32. 2023年7月27日 08:45:07 : Q8MBgF5TEo : dUVOUU9SY0JhOS4=[1]
>>16 エッセイ集の中では故郷・熊谷市が空襲で
燃え盛る姿を、父と共に見つめていたことが生生しく書かれている。
クサすつもりはないんだが、
数年前に本田靖春の『疵』で、ヤクザの花形敬のルポを読んだ
(新聞記者上がりの本田靖春は1933年生。生きていたら、森村氏とほぼ同じ世代だろう)
そこで視るかぎり、戦後生まれの人間が漠然と知った気でいる”戦前生まれ”への
イメージは相当ずさんなものであるということさ
つまり、生まれが数年違うだけで、戦前に生まれているだけでもその戦争体験は大きく変わる
よほど近現代史、軍国政治体制に関する前提がないと、
敗戦前後に旧制中学に入る手前くらいの世代、そこで見た風景というのは、
開戦前後に、既に大学生以上の成人が見ていた社会風景とは全く異なる
あなたに限らないが、ゲンダイの主筆にしても
おそらく加藤周一や大江健三郎、丸山眞男の随筆や回想録をきちんと読んだうえで
こういう意見記事を書いているわけではない。残念だが、そういう世代がすでに自称左翼の
間でさえも風化しつつある、それが世論の無関心以上に問題なんじゃないか
近年は、『はだしのゲン』が広島市の教育委員会から閉架図書扱いにされて
抹殺されるような時代だ。ひめゆり学徒隊の悲劇と記憶「だけ」を金科玉条に
反戦平和だけを訴えても、ネトウヨの後出しで揚げ足をとれる時代でもある
不勉強なゲンダイが、世界のサカモトとか俳優、
著名人の言葉をつぎはぎしているだけでは、ネトウヨの向こうに拡がる
戦争なんて教科書の内容さえ覚えていでいない一般有権者にその値打ちを
訴える力は先細る一方。ネトウヨの増殖以上に、最近は自称サヨクの教養水準がヒヨワ
そう思うね
http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/278.html#c32