1. 2019年3月02日 17:40:25 : HVeBtE267c : d3AuUU9QM3h1ajY=[1]
「当院の患者数の増減についての説明」の地域の増減を現す
ことにはならないという話にはまったく説得力が無い。
当該病院におけるすべての病名全体が同一比率あるいはそれに近
い比率で増加してるなら、他病院からの転院のため増加したとい
う「当院の説明」も成り立つが、白血病と甲状腺がんの増加だけ
が他の病名の何倍も突出し、小児癌だけが事故4年後から急激に
増加してるのは「当院の説明」では説明がつかない。
また、南相馬市立病院が甲状腺癌、白血病、小児癌の専門病院な
ら転院でこれらの病名が突出した増加になるのはなんらおかしく
ないが、当該病院はこれらの専門病院ではない。
仮にこれらの専門医が充実してるとしても、これらの病名が他の
病名に比べ急激な増加率であるのは、他の病気に比べこれらの病
気が事故以降大幅に増加してることを示している。
また、事故以降にこれらの専門医を増やしたから他病名に比べて
増加率が大きいのだというなら、これらの病気が事故前より増え
それに対応するため専門医を増強したということにほかならず、
やはり白血病、甲状腺癌、小児癌が事故前より多量に発生しだし
たことを示している。
したがって、グラフを見る上では転院や専門医数の観点などは関
係なくどの病名が他の病名に比べて突出した増加を示してるかが
重要だ。
すべての病名が同一比率あるいはそれに近い比率で増減してるな
ら転院患者や病院体制などその病院固有の傾向であり、地域を代
表してるものではないと看做せるが、特定の病名だけが突出して増
加してるなら、地域を実態調査したものでないにしてもそれは病
院固有の問題ではなく地域の病気発生の傾向を示したものだと推
定できるのだ。
記事でも「厚労省管轄の病院だからこんなコメントを出してる」と
書いてるが、その通りだと思う。
ただし南相馬病院は他の病院に比べて人間的良心がまだ残っていて、
「当院の説明」では立場上そう書かざる得ないが、グラフを発表す
ることによって住民や我々市民にグラフを読み解いてもらって、暗
に放射能による地域の白血病や甲状腺癌や小児癌の深刻な状況を推
察して欲しいという思いがあるのではないか?