319. 中川隆[-11762] koaQ7Jey 2024年1月23日 11:38:50 : kiJDkJjyC6 : dExuQ1VTNFhtYy4=[1]
2024.01.23
https://www.thutmosev.com/archives/75616504mmm.html
4%程度が延滞し、4%程度が長期化など条件変更している
画像引用:http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/f/flats/20140513/20140513232421.jpg
住宅ローン抱えて老後?
2000年代から日本では不動産ブームが続き、多くのマンションや一戸建てが建設され個人が購入しました
その大半は金融機関の不動産ローンを利用したはずですが彼らの老後は必ずしも明るくない
特に返済が終わらないまま老後を迎えたときには、深刻な結末をむかえる可能性があります
多くの人が新築住宅やマンションを購入するのは30歳前後で、結婚して数年後という場合が多い
購入した時は安定した収入がある正社員で健康そのもの、会社には将来性があり出世や昇給の道も開けている筈です
ところがそれから30年後はもう60代で、返済が終わるのは65歳か60代後半の場合もあります
最後の10年が魔の期間となり、もう少しで完済するのに、力尽きて返済不能になる人が多い
住宅ローンを組んだ人のうち、返済不能になるのは2%ほどで50件に1件、新築住宅の2%は確実にそうなる
通常若い夫婦が住宅を購入する場合は、今後も収入が増えるのを当て込んで限度一杯まで借り入れます
自己資金と親からの援助が1000万円、住宅ローンが2000万円で合計3000万円というのが平均的な予算です
金融機関が貸した2000万円は30年から35年かけて返済し、金利と合計すると支払い金額は3000万円くらいになります
つまりこの若夫婦は年100万円を30年か35年払い続けるのだが、収入のピークは40代か50代です
50代後半で収入は下がり、60代になるとピーク時の3分の2か半額になるでしょう
500万円以上だった年収が300万円程度に下がったら、年100万円の住宅ローンが重くのしかかります
奥さんがパートで働いたとしても家計収入は下がり続け、貯金を切り崩すが底をつき借金に手を染めます
60代でローン破産する人
この頃には親はなくなっているので支援は受けられず、50代後半になると体力が衰えて病気がちになるので、労働時間を増やすことはできません
こうして返済不能になるのだが、通常住宅ローンはどの時点で物件を売却しても、残金が残ります
差し押さえられて競売になるよりは任意売却のほうが高く売れるが、後10年で返済が終わるとしても1000万近い負債が残ります
30年近く経ったら建物の価値はゼロに近くなり、土地の値段だけになります
60歳前後で500万円以上の借金が残り、家は公団住宅などを借りるにしても別に家賃がかかります
そのうえ住宅を売却した時点で住宅ローンは解消され、通常の銀行ローンに切り替わります
住宅ローンは金利3%以下かも知れないが、銀行ローンは10%以上にもなり、金利だけで月数万円の支払いになります
こうして身動きが取れなくなり、60代で老後破産する人が居ます
住宅ローンを組んでマイホームを購入した人のうち2%以上が返済不能になっているが、ゆとりローン(ステップローン)では6人に1人が破綻した事実がありました。
普通にローンを組んでも2%以上が破綻しているのですが、この破綻とはどういう状況なのでしょうか
住宅ローンの平均借入額は2000万円で住宅価格は平均3000万円、差額の1000万円は現金で用意しています
現在は超低金利なので金利は1%以下から3%台が多く、2%とすると30年間では約662万円の金利手数料負担になります
ところが金利は変動するので返済期間中に5%や10%に上昇する可能性があり、金利2%だと月の返済額は約7万4千円です
金利5%では返済額10万7千円で金利手数料は1865万円、金利10%では月返済額は約17万円で金利手数料は4318万円です
金利が上昇すると返済額も急上昇し、現在の金利で建てた返済プランは成立しなくなります
それに家を建てた時は30歳前後で十分な収入だったとして、その後年収が下がってしまう場合もあります
住宅ローン延滞するとどうなる
夫の収入が下がると妻が働くケースが多いが、体調が不安だったりして十分な収入を維持できないこともある
また夫の収入が下がると夫婦のもめごとが増え、離婚してローン破綻するケースも多い
延滞には無断延滞と銀行に事前連絡があった場合で違い、無断では3か月くらいで督促状や電話連絡が来ます
もう3か月経って6か月延滞すると、銀行は物件の差し押さえにかかります
差し押さえた物件は競売に掛けられるか、あるいは任意売却によって処分します
どちらにしても売却価格が債務残高を上回るのは99%あり得ず、数百万円から1000万円の残債が残ります
30年ローンだとして物件の売却価格で残り債務を完済できるのは、最後の5年以降だと言われています
どの時点かにもよりますが、300万円から1000万円の住宅ローンが残ります
物件を売却した時点で住宅ローンは解約されて通常の銀行ローンになり、金利は2%から15%に跳ね上がります
しかも住宅ローンの残りが15年だったとしても、銀行ローンでは3年以内などの支払いが求められます
ちょっと計算すると残債500万円を金利15%で3年払いだと総支払額は624万円、毎月17万3千円の支払いになります
毎月10万以下が払えなかった人が17万円払えるはずがないので、銀行は結局保証人に請求します
保証人の資産を差し押さえてやっと住宅ローンを完済するのが住宅ローン破産です
本人家族と両方の実家や親類など何十人も巻き添えになる事があります
ところで住宅ローンを延滞する前に銀行に連絡すると、銀行と支払いプランを相談することができます
銀行側はローン破綻を防ぎたいので、支払い期間を延ばしたり金利が高すぎたら低くするなどに応じる場合があります
残り期間が15年で毎月7万円なら、20年や25年に長期化すれば毎月の支払いは楽になります
破綻し競売になったら毎月17万円請求されるのに、銀行に相談して期間延長すれば月5万円になる可能性があるのです
銀行は貸し倒れをもっとも恐れているので、長期化して金利を下げてもらえば払えるのなら応じる可能性は高い
延長や借り換えすれば助かるのに、最後まで我慢するタイプの人が、家を失った上に借金まで背負います
https://www.thutmosev.com/archives/75616504mmm.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/615.html#c319