151. 中川隆[-11326] koaQ7Jey 2019年9月21日 14:15:43 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1472]
近親相姦がもたらす“5つの障害・遺伝病”が恐ろしすぎる!
何世代も呪いのように続く… いまだ“推奨”されている国も!? 2019.08.12.
https://tocana.jp/2019/08/post_106685_entry.html
現在、世界のほぼ全ての国や文化圏で近親相姦はタブーとされている。
しかし過去、近親間の結婚・出産は世界各地の特に王族・貴族間で盛んに行われており、古代エジプトでは支配層において純血を守るという目的から実の兄弟姉妹間、さらには親子間での婚姻・出産は当たり前の事象であった。
近親交配では先天異常を持って生まれる子が誕生する確率が高くなることが知られている。類似した遺伝子を持つ者同士の交配により、劣性形質が発現しやすいなど多数の問題が生じる可能性が高まる。たとえ目に見えた障害が現れなくとも、子から孫へと、代々問題が受け継がれることもある。
海外メディア「Ranker.com」では、王族・貴族の家系で行われた近親交配によって生じた可能性のある先天性疾患の例がいくつか紹介されている。
・ 13 Genetic Mutations That Can Arise from Incest (Ranker)
https://www.ranker.com/list/genetic-mutation-from-incest/laura-allan
■下顎前突症(The Habsburg Jaw)
【閲覧注意】近親相姦がもたらす5つの障害・遺伝病が恐ろしすぎる!
何世代も呪いのように続く… いまだ推奨されている国も!?の画像1
https://www.ranker.com/list/genetic-mutation-from-incest/laura-allan
神聖ローマ皇帝カール5世。画像は「Ranker」より引用
ハプスブルグ顎と呼ばれる下顎前突症は、現在のスイス領内を発祥としたハプスブルグ王家からその呼び名が付けられた。
ハプスブルグ家では近親婚が代々繰り返され、一族には下顎前突症以外にも数々の障害を抱える者が多数誕生した。一族を描いた肖像画には、長い顎や過蓋咬合といった特徴を持った人物が多数描かれている。
その中でも特に有名なのは、スペイン王のカルロス2世(1661〜1700)で、父のフィリップと母のマリアナは叔父と姪の関係であった。そして父フィリップと母マリアナの双方とも近親婚によって生まれている。
カルロス2世は巨人症で顎が大きく長く、言語障害や知的障害、精神障害、生殖機能障害、尿細管性アシドーシス等、数々の疾患を抱えていた。噛み合わせが悪いせいで常によだれを垂らし、8歳まで歩けなかったという。
しかも、現代に生きるハプスブルグ家の末裔さえ、幾人かはこの特徴的な顎が現れており、近親婚による影響は何世代にも及ぶ事が見て取れる。
■頭蓋骨奇形(Misshapen skull)
【閲覧注意】近親相姦がもたらす5つの障害・遺伝病が恐ろしすぎる!
何世代も呪いのように続く… いまだ推奨されている国も!?の画像2
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画像は「Ranker」より引用
古代エジプトの半身像や絵画で、時折見られる後頭部が異常に長い頭。これは当時の芸術的観点から誇張されたものではないようだ。兄と妹、姉と弟、父と娘、母と息子、叔父と姪、従妹同士の結婚が、エジプト王室では当たり前に行われていた。その結果、多くが障害を持って生まれており、ツタンカーメンは頭蓋骨奇形以外にも口蓋裂や内反足、脊椎側弯症も患っていた。
■奇肢症(Fused limbs)
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画像は「Ranker」より引用
ジンバブエのヴァトマ族では、足の肢部分が結合し鳥の足のようになる欠指症という疾患が多く発症しており、その大きく繋がった足から「ダチョウ人間」とも呼ばれている。地理的に隔離され、その少人数の部族内で交配が繰り返されたことが疾患の原因と見られる。
■血友病(Hemophilia)
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何世代も呪いのように続く… いまだ推奨されている国も!?の画像4
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ビクトリア女王のひ孫、アレクセイ・ニコラエヴィチ・ロマノフ。画像は「Ranker」より引用
近親婚はヨーロッパ王族の間でも非常に盛んで、イギリスのビクトリア女王(1819〜1901)も近親婚に起因する疾患を抱えて生まれた一人であった。
1850年代、ビクトリアと夫アルバートの間に生まれた四男には血液が凝固する病気(血友病)があった。娘たちにもその遺伝子が受け継がれており、孫の代になっても血友病が多く発症している。そのため、血友病は時に「ロイヤル病」とも呼ばれていた。
■小頭症(Microcephaly)
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何世代も呪いのように続く… いまだ推奨されている国も!?の画像5
https://tocana.jp/2019/08/post_106685_entry_3.html
画像は「Ranker」より引用
パキスタンでは今も従兄妹間の結婚が当たり前のように行われているどころか、なんと推奨されている。1998年のレポートには、実に63%ものパキスタン人が血縁者と結婚したとある。数代にわたり従兄妹同士の結婚が繰り返されているケースもあり、小頭症の子どもも多く誕生している。
パキスタン人全体の先天性疾患患者誕生の割合は1万分の1だが、パキスタン以外の世界に目を向けると、その割合は100万分の1に下がる。いかに異常な数値であるか見て取れるだろう。
今回紹介した以外にも、アルビノ症や重度の体や顔の歪み等の奇形、小人症、生殖障害、免疫系の障害等も近親交配による疾患としてリストされている。その他にも聴覚障害、視覚障害、内臓や神経系、骨等の疾患も多く報告されている。
もちろん、それらは近親婚でない場合にも発症する可能性がある。しかし、近親間での出産が遺伝的に危険である事は紛れもない事実だろう。
ほとんどの国では近親婚は違法とされているが、先述したパキスタンのように、今も文化として残っている国が存在する。モラルとしてはもちろん、これだけの危険を冒してまで守るべきものなのかと思わざるを得ない。
参考:「Ranker」、ほか
https://www.ranker.com/list/genetic-mutation-from-incest/laura-allan
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/340.html#c151