38. 2021年9月15日 00:30:11 : mp2s5PoqTM : dEZ3RWM5OGJKMlk=[1]
やはり「マスコミに叩かれる政治家は国民にとって良い政治家」説は誤りだった。
私もマスコミに叩かれる政治家を支持してきた。
恥ずかしながら私も少し前まではトランプを支持していた。
マスコミによる尋常でない名誉棄損まがいのトランプバッシングの嵐は私にはトランプが救世主にさえ見えた。
私の見立てでは、年々高まる反移民・反グローバル主義者の台頭、オールドメディアのテレビニュースや新聞を信じなくなっている庶民が激増していた。
これに焦りを感じた「あちら側」の人間は何とか彼らを攻撃できないか悩んでいた。
そこへ妙案が浮かんだ。ヒトラーやフセイン並みの「世界的な嫌われ者」を作り出して、反グローバル派やマスコミ嫌いの人間と同一視にして叩くという手法!白羽の矢が立ったのはドナルドトランプ。
そしてご存じの通りに彼は「嫌われ者」を演じ、反移民・反グローバル派やマスコミ嫌いの人間は彼と同一視され、叩かれまくって地位を落としていった。
私の予想では〇〇年後、ほとぼりが冷めたころに「トランプブーム」が起きるだろうと踏んでいる。
「トランプ元大統領は破天荒でエネルギッシュな人物だった」
「だからこそ、アンチも多かったんだよ」
「彼は逆風の中、幾多の功績を残した。今の世の中トランプを見直そう」
そんなことを言う専門家が多数現れるのではないか。
絶賛本も書店を埋めるのではないか。叩かれ役を演じてくれた功績に。
そう、田中角栄みたいに。
角栄だって。怪しいもんだ。
彼はご存じ、正力や中曽根ばりの原発推進派であり、マスコミのクロスオーナーシップを推進した人物であり、グリーンピアで年金を引っ掻き回した。
しかも「金権政治家」という悪役まで引き受けてくれた。何のために?後の清和会支配のために。
まず経世会(田中派)が金に汚い派閥を演じ国民の政治不信を極限にまで高めた。
そこへヒーロー役の小泉純一郎が登場し国民は拍手喝采。清和会天国になった。
しかし清和会は徐々に正体を現し国民は騙された。
その下地を作ってくれた角栄は後に絶賛されて当たり前だったのだ。
私の結論としては
古今東西、政治家なんて庶民の味方などいないということだ。
政治家個人だけでなく国家単位でさえそう。
ヒーロー役と悪役を演じ分け、庶民を惑わし庶民と苦しめている。
あちら側の人間だから政治家になれる。ましてや国家の長ならなおさら。
もうどうすることもできない。