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[近代史5] 資本主義とは何か _ コロナ禍の3ヶ月間で米国富裕層の資産62兆円増 背景に大規模金融緩和 中川隆
2. 2022年1月17日 20:06:47 : penRcnQjNE : dTd2dG43MEpXSTY=[1]
億万長者の資産、コロナ禍で増加の一途 上位10人で最貧層31億人の6倍に
2022.01.17

世界の億万長者の資産合計が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の間に5兆ドル(約572兆円)増えたとの推計がまとまった/Getty Images
世界の億万長者の資産合計が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の間に5兆ドル(約572兆円)増えたとの推計がまとまった/Getty Images

ロンドン(CNN Business) 国際NGOのオックスファムは、資産10億ドル(約1100億円)以上を持つ世界の億万長者の総資産が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の間に5兆ドル(約572兆円)増えたとの推計をまとめた。世界では何百万人もの人がコロナ禍で貧困状態に陥っており、貧富の格差は一層深刻化している。

オックスファムは米誌フォーブスのデータをもとに報告をまとめた。それによると、億万長者の富の合計は、2020年3月の8兆6000億ドルから21年11月には13兆8000億ドルとなり、過去14年の合計を上回る増加となった。世界長者番付上位10人の富の合計は2倍以上になり、1日13億ドルずつ増えた。

今回の報告は、今週開かれる世界経済フォーラムのオンライン会合「ダボス・アジェンダ」を前に発表された。オックスファムは、超富裕層がパンデミックの間に得た利益に対する課税を強化して医療やワクチンの予算に宛て、差別問題や気候危機への対応に取り組む必要があると各国政府に訴えている。

「中央銀行は経済を救う目的で金融市場に何兆ドルも注ぎ込んでいるが、その大半は株式市場ブームに乗った億万長者の懐に入っている」とオックスファムは指摘する。

テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)やアマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏を含む世界長者番付上位10人の総資産は、世界の最貧層31億人の資産を合わせた額の6倍になった。

世界銀行の推計によると、20年は世界で9700万人が極度の貧困に追い込まれ、1日2ドル以下で生活している。世界最貧層の人口は、20年以上ぶりに増加に転じた
https://www.cnn.co.jp/business/35182165.html

最富裕層500人、昨年だけで116兆円の資産増 格差の大きさ浮き彫りに
2022.01.05

米企業家のイーロン・マスク氏など最富裕層500人が過去1年に1兆ドル(約116兆円)資産を増やしたことがわかった/Maja Hitij/Getty Images
米企業家のイーロン・マスク氏など最富裕層500人が過去1年に1兆ドル(約116兆円)資産を増やしたことがわかった/Maja Hitij/Getty Images

ニューヨーク(CNN Business) 世界で最も裕福な人々が昨年、合わせて1兆ドル(約116兆円)資産を増やしたことがわかった。ブルームバーグ・ビリオネア指数で明らかになった。

世界一の富豪であるイーロン・マスク氏だけでも、過去12カ月のみで1180億ドル(約13兆7000万円)近くの富を得た。一方で国連は、2021年に1億5000万人が貧困層に転落したと推定している。

他の大資産家の中でも稼ぎ手となったのは、627億ドル(約7兆2800億円)の増加となった高級ブランドを扱う大物のベルナール・アルノー氏。それぞれ470億ドル(約5兆4500億円)と450億ドル(5兆2200億円)の増加となったグーグルのラリー・ペイジ氏とセルゲイ・ブリン氏。

米メタのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)にとって昨年は悪夢の年となってしまったが、それでも依然として約250億ドル(約2兆9000億円)の資産増となった。

21年は、労働市場の逼迫(ひっぱく)を受けた賃金上昇および労働組合の組織化への新たな取り組みにより、勤労者の年と記憶される可能性もある。一方、世界の0.001%の人々による天文学的な資産増加が、勤労者と彼らが仕える経営陣および株主との間における貧富の格差の大きさを明確に示した形となった。

ブルームバーグ通信によると、ビリオネア指数における500人の純資産の合計は今や、8兆4000億ドル(約975兆円)を突破。この数字は、米国および中国を除いた国々における1国の国内総生産(GDP)を超えるものという。

https://www.cnn.co.jp/business/35181650.html
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/570.html#c2

[近代史5] 最強はどれ⁉︎牛丼史上人気を誇る吉野家・すき家・松屋の牛丼を徹底比較! 中川隆
2. 2022年1月17日 21:28:35 : penRcnQjNE : dTd2dG43MEpXSTY=[5]
中国人が牛丼・牛タンの魅力に気付き始めた…日本で価格高騰、強大な購買力に敗北
https://biz-journal.jp/2022/01/post_274686.html
2022.01.16 文=竹谷栄哉/フリージャーナリスト Business Journal


 昨年、松屋、すき家、吉野家の牛丼チェーン大手3社が牛丼の値上げに踏み切った。牛丼に使われる米国産牛肉の価格が高騰しているためで、新型コロナウイルス禍からの立ち上がりが早かった中国での需要増が背景にある。牛タン価格も高騰するなど中国との牛肉争奪戦は日常の食卓にまで影響を及ぼしつつある。


■すき家が6年8カ月ぶりに牛丼を値上げ、吉野家、松屋も、原材料の米国産バラ肉が2倍に


 牛丼チェーンのすき家は昨年12月、主力商品の牛丼の並盛の価格を350円から400円に50円引き上げた。牛丼の値上げは15年4月以来、6年8カ月ぶりとなる。他の牛丼大手、吉野家と松屋も昨年中に値上げに踏み切っており、典型的な「安くてうまい」庶民食である牛丼の値上げは社会に衝撃を与えた。


 牛丼の価格が上がったのは、米国産の「ショートプレート」と呼ばれるバラ肉の価格高騰によるもので、農畜産振興機構の調査によると、輸入品の卸売価格は21年は3月から高騰を始め、前年比1.5倍から2倍で推移している。昨今の円安進行などがそれに拍車をかけた格好だが、これだけ原材料の価格が上がれば値上げせざるを得ないのは当然だろう。


■食肉卸「牛丼用の肉は米国人が見向きもしない部位で安く調達できたが、中国人がうまさに気付き始めた」


 このショートプレート。吉野家の公式ホームページには以下のような記述がある。


<吉野家では、「吉野家の秘伝のたれ」に最も合うという理由から、穀物肥育の北米産牛肉の「ショートプレート(※)」を使用しています。「ショートプレート」とは、牛一頭あたり約10kg程度しか取れない部位。赤身と脂身のバランスが良く、牛丼にふさわしいまろやかな肉質です。もう一つの特徴は「穀物肥育」であること。穀物で育てた牛肉は、牧草だけで育った牛に比べ肉の臭みが少なく、「吉野家の秘伝のたれ」と合い、牛丼をおいしく仕上げることができます。この条件の牛肉を全店舗で安定して使用するため、年間で約3000万頭の牛を穀物肥育している北米から仕入れているのです。


※「ショートプレート」:米国でバラ肉はハンバーグなどの加工用の素材として安価な商品として流通していましたが、1970年代は16ポンド以上であること以外に規格がありませんでした。吉野家はこのバラ肉を輸入し、自社工場で表面の脂を削り、吉野家のスライサーの幅である9インチに切り分けていたのです。この形を「吉野家スペック」として米国の規定に採用してもらい、工場の効率性・生産性を高めました。後にこの「吉野家スペック」は、吉野家以外からも買い付けがくるようになり、「ジャパンスペック」と名前を変え、今でも米国農務省の規格のひとつとなっています>


 もともと、このショートプレート、米国では需要が低かった部位として知られている。以下は食肉卸関係者の解説。


「ショートプレートはバラ肉のなかでも脂身が多く、赤身肉が好まれる米国では見向きもされないクズ肉扱いされていた部位だったのですが、ここに吉野家が目をつけ、米国の大手食肉加工業者と契約し大量に入荷し、日本国内で提供を始めた。米国の食肉企業からすれば需要のない部位を買い取ってくれるのだから、大歓迎だったというわけです。このスキームに他の牛丼大手も乗っかり、安くて美味い牛丼が日本の消費者に提供されるようになった。


 今回の牛丼の値上がりは、米国でのコロナ禍による加工拠点の操業停止や人手不足による供給量低下があることに加え、中国がこのバラ肉の魅力に気付き始めたことが大きい。日本政府のインバウンド奨励策で多くの中国人が日本で牛丼を食べるケースが増えたことや、牛丼チェーンの中国進出がそのきっかけとなったのは間違いないでしょう」


■牛丼や牛タンの魅力に中国人が気づき始めた


 もともと食肉といえば豚肉がメインだった中国だが、近年、牛肉需要が急激に高まっている。牛肉輸入量は2020年に約212万トンと世界トップで、17年の106万トンから倍増した。


 牛丼用バラ肉だけでなく、牛タンも中国の旺盛な需要の影響を受け、昨夏ごろから価格が倍に高騰した。日本の牛タンはほぼ全量が米国と豪州からの輸入品だが、その供給が細ったためだ。中国が豪州と外交関係が悪化し、牛肉輸入先を米国へシフトしたことも大きな影響を及ぼした。先の食肉卸関係者はいう。


「牛タンは日本とフランスといった、ごく限られた国や地域で食べられていたにすぎませんでした。そもそも牛一頭から1本だけしか取れない希少部位を日本の消費者があれだけ手頃な価格で味わえていたのは、独占的に米国などから入手できていたから。桁違いの購買力を持つ中国が目をつけたら価格が上がるのは当然で、これからは以前のような『安価な大衆食』というわけはいかないでしょうね」


 日本では18年に中国への和牛の精液・受精卵の流出事案が発生し注目を集めたが、あくまでたまに食べる高級品だ。今回の牛丼や牛タンのように普段から食べる大衆食にまで日中での牛肉争奪戦の影響が出始めたことは、アジアでのパワーバランスの変化を如実に示している。
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1337.html#c2

[近代史5] 資本主義とは何か _ コロナ禍の3ヶ月間で米国富裕層の資産62兆円増 背景に大規模金融緩和 中川隆
3. 中川隆[-14160] koaQ7Jey 2022年1月17日 21:42:47 : penRcnQjNE : dTd2dG43MEpXSTY=[6]

2022年01月17日
新型コロナで世界の富豪10人の資産は倍増し、99%は収入減少した【Oxfam報告書】
富める者がますます富み、貧しい人が命の危険にさらされている現実を伝えています


新型コロナで世界の富豪たちが資産は倍増した一方で、何百万人もの人々が貧困に追いやられ、死の危機にある――。

オックスファムが1月17日、コロナ禍で加速する貧富の差を伝える報告書を発表した。

報告書によると、2000年3月から2021年11月の間に、世界で最も裕福な10人の資産は7000億ドルから1.5兆ドルと倍以上に増加。これは1秒間に1万5000ドル増えた計算になる。

この10人はイーロン・マスク氏、ジェフ・ベゾス氏、バーナード・アルノー氏と家族、ビル・ゲイツ氏、ラリー・エリソン氏、ラリー・ペイジ氏、セルゲイ・ブリン氏、マーク・ザッカーバーグ氏、スティーヴ・バルマー氏、ウォーレン・バフェット氏。全員が白人男性だ。

テスラCEOのイーロン・マスク氏
picture alliance via Getty Images
テスラCEOのイーロン・マスク氏
さらに、26時間ごとに1人の新しいビリオネアが生まれているという。

その一方で「99%の人たちは収入が減り、1億6000万人が貧困に陥った」と指摘。貧困が原因で、4秒ごとに1人が亡くなっていると伝えた。


オックスファムのツイート:不平等により、4秒ごとに1人が亡くなっています。これは偶然ではなく選択によるものです。私たちの経済は、金持ちのための選択をすることで、暴力的な結果を生み出しています。私たちは変えられます。よりすべての人が平等になることを求めます

「経済的な暴力」が生み出した不平等
オックスファムは、激しい不平等は偶然に生み出されたものではなく、少数の特権層に有利な政策をとってきた「経済的な暴力」の結果だと述べている。


「経済的な暴力」は特権層を富ませる一方、大勢の一般の人たち、中でも女性や非白人などのマイノリティを危険にさらしている。

オックスファムによると、2020年の働く女性の数は2019年に比べて1300万人減り、収入は合計8000億ドルも減少した。

アフリカやラテンアメリカ、カリブ海諸国に住む10億人の女性や女の子たちの合計を上回る資産を、252人の富豪男性が所有しているという。

また、ヨーロッパを第2波が襲った時、イングランドではバングラデシュ系の人たちの死亡率は白人のイギリス人より5倍高く、ブラジルでは黒人は白人より1.5倍死亡する可能性が高かった。

アメリカでも、黒人やラテンアメリカ系の人たちが白人に比べて2倍、死亡率が高かったことがわかっている。

国の間での不平等も起き、先進国がワクチンを独占したことで、開発途上国の人たちの死亡数は倍以上になったとも指摘している。


オックスファムがこの問題の解決策として各国政府に求めているのが、富裕層への課税だ。

オックスファムアメリカのアビー・マックスマン代表はプレスリリースで、「このレベルの甚だしく、命取りとなる不平等に立ち向かうための最も強力な方法は、金持ちへの課税です」「超富豪の私腹を肥やす代わりに、私たちは経済や子どもたち、地球に何十億ドルを投資して、より公平で持続可能な社会への道を開くべきです」と強調している。

オックスファムは、世界で最も豊かな1%の人たちが、最も貧しい50%の人たちの2倍のCO2を排出しているとも指摘。

富裕層が課税したお金で、すべての人のための保健医療や、社会保護、気候変動対策、性別に基づく暴力の防止などを行うよう、各国の政府に求めている。

オックスファムインターナショナルのエグゼクティブ・ディレクター、ガブリエラ・ブッチャー氏は「お金が足りていないのではなく、機能不全に陥っている新自由主義から解放されるための勇気と想像力が足りていない」と訴える。

「各国政府には、気候ストライキに参加する若者や、ブラックライブズマターの活動家たち、#NiUnaMenos(もう1人の女性も失ってはいけない)のフェミニストたち、インドの農家やその他の正義と平等を求めている人たちの動きに耳を傾ける賢さが求められます」

ハフポストUS版の記事を翻訳・加筆しました。

https://www.huffingtonpost.jp/entry/billionaire-wealth-has-soared-during-pandemic_jp_61e50f55e4b0c6802ee8b4a1
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/570.html#c3

[近代史5] コロナ禍の3ヶ月間で米国富裕層の資産62兆円増 背景に大規模金融緩和 中川隆
13. 中川隆[-14159] koaQ7Jey 2022年1月17日 21:43:22 : penRcnQjNE : dTd2dG43MEpXSTY=[7]

2022年01月17日
新型コロナで世界の富豪10人の資産は倍増し、99%は収入減少した【Oxfam報告書】
富める者がますます富み、貧しい人が命の危険にさらされている現実を伝えています


新型コロナで世界の富豪たちが資産は倍増した一方で、何百万人もの人々が貧困に追いやられ、死の危機にある――。

オックスファムが1月17日、コロナ禍で加速する貧富の差を伝える報告書を発表した。

報告書によると、2000年3月から2021年11月の間に、世界で最も裕福な10人の資産は7000億ドルから1.5兆ドルと倍以上に増加。これは1秒間に1万5000ドル増えた計算になる。

この10人はイーロン・マスク氏、ジェフ・ベゾス氏、バーナード・アルノー氏と家族、ビル・ゲイツ氏、ラリー・エリソン氏、ラリー・ペイジ氏、セルゲイ・ブリン氏、マーク・ザッカーバーグ氏、スティーヴ・バルマー氏、ウォーレン・バフェット氏。全員が白人男性だ。

テスラCEOのイーロン・マスク氏
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テスラCEOのイーロン・マスク氏
さらに、26時間ごとに1人の新しいビリオネアが生まれているという。

その一方で「99%の人たちは収入が減り、1億6000万人が貧困に陥った」と指摘。貧困が原因で、4秒ごとに1人が亡くなっていると伝えた。


オックスファムのツイート:不平等により、4秒ごとに1人が亡くなっています。これは偶然ではなく選択によるものです。私たちの経済は、金持ちのための選択をすることで、暴力的な結果を生み出しています。私たちは変えられます。よりすべての人が平等になることを求めます

「経済的な暴力」が生み出した不平等
オックスファムは、激しい不平等は偶然に生み出されたものではなく、少数の特権層に有利な政策をとってきた「経済的な暴力」の結果だと述べている。


「経済的な暴力」は特権層を富ませる一方、大勢の一般の人たち、中でも女性や非白人などのマイノリティを危険にさらしている。

オックスファムによると、2020年の働く女性の数は2019年に比べて1300万人減り、収入は合計8000億ドルも減少した。

アフリカやラテンアメリカ、カリブ海諸国に住む10億人の女性や女の子たちの合計を上回る資産を、252人の富豪男性が所有しているという。

また、ヨーロッパを第2波が襲った時、イングランドではバングラデシュ系の人たちの死亡率は白人のイギリス人より5倍高く、ブラジルでは黒人は白人より1.5倍死亡する可能性が高かった。

アメリカでも、黒人やラテンアメリカ系の人たちが白人に比べて2倍、死亡率が高かったことがわかっている。

国の間での不平等も起き、先進国がワクチンを独占したことで、開発途上国の人たちの死亡数は倍以上になったとも指摘している。


オックスファムがこの問題の解決策として各国政府に求めているのが、富裕層への課税だ。

オックスファムアメリカのアビー・マックスマン代表はプレスリリースで、「このレベルの甚だしく、命取りとなる不平等に立ち向かうための最も強力な方法は、金持ちへの課税です」「超富豪の私腹を肥やす代わりに、私たちは経済や子どもたち、地球に何十億ドルを投資して、より公平で持続可能な社会への道を開くべきです」と強調している。

オックスファムは、世界で最も豊かな1%の人たちが、最も貧しい50%の人たちの2倍のCO2を排出しているとも指摘。

富裕層が課税したお金で、すべての人のための保健医療や、社会保護、気候変動対策、性別に基づく暴力の防止などを行うよう、各国の政府に求めている。

オックスファムインターナショナルのエグゼクティブ・ディレクター、ガブリエラ・ブッチャー氏は「お金が足りていないのではなく、機能不全に陥っている新自由主義から解放されるための勇気と想像力が足りていない」と訴える。

「各国政府には、気候ストライキに参加する若者や、ブラックライブズマターの活動家たち、#NiUnaMenos(もう1人の女性も失ってはいけない)のフェミニストたち、インドの農家やその他の正義と平等を求めている人たちの動きに耳を傾ける賢さが求められます」

ハフポストUS版の記事を翻訳・加筆しました。

https://www.huffingtonpost.jp/entry/billionaire-wealth-has-soared-during-pandemic_jp_61e50f55e4b0c6802ee8b4a1
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/161.html#c13

[近代史5] 新型コロナウイルス対策による経済の麻痺は富豪への資産集中を促進する 中川隆
30. 中川隆[-14158] koaQ7Jey 2022年1月17日 21:43:42 : penRcnQjNE : dTd2dG43MEpXSTY=[8]

2022年01月17日
新型コロナで世界の富豪10人の資産は倍増し、99%は収入減少した【Oxfam報告書】
富める者がますます富み、貧しい人が命の危険にさらされている現実を伝えています


新型コロナで世界の富豪たちが資産は倍増した一方で、何百万人もの人々が貧困に追いやられ、死の危機にある――。

オックスファムが1月17日、コロナ禍で加速する貧富の差を伝える報告書を発表した。

報告書によると、2000年3月から2021年11月の間に、世界で最も裕福な10人の資産は7000億ドルから1.5兆ドルと倍以上に増加。これは1秒間に1万5000ドル増えた計算になる。

この10人はイーロン・マスク氏、ジェフ・ベゾス氏、バーナード・アルノー氏と家族、ビル・ゲイツ氏、ラリー・エリソン氏、ラリー・ペイジ氏、セルゲイ・ブリン氏、マーク・ザッカーバーグ氏、スティーヴ・バルマー氏、ウォーレン・バフェット氏。全員が白人男性だ。

テスラCEOのイーロン・マスク氏
picture alliance via Getty Images
テスラCEOのイーロン・マスク氏
さらに、26時間ごとに1人の新しいビリオネアが生まれているという。

その一方で「99%の人たちは収入が減り、1億6000万人が貧困に陥った」と指摘。貧困が原因で、4秒ごとに1人が亡くなっていると伝えた。


オックスファムのツイート:不平等により、4秒ごとに1人が亡くなっています。これは偶然ではなく選択によるものです。私たちの経済は、金持ちのための選択をすることで、暴力的な結果を生み出しています。私たちは変えられます。よりすべての人が平等になることを求めます

「経済的な暴力」が生み出した不平等
オックスファムは、激しい不平等は偶然に生み出されたものではなく、少数の特権層に有利な政策をとってきた「経済的な暴力」の結果だと述べている。


「経済的な暴力」は特権層を富ませる一方、大勢の一般の人たち、中でも女性や非白人などのマイノリティを危険にさらしている。

オックスファムによると、2020年の働く女性の数は2019年に比べて1300万人減り、収入は合計8000億ドルも減少した。

アフリカやラテンアメリカ、カリブ海諸国に住む10億人の女性や女の子たちの合計を上回る資産を、252人の富豪男性が所有しているという。

また、ヨーロッパを第2波が襲った時、イングランドではバングラデシュ系の人たちの死亡率は白人のイギリス人より5倍高く、ブラジルでは黒人は白人より1.5倍死亡する可能性が高かった。

アメリカでも、黒人やラテンアメリカ系の人たちが白人に比べて2倍、死亡率が高かったことがわかっている。

国の間での不平等も起き、先進国がワクチンを独占したことで、開発途上国の人たちの死亡数は倍以上になったとも指摘している。


オックスファムがこの問題の解決策として各国政府に求めているのが、富裕層への課税だ。

オックスファムアメリカのアビー・マックスマン代表はプレスリリースで、「このレベルの甚だしく、命取りとなる不平等に立ち向かうための最も強力な方法は、金持ちへの課税です」「超富豪の私腹を肥やす代わりに、私たちは経済や子どもたち、地球に何十億ドルを投資して、より公平で持続可能な社会への道を開くべきです」と強調している。

オックスファムは、世界で最も豊かな1%の人たちが、最も貧しい50%の人たちの2倍のCO2を排出しているとも指摘。

富裕層が課税したお金で、すべての人のための保健医療や、社会保護、気候変動対策、性別に基づく暴力の防止などを行うよう、各国の政府に求めている。

オックスファムインターナショナルのエグゼクティブ・ディレクター、ガブリエラ・ブッチャー氏は「お金が足りていないのではなく、機能不全に陥っている新自由主義から解放されるための勇気と想像力が足りていない」と訴える。

「各国政府には、気候ストライキに参加する若者や、ブラックライブズマターの活動家たち、#NiUnaMenos(もう1人の女性も失ってはいけない)のフェミニストたち、インドの農家やその他の正義と平等を求めている人たちの動きに耳を傾ける賢さが求められます」

ハフポストUS版の記事を翻訳・加筆しました。

https://www.huffingtonpost.jp/entry/billionaire-wealth-has-soared-during-pandemic_jp_61e50f55e4b0c6802ee8b4a1
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