[政治・選挙・ＮＨＫ276] ＜山本太郎、特別出演＞劇場版《仁義なき都構想 第三話》2000億円で景気回復するんやったらええやん！編　 赤かぶ
17. 2020年10月30日 11:24:26 : 6FI7aLk1ig : emovQ2cxVExGVVE=[1]
04＞「今やられている事は何か？と言ったら、大阪市民に対しての愛なんて微塵も無い大阪の政治ですよ。それが姿を表して、住民投票として11月1日に行われる」

　我が国近世市場経済は、大坂を中心に始まり、それが全国に波及した。その大坂経済は全国物産の集積拠点として、あるいは流通・交易の中心として、江戸経済が成長するまでは抜きんで居た。単に経済規模の大きさだけでなく、堂島米先物市場の「帳合米」「米切手」の仕組みなど効率的な市場機構の点でも、当時の世界に先駆けるものであった。大坂が関わった当時の記録みても、1617大坂-江戸積油問屋結成・1619堺船問屋-菱垣廻船開始・1624-大坂泉屋平右衛門-江戸大廻問屋開始・1629大坂天満組惣会所完成・1638大坂銅屋仲間許可等々、大坂は当時のヴェネチアやロンドンに匹敵か、あるいはそれを上回るスケール持つ金融商業都市であった。世界歴史遺産に申請してもいいくらいの、歴史と伝統と格式持つ、他所が羨む程の都市であったし、政令指定都市の今も同じことは言える。
　“大阪都構想”とかで、この歴史と伝統の魅力ある大阪（坂）を廃止し、岩屑みたいに分割切り売りしバーゲンセールするそうだが、到底理解できないし、ヴェネチアやロンドン市民が聞いたら相当魂消げると同時に、心底呆れるよ。二重行政の廃止とかで、僅かな掴み金にありつけることが理由らしいが、この世は銭カネだけかいな。都構想推進勢力のイデオロギーは新自由主義だが、この考え方がここ十年の大阪をスポイルしてきた。それ以前の大坂は、戦後同和等の介入で混乱させられてきたことは事実だが、それを口実とする更なる“新自由主義”という化け物によって、大阪収奪消滅をするのを見逃すことは出来ない。
箕面で学び大阪で育った山本太郎が、悲しさで涙流すんも分かるよ。ローマは１日にして成らず、先人が営々と築いてきた大坂を、11月1日の一瞬にアッサリとガムみたいに投げ捨ててよいのか。

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