623. 2022年5月24日 10:29:23 : tAXHicUgKA : dy9hWEQ5bm94OFU=[1]
近所に住むAのことなど
2022年05月23日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1868.html
中津川市の山深い我が家は、半世紀ほど前に作られた別荘地の一部を買ったものだ。
半世紀前バブル勃興期には、こんな土地が、裕福な名古屋市民の別荘地として、坪10万円程度で売り出されていた。ところが、私が移住した2003年には、すでに実売価格で坪1万円程度に価値が下がっていた。
バス便が廃止された2022年現在の取引価格は、坪4000円程度まで下落している。
農業委員会から、耕作放棄地を買い取れるなら、たぶん坪2000〜3000円程度で買えると思う。(業者価格は数倍する)
ここは名古屋のヤクザ系不動産会社が開発した別荘地だが、すでに会社は倒産し、Sという社長も、とっくに死亡したと聞いた。
不動産企業は、バブル期にボロ儲けしたが、その後は鳴かず飛ばずで、中津川市内山間部には、半世紀前に開発された「売れない別荘地」が山ほど残り、誰も買わないまま経営を圧迫しているように見える。
近所でいえば、JT(旧専売公社)の笠置山開発地などは、一つも売れなかったようで、今は荒廃した無残な姿をさらけ出している。設置された罠檻には、ときどき熊がかかっている。
2003年に私が移住したとき、権利を買って販売した地元のUという会社が、S社にきちんと話をつけてなかったことで、我が家に道路使用権がないということを知らなかった。
ある日、Sがトラックで乗り付けてきて、我が家の出入り口を封鎖した。
警察を呼んで長いイチャモンが始まったが、結局、民法上、居住生活権が道路占有権に優先するため、Sは引き上げていった。
U社に苦情を言ったら、S社に対し、30万円程度の道路使用権を支払うことで合意したようだ。
そのU社もS社も、すでに情報が途絶えているので解散してしまったのだろう。
それからは平穏無事に過ごしているといいたいところだが、実は、はるかに恐ろしい事態に巻き込まれたことは、すでに何度も書いた。
引っ越してきたとき、すぐ近所に住んでいたAという男が、「おまえは誰の許可を受けて、ここに住んでる」とイチャモンをつけてきた。
まったく理不尽な言いがかりで、あまりに態度が居丈高で悪いので、引っ越しの挨拶をすることもできなくなった。
とんでもない人物がいたもんだと思ったが、その後、敷地内の山菜が根こそぎ盗まれたことがあった。これは夜中にA夫妻がやったことが、監視カメラのビデオから分かった。
その後、私が敷地内に浄化槽を作ったり、ニワトリを飼育したりするたびに、嫌がらせが行われるようになった。
敷地内の雑草を燃せば、消防車が飛んでくるし、浄化槽を設置すれば、中津川市の役人が大量に監査に入る。ニワトリを飼えば、鳥インフルエンザの検査にくるなどで、これらは、すべてAが通報したものだった。
そして三年ほど前から、敷地内の工作場から、さまざまなものが盗まれるようになった。アマ無線機など高価なものもあり、被害額は数十万円に上った。
また、車が頻繁にパンクするようになった。調べてみると、すべて前輪タイヤばかりで、木ネジが打ち込まれていて人為的以外ありえなかった。
そこで、センサーライトと監視カメラをつけて夜見張っていたら、Aが来て、ライトがついた瞬間、もの凄い勢いで逃げ出した。
すべてAの仕業だった。Aは、80歳近い老人でありながら、若者のように素早い動きで全速で走って逃げた。また、7台も設置した監視カメラのSDカードを抜き取ったり、動画データを削除したりをプロなみに行った。
あるとき、絶対に分からないよう設置した監視カメラがAに盗まれたので、中津川警察に連絡したが、彼らは、私が自作自演でやっているようなことを言って帰っていった。
蛭川駐在に電話したとき、まともに信用しなかったので、不安を抱いたが、その通りになり、警察がまったくアテにならないことを思い知らされた。
それから、昨年11月9日に起きた出来事は、大晦日のブログに詳しく書いた。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1721.html
だいたい上のリンクに書いた通りだが、警察というのが、どれほどデタラメな組織で、誰一人信用できないことを思い知らされたのだ。
それからというもの、私は監視カメラを増やし、証拠がとれ次第、弁護士を通じて地検に直接告訴し、300万円の賠償訴訟を起こすことを決意した。
心底ひどい目に遭わされた中津川警察には、大恥をかかせてやるつもりでいた。
Aは、性懲りもなく、頻繁に侵入し、工具類を盗み続けた。夜中に懐中電灯の光が見えたので駆けつけるとAが逃げてゆくのが見えたが、捕獲できなかった。もし確保できたなら、怒りのあまり殺害していたかもしれない。
また、井戸の回りには針金で囲い、電流を流した。私の皮膚にヒ素中毒らしき白斑が現れたからで、Aならヒ素を井戸水に投入しかねないと思ったからだ。
2月中旬、電流針金を設置してから数日後、夜中に「あっ」という男の声と音がした。
寝ていたが、たぶんA井戸から侵入しようとして感電したのだと思った。100Vで死ぬことはないが、接触通電剤を塗っておいたから火傷くらいはしてほしかった。
以来、4ヶ月近く、Aは一切姿を現さなくなった。
近所のAの家の前には、Aと妻の車が駐まっているので、一見Aがいるように見えるが、たぶん、Aの妻が、盗み癖が取れないAに手を焼いて、娘のところにでも預けているのだろうと思った。
だが、いずれ必ず帰ってくるし、帰ってくれば、また盗み始めるのが目に見えるようなので、しばらく、じっくり様子を見ることにした。
Aは真夜中に上下真っ黒の服を着て、近所をうろついていて、近寄ってゆくと素早く茂みに隠れるような人物なので、おそらく車上荒らしなどもやる、長い経験を積んだプロの泥棒なのだろう。
最初のうちは、私も甘く考えていて、警戒心が薄かったのだが、だんだん、手口が本当のプロの泥棒だと分かったので、監視カメラや位置センサーを設置するなどして数十万円を費やした。
だが、絶対に分からない場所に設置した監視カメラを容易に見つけ出し、その場でSDカードの改編削除(スマホで可能)までやる人物なので、凄腕の泥棒なのだ。
聞いていたAの経歴は、すべてウソだった。だが、県立図書館で調べてもAの犯歴が出てこない。それは個人情報保護法のせいもあるのだが、おそらく証拠隠滅のプロなので、結婚などで姓名を変えて、前科を検索できないようにしているのだと思った。
こんな人物が、当地の先住者としていた理由は、ここがAの隠棲場所として都合の良い、本当の田舎だからだろう。
当地の別荘地の先住者は、近所の整骨医に聞いた話では、浮気して妻に追い出された校長が数名もいて、その他の人物も、全員が胡散臭いという。
もちろん、私もその一人だ。名古屋時代は、赤軍派シンパと目されて公安警察に監視を受けていたし、それは今も続いている。
だが、残念ながら、私は赤軍派ではなく、自称ベ平連有志にすぎない。
こういうことを書くのも、Aによる被害が、どうも全村にわたっているらしいことが分かってきたからだ。
こうした、本当に不便な山村の別荘地の先住民は、いろいろな「訳あり」であることが多い。世間から焦点を当てられずに、余生を過ごしたいのだ。
これから田舎に移住する人たちには、不便を承知で住んでいる別荘先住者について、必ずしも「良い人」ばかりではないことを注意喚起しておきたい。
それでも山村暮らしはいいものだ。早朝起きると、目の前にカモシカや鹿がいる。昼間でも平然と狸が歩いて行く。絶滅危惧種である日本兎や、雉たちも群れをなしてやってくる。アライグマやハクビシンが畑を荒らしにくる。
もちろん、熊も大手を振ってやってくる。
ああ……自然豊かなんだ……鶏は良いペットになってくれる。しかし、上空には大鷹が舞っていて、居着いて、可愛い鶏を虐殺してゆく。
畑には、しょっちゅうマムシが現れる。作物の虫を食わせるために、カエルやトカゲを大量に野放しにしているからだ。
恐ろしい大ムカデが室内を徘徊し、ときおり布団のなかにまで侵入し、激痛の咬傷を残してくれる。得体の知れない刺し虫がたくさんいる。
私は豊かな自然と泥棒のいる、この土地が好きだ。離れるつもりはない。
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