5. 2019年10月07日 22:12:59 : wmcSfxAwYk : dUNZczJFNjI0clU=[1]
本文コメント>「アメリカに従って憲法を破り世界の果てまで自衛隊を戦争に駆り 立てようと躍起になっている。そんな、憲法まで破る勢力が「保守で ある訳はない」
心の叫び、魂の雄叫び
『戦後74年、わが国は一度として、ま他国との戦火を交えたことはありません。平和の国として不戦を貫くことができています。これは憲法九条の力であり、だからこそ憲法九条は世界遺産なのです。これはどんなことがあって次の世代につないでいかねばならない、われわれの世代だけのものであってはいけないと思っています。
あの大東亜戦争で、多くの人が無念の思いで命をなくし、その結果として、子どものために人生のすべての幸せを捨てた戦争未亡人はじめ多くの戦争遺族の血と汗と涙が流されました。その血と汗と涙が流が、憲法九条には込められています。そう簡単に、この憲法九条を改正する議論をやってもらっては困るし、やるべきではないと思うのです』*
古賀誠氏(自民党元幹事長)の新刊本『憲法九条は世界遺産』の一節である。戦争未亡人の母親が、行商して粉骨砕身で子供達を育ててくれた、その母親の背中を見て育った古賀氏だったが、母親だけなぜこげんに苦労するんだ、何故戦争したんだ、周りになぜこげんに戦争未亡人が多くいるんだ、戦争を止めるんはどうしたいいか。それが、古賀氏の政治家を志した原点でもあったし、その道は憲法九条を守る道でもあった。
単に口先や建前や思惑からでなく、古賀氏の全人生の体験を通しての主張であるだけに、主張というより、心の叫び、魂の雄叫びであるだけに、憲法九条を守れという著者の声は説得力がある。国会が始まり改憲論議が騒がしくなった今、ガムでも捨てるような軽い気持ちで論議してはならないだろう、大先達の声にも耳を傾けるべきだ。
*古賀誠『憲法九条は世界遺産』(かもがわ出版、2019.9、p42)
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/283.html#c5