゲノム編集はさらに新しいバイオテクノロジーで、リスクはまだ定まっていない。動物に食べさせての安全性評価はされておらず、いまだ統一された評価法もないのだ。

 2019年にトランプ前大統領がGM市場拡大のための戦略策定を求める大統領令に署名し、「ゲノム編集作物製品の障壁を取り除くための措置を講じる」ことを求めた。日本は即、米国に追随し、任意の届出で流通を認め、表示不要を発表。そして2020年12月にサナティックシード社のGABA高蓄トマトの届出を受理した。これは米国のゲノム編集大豆油に続く世界で2番目の応用化だ。すでに苗が一般消費者4000人に配布された。また青果のトマトのインターネット販売が始まっている。開発者の筑波大学の江面浩教授が技術担当取締役に就任したサナティックシード社はHPで2020年8月に米国農務省によって外来遺伝子を含まず規制の対象とならないと判断されたと記載。米国のお墨付きを得た後、政府との非公開の会合を経て12月11日に国への届出が受理された。日本で開発し、国内流通のものが、なぜ米国にお伺いを立てる必要があったのか。

 応用化するには高額の特許料支払いが必要で、ハードルが高い。デュポンとダウの合併で創られたコルテバ社はゲノム編集技術(CRISPR)に関するほとんどの特許を管理しほぼ独占的に管理している。米国はコルテバが持つゲノム編集の特許について便宜を図り日本での応用化を後押ししたのではないだろうか。米国で開発が進むゲノム編集作物の輸出のために、まず国産のゲノム編集トマトを流通させ、日本の消費者がゲノム編集食品を受容する環境を整えたいとの思惑が働いていると感じる。

 この思惑に応えるかのように日本政府は矢継ぎ早にゲノム編集の肉厚マダイ、早く太るトラフグも届け出受理した。世界で突出してゲノム編集食品の応用化を進める日本はゲノム編集食品の人体実験場になろうとしている。

 アグリビジネスは緑の革命以来、自給的農業から外部資材(企業)依存の農業への転換を促す戦略を展開してきた。現在彼らは知財を利益の源泉として重視する。バイテク種子は知財で固められ、AI化などテクノロジー依存の農業が推進されているが、それらもまた知財で農業を囲い込む。

日本が目指すべきは有機自給国家

 日本はアグリビジネスの利益のために国民の健康や国内農業を差し出し、犠牲にしてきた。食の汚染が子どもたちのアレルギー、発達障害などの疾病を増大させている。

 アグリビジネスの浸食を許さない真の独立国になるためには食料自給が必須だ。めざすべきは有機自給国家だ。有機農業による地域自給圏を全国に作り上げること。学校給食が突破口となる。自治体が公共政策として地元の有機農産物を買い上げ給食に使うことで、子どもたちの健康に寄与し、有機農家が増えて有機面積が拡大し環境が回復する。有機自給国家こそ日本自立の要と思う。

https://www.chosyu-journal.jp/shakai/22515
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/433.html#c12

[リバイバル3] グッドマン・スピーカーの世界 中川隆
5. 2022年1月11日 13:20:42 : oY1LNLle9o : emVhbVdPZ1BWZms=[9]
「音楽&オーディオ」の小部屋
快調だった「試聴会」の立役者
2022年01月11日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/8613889925048f1dff5cc4368a8f42cb


久しぶりにオーディオ仲間のYさんに来ていただいて「新年初の試聴会」を開催した(9日)。

「別に他人に迷惑をかけるでもなし、自分が気に入ってさえいればそれでいい」というのが「オーディオ」だが、ときどき「別の耳」からのご意見を伺うと「なるほど、そういう聴き方もあるのか」と、向上のきっかけになることが多い、少なくとも我が家ではそう・・。

そのうえ、実際にフルート奏者として生の音に馴染んだ「Y」さんの耳はとても鋭いうえに(サウンドに対する)指摘も的を得たものが多い。

したがって、駄耳の自分とは意見が食い違うことが多いが(笑)、むしろ「”なあなあ”の関係よりもその方がいい」とさえ思っている。

そして、Yさんが我が家にお見えになる理由というか、お目当てはただ一つ。それは「AXIOM80」を聴くこと。

このSPは自分にとってはちょっと神経質すぎるサウンドで決して「手放しで良し」とはしていないが・・。

したがって現在「トライアクショム」を愛用している最中だが、Yさんのことだから試聴の途中できっと「AXIOM80を聴かせてくれませんか」と言い出すに決まっている(笑)。

そこで、前もって予防措置を講じることにした。

というのも、スピーカーをSPスタンドに載せたり降ろしたりの交換をしやすいように箱に「取っ手」を付けてみよう・・。

当日の午前中に「100均」に駆け込んで物色すると丁度よさそうなものがあった。2ペア用として計8個購入(440円)してすぐに取り付けた。

SPボックスの左側面上部に1つ、右側面下部に1つで両脇に1個づつ取り付けてみたところ、見違えるほど上げ下ろしが楽になった。何よりも手が滑って箱を落下させ貴重なユニットを破損させないで済むのがありがたい。

ただし、これは市販の豪勢な箱では無理だが、お粗末な「自作の箱」(板厚:1.2cm)だから出来る話(笑)。

そして、実際に試聴に入ったところ、案の定10分もしないうちに「これでは、まるで隣の部屋で鳴っているようなサウンドを聴いているようなものです。長く聴くには疲れないのでしょうが・・、ぜひAXIOM80を聴かせてくれませんか」。

そこで、「そういうことだろうと、前もって降ろしやすいように取っ手を付けましたよ」と種を明かすと「ワッハッハ」と、腹を抱えて笑われた。

「AXIOM80」の登場でようやく落ち着いてサウンドに没頭されるご様子。

本日持参されたCDは「ニコレ」(フルート)が吹くバッハ全集。やはりニコレのバッハとなると、他の追随を許さずゴールウェイやシュルツなどはお呼びでないそうで〜。

アンプは、はじめは「WE300Bシングル」だったが、このところ「2A3シングル」がお気に入りのご様子ですぐに所望があった。

このアンプの方が「AXIOM80」と相性がいいそうで、おそらく出力管が定評のある「VISSEAUX」(フランス:刻印)だからではないかと秘かに睨んでいる。

ニコレの次にモーツァルトの「ヴァイオリンとビオラのための協奏交響曲K364」を聴いていただいたところ「やはり弦楽器の再生にかけてはAXIOM80の右に出るユニットはありませんね、弓が弦に当たる感じを克明に再現してくれます。」

「そうですかね・・・」

ほかにも「PL100」「スーパー10」など、聴いていただきたいユニットが目白押しだったが、ここまでAXIOM80を絶賛されるとつい言いそびれてしまった(笑)。

3時間ほど、いろんな曲目を試聴していただいたが、お帰り際に「今日はことのほかAXIOM80の透明感と音色の艶が抜きんでていました。どこか代えたのですか。」

そこで「おそらくプリアンプの球を代えたせいではないかと思いますよ〜」と返事しておいた。

「特定の球を挙げて煽っている」と誤解されると、本意ではないので匿名にして仮に「Y球」としておこう。

北国の真空管博士によると「Y球は12AU7と12AX7などの汎用球と違って純粋にオーディオ用に開発された球です。たしかGEが開発したと思いますがオークションでもお値段が張って高いですよ。」

たしかに、頷ける話で「低ノイズ」に加えて、切れ味と艶があってさしあたり欠点が見当たらない。

仮に初段管を「庶民球」と「貴族球」に分けるとすると明らかに後者ですね〜。

もしかして、今回の試聴会の立役者はこの「Y球」だったのかな・・(笑)。

https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/8613889925048f1dff5cc4368a8f42cb
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1079.html#c5

[リバイバル3] 酷い音のインチキ・レプリカを量産して伝説の評価を落とした Goodmans Axiom80 中川隆
83. 中川隆[-14272] koaQ7Jey 2022年1月11日 13:21:03 : oY1LNLle9o : emVhbVdPZ1BWZms=[10]
「音楽&オーディオ」の小部屋
快調だった「試聴会」の立役者
2022年01月11日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/8613889925048f1dff5cc4368a8f42cb


久しぶりにオーディオ仲間のYさんに来ていただいて「新年初の試聴会」を開催した(9日)。

「別に他人に迷惑をかけるでもなし、自分が気に入ってさえいればそれでいい」というのが「オーディオ」だが、ときどき「別の耳」からのご意見を伺うと「なるほど、そういう聴き方もあるのか」と、向上のきっかけになることが多い、少なくとも我が家ではそう・・。

そのうえ、実際にフルート奏者として生の音に馴染んだ「Y」さんの耳はとても鋭いうえに(サウンドに対する)指摘も的を得たものが多い。

したがって、駄耳の自分とは意見が食い違うことが多いが(笑)、むしろ「”なあなあ”の関係よりもその方がいい」とさえ思っている。

そして、Yさんが我が家にお見えになる理由というか、お目当てはただ一つ。それは「AXIOM80」を聴くこと。

このSPは自分にとってはちょっと神経質すぎるサウンドで決して「手放しで良し」とはしていないが・・。

したがって現在「トライアクショム」を愛用している最中だが、Yさんのことだから試聴の途中できっと「AXIOM80を聴かせてくれませんか」と言い出すに決まっている(笑)。

そこで、前もって予防措置を講じることにした。

というのも、スピーカーをSPスタンドに載せたり降ろしたりの交換をしやすいように箱に「取っ手」を付けてみよう・・。

当日の午前中に「100均」に駆け込んで物色すると丁度よさそうなものがあった。2ペア用として計8個購入(440円)してすぐに取り付けた。

SPボックスの左側面上部に1つ、右側面下部に1つで両脇に1個づつ取り付けてみたところ、見違えるほど上げ下ろしが楽になった。何よりも手が滑って箱を落下させ貴重なユニットを破損させないで済むのがありがたい。

ただし、これは市販の豪勢な箱では無理だが、お粗末な「自作の箱」(板厚:1.2cm)だから出来る話(笑)。

そして、実際に試聴に入ったところ、案の定10分もしないうちに「これでは、まるで隣の部屋で鳴っているようなサウンドを聴いているようなものです。長く聴くには疲れないのでしょうが・・、ぜひAXIOM80を聴かせてくれませんか」。

そこで、「そういうことだろうと、前もって降ろしやすいように取っ手を付けましたよ」と種を明かすと「ワッハッハ」と、腹を抱えて笑われた。

「AXIOM80」の登場でようやく落ち着いてサウンドに没頭されるご様子。

本日持参されたCDは「ニコレ」(フルート)が吹くバッハ全集。やはりニコレのバッハとなると、他の追随を許さずゴールウェイやシュルツなどはお呼びでないそうで〜。

アンプは、はじめは「WE300Bシングル」だったが、このところ「2A3シングル」がお気に入りのご様子ですぐに所望があった。

このアンプの方が「AXIOM80」と相性がいいそうで、おそらく出力管が定評のある「VISSEAUX」(フランス:刻印)だからではないかと秘かに睨んでいる。

ニコレの次にモーツァルトの「ヴァイオリンとビオラのための協奏交響曲K364」を聴いていただいたところ「やはり弦楽器の再生にかけてはAXIOM80の右に出るユニットはありませんね、弓が弦に当たる感じを克明に再現してくれます。」

「そうですかね・・・」

ほかにも「PL100」「スーパー10」など、聴いていただきたいユニットが目白押しだったが、ここまでAXIOM80を絶賛されるとつい言いそびれてしまった(笑)。

3時間ほど、いろんな曲目を試聴していただいたが、お帰り際に「今日はことのほかAXIOM80の透明感と音色の艶が抜きんでていました。どこか代えたのですか。」

そこで「おそらくプリアンプの球を代えたせいではないかと思いますよ〜」と返事しておいた。

「特定の球を挙げて煽っている」と誤解されると、本意ではないので匿名にして仮に「Y球」としておこう。

北国の真空管博士によると「Y球は12AU7と12AX7などの汎用球と違って純粋にオーディオ用に開発された球です。たしかGEが開発したと思いますがオークションでもお値段が張って高いですよ。」

たしかに、頷ける話で「低ノイズ」に加えて、切れ味と艶があってさしあたり欠点が見当たらない。

仮に初段管を「庶民球」と「貴族球」に分けるとすると明らかに後者ですね〜。

もしかして、今回の試聴会の立役者はこの「Y球」だったのかな・・(笑)。

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