9. 2020年2月18日 03:11:41 : cmbCJuX49E : eE9JL0pIVHV0bVE=[1]
外傷性脳損傷
米国はイラク、アフガニスタンの帰還兵の帰国後の行動異常から問題化して、酷似するところだと、映画「コンカッション」(主演 ウィル・スミス)ではアメリカンフットボール選手が繰り返す脳震とうが問題化した。
要は、脳損傷はMRI検査やCTでは映らない。脳細胞を顕微検査することで初めて「異常」がわかる。つまり、被験者が亡くならないと脳損傷の有無を確定検査できない。そのために神経診断学を用いて、神経眼科、神経耳鼻科、神経泌尿器科、身体障害や精神障害(器質性認知障害、日本では行政用語で高次脳機能障害)などを複合的に検査し診断する。例えば、身体の麻痺が脳神経か、脊椎か、末梢かに分類されるように、結果を診ることで損傷の原因を明らかにすることは可能だ。
ちなみに日本では、交通事故を筆頭に、高所からの落下、転倒、スポーツ外傷、幼児の揺さぶりなどで発症する。特に交通事故は損害賠償=損害保険との関連から、脳損傷が画像に映らないことをいいことに保険会社への忖度で労災審査も裁判所も機能していない。つまり、被害者は補償を受けられず自死する者も少なくない。それだけ脳損傷の後遺症は苦しい。本人だけではなく、周囲も大変なのだ。
http://www.asyura2.com/19/warb23/msg/194.html#c9