★阿修羅♪ > dGEwdjFMc0FTbi4= > 100000
 
g検索 dGEwdjFMc0FTbi4=  
 
dGEwdjFMc0FTbi4= コメント履歴 No: 100000
http://www.asyura2.com/acat/d/dg/dge/dGEwdjFMc0FTbi4=/100000.html
[リバイバル3] 是枝アンプ 中川隆
16. 2020年10月22日 03:19:50 : aqJrPGiyr2 : dGEwdjFMc0FTbi4=[1]
2011年 04月 17日
是枝さんのアンプ : GRFのある部屋
https://tannoy.exblog.jp/15826385/


寒かった二月の末の週末、Oさんと岡山の是枝さんのところを訪問したことは、3月の始めに岡山にての中で書きましたが、あの岡山と淡路の楽しかった日々が、何十年も前のことに思えるほど、恐ろしい出来事が3.11から続いています。こころが重く、心の底から楽しむことができなくなりました。関西からの帰り道、節電と称したコスト削減で真っ暗になってしまった高速道路を走っていると、電力会社と癒着した電力行政のためにどれだけの人達が過去も現在も犠牲になっていることかを考え、怒りでハンドルをきつく握りすぎました。中央道の急カーブではハンドルの握りすぎは危険なのですが。

家に戻ると、是枝さんから真空管アンプが届いていました。約束通り四月の中旬なのですが、何だか何年も前に発注していた物が、タイムマシンに載って届けられたような不思議な感じを受けました。3.11以降の異常な日々が時間の間隔を歪んでしまっているのでしょう。私のような年齢でもそうなのですから、この事故の影が子供達にどれほどの暗い思いを与えているかを考えると暗澹とした気持ちになります。

是枝さんのアンプ
https://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=15826385&i=201104%2F17%2F99%2Ff0108399_10342636.jpg


出来てきたアンプは、是枝さんご推奨の最新アンプです。岡山で見たのは赤いフェラーリーレッドのボンネットでしたが、私のはホンダのビートと同じ色に塗られた鮮やかな黄色のカバーが付いています。通電後10分もすると電流値も安定して音も一段と品位が上がります。UNICORNさんのお宅はJAZZを主体に聴かれるので、ワイルド感もあるKT-88のシングルですが、クラシック中心の私は、アンビアンスがでる安定した送信管の807の高信頼管5933のプッシュプルアンプにしました。それもより響きのきれいにでる調整を是枝さんにお願いしてきました。要望通りの響きが出てきています。ケーブルの品位の差もよく出てきます。

是枝さんのアンプ
https://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=15826385&i=201104%2F17%2F99%2Ff0108399_10553047.jpg


明るい黄色のボンネットカバーは、気持ちも明るくしてくれるようです。このアンプで少しでも気持ちが明るくなると良いのですが。

是枝さんのアンプ
https://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=15826385&i=201104%2F17%2F99%2Ff0108399_2037101.jpg

ボリュームボックスや長年愛用しているA&M社のプリアンプ・ATC-2を繋いでテストしてみました。ハートレーに繋いでいるサウンドパーツのLCR型プリが一番マッチングがよかったのですが、レコードの再生もあり、和室には持ち込めません。ケーブルは愛用のMITよりもWBTのようなドイツ系が合うようです。明るくスケール感のある音です。オーケストラ爆発するところなどとても迫力があります。

追加:23:05

音楽を聴いているうちにだんだん元気になってきました。入力をHDDプレーヤーに変えてみました。クロックアップしている所為か、一挙に情報量が上がります。少し眠いと思っていたプリアンプも目が覚めたような音を奏で始めました。入力の質が一番大事だといつもいっているのですが、どうしても思い込みや思い入れが邪魔をします。是枝さんにところで聴いたのもHDDへ収録されたCDでした。SPの質やアンプの種類を問いません。まずは入力の質を高めることが一番ですね。ユニコーンの音がハートレーが奏でている音の領域に近づいてきました。静かに、ゆったりと鳴り始めたのです。WBTからMITに戻してみました。この音なら、UNICORNさんを自信を持ってお迎え出来るかな。

深夜、白井光子さんのリートを聴いていました。ヘルさんのピアノも説得力ある響きがし始めました。ブラームスのリートがしみじみと伝わってきます。いいですね。

Commented by (Y) at 2011-04-17 15:19
僕はあれから時計が止まったような気分です。もう四月の半ばというのに、全然実感がなくて困っています。今年は、というか、これからはこんな気分で夏を迎え秋を迎え、また一年が巡るのでしょうか。なかなかゆっくり音楽を聴く気分になれません。チャリティーコンサートの企画とかは色々しているんですけどね(笑)。

Commented by TANNOY-GRF at 2011-04-17 17:44
時計は止まっているのですが、仕事は何とか続けなければなりません。あれから、東奔西走で、さすがに今週末は疲れ果てました。
終日ぼーっとしています。もっとも真空管アンプの聞き比べで、重いアンプをもって息を切らせましたが、、、。


Commented by seibo at 2011-04-17 18:47 x
今度は新しい真空管アンプですか!次から次にと新規メンバーの投入でめまくるしいですね。是枝アンプ、シンプルでカッコいいですね。黄色のアンプ新鮮です。どのアンプとどのスピーカーでどんな音がするのか?興味深々です。最近個人的にはブランフォードマリサリスの再評価をしてます。最新録音のJAZZは僕の
装置では少々手にあまることは事実ですが、緻密でタイトな演奏をゆったり聞くことができるというい利点もあるようです?


Commented by TANNOY-GRF at 2011-04-17 20:34
seiboさん
これらは皆、地震前に頼んだ物です。それが、タイムマシンのように時差を置いてくるのが、不思議な感じです。
このアンプは、ユニコーン用に手配した物です。
上手く鳴らしこなせるでしょうか?


Commented by UNICORN at 2011-04-18 00:11 x
ついに手元に・・・導入が頭の隅に浮かんできてから、もう2年
近く経ったのでは?これから益々良くなっていくことは間違いな
いでしょうから、ユックリとその変化をお楽しみください。


Commented by TANNOY-GRF at 2011-04-18 00:26
導入を考えたのはそんなに前ではありませんでした。OさんのEL-34アンプをユニコーンで聴いてからです。
今日一日、じっくりと聞き込んで、ようやく11時頃から音楽が流れ始めました。深夜になってボリュームを絞っても音に色気があります。もっとも、今聴いているのはテレサ・テンだからですから。


Commented by けん at 2011-04-19 16:01 x
私もKT88のPPアンプを使ってますが、KT88の管頭頂部から赤と緑のケーブルが出てますが何ですか?とても興味があります!
Commented by TANNOY-GRF at 2011-04-19 17:04
けんさん
紛らわしい書き方でごめんなさい。真空管は送信管の807の高信頼管で5933のppです。


Commented by 係長 at 2011-04-19 19:00 x
GRF様はテレサ・テンも聞かれるのですか、私もベスト盤ですが一組持っています。
彼女の初期の録音は中高域が強めに入っているのでシステムのチェックに良く使い
ますね。そういう時聴くのは決まって「空港」と「夜の乗客」です(笑)


Commented by TANNOY-GRF at 2011-04-19 19:07
係長様
テレサ・テンには特別な思い出があります。ブログを始めた当初に詳しく思い出を書いています。

http://TANNOY.exblog.jp/2816455/

日本にはないレコードもCDも彼女が亡くなるまで集めていました。

Commented by 係長 at 2011-04-19 19:48 x
GRF様

さっそく読ませていただきました。とても深い思い出をお持ちなんですね。
私にはこのような思い出がないのが少し残念な気がします。
いまHDDの中から選んで聴いています。
本当に彼女の曲は自分のシステムを鏡のように映し出しますね。

https://tannoy.exblog.jp/15826385/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1090.html#c16

[リバイバル3] 是枝アンプ 中川隆
17. 2020年10月22日 03:23:49 : aqJrPGiyr2 : dGEwdjFMc0FTbi4=[2]
2015年 02月 10日
是枝さんの6336Bp.p.アンプ  : GRFのある部屋
https://tannoy.exblog.jp/23652057/


是枝さんのアンプがユニコーン用に導入されたのは、2011年の四月でした。あの地震の直前に、岡山を訪れたときお願いしてきました。それが、大震災と原発の事故のあとに届いたときは、頼んだことさえ忘れてしまうような困難な時期でした。お願いしてあったのは、管球王国59号に掲載されていた5933p.p.アンプでした。送信管の807の高信頼管5933を使用した中型のアンプです。6L6のサイズですね。音も6L6タイプの中庸な音で、大変上品な音です。この三年間はこのアンプでユンコーンを鳴らしてきました。ということは一番多く聞いていたアンプと言うことです。

是枝さんの6336Bp.p.アンプ
https://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=23652057&i=201502%2F10%2F99%2Ff0108399_5344140.jpg


小型のステレオアンプなので、いますこしパワーがあったり、モノラルアンプであれば良いなと思ってはいました。そこで、是枝さんにこれから作るとしたら何があるのでしょうときいたところ、いま手に入る真空管で、自分が良い音だと思っているのは、管球王国27号に掲載した安定化電源用に作られた双3極管の6336を使用したモノラルアンプだと言われました。是枝さんが今まで作られた近代出力管のなかで一番音の良いアンプだと言われました。

しかし、管球王国27号は、2003年の刊行でした。今から、12年も前の事です。幸いなことに6336Bそのものは、安定化電源用として比較的安価で出回っていますが、出力トランスや電源トランスは手に入らないようです。電源トランスは特注で作ることは出来ますが、タムラの出力トランスは、受注生産だと言われていますが、実質上は注文を受け付けてくれません。

GRFさま

ここ数年来,国産トランスの状況は完全に変わっており、ISOは廃業してもうあの電源トランスは入手できません。出力トランスも価格は1台5万円を超していて、しかも10個単位の発注です。

いま27号アンプをあの通りに作ることは不可能なのです。電源トランスは代替品にするとして問題は10個単位のトランスです。これは昨年に最後の手持ちが無くなってしまいました。3.11でタムラの栗原工場が被災したためにむかしとは様変わりして著しく入手難になりました。

さて27号では出力管の−100Vのバイアスを、DC/DC変換ICを使ってB電圧から生成したのです。B電圧のドリフトとバイアス電圧ドリフトが瞬時に同期するので超低周波の揺動分がなく、それやこれやで良い音がしました。これがあのアンプのキーポイントだったのです。

昨年に手持ち最後のトランスを使ってラックマウント仕様で6336PPを2セット4台作りましたが、27号の音とは少し違いました。それはバイアス回路の相違があるようでした。

当時使った電源チップはRoHS規制の関係で廃止になり、いまあるものはレギュレータタイプなのでB電圧が変化しても出力電圧は変わらないのです。むろんこれは進歩なのですが27号の設計趣旨とは違うことなのです。

あれはB電圧が高くなると瞬時にバイアス電圧も深くなることが大事だったのです。ざっと見た限りノンレギュレートのスイッチングICはないようです。もう11年前ですから仕方がありません。

B電圧もバイアス電圧も一緒に定電圧化すると同じことなので昨年作ったものではそうしました。でも音質は27号に分がありました。安定化電源はなかなか難しいのです。

このトランスの負帰還用3次巻線は極めて帯域が広く、増幅部と出力部の高域スタガ比が理想的な比率に収まるので位相補正をしなくても十分な安定性が確保できました。

1MHzを越す帯域のトランスは世界でただ一つ、この3次巻線端子だけなのです。アメリカのED社のCXPP100-NS-1,7であればインピーダンスは適合しますが27号アンプのスタガ比配列はとれません。

27号類似の6336PPを作ることは出来ても同じ音にはできないでしょう。GRFさまのご依頼を受けていろいろ確認してみたのですがあの通りに作ることは不可能だと思いました。

是枝 拝

と、部品の確保の困難や時代の変化で同じ様な部品を確保するのが難しく、ほとんど不可能だと言われたのです。タムラのトランス代理店に連絡しても、なかなか色よい返事は帰って来ませんでした。それでも諦めず、方々探しているとしばらく経ってようやく、次のような返事が来ました。

先日はタムラのトランスの件ご照会いただき有難うございました。

このたびはご返事をお待たせしてしまいまして大変恐れ入ります。先程、タムラより納期と価格に関する回答がありましたのでご報告させていただきます。先ずはじめに納期に関してなのですが、目下、タムラでは消費増税による産業用トランスの需要増などにより工場負荷が高く、納期自体が通常より多くかかっている状況につき、今週末までに弊社が発注をかけた場合でも納入は6月中旬〜7月初旬ごろになってしまう見込みとのことでした。

トランスの入荷は消費増税後につき、弊社にて増税分の負担も伴いまして正直申したいへん厳しい状況なのですが、もしこの納期をご了承くださり、先に全額をお振込みいただける場合に限りまして、下記の10個でのお見積りを特別にご提示させていただくことと致しました。

このままご注文される場合、合計金額をお振込み下さい。その際、手続きが済みましたら送付先の情報(ご住所、お電話番号)も併せてお知らせくだされば幸いです。なお、お振込み後のご注文のキャンセルはお受けできませんので予めご了承ください。

以上、宜しくお願い申し上げます。

【追伸】

タムラによると、今回ご照会いただいたシリーズは、現在の流通量などを考慮した場合、(はっきりした時期は分かりませんが)近い将来製造中止の対象となる可能性が非常に高い製品ということでした。

是枝さん

あれから6336Bのアンプの事を考えています。第一関門のトランスですが、日本中どこにも在庫が無く、やはり受注生産になりますね。問題は、その10台の受注もタムラが受けてくれるかに掛かってきます。秋葉原のトランス専門店も、その辺がわからないと言い、タムラの返事待ちです。

世界中のサイトを探しましたが、このトランスはやはり特殊でなかなか見つかりません。有るとすれば、個人が製作したアンプがでてくるときでしょう。私も、是枝さんもそんなに悠長に待っていられませんから、この10台の製造に掛けて見ようかと思い発注しようとおもいます。

私とO君、そして、ユニコーンを買った友人にも声を掛けてみました。結果、現在6個分の受注は確保しました。残りの4個は、在庫でもち、オークションででも捌こうかと思っています。

さて、そうなると、是枝さんに、期間はかかっても良いですから、三セットの注文をしたいと思います。私もO君も、出来れば今一台の、ユニコーンを持っている友人にも、是枝さんご自身の結線でお願いしたいのです。5691と6BX7は在庫でお持ちですか?

デザインですが、27号の時から、十数年経っていますし、私の持っている5933のようなシャーシーで行きたいと思っています。すなわち、ステンレスシャーシーとカラフルな色のトランスの組み合わせです。スイッチも5933風が良いですね。電源ケーブルは、27号の様なソケットが良いのですが、、、

27号のサイズは、170mm ×300mm×50mmでした。限界に近い小さなサイズで、配線や熱の影響が考えられます。電流計も横川の二連でした。現在は、5933アンプと同じ、デジタルのメーターが使えると思います。

27号は170mm×300mmで比率が、1.76です。そこで、なるべく黄金比を保ったまま、サイズを大きくしますと、黄金比は、1.618ですから、300mmの長さを同じにすると、幅は185mmまで拡大します。内部の配線を拝見しますと、50mmの高さ方向を随分と活用されてスペースを稼いでいます。これを、シャーシーを少し大きくするとだいぶ平面のサブパネルになるのではないでしょうか?幅を210mmにしますと、長さは340mmになります。

この様な要望で、三台製作していたでけますか?デザイン的には、トランスは、後方に横一列で並び、全面に真空管がが並ぶデザインは可能でしょうか?もっとも、パワートランスも特注なら、同じ様なボンネット形状にして、そのカバーをカラフルにする手もありますね。

トランスの間にデジタル電流計を入れて、その赤の数字が直接見えない様に、パワー管越しに赤く光っているのはどうでしょう?前段のRCA管も赤のソケットベースのものを選ぶと、所々、赤がポイントになります。

そうすると、ボンネットカバーをホンダイエローに塗れば、イメージ的には、現用の5933アンプのイメージですね。
GRF

GRFさま

ありがとうございます。6BX7や5691の良品は1セット分しかないでしょうし、今後のことを考えると使わない方が良いと思います。もし良品があれば使いますが、いま真空管専門店で入手できるものは全然信用できません。

この間もUNICORNさんが15号シングルアンプのオリジナルKT-88で、ずいぶんご苦労されたようです。双三極管は、両ユニットが本当にきちんと揃った球は専門業者では選べないのです。選別の視点がぜんぜん異なるのです。私は実機で選別するのですが、かつてのクオリティの球を選ぶためにはたぶん10倍以上必要でしょう。

バルブチェッカのチェック項目は最低限なのでこれで良品と言っても駄目なのです。ですから初段はE180CC、ドライブ段は12BH7になるでしょう。これですとここしばらくは適正価格で入手できます。また新品のバルク球はメーカの視点であらかじめ選別されていますから歩留まりは良好です。

是枝 拝

ようやく、少し前に進み始めたようです。トランスは昨年の一月に発注と同時に全額の前払い金で支払いをして、半年待ちました。六月の下旬になってトランスが出来上がり、3セット分をそのまま是枝さんのところへ送って貰いました。あとは是枝さんの部品集めです。

GRFさま

ここ数年来使っていたトランスカバー(今回は電電トランス用)が無くなって困っていましたが、最近代替品が見つかりました。これを使ってGRFさんのアンプを作ります。

例のDC/DCコンバータはオリジナルのバーブラウン製が来ています。もうこれで出来たような気分になっています。探してみるものです。年内完成を目指していますが、1月にずれ込むかも知れません。全部お納めできるのは2月いっぱい掛かるかと思います。

そうして、八ヶ月が過ぎ、第一号機が日曜の夜に到着しました!

是枝さんの6336Bp.p.アンプ
https://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=23652057&i=201502%2F09%2F99%2Ff0108399_1701769.jpg


是枝さんの6336Bp.p.アンプ
https://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=23652057&i=201502%2F09%2F99%2Ff0108399_16574510.jpg


まだプロトタイプで、トランスカバーの色が、フェラーリーレッドになっていませんが、勿論、音は聴けます。サイズは200x350x50のステンレスシャーシーでほぼ指定の大きさです。双3極管6336Bの発熱は100Wの電球に匹敵するそうです。また電源トランスも相当熱くなるようです。その為、シャーシーの大きさを一回り大きくして、熱対策を施されたそうです。夏は聴けないかもしれませんね(笑)。

同じ形態のモノラルアンプ二台です。是枝さんは、ステレオアンプでも対称的には配線されません。右回りと左回りでは音が異なるからです。アンプは地磁気の影響を受けているので、反対回りだとやはり違う音がするのでしょう。待ちきれず繋いで見ました。電源を投入をしてから、一分経つとヒーターが暖まり、電源が投入されます。

最初の一音で驚きました!

何という音でしょう!非常に広帯域で、最低域まで延びています。ヴォリュームを絞っても音が痩せませんし、音の出方がシングルアンプの様に切れ味が良く、しかし、シングルでは絶対でない超低域まで楽々と再現します。音がダイナミックに変化して、音楽に追従していきます。ここがB電圧の変化に素早く対応する、DC-DCコンバータを使用したバイアス電圧の追従性の良さでしょうか。

是枝さんの6336Bp.p.アンプ
https://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=23652057&i=201502%2F11%2F99%2Ff0108399_16373357.jpg


新型プリの導入後の"Consequence"の音を聞いて以来、ユニコーンも何とかしなければと思っていた思いが充足しました。しかし、アンプだけでこれだけ音が変わるのも得難い経験です。本当に、オーディオは面白いし、まだまだしなければならないことが沢山あるという驚きと喜びを知りました。

今夜は、早速近所のO君とA氏も来られてお披露目会ですね。どの様な反応が返ってくるか、これもオーディオの楽しみの一つですね。

https://tannoy.exblog.jp/23652057/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1090.html#c17

[リバイバル3] 是枝アンプ 中川隆
18. 中川隆[-10714] koaQ7Jey 2020年10月22日 03:27:48 : aqJrPGiyr2 : dGEwdjFMc0FTbi4=[3]
『GRFのある部屋』さんについては真偽不明の噂もありますね。

学歴、社会的地位、財産の有る人は嫉妬の対象に成り易いのですね:

GRFのある部屋 Phile-webコミュニティ
http://community.phileweb.com/mypage/3735/

GRFのある部屋 tannoy.exblog.jp
http://tannoy.exblog.jp/

ベルウッド お茶の間オーディオ Phile-webコミュニティ
http://community.phileweb.com/mypage/2408/


うわさのオーディオ・サブルーム-ウェブリブログ
鈴木と北川の二人組 2015/08/08


Phile-web コミュニティでのハンドル名は知りませんが、都内に住む、この老輩の二人組がいろいろ悪さ(Phile-web コミュニティを使った商売)をしているとのホット情報がつい最近私のところに入ったので、ご注意を。

手口は、子分の鈴木がまず Phile-web コミュニティの登録メンバーの中からターゲット候補を人選します。

オフ会と称してターゲット候補の家に一人又は無関係な第三者の連れと一緒に訪れ、いろいろ世話を焼きます。

「あの『GRFのある部屋』さんが、そこまでしてくださる」と思わせるくらいそれはそれは熱心に汗水垂らしてシステム・セッティングの世話を焼きます。

オフ会の返礼に今度は鈴木がターゲット候補を自宅に招きます。
予想していたよりも音が悪いのでターゲット候補は??と思います。

以上がファースト・ステージです。

そこで鈴木と北川はこの相手がカネになるかどうか相談します。

相談の結果、「候補」がとれて晴れてターゲットに昇格しますと、今度は、鈴木がターゲットを伴って北川の家に行きます。

そして各部屋にある高額なSPの音を聴かせて、北川が頭ごなしにウンチクをたれます。
鈴木もウンチク話にしきりに相槌をうち、その話に衷心から感じ入っているような演技をします。

ターゲットは北川のウンチク話の勢いと鈴木の演技に完全に呑まれて「第一回洗脳」が終了します。
察するにどこかの新興宗教団体の勧誘の方法をそっくりマネたのではないかと思われます。

その後も何度かターゲットを北川のところに招き「被洗脳度の進み具合」などをみて、ターゲットに高額SP、アンプその他を紹介します。
この時、すでに心理的にもターゲットは断りにくい状況に追い込まれています。

「まるで音楽評論家のような鈴木とオーディオ評論家のような北川が揃って自分のような何も知らない者を厚遇してくれた」、

「このように立派な人たちのアドバイスに背くのは申し訳ない」、

「今後の付き合いを考えるとここで断るのはまずい」、

「この人たちとの知遇を大事にすることだ」、等々。

そこで紹介された高額SP、アンプその他に手を出してしまいます。

高額商品納入後に北川と鈴木が販売業者からバック・リベートを受取ります。

そういうことが過去から横行しているとの噂です。二人組にご注意を。

この二人組に限らず Phile-web コミュニティの場を利用して商売している人が少なくないようですが、「2対1」という状況に誘い込み、そこで相手の心理状態を利用するという点でこの二人の手口は悪質です。

情報元は二人の姓は教えてくれましたが、ハンドル名を教えてくれなかったので、推測結果(ハンドル名)をここに書くのはやめておきます。

以上、噂話でした。
http://27415664.at.webry.info/201508/article_1.html


鈴木と北川の二人組 その2 2015/08/17

先の噂話の続きです。情報元から追加情報が入ってきました。

それによりますと、鈴木は62歳、北川は69歳、
この二人がひとつのハンドル名『GRFのある部屋』を共用している、というのです。
それでもって互いが自分の主張を補強している、と。


勿論、鈴木(62歳)は「大学紛争世代」ではない、
「アンチ丸山」レスは北川(69歳)が執筆。
「孔子や孟子、寮歌」の妄想も北川(69歳)の発想。
日頃のおとなしめの投稿は鈴木(62歳)が執筆。編集部もこれを分かってて放置か?

あれだけ丸山さんのワーグナー賛歌を「貴族趣味」とけなしながら、自分は2週間のドイツ音楽旅行、これって矛盾するが、二人いれば、もう一人は矛盾しない。

鈴木(62歳)の方は「西蒲田の電気屋(宗教団体・創価学会の会員?)」の明示的広告塔です。

「『GRFのある部屋』」というのは、二人以外にも複数の関係者全員で堅守する、いわばブランド(Brand)。
それをひた隠すのが汚い。
一般に商売を禁じておきながら自分は勝手でしょ!というのは欺瞞。

つまり、皆のコミュニティなんだからその場での商売を禁じるという建前だけど、息のかかったやつのすることは黙認(しかもそれを隠匿)しているのであれば、汚い。

幼稚園のように楽しく遊びましょ、というのはそれでいいんです。単なるAV・オーディオ・音楽の好きな「園児」の集まりですからね。ところが、そこにボスがいて、「不法リッピングだ!」とか「超一流の大先生」を一刀両断でけなすとかの、園児の遊びの枠を大きくはみ出してくるところが問題なのです。

狭いオーディオ世界に閉じこもる(砂場で遊ぶ)のは勝手ですが、「違法・不法」などと身の程知らずの口出しをするのは筋違い、ブランド(Brand)自身がそれをわきまえないところが問題です。

そこである人が、

「領域から外に出てはいけない、領域外のことを専断的に扱ってはいけない」

と警鐘を鳴らした訳です。SACDリッピングの話はその警鐘のためのひとつの材料にすぎないのです。何も本気で考えているのではないのです。でも思わぬ反響にびっくりしたとその人が言っていました。

業界関係者がこぞって見に来たらしくて、あの時期はアクセス数が多くて、一覧ページを開くのにひどく手間取ったと皆さんが言ってますね。
あれこそ「瓢箪から駒」というやつかもしれませんね。

話は戻って、WEBコミュニティ主催者(編集部)は、『GRFのある部屋』というブランド(Brand)が叩かれ、そのような警鐘が鳴らされるのを嫌うので、お得意の「警告メール」を発し、それに加えて「自ら日記で掲示」するという手の込んだやり方をしているのではないかと思われます。

まるで江戸時代のお奉行がお触れ書きを立てるようなやり方で「町人」を制定しようとするんですね。

こんなの書いているヤツは、三流のオーディオ・アクセ出版社の三流社員ですが、江戸期300年の歴史で日本人のDNAにしみこんでいるので、このようなお触れ書きがよく効くと思っているのでしょう。

しかもSACDリッピング論に触れずに、SACDリッピング論を問題にしているような思わせぶりですが、実は自分らが一番こまっているのは、自分らに警鐘が鳴らされた事実なんですね。ところが多くの「町人」の眼光は必ずしも紙背に徹するには至らず、ほとんどの人はそこまでの事情はよめていないでしょう。


本当に困ったもんです。


以上、情報元からのホット情報でした(残念ながら今回も情報提供者の名前は出せません)。
http://27415664.at.webry.info/201508/article_7.html


木と北川の二人組 その3 2015/08/20

先の噂話の続きです。情報元から追加情報が入ってきました。以下、引用です。


あの北川、言葉巧みですから・・・。

私も1年前に伺っているのですが、

3階建ての自社ビルの中に2部屋あり、
6畳間のユニコーン(CDオンリー)、
後ろの部屋は30畳強はある部屋にあのGRFがコーナー(アナログオンリー)にT−4(平行法、CDオンリー)はリスポジソファから先1m強先に置いてあるその他いくつかのその昔のSP連が複数あります。

その30畳強の部屋、Phile-web コミュニティとか伺った時には出ませんが、なんと3千万かけて改造してるとのことです
(これは仲のいい、ジャズ好きの方がこの前教えてくれました)。

たしかに床は頑丈で壁も違う、天井も・・・ 
そういうことを言わないで、いい音でしょうを連発は、それこそ「きもい」です。

いい音どころか居心地は悪いです。北川の性格でしょう、これは。

音は出て「なんぼ」の世界ですが、このユニコーンは解像度が良過ぎて、すべての楽器が鮮明という異次元の音でもあるのです。
あの独特の無指向性のフルレンジのSPからと巧みなバックロード構造からの奏でる音と量感音域は確かにいいのですが問題は駆動する是枝パワーとサウンドパーツ社のプリがあまりにもきれいすぎて「潔癖症」の音質と重箱を突くようでなんでも、聞こえない音まで出てくる始末。

それがいいだなんて、ちょいおかしい。

美しい奏でる音なら許せるのですがきれいではだめなんです。
それとリスポジがキッチン用の椅子であることでやや見下ろす感じです(ユニコーンが低いせいもあり)。

コンサートでいう中二階から観た聴いた感じでしょうか・・・それも有りでいいのですが、問題は音源が上に伸びない、つまり途中で音が沈むという感じです。
奥行きも壁べったりのため(6畳間を横長に)奥行きが寸詰まりです。

そのためガラスのよくある家庭のやや大きい「水槽の中での演奏を」聴いている感じです。
悪く言えば箱庭。
それに輪をかけるのが、どのCDでも同じ音質、これはいただけない、最悪! 
そして、ジャズは掛けてくれない、こちら持参のCD(クラ)も掛けてくれない、
つまり悪いとこは聴かれたくないということであり、これは他の人でもそれは同じことを聞いております。

T4、GRFも有りますが、欠点を観られたくない聴かれたくないという、ほんと演技がうまい雲助ですネ! 
このような音を初めて聞く人は、言葉巧みな戦術に入り込む恐ろしさです。


ユニコーンSPはとてもいいSPなんですが、やはり駆動側の問題が多分にあるのは聴いていても大いに感じます。
それに気が付かない北川は、やはり「お山の大将」が抜けきらないのでしょう。

30畳強のタンノイ部屋、GRFは、一言でいえば、もう古い音源の鳴り方は否めません。
コーナー置きはその昔のヴアイタボックス(クリプッシュホーン)と同じですが、GRFのほうが音の古さ(古典)がありもうお役御免でしょうか。
ソースはアナログオンリーでありカスタムメイドの超高級アンプ(球)でしょうか。

彼の鳴らし方は、奏者の解釈ではなくそれこそ「蜃気楼」そのものです。
いい悪いは別にしてもリスポジからの距離6m強はあるでしょうか、
そこのオケは蜃気楼のように並びますが、ハイライトはそこまでです。
楽器類の音色、艶、音楽の力強さ等は感じ取れません・・・
そうモノクロ。
こみあげてくるオケの音圧に空気感がないので、ただ「蜃気楼」が平然と並んでいる。
やはりホールの雰囲気を取りあえず、といった感じです。

音楽を聴く、これもありですが、どちらかというと雰囲気感と各演奏楽団のくせ(性格といいましょうか)を楽しんでいるようですネ。よく会話に出てきますから・・・オケの当てっこが好きなようです。

LP扱うのもクリーニング液には2万円(5cc)もする液体を針の掃除に毎回使い、針圧も0.1刻みのセッテイングには呆れるばかりです。こういう人もいることは、それも趣味と割り切ればですが、毎回能書きがうるさいのです。つまり自慢なんでしょう。

T4の平行法、これは Phile-webコミュニティ(彼のブログでも)では結構影響受けた人が多いのも事実ですが、次第に「それはないだろう」が分かってきた人も出てきてます。
つまり、リスポジやや先に置くか、壁手前に置くかの選択肢があるのですが、彼はリスポジやや先(1m)で行っているのですが、これが飛んでもない悪であるのです。

ゲストからのCDを掛けさせないこと、彼の選択CDのみ、つまりいいとこCDのソフトしか掛けない。

これには裏があり、つまりT4の後ろは6mあまりの空間があり、ここに音の像(蜃気楼)が浮かび上がるのですが、それはそれでいいのです。
しかし問題は、そのソースはすべて音場性のあるソフトでないと後方に集まらないのです。

これが普通の録音・・・手前SPから出る音源(一部の楽器等)と奥の空間に集まる音源とでは、その距離に「間」(間が抜けた空間)が空いてまとまった音楽が構成されないのです。

例えばジャズで見れば、手前の右SPではベースが鳴り(それもあの小さい口径からですから箱全体ではないのです)、奥ではドラムが鳴るとすると、ベースとドラムの距離(数メートル)が途方もなく間があるというこの違和感が発生するというものです。

このことは北川は絶対に言わないのと、言えば商売(T4=平行法同時売り込み)にも影響が出るということが分かっているからです。

また壁にやや近い置き方(平行法)でも、同じような傾向はありますが、これなどは奥行き感が薄れ定位も良くは無いのです。


これはあの鈴木邸がそうです。

リスポジでは定位が定まらなく、音の像も小さく聴けたものではない。

いいとこは奥の隅(L型部屋の構造?)
ここは、一応ホール感(S席でも壁よりの後方)がそれなりに味わえる、という鈴木の求める音であると思います。

しかしT4の口径(14cm?)と箱の限界(奥行き稼いでいますが)があるので、量感音域等の消えるのが早いのもこの影響でしょうか。ソースはCDメインですがやはり、どのソースも同じ音質には参ります。

どちらかというと無色透明ですネー。
「静」だとか「ラダーケーブル」を使い盛んにクリアー感を目指しているようで。
でもそれらに色艶、音源の太さ感が出てくればまだ聴きやすくなるのですが。

本人はあれだけコンサートに通っているのに、再生音は正反対の音質。よくわかりません。

平行法もいいけど、もう少し内ぶりであれば濃厚な音源が出てくると思われるのですが、そこは ホール感=雰囲気 を優先する、兄貴分の北川がそうはさせないのだと思います。

以上、引用でした。いろいろありますね、この世界は。
http://27415664.at.webry.info/201508/article_15.html


鈴木と北川の二人組 その4 2015/08/22


Phile-webコミュニティでの二人組の「釣果」について、次のような追加情報が入ってきました。


Phile-webコミュニティ
GRFのある部屋 - お気に入りユーザー一覧
http://community.phileweb.com/mypage/f_user/3735/0/


その第1号が「椀方」さん(その前には、ユニコーンのSPのみを納入して既存SPとの複合型を試みるも失敗)。これは「椀方」さんが Phile-web コミュニティ記事にしていました。

Phile-web コミュニティで、私が知っている限り「犠牲」になった人と、危うくセーフの人は数知れずです。

北川は基本的には、犠牲者のお宅に鈴木と伺うというやり方で、決してひとりでは行かないです。必ず鈴木が行った後に二人で行くのが今までのパターン。

犠牲者側が北川を呼ぶにあたってもその前に鈴木が来てますので安心感があるというわけです。主導は北川です。鈴木も共犯です。

少なくとも私が知っているかぎりで表沙汰になった人たちは次の通りです。


犠牲者の中でも本信者になってしまったのは、「椀方」さん。

「横浜のvafan」さんは今は危ういですが現行のSPでどれだけ我慢できるかです。

「にら」さんは資金がないということで、今は静かにしてますが、しばらく様子見でしょうか。

「クー△△△」さんには私が注意喚起したので来なくなったとか。

「akahanamizuki」さんも危うかったけど、彼の読みで距離を取るようになった(裏メールでの平行法の押しつけがしつこいようなことあり)。

「Loge」さん。これが問題です。長野の個人ガレージメーカーで修理等の工房。すでに相互訪問してますね。

「RICHEBOURG」さん。北川は鈴木と押しかけて平行法を押し付け、DACの中古を60万で売りつけ。音がおかしいので聴きに来てと誘いがあり、私が伺って聴いた音は、「なんじゃこの音は」でしたネ。


簡単に言いますと、たしかに平行法。しかしどう見てもぼけた「蜃気楼」というか音像がぼやけてしまっている。ピアノ・コンチェルトのピアノが後方ティンパニーの位置から鳴る、こんなの信じられんです。また、後日、置いて行ったというDACもメーカー名は「知り合い先の」ということで、「RICHEBOURG」も「???」。

そのDACも人工的な音、もしくは半導体の基板の音、現状のラックスCDPのほうが好いのです。後にDACも返却へ、平行法はその日のうちにやや内ぶりに修正、これで音が活きてきたのです。


私の見るところ第一次面接試験で落ちた候補者(というか正確には犠牲者にならずに済んだ人)は、最近では、「genmi」さん、「K&K」さんといったところでしょうか。


ごく最近では「バック△△△」さんに早速手を出しているようで、ご注意、ご注意。


以上です。追加情報はすべてフルネームですが、いろいろ差し障りがあるようなので一部を伏せ字にさせて頂きました。悪しからず、ご了承ください。
http://27415664.at.webry.info/201508/article_16.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1090.html#c18

[リバイバル3] 是枝アンプ 中川隆
19. 2020年10月22日 03:34:54 : aqJrPGiyr2 : dGEwdjFMc0FTbi4=[4]
晴耕雨聴 2018年04月14日
是枝式プリアンプをFascination-LLAAに取り替えました(前編)
https://91683924.at.webry.info/201804/article_13.html

画像
https://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/013/416/33/N000/000/010/152369341870651247179_1..jpg

 (新装なったベンプレ亭書斎のコントロール部門です。左端のラック、ガラードTの下が新規導入のLLAAです) 

 ベンプレ親父も40年以上オーディオをやっていますから、プリアンプもいくつか使いましたが、現在使用中の機器は

@是枝式2chラインアンプ、
AマッキントッシュC40、
Bリーク・バリスロープV

です。

 バイタボックス・バスビンシステムとロンドンウエスタン2080、2090システムに信号を送っているのは@で、ベンプレ亭書斎オーディオシステムの司令塔になっています。

画像
https://91683924.at.webry.info/upload/detail/013/416/33/N000/000/010/152369361292189180179_5.jpg.html

 (@是枝式真空管プリアンプの写真です)
 このプリは4球式のラインアンプで、デザインはオンライフU22、マークレビンソンLNP-2L、伊藤喜多男先生CRESCENT RA1501-1と共通しています。
VUメーターを2個フロントパネルに配すると、このデザインに帰結しますよね。それだけに大変完成度の高いデザインです。

 このプリを購入したあと、更に凄そうな是枝式ライン・プリアンプFascination-LLAAが管球王国で発表されましたが、価格も目の玉が飛び出るほど。
 このプリは回路的には使用中の@と大きく変わるところはないそうですが、パーツが高級化されており、シャーシがジュラルミンの削り出しです。

 ジェフローランドがジュラルミン角材を削り出してケースとしたプリを作っていましたが、これほど大きなジュラルミン槐を削り出したものを私は見たことがありません。
 確かに凄いとは思いますが、@をLLAAに入れ替えるのはやり過ぎだと思いました。回路が同じなら、それ程極端に音は変わらないんじゃないかな?と。

 さて、確定申告も済み、貯金通帳の中身も残高が確定しました。娘も4月から東京都下の臨床研修病院に就職し、スネを齧られる事も無くなりました。このタイミングで「@を下取りますからLLAAどうですか」との悪魔の囁きが。
 下取り品があっても、貯金がすっからかんになるほど高い買い物ですが・・・

https://91683924.at.webry.info/201804/article_13.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1090.html#c19

[リバイバル3] 是枝アンプ 中川隆
20. 中川隆[-10713] koaQ7Jey 2020年10月22日 03:36:47 : aqJrPGiyr2 : dGEwdjFMc0FTbi4=[5]
晴耕雨聴 2018年04月14日
是枝式プリアンプをFascination-LLAAに取り替えました(中編)
https://91683924.at.webry.info/201804/article_14.html


画像
https://91683924.at.webry.info/upload/detail/013/416/33/N000/000/010/152369483951480902179_2_20180414173400.jpg.html

画像
https://91683924.at.webry.info/upload/detail/013/416/33/N000/000/010/152369486200136285179_3.jpg.html

(LLAAの前面と後面です。後面の左上に製造番号が彫ってあり、001となっています。鏡面仕上げなので、写真は上手く写りませんね)

 LLAAは受注生産品ですが、ベンプレ亭書斎に収まったのは是枝さんが自分のお店、オーディオマエストロでお客さんに聴かせるために使用していたブツです。ですからエージングは十分ですね。
 管球王国に出したLLAAがプロトタイプで、今回購入したブツは製造番号001、市販第1号機だそうです。

 LLAAの@と異なる所は、フロントパネルではVUメーター、バランスボリューム、モードセレクターが無い事、メインボリュームが単連となり左右独立になっている事でしょうか。
 
 バックパネルでは入力端子が4系統から5系統に増えていること、出力端子が2系統から5系統に増えていること。それから有線のボリュームコントローラーが省かれていることでしょう。

 もちろん一番違うのはシャーシです。@は普通の薄い鉄板、アルミ板で構成されていますが、LLAAはジュラルミンの削り出しです。
 なんでも38kgのジュラルミン槐を削り出して厚さ10mmのシャーシとしているとか。完成重量は15.1kgですから、シャーシだけで10kgはあるでしょう。
 仕上げは鏡面仕上げ、機材の扱いがぞんざいなベンプレ親父は直に指紋だらけにしちゃうのではw

 このアンプで一番変わっているのは出力端子が5系統もあることです。
 なぜこんなに多いのかといいますと、LLAAはマルチアンプを理想的に構築するために、これだけの出力端子を設けてあるそうです。

 一般に、チャンデバは1系統から出力をもらって、これを次々と受け渡して3way、4wayと帯域を分けていきます。
 これで良いのですが、真空管式アナログ・チャンデバは各チャンネルの相互干渉を解決するのが大変だそうです。
 実際、我が家の3way真空管式チャンデバ(ロンドンウエスタン・システム用)、4way真空管式チャンデバ(バスビン・システム用)はどちらもドック入りの経験があります。
 
 理想的にはチャンデバは各帯域に1台。ですから3wayマルチアンプをやるなら3台のチャンデバ、4wayをやるなら4台のチャンデバを使用するのがBestだそうです。
 チャンデバは文字通り「出力を分割する」ものですが、発想を転換し、帯域を分けるのではなく、各スピーカー・ユニットをドライブするパワーアンプに、「そのユニットで再生したい帯域を供給するのがチャンデバ」との考えです。

 例えば、500Hz、5KHzクロスの3wayスピーカーがあったとします。
 ミッドレンジ500Hz〜5KHzの帯域制限を行うチャンデバは、プリアウトから直接信号をもらい、ハイパス・ローパスフィルターで500Hz〜5KHzの帯域制限を掛け、その信号をスコーカーをドライブするパワーアンプに送り込むという塩梅です。
 
 でもどう思います?これこそ「大げさ」っちゅうもんですよねぇ。家庭で音楽鑑賞してるだけですぞ、ベンプレ親父は。

 ですから、ベンプレ親父はLLAA、逝く事にしました。あれっ?

https://91683924.at.webry.info/201804/article_14.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1090.html#c20

[リバイバル3] 是枝アンプ 中川隆
21. 中川隆[-10712] koaQ7Jey 2020年10月22日 03:38:27 : aqJrPGiyr2 : dGEwdjFMc0FTbi4=[6]
晴耕雨聴 2018年04月14日
是枝式プリアンプをFascination-LLAAに取り替えました(後編)
https://91683924.at.webry.info/201804/article_15.html


画像
https://91683924.at.webry.info/upload/detail/013/416/33/N000/000/010/152369497856093556179_4.jpg.html

 (これまで@が占めていた玉座のポジションにLLAAを収め、配線しました)
 ロンドンウエスタン・システムを使用し、ショルティー、シカゴのマーラー交響曲第五番のLPで試聴開始です。

 うおっ、凄く低域が伸びて安定した音ですね。私はオーディオ機器を評価するときに周波数レンジは無視しています。レンジを広げるのなんて簡単ですからな。
 でもLLAA、第一印象は「低域の伸びが凄い」でした。グランカッサの皮の震えが手に取るように分かります。
  
とにかく音が安定していて揺るぎないです。地面深くに太い杭を打ち込んだようなどっしりとした音ですね。
 極端な事を言うと、これまでは波間に浮かぶ小舟、LLAAは錨を下ろした巨大艦船です。

 音色の美しさがスポイルされていないか、SACDのR.シュトラウス、ティリングの「赤いバラ」を聴きましたが、こちらも申し分ないですね。

 音の暖かさ、湿り気をチェック、SACDのプレスリー「愛さずにはいられない」これもOKです。

 次はグルーブ感をチェック、マイルスのLP、カインド・オブ・ブルーから「ソー・ファット」。おーっノリは良いですよ。ぐんぐん引き込まれます。

 次はバスビン・システムを使用し、最近手に入れたステサン直売のSACD、ショルティ、ウィーンフィルの「ワルキューレ」SACDです。ぐおーっ、眼前にブリュンヒルデを覆い隠す巨大な炎が見えますぞ。

 LPに戻り、お気に入りのスイットナー、ドレスデンの「後宮からの遁走」を。ソプラノの美声と残響感のあるオケのバランスも素晴らしいですね。

 同じ回路のアンプでも、シャーシで随分音が違うんですね。
 正直なところ、こんなシャーシは過剰品質、コケ脅しだと思っていましたが、私が間違っていました。
 ( `・ω・) ウーム… アナログ回路では、物量は正義なんですな。

 LLAA、買ってしまった以上、次は理想的な「チャンデバの4台使用」を狙わざるを得ませんが・・・資金の手当てをどうしよう。
ベンプレ亭書斎で売れそうなものは全部売らないといけませんね。

 実は・・・アルテック1568Aペア、806ペア、32Bペア、MCトランス、500Hzクロスの大型NW、全部売っ払っちゃいましたw

https://91683924.at.webry.info/201804/article_15.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1090.html#c21

[リバイバル3] 是枝アンプ 中川隆
22. 中川隆[-10711] koaQ7Jey 2020年10月22日 03:50:14 : aqJrPGiyr2 : dGEwdjFMc0FTbi4=[7]
是枝氏設計の管球式ステレオパワーアンプ「PLA87」は、クールな外観と美しい響きが魅力の高コスパモデルだ
2018年3月30日/木村雅人
http://www.stereosound.co.jp/review/article/2018/03/30/66303.html



出力管はエレクトロ・ハーモニクス製「6550EH」
http://www.stereosound.co.jp/review/article/2018/03/29/review_180324_koreeda_01-2.jpg 


6月29日(金)までの期間限定で受注生産されている、管球式シングルパワーアンプ「PLA87」をご紹介する。クラシカルなのに現代的な雰囲気が漂うクールな外観と、美しい中高音の響きとキレある低音を併せ持った魅力たっぷりな1台だった。では、どんなモデルなのか、詳しく説明していこう。


 管球式アンプ(真空管アンプ)は、その名の通り真空管を増幅回路等に用いたアンプのことだ。増幅素子が半導体であるトランジスターに置き換わる1960年代頃まで、家庭用はもちろん映画館や放送局のような業務分野でも幅広く管球式アンプが使われた。

 量産のしやすいトランジスターアンプ全盛の現在でも、独特の形状や半導体アンプにはない色気のある音質に魅入られて愛好しているユーザーは多い。また、自作キットを購入したり、自ら設計したりとハンドメイドしている方が多いのも管球式アンプの特長だろう。

 人によって受け取り方に差はあるだろうが、筆者は真空管のサウンドを「温かみのある親しみやすい音色」、トランジスターを「ソリッドかつ客観的な音色」だと感じている。昨今話題のアナログレコードとデジタルメディア(ファイル)をイメージすると分かりやすいだろうか。

これは、単なる回顧主義ではないと筆者は考えている。科学が発達しても、当時の技術で作ったオーディオ機器でしか出せないサウンドは確かにある。プロの奏者が、あえて昔に作られた楽器を追い求めているのと似ているかも知れない。本機も真空管という時代を超えたデバイスが、現代に生きているのだ。
改良の余地まで練られた設計に感心
 前置きが長くなってしまったが、いよいよ「PLA87」の製品紹介に移りたい。本機はステレオサウンドの刊行物である『管球王国』Vol.87の連載「マイ・ハンディクラフト」で紹介されたステレオパワーアンプである。

 3タイプあり、完成品が2種類、自身で組み立てるパーツキット1種類となる。完成品は前段管が異なり、一つは「6SJ7」(RCA製)が、もう一つは「6AC7」(RCA製)が付属する。パーツキットは前段管が「6SJ7」となり、出力管は付属しない。今回試聴したのは、前段管が「6SJ7」の完成品(頒布価格¥360,000税込)だ。

 設計は『管球王国』執筆陣でお馴染みの是枝重治氏である。出力管はエレクトロ・ハーモニックス製の「6550EH」を採用。同氏いわく「あまりの美しい音」と最近のお気に入りだそうだ。最大出力は12Wで、入力端子はRCAアンバランス一系統。出力が12W+12Wと聞くとちょっと足りない気がするかもしれないけど、管球式アンプならば一般的な試聴環境からするとこれでも多いぐらいなので問題はない。

 注目なのは、パワーアンプながらもRCA入力直後にボリュームが付いている点。是枝氏に聞いたところ、2つの役割があった。一つはハイゲインプリアンプとつないだ時の調整用。もう一つはアップグレードの余地を設けるためで、ボリュームの代わりにMT管を載せれば多段回路にできる。これにより、例えば入力ゲインの低いプリアンプでもマッチングがしやすくなる。

 トランスケースは専用塗装が施されている。カラーリングの淡いグリーンもセンスを感じさせる。このトランスケースを指で軽く叩いてみると程よい減衰力があるのを感じた。これは振動面でも有利なはずだ。是枝氏のこだわりはこれだけではない。ネガティヴフィードバックの抵抗は東京高音電波の特注品を採用し、線材も耐圧に優れた米AWMフックアップワイヤーと上げればキリがない。ゼロから設計するからこそ、できうるこだわりようだ。

 シャーシはステンレス製で前述した淡いグリーンとの組み合わせは、クラシカルかつ現代的な雰囲気を纏っている。試聴機を借用中に、私の試聴室に数人の女性が訪れたので「PLA87」を観てもらった。口を揃えて彼女たちが「可愛らしい」と表現したのは印象的だった。是枝氏の作るモデルは、私が見ても外観の佇まいが洗練されている。官能評価に率直な女性から同様のコメントがもらえて、それが正しいと確認できたとともに、氏の面目躍如たる仕事ぶりに恐れ入った次第だ。

取り付けているのが出力管「6550EH」(エレクトロ・ハーモニックス製)

取り付けているのが出力管「6550EH」(エレクトロ・ハーモニックス製)

前段管の「6SJ7」は背面側の端子に取り付ける

前段管の「6SJ7」は背面側の端子に取り付ける

瀟洒な外観から放たれる、美しい響きとキレ味の良い低音が魅力
 試聴はいつもの通り筆者の部屋で行なった。試聴機は前述のとおり、前段管に「6SJ7」が使われている完成品タイプである。スピーカーは、筆者がリファレンスにしているダイヤトーン「DS-2000ZX」を使用した。30cmウーファーを搭載しており、鳴らしきれるか不安だったが、テストで安定してドライブしていたので、そのまま使うことにした。プレーヤーは、ディスク試聴にパイオニア「BDP-LX88」をデジタルファイル再生には同「N-70AE」を使用している。

 最初に聴いたのはステレオサウンドストアから発売されている、『ワーグナー:楽劇《ラインの黄金》〜ニーベルングの指環 序夜』(SACDシングルレイヤー)の「ヴァルハラ城への神々の入城」が流れるチャプター14からである。このディスクは、1970年代に、英国デッカから日本のキングレコードに送られたセフティ・アナログ・マスターテープからフラットトランスファーによりデジタル化されたものだ。

 メタルスタンパーに不備があったときに使うよう、マスターテープからコピーされたものだが、それ故にほとんど使われていない。オリジナルマスターは幾度となく再生されているので、テープとしての品質は、長く倉庫に埋もれていたこちらの方が良いといえるだろう。詳しくはこちらのページで詳しく紹介されている。

 本機は華やかな響きと、繊細のある表現力で「ヴァルハラ城への神々の入城」を聴かせてくれた。独特の多彩なサウンドは華やかに、そしてワーグナーらしい充実した中低音のキレがいい。ワーグナーは多様の管楽器を使い、奥深いサウンド作り出す作曲家だが、その気持ちいい響きをしっかりと描き出していた。

 次に私がリファレンスにしている大阪市音楽団の「風紋保科 洋作品集」から『風紋』を聴いてみる(44.1kHz/16bit/WAV)。これも実にクールかつ陰影があって、フレッシュなサウンドであった。回路構成がシンプルなのが功を奏しているのだろう。

 「PLA87」は美しい響きとキレ味の良い低音が魅力的のパワーアンプだ。価格を超えたサウンドは、さらに上位の本格的なオーディオシステムと渡り合える実力を備えている。センスの良いデザインも魅力で、書斎やリビングのオーディオスペースに置いても、さりげなく存在を主張しつつ、雰囲気を損なわない。管球式アンプが欲しいけれど、ヴィンテージは不安といった方や、人と違ったオーディオ機器を探しているこだわり派に、うってつけのモデルだろう。なお、本機の受付は6月29日(土)18:00まで。この機会をお見逃しなく。

木村氏の試聴ルーム。スピーカーは、ダイヤトーン「DS-2000ZX」を使用

接続したケーブルの様子。前段管の間にある黒く小さい突起がボリュームつまみ
http://www.stereosound.co.jp/review/article/2018/03/30/66303.html


【製品紹介】

http://www.stereosound.co.jp/review/article/2018/03/29/news_180129_PLA87_01.jpg


PLA87 [完成品・前段管6SJ7付属] ※試聴したモデル
¥360,000(税込)
●最大出力:12W+12W
●入力端子:LINE1系統(RCAアンバランス)
●入力感度/インピーダンス:800mV/100kΩ
●負荷インピーダンス:4Ω/8Ω/16Ω
●使用真空管:6SJ7(RCA)×2、6550EH(Electro Harmonix)×2
●外形寸法:W330×H150×D215mm/9.5kg

PLA87 [完成品・前段管6AC7付属]
¥380,000(税込)
●使用真空管:6AC7(RCA)×2、6550EH(Electro Harmonix)×2

PLA87 [パーツ一式・出力管なし6SJ7付属]
¥260,000(税込)
●真空管:前段の真空管6SJ7(RCA)×2のみ付属。出力管の6550EH(エレクトロ・ハーモニックス)は付属しません

http://www.stereosound.co.jp/review/article/2018/03/30/66303.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1090.html#c22

[リバイバル3] 是枝アンプ 中川隆
23. 中川隆[-10710] koaQ7Jey 2020年10月22日 03:52:26 : aqJrPGiyr2 : dGEwdjFMc0FTbi4=[8]
管球式ステレオパワーアンプ「PLA87」が期間限定で受注生産開始。是枝重治氏がエレクトロ・ハーモニクス製6550EHの特性を活かすべく設計
2018年1月29日/Stereo Sound ONLINE 編集部・草野晃輔
http://www.stereosound.co.jp/review/article/2018/01/29/64869.html

 自作オーディオ愛好家から支持を集めている『管球王国』の記事「マイ・ハンディクラフト」。本日1月29日発売の『管球王国 Vol.87』で紹介しているのが、是枝重治氏設計の管球式シングルパワーアンプ「PLA87」だ。

 本機が採用する出力管はエレクトロ・ハーモニックスの6550EH。是枝氏が「最近とても気に入っている」と語るほどの魅力を見出しており、その美音を引き出すべく設計されている。そのベースとなるのが、是枝氏が設計したシングルパワーアンプ「KT88シングル」。2000年発売の『管球王国 Vol.15』で発表され、今だに高い評価を得ている。

 電源/出力トランスには秋葉原の専門店、春日無線変圧器製を採用。電源トランスKmB340Fを縦型両カバー付き・リード線引出しタイプの特注仕様として薄型のシャーシを実現し、瀟洒なアンプにまとめ上げた。出力トランスKA2535Sは、負帰還の掛けやすい優秀な帯域特性、位相特性を持つ。

 回路は前段に6SN7あるいは6AC7を用いる5極管2段増幅。出力管6550EHは5極管接続・自己バイアス動作で、1次、2次合計20dBのNFBを掛けて出力12W+12Wを得る。音質を左右する局部帰還抵抗には東京光音電波製、RN75スケルトン型特注品を採用した。

 大型モニタースピーカーBowers & Wilkins「800D3」との組合せて聴いた、オーディオ評論家の三浦孝仁氏は「腰の据わった安定感が得られている」と評した。詳しくは『管球王国 Vol.87』をご覧いただきたい。

 この、管球式シングルパワーアンプ「PLA87」が、特別に6月29日(金)までの期間限定で頒布される。ラインナップは完成品が「前段管6Sj7付属」と「前段管6AC7付属」の2種類、これに、自分で組み立てる喜びを味わいたい方に「パーツ一式(出力管なし)」の合計3種類。

 このチャンスに「PLA87」を手にし、今注目のエレハモ製6550EHのサウンドを楽しんでいただきたい。

↑リアビュー。左端にインレット式の電源ケーブルを配する。固定端子台型のスピーカー出力端子は4Ω/8Ω/16Ωに対応。中央に1系統のLINE入力RCAアンバランス端子を装備する

↑リアビュー。左端にインレット式の電源ケーブルを配する。固定端子台型のスピーカー出力端子は4Ω/8Ω/16Ωに対応。中央に1系統のLINE入力RCAアンバランス端子を装備する

↑トップビュー。写真左上に2本の前段管とボリュウムツマミが見える。その下が春日無線変圧器製出力トランスKA-2535S。写真右上の円筒ケースには電源部整流回路の半導体リップルフィルターが収められる。写真下フロントパネル側左端がパイロットランプ。その右の2本の出力管6550EHの右に電源ON/OFFスイッチを配する。試作機はレイアウトの調整をしやすいアルミ製シャーシを用いたが、実機はステンレス製シャーシを採用する

↑トップビュー。写真左上に2本の前段管とボリュウムツマミが見える。その下が春日無線変圧器製出力トランスKA-2535S。写真右上の円筒ケースには電源部整流回路の半導体リップルフィルターが収められる。写真下フロントパネル側左端がパイロットランプ。その右の2本の出力管6550EHの右に電源ON/OFFスイッチを配する。試作機はレイアウトの調整をしやすいアルミ製シャーシを用いたが、実機はステンレス製シャーシを採用する

↑内部を見る。写真は試作機で、実機の内部配線材は外形1.7mm/試験電圧DC6kV/耐熱105度の仕様を持つ米AWMのフックアップワイヤーに変更される

↑内部を見る。写真は試作機で、実機の内部配線材は外形1.7mm/試験電圧DC6kV/耐熱105度の仕様を持つ米AWMのフックアップワイヤーに変更される

【製品紹介】
PLA87 [パーツ一式・出力管なし6SJ7付属]
¥260,000(税込)
●最大出力:12W+12W
●入力端子:LINE1系統(RCAアンバランス)
●入力感度/インピーダンス:800mV/100kΩ
●負荷インピーダンス:4Ω/8Ω/16Ω
●真空管:前段の真空管6SJ7(RCA)×2のみ付属。出力管の6550EH(エレクトロ・ハーモニックス)は付属しません
●外形寸法:W330×H150×D215mm/9.5kg


PLA87 [完成品・前段管6SJ7付属]
¥360,000(税込)
●最大出力:12W+12W
●入力端子:LINE1系統(RCAアンバランス)
●入力感度/インピーダンス:800mV/100kΩ
●負荷インピーダンス:4Ω/8Ω/16Ω
●使用真空管:6SJ7(RCA)×2、6550EH(Electro Harmonix)×2
●外形寸法:W330×H150×D215mm/9.5kg


PLA87 [完成品・前段管6AC7付属]
¥380,000(税込)
●最大出力:12W+12W
●入力端子:LINE1系統(RCAアンバランス)
●入力感度/インピーダンス:800mV/100kΩ
●負荷インピーダンス:4Ω/8Ω/16Ω
●使用真空管:6AC7(RCA)×2、6550EH(Electro Harmonix)×2
●外形寸法:W330×H150×D215mm/9.5kg

http://www.stereosound.co.jp/review/article/2018/01/29/64869.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1090.html#c23

[リバイバル3] 是枝アンプ 中川隆
24. 2020年10月22日 03:58:14 : aqJrPGiyr2 : dGEwdjFMc0FTbi4=[9]
2014年 01月 30日
I.Kさんのプリアンプ : GRFのある部屋
https://tannoy.exblog.jp/21338066/

GRF様

わたしの新しいプリアンプ報告です。かなり長くなるでしょうがご容赦ください。

昨年末12月29日の深夜、是枝さんからのメールで、先ほど、プリアンプが出来上がったので明日取りに来てほしいとのことで、30日に朝から岡山まで300キロの往復です。

1.12月30日午後 「空前絶後」

その日は部屋を暖めたり、端子を拭き直したり、いろいろと前準備が大変です。やっと音出し、数曲の女性ボーカル(キャロル・キッド)を聴いただけですが、それだけで充分解ります。空前絶後のダイナミックレンジです。今までと全く違う。パワーアンプが更に上質のハイパワーアンプに変化したようです。パワーアンプへの働きかけが尋常ではないようです。優しいのにシャープです。SNも極めていいと思いますし、情報量もかなり多くなっていると思いますが、音は極めて自然です。

数曲聴いて、はたっと思い直し、風呂に入り、じっくりとマイスキーのバッハの無伴奏(旧盤)を聴き直しました。本人は斎戒沐浴のつもりです、笑い。

ここで先ほどの空前絶後という言葉が浮かびました。こんなに上手く鳴るとは、信じられない思いです。きっとライブの音よりもいい、そんな気がしてきます。あり得ない音です。

https://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=21338066&i=201401%2F28%2F99%2Ff0108399_9482242.jpg


2. 大晦日「夢は醒めず」

夢は覚めず翌朝に至っても空前絶後のいい音がしています。

イザベル・ファウストのベルクのヴィオリンコンチェルトをかけてみました。弦も気が遠くなるほど上手く鳴る感じです。ヴィオリンソロをうまく鳴らすのは実に難しい、これがオーディオファイル何十年の実感です。しかも現代曲のヴィオリンは更に難しい。ところがすんなりクリアーしています。いやそれどころではなくとてつもなく上手く鳴るのです。

昨日マイスキーのソロで感じたライブでもこんなにうまくは鳴らない、そんな感覚がここでも襲ってきます、誠に信じ難いことですが。ベルクのヴィオリン、キョンファチョンもムターも聴き比べました、どれもほんとうに上手く鳴ってくれます。

素晴らしく透き通った音なのにハイ上がりでない、優しいのに決して呆けた音ではない、しっかりとしているのに強調感はない ・・・ こんなオーディオ的矛盾をかつて体験したことがありました。

初めてウィーンのムジークフェラインザールを訪れたとき、あのウィーン交響楽団のエグモントの出だしにほんとうに驚きました。何でこんな音がするのだ ・・・ あの時の矛盾に充ちた感覚に今回のプリアンプ体験は極めて似ています。

ブルックナー6番2楽章、アルブレヒト、チェコフィルの演奏は出だし、恐ろしいほどコントラバスが盛り上がってきます。それでいてそれ程ボリュームは大きくないのです。あのプラハのドヴォルザークホールは確かにそんな音がするのです。わたしの中ではムジークフェラインに並ぶ奇跡のホールです。その奇跡の感覚が甦ってきます。恐ろしいことです。

3.「ピアノとヴィオリンの両立」

五味さんは弦を上手く鳴らすスピーカーとピアノを上手く鳴らすスピーカーは違う、両立しないと何度も書かれていました。

エデルマンの弾くショパンのバラード、ランランのラフマニノフの2番、これまたとても、うまく鳴りました。弦とピアノを両立させる条件は実はスピーカーではなくプリアンプだったのですね。今回の衝撃のプリアンプはそれを雄弁に証明しています。

瀬川冬樹さんは、はっきりとプリアンプ志向の方でした、わたしもそうありたいと常に感じていましたが、今回それが誠に見事に証明されました。

五味さんの表現では「堪えられないほど上手く鳴る、気が遠くなるほど上手く鳴る」、瀬川さんならは「うれしくてうれしくて転げ回りたいほどいい音がする」 先ずはこんなところでしょうか。

とにかく感謝の言葉としては全く不足かもしれませんが、最高傑作の完成された是枝さんに誠に感謝する次第です。

https://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=21338066&i=201401%2F28%2F99%2Ff0108399_9574328.jpg


4.元旦 「マーラーが素晴らしい」

新年、朝の一曲目はマーラー3番2楽章からスタートしました。非常にチャーミングな出だしで、新春にふさわしいかなと思いました。インバル指揮の東京都響の演奏です。音質ですが、夢はまだ続いているようです。しっとりとした極上の美しさです。

大晦日深夜にはやや後退したと感じるときもありましたが、朝には絶頂のコンディションに戻したようです。多くの部品が一様にエージングが進むわけでもないでしょうから、若干の凸凹は当然なのでしょう。

インバルで一曲通してから名録音、ハインツ・レグナー、ベルリン放送交響楽団の同じくマーラー3番を聴いています。深々として奥行きと恐ろしいほどの高さの表現力があります。LP時代から聴いているいぶし銀の名録音名演奏です。インバル盤は実にカラフルでやや音が前に寄りますが、好対照です。いずれにしろ最終楽章のしみじみとした幸福感、愉悦に満ちた豊饒の響きは人生最後はこうありたいと思わせる楽章です。

どうも今回のプリアンプ、シンフォニーではマーラーがとりわけ抜群のようです。複雑さ、色彩感、多彩さ、この辺の表現が極めて得意なようです。

もちろんブラームスもブルックナーもいいですが、こちらは割合とモノトーンと感じますから、従来に於いても充分音色感は表現できていました。もちろん伸びやかさだとか低減の自然なひろがりなどはやはり比較にならないほど優れています。

この部分を充分に活かしている300BPPパワーアンプ、KT88PPパワーアンプもやはり優れているのでしょう。彼らの力がなければ、ソナース・ファベール、アマティ・フトゥーラもこれほど唱うことはないでしょうから。

https://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=21338066&i=201401%2F28%2F99%2Ff0108399_948875.jpg


5.その後 「弱音部の充実感」

ダイナミックレンジが広大なのですが、大音量部分だけでなく弱音部分が伸びやかで非常に充実しています。この充実度は堪りません。バイアンプやマルチアンプにしたときにもそんな差を感じますが、今回はそれ以上のものです。

6.「30数年の間理解を深めたカスタムメイドの逸品」

そしてやっとエレクトロヴォイスのジョージアンにも繋ぎました。ここ数ヶ月は鳴らしていませんでしたので、数時間エージングと思い慣らし運転です。

さて3時間ほど慣らし運転の後は、やはりジョージアンが凄みのある音に変身しました。今まで聴いたことのない次元です、もちろんアマティ・フトゥーラのように全てがいいとは言いませんが。しかしリアリティーが違う、実に凄みのある音です。

パワーアンプは6384PPですが、十数ワットのパワーがかなりのハイパワーに変身した如くにジョージアンを駆動しています。プロプリウス ジャズアットポーンハウス2曲目のクラリネットの膨らみ加減、ヨーヨーマのコダーイ無伴奏チェロ組曲などは正に白眉でした。

わたしはアマティ・フトゥーラでは大半がクラシック、しかもシンフォニー・オーケストラ、そして新しいジャズヴォーカル、ジョージアンでは大半がジャズですから、今回のプリアンプは、その意味でもクラシックもジャズにも守備範囲の広い逸品だということになります。

I.Kさんのプリアンプ_f0108399_9565777.jpg


是枝さんとのお付き合いも、もう30年になります。お互いの個性を充分に理解した上でのカスタムメイドが最上のものとなるのは当然のことなのでしょう。

この試聴記の最後に別の表現をしてみますと、スピーカーにはここまでの可能性があったのだ、とも言えます。録音エンジニアはこんな風に再生してほしかったのですよ、これもありです。そして指揮者はこれが僕の演奏なんだよね、こうも言ってくれそうです。

このプリアンプが入ってからのまた2週間ほどですが、ずっとどこかで瀬川さんを意識していました。瀬川さんがマランツ7で驚愕された文章、またJBLのプリメインアンプで三日三晩寝食を忘れ聴き込まれたこと、そしてマークレビンソンLNP2との出会い、そして絶筆 ・・・ あの名文がことごとく甦って参りました。

I.K

  *******************************

神戸のI.Kさんから、この様な興奮さめやらぬメールをいただいたのは、正月明けのことでした。やはり写真が無いとイメージが摑めないので、その到着をお待ちしていました。この、プリは最新の管球王国71号に掲載されているプリと回路的には同じそうですが、電源部の充実とステンレス削り出しの特性ケースの存在感がまったく違います。30年以上是枝さんのアンプを愛用されてこられたI.Kさんのこだわりを、是枝さんが製品に反映されたのでしょう。

そして、瀬川さんも、きっとどこかで呟きながら、I.Kさんの興奮を微笑んでいてくださるのではないでしょうか?

暖かくなったら、是非、この音を聴きにお伺いしたいですね。


Commented by UNICORN at 2014-01-31 18:29 x
気になったので真空管を見るとGECとWesternの球なんですね、KT88、過去の実績ではどれ位寿命が有ったのでしょうか!?是枝さん製作のPre、デザインが中々のものです、それにしてもReportを読むとKT88シングルを鳴らしたときの小生の興奮状況が蘇りました、幸せそうですね!!


Commented by omoshiro-zukin at 2014-01-31 19:56
臨調感あふれるレポートですね!一度こんな音を聞いてみたいものです。


Commented by 夜香 at 2014-02-01 09:10 x
これは見事な造りのプリアンプですね。素晴らしい意匠と質感が両立しています。実物はさらに素晴らしいのでしょうね。こういう素晴らしい機器はふさわしい使い手にこそ使って欲しいですね。幸せが伝わって来る素晴らしい文章ですね。


Commented by GRF at 2014-02-01 09:19 x
夜香さん

是枝さんは、トーンコントロールは必須アイテムだと言われています。そのトーンコントロールに中点を付けると、ほとんどの人は、その値が正しいと思い、折角のトーンコントロールを使わないと!その為、中点の表示を止めて、ボリュームの位置を決めるように曲や、レコード、CDに合わせて、ご自分で好きなバランスを取るように作られています。その為の、自然なカーブを回路を吟味して作られています。その領域に入れてこそ、オーディオ趣味と言えましょう。雑誌や人の意見に惑わされることなく、自分の信念で、自分の音を発見し、調整すれば良いのです。横浜のMさんや夜香さんのように!

https://tannoy.exblog.jp/21338066/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1090.html#c24

[文化2] ゆとり教育を推進した三浦朱門の妻 曽野綾子がした事 _ これがクリスチャン 中川隆
244. 2020年10月22日 04:04:05 : aqJrPGiyr2 : dGEwdjFMc0FTbi4=[10]
内田樹「日本学術会議問題は『大学人』=『学者』の認識違いに始まる」
https://dot.asahi.com/aera/2020102000064.html
2020.10.21 07:00 内田樹 AERA dot. AERA 2020年10月26日号

 哲学者の内田樹さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、倫理的視点からアプローチします。

*  *  *
 日本学術会議の会員任命拒否に対して多くの学会が一斉に抗議の声を上げた。この事案は、そもそも日本学術会議法違反であること、従来の政府の法解釈と齟齬していること、任命拒否の理由を開示しないこと、誰が任命拒否の責任者であるかを明らかにしないこと、ネットを使って論点ずらしと学術会議への攻撃を始めたことなど、政府対応の知的・倫理的な低劣さは眼を覆わんばかりである。

 たしかに安倍政権は久しく政権との親疎(というより忠誠度)に基づいて政治家、官僚、ジャーナリストを格付けしてきた。権力者におもねる者は累進を遂げ、苦言諫言をなす者は左遷された。国民はもうそれに慣れ切ってしまった。「能力ではなく忠誠度で人を格付けすることができるほどの権力者には服従する他ない」という無力感と諦念のうちに日本国民は浸っていた。だから、官邸は今度は学者を相手に同じことをしようとした。日本学術会議は若干の抵抗はするだろうが、最終的には任命拒否を受け入れる。官邸はそう予測していた。過去に成功体験があったからである。

 2014年の学校教育法の改正で大学教授会はその権限のほとんどを奪われた。「教授会自治」というものはもう日本には存在しない。いま大学は限りなく株式会社に近い組織に改変された。でも、その事実を多くの国民は知らない。大学人たちが組織的に抵抗しなかったからである。法改正に反対して職を賭して戦った大学人のあることを私は知らない。みな黙って権利剥奪を受け入れた。そのとき、官邸は「学者というのは存外腰の弱いものだ」と知った。

 だが、彼らは「大学人」と「学者」は別ものだということを知らなかった。大学人は大過なく定年まで勤めることを切望している「サラリーマン」である。学者は違う。学術共同体という「ギルド」で修業を積んできた「職人」である。どれほどの「腕前」であるかがギルド内の唯一の査定基準である。そのものさしを棄てたらもうギルドは存在理由を失う。政府は「サラリーマン」を支配したのと同じ手で「職人」を支配しようとした。そして思わぬ抵抗に遭遇した。私はそう見立てる。
http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/492.html#c244

[リバイバル3] 是枝アンプ 中川隆
25. 中川隆[-10709] koaQ7Jey 2020年10月22日 04:20:03 : aqJrPGiyr2 : dGEwdjFMc0FTbi4=[11]

伝説のデッカ デコラ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/683.html


真空管アンプの存在(ふたつのEL34プッシュプル・その2)
http://audiosharing.com/blog/?p=26597


(その1)で、EL34のプッシュプルアンプとして、
マランツのアンプを真っ先に思い出す人は多い、とした。

マランツのアンプは、どれもEL34のプッシュプルだ(Model 9はパラレルプッシュプル)。
Model 2、5、8(B)、9。
ここで取り上げるのは唯一のステレオモデルであるModel 8(B)。

出力35W+35W。
アメリカには、もう一機種、出力35W+35WのEL34のプッシュプルのステレオアンプがある。
ダイナコのStereo 70である。

外形寸法はModel 8がW34.3×H18.4×D26.7cm、Stereo 70がW33.0×H16.5×D24.0cm、
そう大きくは違わない。

全体のレイアウトもシャーシー後方に三つのトランス、前方に真空管。
その真空管のレイアウトも、電圧増幅管を左右に二本ずつ配置した出力管で取り囲む。

とはいえ、細部を比較していくと、Model 8とStereo 70はずいぶん違うアンプだ。
まずStereo 70はキットでも販売していた。

Model 8もマランツのラインナップでは普及クラスとはいえなくもないが、
市場全体からみれば、そうではないのに対し、Stereo 70はダイナコの製品である以上、
はっきりと普及クラスのEL34のプッシュプルアンプである。

キットも出ていたStereo 70は、高価な測定器を必要としなくても、
ハンダ付けがきちんとなされていて、テスターが一台あれば完成できなければならない。
ちなみに1977年当時の完成品のStereo 70は89,000円、
キットのStereo 70は69,000円だった。

Model 8Bにもキットはあった。
1978年にModel 7とModel 9のキットが、日本マランツから出て好評だったため、
翌年にModel 8BKが出ている。

同じキットとはいえ、ダイナコとマランツとでは、意味あいが違う。
http://audiosharing.com/blog/?p=26597


オールド マランツ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/635.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1090.html#c25

[リバイバル4] EL34 を使ったアンプ 中川隆
1. 中川隆[-10708] koaQ7Jey 2020年10月22日 04:20:44 : aqJrPGiyr2 : dGEwdjFMc0FTbi4=[12]
伝説のデッカ デコラ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/683.html

真空管アンプの存在(ふたつのEL34プッシュプル・その2)
http://audiosharing.com/blog/?p=26597


(その1)で、EL34のプッシュプルアンプとして、
マランツのアンプを真っ先に思い出す人は多い、とした。

マランツのアンプは、どれもEL34のプッシュプルだ(Model 9はパラレルプッシュプル)。
Model 2、5、8(B)、9。
ここで取り上げるのは唯一のステレオモデルであるModel 8(B)。

出力35W+35W。
アメリカには、もう一機種、出力35W+35WのEL34のプッシュプルのステレオアンプがある。
ダイナコのStereo 70である。

外形寸法はModel 8がW34.3×H18.4×D26.7cm、Stereo 70がW33.0×H16.5×D24.0cm、
そう大きくは違わない。

全体のレイアウトもシャーシー後方に三つのトランス、前方に真空管。
その真空管のレイアウトも、電圧増幅管を左右に二本ずつ配置した出力管で取り囲む。

とはいえ、細部を比較していくと、Model 8とStereo 70はずいぶん違うアンプだ。
まずStereo 70はキットでも販売していた。

Model 8もマランツのラインナップでは普及クラスとはいえなくもないが、
市場全体からみれば、そうではないのに対し、Stereo 70はダイナコの製品である以上、
はっきりと普及クラスのEL34のプッシュプルアンプである。

キットも出ていたStereo 70は、高価な測定器を必要としなくても、
ハンダ付けがきちんとなされていて、テスターが一台あれば完成できなければならない。
ちなみに1977年当時の完成品のStereo 70は89,000円、
キットのStereo 70は69,000円だった。

Model 8Bにもキットはあった。
1978年にModel 7とModel 9のキットが、日本マランツから出て好評だったため、
翌年にModel 8BKが出ている。

同じキットとはいえ、ダイナコとマランツとでは、意味あいが違う。
http://audiosharing.com/blog/?p=26597


オールド マランツ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/635.html
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/137.html#c1

[リバイバル3] 是枝アンプ 中川隆
26. 中川隆[-10707] koaQ7Jey 2020年10月22日 04:21:43 : aqJrPGiyr2 : dGEwdjFMc0FTbi4=[13]
真空管アンプの存在(ふたつのEL34プッシュプル・その1)
http://audiosharing.com/blog/?p=26032


EL34といえば、ポピュラーな出力管である。
EL34のプッシュプルといえば、
マランツの一連のパワーアンプを真っ先に思い出す人も多い。

私は、伊藤先生のEL34のプッシュプルアンプが、真っ先に浮ぶ。
それからマランツのModel 2、Model 9、Model 8という順番がずっと続いていたけれど、
ある時から、デッカ・デコラのアンプのことが気になりはじめていた。

きっかけは管球王国 Vol.41(2006年夏号)で、
是枝重治氏発表のEL34プッシュプルのKSM41の製作記事である。

KSM41は、デコラのアンプの再現である。
記事最後の音の印象に、
《あでやかで彫りが深く解像度が高い》とあった。

個人的に多極管の三極管接続は好まない。
デコラのパワーアンプはEL34の三極管接続である。
そのことは以前から知っていた。

それでも記事を読んでいて、
そのへんのところが少しだけ変った。

管球王国 Vol.41は買おう、と思ったが、
この記事のためだけに、この値段……、という気持が強くて、買わずにいた。

先日、友人のKさんが記事をコピーしてくれた。
管球王国 Vol.41の記事だけでなく、
その前にラジオ技術(2005年9月号)で発表された記事も一緒に、だった。

EF86が初段、ECC83のムラード型位相反転回路で電圧増幅段は構成されている。
あれっ? この構成、そういえば……と思い出したのが、
ウェストレックス・ロンドンの2192Fである。

サウンドボーイ(1981年8月号〜10月号)で伊藤先生が発表されたEL34のアンプの、
範となっているのが2192Fである。

このアンプもデコラのアンプと同じ構成である。
そればかりか、EF86、ECC83周りの抵抗とコンデンサーの値も同じである。
回路も同じだ。

出力段が2192FはUL接続、デコラは三極管接続という違いと、
電源の違いくらいである。
NFBの抵抗値も違うが、そのくらいの違いしかない。

設計者は同じなのか。
http://audiosharing.com/blog/?p=26032
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1090.html#c26

[近代史4] 中川隆 _ アンティーク・オーディオ関係投稿リンク 中川隆
22. 中川隆[-10705] koaQ7Jey 2020年10月22日 04:24:39 : aqJrPGiyr2 : dGEwdjFMc0FTbi4=[15]
EL34 を使ったアンプ
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/137.html

是枝アンプ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1090.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/109.html#c22

[リバイバル3] 伝説のデッカ デコラ 中川隆
17. 中川隆[-10704] koaQ7Jey 2020年10月22日 04:28:07 : aqJrPGiyr2 : dGEwdjFMc0FTbi4=[16]
真空管アンプの存在(ふたつのEL34プッシュプル・その1)
http://audiosharing.com/blog/?p=26032


EL34といえば、ポピュラーな出力管である。
EL34のプッシュプルといえば、
マランツの一連のパワーアンプを真っ先に思い出す人も多い。

私は、伊藤先生のEL34のプッシュプルアンプが、真っ先に浮ぶ。
それからマランツのModel 2、Model 9、Model 8という順番がずっと続いていたけれど、
ある時から、デッカ・デコラのアンプのことが気になりはじめていた。

きっかけは管球王国 Vol.41(2006年夏号)で、
是枝重治氏発表のEL34プッシュプルのKSM41の製作記事である。

KSM41は、デコラのアンプの再現である。
記事最後の音の印象に、
《あでやかで彫りが深く解像度が高い》とあった。

個人的に多極管の三極管接続は好まない。
デコラのパワーアンプはEL34の三極管接続である。
そのことは以前から知っていた。

それでも記事を読んでいて、
そのへんのところが少しだけ変った。

管球王国 Vol.41は買おう、と思ったが、
この記事のためだけに、この値段……、という気持が強くて、買わずにいた。

先日、友人のKさんが記事をコピーしてくれた。
管球王国 Vol.41の記事だけでなく、
その前にラジオ技術(2005年9月号)で発表された記事も一緒に、だった。

EF86が初段、ECC83のムラード型位相反転回路で電圧増幅段は構成されている。
あれっ? この構成、そういえば……と思い出したのが、
ウェストレックス・ロンドンの2192Fである。

サウンドボーイ(1981年8月号〜10月号)で伊藤先生が発表されたEL34のアンプの、
範となっているのが2192Fである。

このアンプもデコラのアンプと同じ構成である。
そればかりか、EF86、ECC83周りの抵抗とコンデンサーの値も同じである。
回路も同じだ。

出力段が2192FはUL接続、デコラは三極管接続という違いと、
電源の違いくらいである。
NFBの抵抗値も違うが、そのくらいの違いしかない。

設計者は同じなのか。
http://audiosharing.com/blog/?p=26032


是枝アンプ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1090.html  


▲△▽▼


真空管アンプの存在(ふたつのEL34プッシュプル・その2)
http://audiosharing.com/blog/?p=26597


(その1)で、EL34のプッシュプルアンプとして、
マランツのアンプを真っ先に思い出す人は多い、とした。

マランツのアンプは、どれもEL34のプッシュプルだ(Model 9はパラレルプッシュプル)。
Model 2、5、8(B)、9。
ここで取り上げるのは唯一のステレオモデルであるModel 8(B)。

出力35W+35W。
アメリカには、もう一機種、出力35W+35WのEL34のプッシュプルのステレオアンプがある。
ダイナコのStereo 70である。

外形寸法はModel 8がW34.3×H18.4×D26.7cm、Stereo 70がW33.0×H16.5×D24.0cm、
そう大きくは違わない。

全体のレイアウトもシャーシー後方に三つのトランス、前方に真空管。
その真空管のレイアウトも、電圧増幅管を左右に二本ずつ配置した出力管で取り囲む。

とはいえ、細部を比較していくと、Model 8とStereo 70はずいぶん違うアンプだ。
まずStereo 70はキットでも販売していた。

Model 8もマランツのラインナップでは普及クラスとはいえなくもないが、
市場全体からみれば、そうではないのに対し、Stereo 70はダイナコの製品である以上、
はっきりと普及クラスのEL34のプッシュプルアンプである。

キットも出ていたStereo 70は、高価な測定器を必要としなくても、
ハンダ付けがきちんとなされていて、テスターが一台あれば完成できなければならない。
ちなみに1977年当時の完成品のStereo 70は89,000円、
キットのStereo 70は69,000円だった。

Model 8Bにもキットはあった。
1978年にModel 7とModel 9のキットが、日本マランツから出て好評だったため、
翌年にModel 8BKが出ている。

同じキットとはいえ、ダイナコとマランツとでは、意味あいが違う。
http://audiosharing.com/blog/?p=26597


オールド マランツ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/635.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/683.html#c17

[近代史4] 売国政治家列伝 _ 菅義偉 中川隆
10. 中川隆[-10703] koaQ7Jey 2020年10月22日 04:32:26 : aqJrPGiyr2 : dGEwdjFMc0FTbi4=[17]
内田樹「日本学術会議問題は『大学人』=『学者』の認識違いに始まる」
https://dot.asahi.com/aera/2020102000064.html
2020.10.21 07:00 内田樹 AERA dot. AERA 2020年10月26日号
 哲学者の内田樹さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、倫理的視点からアプローチします。

*  *  *
 日本学術会議の会員任命拒否に対して多くの学会が一斉に抗議の声を上げた。この事案は、そもそも日本学術会議法違反であること、従来の政府の法解釈と齟齬していること、任命拒否の理由を開示しないこと、誰が任命拒否の責任者であるかを明らかにしないこと、ネットを使って論点ずらしと学術会議への攻撃を始めたことなど、政府対応の知的・倫理的な低劣さは眼を覆わんばかりである。

 たしかに安倍政権は久しく政権との親疎(というより忠誠度)に基づいて政治家、官僚、ジャーナリストを格付けしてきた。権力者におもねる者は累進を遂げ、苦言諫言をなす者は左遷された。国民はもうそれに慣れ切ってしまった。「能力ではなく忠誠度で人を格付けすることができるほどの権力者には服従する他ない」という無力感と諦念のうちに日本国民は浸っていた。だから、官邸は今度は学者を相手に同じことをしようとした。日本学術会議は若干の抵抗はするだろうが、最終的には任命拒否を受け入れる。官邸はそう予測していた。過去に成功体験があったからである。

 2014年の学校教育法の改正で大学教授会はその権限のほとんどを奪われた。「教授会自治」というものはもう日本には存在しない。いま大学は限りなく株式会社に近い組織に改変された。でも、その事実を多くの国民は知らない。大学人たちが組織的に抵抗しなかったからである。法改正に反対して職を賭して戦った大学人のあることを私は知らない。みな黙って権利剥奪を受け入れた。そのとき、官邸は「学者というのは存外腰の弱いものだ」と知った。

 だが、彼らは「大学人」と「学者」は別ものだということを知らなかった。大学人は大過なく定年まで勤めることを切望している「サラリーマン」である。学者は違う。学術共同体という「ギルド」で修業を積んできた「職人」である。どれほどの「腕前」であるかがギルド内の唯一の査定基準である。そのものさしを棄てたらもうギルドは存在理由を失う。政府は「サラリーマン」を支配したのと同じ手で「職人」を支配しようとした。そして思わぬ抵抗に遭遇した。私はそう見立てる。
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1084.html#c10

   

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > dGEwdjFMc0FTbi4= > 100000  g検索 dGEwdjFMc0FTbi4=

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。