45. 中川隆[-10623] koaQ7Jey 2024年5月15日 07:30:21 : QDdtsXBIZY : dGZaWW5ZaWIxeHc=[1]
2024.05.15
https://www.thutmosev.com/archives/65328tujhfd.html
絵で見る農村は美しい
https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=62618?site=nli 中国農村部の高齢者は不幸なのか。 基礎研REPORT(冊子版)10月号[vol.271]_ニッセイ基礎研究所
中国の農村はまだとても貧しい
習近平は数年前「中国に貧困はなくなった」と演説したがすぐ後に李克強が「中国には月収1000元の貧困者が6億人いる」と言って赤っ恥をかかせた
そのせいなのか李克強は解任されて約1年後に「突発の心臓病」で亡くなったが、首相時代は時期国家主席候補として習近平と権力闘争をしていた
中国が成長していた頃に貧困者が徐々に減少していたのは事実で、2010年代後半は確かに以前よりも貧しい農村が少なくなった
このブログが始まった2014年ごろ中国農民の平均年収は10万円以下でその後10万円を超え2021年に1万7131元(約29万円)だった
2007年に6万2000円、2011年に8万5000円、2015年ごろ10万円、2017年ごろ17万円、最近は30万円程度なので確実に収入は増えています
最近中国で投稿されている農村の動画では「100元を得るには10日以上かかる」「農村の工場では一日60元」「1万元稼ぐのに2年あるいは3年」と答えていました(1元は20円)
町から離れた農村の農民は平均時給数10円で日給200円、農村の工場で日給1200円、年収は5万円程度と多くの農民は答えていました
時給20円で実質10時間労働、無休で月6000円、年収7万2000円が豊かではない農村の平均収入です
こうした寒村も10年前の収入は年3万円以下だったので倍増していて、10年前の記事を読み返すと「平均年収3万円の農村がゴロゴロある」と書いているが倍増して6万円以上になった
中国地方都市の最近の平均年収は80万円から90万円で北京上海深センなど大都市の都市戸籍上級市民はその2倍の事もあります
一方で中国の都市から遠い農村の収入は年収30万円程度なので都市部の40%程度、北京上海と比べれば1/3以下です
農村の収入が増えたという意味で習近平は嘘をついているわけでは無いが、李克強の貧困者が6億人というのも事実です
大都市の富裕層だけが高額年金受給
中国では高齢者が増えているが公的な支援は少なく収入は貧しい農村よりもっと少なく、長時間働くか仕事がない人が多い
農村生活者3億人と出稼ぎ労働者3億人の6億人にはまともな福祉制度がなく、年金は月にたった3000円以下しかない
北京上海深センなどの1線級都市の都市戸籍住民の年金は月6000元(12万円)もあり2線級でも3000元(6万円)ぐらい、農村は130元(2600円)に過ぎない
つまり都市戸籍6億人の老後は贅沢三昧なのに対し農村戸籍6億人の老後は地獄のような貧困、こういう矛盾が起きてしまっている
中国が老後のセイフティーネット(安全網)を整備できなかった理由は低成長に陥るのを嫌った政府が福祉制度の充実よりも成長率を上げるのを優先したからと見られている
中国は2010年以降インフラ建設や不動産部門に数百兆円を使ったが高齢者などへの福祉対策は事実上ゼロ、都市戸籍の年金は都市住民が自分で払っているだけです
ひたすら成長率を上げようとする中国は今も経済的資源や金融機関の資金を成長率を上げる事だけに使い、先端産業で欧米を超えるのを目標にしている
社会福祉を軽視し経済成長部門だけに予算を投じる中国は、家計から資源が奪われ中国国内の消費が抑制されて潜在成長力も低下している
都市戸籍の全員が王族のような老後を送れるわけでは無く自分が加入していて保険料を支払った金額に応じて受給額が決まる
公務員や大企業に長く勤めていた人は月10万円も貰えるが、職を転々としたり小さな個人事業をしていた人はほとんど受給できない
https://www.thutmosev.com/archives/65328tujhfd.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/354.html#c45