3. 2023年11月26日 12:29:27 : WXui31j8YM : dEFmMkpxaTFkNDI=[1]
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>改めてハマスはバカだ、もっとうまい手があるはずだその”もっとうまい手”を上手い順に5つばかり上げてほしいものだわ。
まあ、”はずだ”と言ってるくらいだから、具体的なものは何もないだろうが。
”パレスチナ問題”ことイスラエルー欧米問題は少なくとも数十年の歴史と経緯があり、直近の状況にしても20年前後の歴史がある。今のパレスチナ民の苦しさは彼らを無視して頭の上でイスラエルーアメリカと周辺イスラム諸国が手打ちをしてしまっており、かつそれ以外の国々もイスラエルーアメリカと事を荒立ててまで何とかしたいとは全く思っていないところにある。おまけに、総選挙に負けたにもかかわらず権力を簒奪したままの”パレスチナ自治政府”が腐敗と言いなりがゆえに米欧日らによって「正統政権」扱いされていて、パレスチナ民の”主権と無関係”に存在している。さらに言えば、今年10月頭以前では、中東も含めて世界民は、この問題に関心を失って久しかったし、それもあってべた記事にもなかなかならなかった。つまり、”誰も知らない深い山の中で木が1本倒れたとして、そのことは存在したといえるのか?”状態にあった。シオニズムに抗する運動自体はパレスチナの外側にもあって”イスラエル産品ボイコット運動”とかがまだ知られている方だが、参加したことはあるだろうか?むしろ、イスラエル側の運動の方が有力で浸透しているだろう。例えば、日本のLGBTの運動にも浸透していてパレードの折にブースを出し協力しているし、ソーダストリーム(家庭用の炭酸水を作る器具。酒に使う)のTVCMは何度も見たことがあるだろう。イスラエルー占領地産のワインやグレープフルーツなども大量に輸入され食べたことがあるはずだ。政府自民党・財界もイスラエルと治安・軍事を中心にべったりだ。
パレスチナ民を、絶対的不正義、邪悪、暴力、侮辱を無視さえすれば、パレスチナ民以外は”幸せ”に暮らせる状況を連中は孜々として作ってきた。
そういう中で、彼らが持っているもので実行可能で、今回ほど世界世論にこのくらい影響を与える”うまい手”を知っているのなら、ぜひ教示してもらいたい。これ以外の運動をしている人々も知りたかろうし、電通他もぜひ知りたかろう。
ちなみに彼らがとったやり方は、ありふれたものだ。つまり、”犬が人を噛んでも当り前だからニュースにならないが、人が犬を噛んだら珍しいから記事になる”って奴だな。例えば黒人公民権問題に注目を集めさせたのは、ローザパークスがバスの白人席に座って動かなかったことからだ。これ自体は暴力的ではないが、この前後で何人殺されたことか。何か特異な事件を起こし世間様の憤激を買わなければ、何人も死ななければ、マイノリティの問題は無視され続けるという構造がある。
ほかに何かもっとましな手があるかといえば、この状況と彼らが実行可能なことを考えると、非常に趣味が悪いが、これくらいしかないわな。もし、イスラエル他側がこの反撃をスルーし極右ブレイビクの白色テロに対するノルウェー政府ほかのような態度”我々は悲しみ悼むが、怒らないし、恐怖しない。彼が巨大な憎悪を示すなら我々はそれを遥かに上回る愛を示してあげよう”をとったなら(イスラエルがやれば絶対偽善だが)、彼らの行動と目的(世界が見ないふりしてきた絶対的な不正義と邪悪と偽善、欺瞞を無理にでも気づかせ見つめさせ、感情を揺さぶり、こんな無茶苦茶はダメだろと思わせる)は失敗したろうが。ま、ここ20年ぐらいでもイスラエルは4回くらい大規模なガザ攻撃をしていて、そのたびに世界の人々は激昂し”違法邪悪なイスラエルけしからん!”とこぶしを振り上げては忘れられていくを繰り返してきた。その前には2回のインティファーダがあったし、さらに前にはPLOのゲリラ攻撃やOPECの石油戦略発動=オイルショックなどがあった。基本的に常に守勢で時々、何か動いてニュースを作る形で問題提起をしてきた約80年なんだよ。
非常に趣味の悪い方法ではあるが、こういう方法に追い込んだことにはイスラエル側に立つ政府自民党を選んだ主権者日本国民にも相応の責任がある。まあ、小泉よりも前においてはここまで米帝、イスラエルべったりではなく、中立ないしアラブ寄りっぽい立ち位置で中東和平交渉五極の一角を占めていたのだけれど(石油戦略発動の折に、親パレスチナ、アラブの踏み絵を踏んで石油を売ってもらった。米帝には憎まれた。それ以前は何となく米帝に従って親イスラエルぽい態度だった)。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/171.html#c3