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統一教会と政治の癒着、米国の方が数段ヤバい!? 浸透・洗脳のプロセスと恐怖の資金源をジェームズ斉藤が徹底解説!
2022.07.17
https://tocana.jp/2022/07/post_238416_entry.html
【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】
ジェームズ斉藤(以下、ジェームズ) 前回は統一教会を隠れ蓑にしてKCIAが日本に浸透していった話をしましたが、今回はアメリカからの視点をお伝えしましょう。
──前回は、統一教会がアメリカを乗っ取ろうとしていた話にほんの少し触れていましたね。
ジェームズ 日本での成功体験に調子に乗った統一教会がアメリカでも同じことをしようとしたのです。そんな大それたことを平気で実行しようと思うほど、統一教会とKCIAは日本の政界にがっちり食い込んで日本の政治をコントロールするようになっていました。
──日本がなぜ韓国推しなのか? なぜ常に経済援助をしてあげるのか? 竹島を取られても平気なのか? といった長年の疑問が一気に溶解しましたね。
ジェームズ 日本の政治家が統一教会マネーと信者による選挙のバックアップに頼り切っているからです。すでに報道されていますが、統一教会から議員秘書を送ってもらっている国会議員は何十人と居て、その秘書たちが教会に集まってどのように議員を誘導するかを話し合っていると言われていますからね。一番情けないのは、彼ら議員たちが統一教会の資金源が日本人からむしり取ったものだとわかっていながら平気で献金して貰ったり、便宜を図ってもらっていることです。
──統一教会の霊感商法でどれだけの日本人が破産し、家族が苦しんだことか。
ジェームズ 社会問題になっていたはずですよ。何百万円もする壺を売ったり、文鮮明がマッチングした見知らぬ相手と結婚する合同結婚式を開催したり、日本でも一度、大バッシングされたはずです。ところが解散することもなく、世界平和統一家庭連合と改名までして普通に生き残っているのは政界工作がうまくいっていたからです。しかし、彼らの政界工作の源は日本の信者から搾り取った数十億円にものぼる現金です。まさに政治家公認のもと日本人を食い物にした統一教会です。
その統一教会ですが、1972年にはアメリカに本拠地を移します。文鮮明はハドソン川東岸の高級住宅街タリータウンの邸宅を購入し、自宅にします。
ここからアメリカへの浸透が本格化するのですが、実は64年の段階で文鮮明の片腕である元韓国軍人の朴普煕(パク・ポヒ)を尖兵として送り込んでいたのです。ワシントンD.C.に韓国文化自由財団という財団を設立していたのですが、その初代名誉総裁はなんと金鍾泌(キム・ジョンピル)です。
──えっ! KCIAの!?
ジェームズ そうです。KCIAの初代部長です。統一教会側はよく「KCIAとは関係ない」と言いますが、しっかりつながっています。この時点で、統一教会はほぼ完全にKCIA傘下になっていると見ていいでしょう。
──本当に怖いですね。でも、64年の時点で、すでにアメリカへの浸透も開始していたんですね。
ジェームズ ですから、その頃から日本の信者から搾り取った金をワシントンのロビー工作に使っていたのでしょうね。朴普煕は翌65年にはアイゼンハワー元大統領と文鮮明の会談を実現させています。そして72年に、満を持して統一教会と文鮮明が本格的に乗り込んでくるわけです。
──アメリカでもうまくいったんですか?
ジェームズ うまくいっています。そのやり方は敵ながらあっぱれと感心するぐらい、巧妙で大胆です。なんと、いきなりニクソン大統領に近づくのです。当時、ニクソンはウォーターゲート事件の渦中にあって辞任に追い込まれる寸前でした。そこに手を差し伸べようとニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、サンフランシスコ・クロニクルなどといった全米の主要新聞の第1面に「America in Crisis ― Answer to Watergate: Forgive, Love, Unite(危機にあるアメリカよ。ウォーターゲートの答えは許しと愛と団結だ)」という意見広告を出したのです。
──第1面に広告ですか!? いくらかかるんですか?
ジェームズ 相当でしょう。なにしろ第1面を全面ですから。しかし、いくらかかろうが日本の信者から搾り取ればいいわけですから、彼らは痛くも痒くもありません。実は、統一教会は日本以外の国では霊感商法などで無茶な献金はさせていないのです。世界中の統一教会の資金の70%は日本支部からのもので、年間70億円以上もの金がアメリカの本部に送金されていたと言われていました。その金を使って文鮮明は危機にあったニクソンに取り入り、74年にはホワイトハウスを訪ねて直接会談を成功させるまでになったのです。
ここから文鮮明の快進撃が始まります。統一神学校を全米各地に作り、76年にはニューヨークのティファニービルを240万ドル(当時のレートで9億円)で買収し、信者たちの宿泊先や会合の場所としてマンハッタンの高級ホテルを500万ドル(約15億円)で買いあげています。そしてワシントンD.C.で約50万人を集めたラリーを開催し、文鮮明はそのカリスマ性を否応なく発揮するのです。
──CIAが目をつけただけあって、もともとカリスマ性はあったんですね。
ジェームズ 文鮮明のカリスマ性だけではありません。ここにはCIAが絡んでいて、CIAの極秘洗脳研究であったMKウルトラなどの最先端の洗脳技術を統一教会に伝授していたのです。これは日本をはじめ、全世界で効果を発揮しますが、アメリカでは自分の膝下であるホワイトハウスがターゲットになるという、全く笑えない諜報工作の大失態を演じてしまうのです。このアメリカ工作で重要になってくるのが韓国人実業家の朴東宣(パク・ドンソン)です。彼はニクソン政権が韓国から米軍を引き上げようとしていることに危機感を覚えて米政界工作を開始するわけですが、これがコリアゲートという大スキャンダルに発展します。この詳細について彼自身が雑誌『新政界往来』に寄稿していますので、ちょっと長いですが、見てください。
──本人が語っているんですね。
ジェームズ よく読むと興味深い発言があるので注意して読んでみてください。
「米国で70年代、歴史的に空前絶後のコリアゲートという事件が起きた。その事件で訴追されたのが私だ。
事件は1976年10月26日、私がヒルトンホテルで泊まっていた時に起きた。半年で解決すると思ったが、戦いは3年続いた。
ワシントン・ポストとニューヨーク・タイムズがコリアゲート記事を競争して出した。韓国政府の代理人として米国下院議員ら150人を買収したという容疑だ。米国は違法ロビーイングしたという疑惑で、私を起訴した。
コリアゲートの時は、米国のメディアは私を非難した。韓米関係を悪化させたというのだ。しかし、私はロビイストではなく、民間外交をやっただけだ。無論、お金も使ったがすべて私が汗を流して稼いだものだ。韓国はとても貧乏でロビー資金を出せるようなゆとりはなかった。ただ、私はそういうお金を出して米国の国会議員の選挙助けになるのが名誉なことだと思っていた。その当時、米国では外国政府が政治家に資金を出すのは不法だったが、外国人が米国の政治家のために資金を出すのは不法ではなかった。
当時、米国にはコメを売らないと落選する下院議員がいた。クリントン大統領のアーカンソー州やルイジアナ州、それにミシシッピ州とテキサス州だ。それに東洋人がたくさん住んでいるカルフォルニア州もそうだった。そうした州が力をあわせてグループを作り、議員86人が「コメを買ってくれたら、あなたちが希望(米国の援助)していることを全部やってあげる」ということだった。
それを朴正煕大統領に報告したら、やってみなさいという。それで、ロビー活動ではなく、私の出身母校ジョージタウン大学を軸に動いた。
ジョージタウン大学での学生時代には、外国人としては初めて生徒会長に就任していた。日本では料亭とかで話をすることがあるが、米国ではうまくいった人たちはクラブを作る。そして金があるから建物を買うとかして運営されるクラブは、ハイソサイアティーの社交場になる。
私もジョージタウンクラブというのを、ワシントンに作った。外国人として私が中心となって社交する場所を作りたいと思ったからだ。
ワシントンでは社交的に大きなものになると、ドアを全部開ける。カソリック教会にもワシントン駐在大使がいる。教会は社交上手な司教をワシントンに送るのだが、社交的にヘゲモニーをとると、政治家も頭を下げてくるようになるから、その効果は大きなものがある。」
というものです。非常に優秀で抜け目のない人物であることがわかるでしょう。一説によれば、彼はアメリカの主要な政治家36人に各々100万ドルを献金し、周辺156人にも金を渡したと言われています。
──金で横っ面を思い切りひっぱたいてますね。しかし、アメリカではちゃんと事件になっているというのが日本とは大違いですね。
ジェームズ アメリカがまだまともだった時代ですから。上記の原稿の中で彼は自分の金を使って実質的ロビー活動をやっていたと言っていますが、アメリカ当局はそうは見ていません。資金は統一教会から出ていたと踏んでおり、その後ろにはKCIAが絡んでいると確信していました。諜報工作は、対象が政治家等の社会的地位が高くなり公的度が増すにつれ、諜報員も表舞台に立ち合法的手段を選ばざるを得なくなりますので。
2022年現在でも、各国の諜報機関関係者の間では、朴東宣がKCIAのスパイであったことは常識となっています。そもそも、朴が「それを朴正煕大統領に報告したら、やってみなさいという」と証言している時点で、「私は実はKCIAです」と言っているようなものです。ここまで来るとCIAも看過できませんし、さすがのニクソンも議会に委員会を設置して調査を開始し、コリアゲートと呼ばれる大スキャンダルに発展していったんです。ですから、アメリカではKCIAというのは、“同盟国の諜報機関ながらかなり危険な組織”として認識されています。その理由は統一教会を握っているからです。
加えて、韓国系アメリカ人は華僑のようにいろんな場所に住み着いてその土地に勢力を確保しています。韓国系は勉強熱心なのでアイビーリーグなどのトップ校にたくさんいることで、社会的信用も高いのです。朴東宣などはまさにその典型でしょう。同時に、韓国系はほとんどキリスト教徒であり、その大部分が統一教会の信者か、信者になりすましたKCIAスパイとも言われています。ただし、それは本当ではなく、実態はKCIAが「祖国に尽くせ」と脅迫を繰り返し、アメリカにいる韓国系の同胞を無理矢理スパイに仕立て上げているというのが真実に近いです。そんな彼らを効果的に使った最たる例が、朴東宣のワシントンD.C.でのロビーイング活動だったのです。
──とはいえ、とりあえず、そこで一旦、統一教会は潰されたはずですよね? ところが、実際は今でもアメリカでかなりの力を持っていますよね。
ジェームズ そこが彼らの怖いところです。この大スキャンダルのあと、統一教会は穏健な活動にトーンダウンしていきます。しかし、活動していなかったわけではありません。じっとチャンスを伺っていて運命の1980年の大統領選挙を迎えます。
この年、現職のジミー・カーター大統領はイランアメリカ大使館人質事件の対応を誤って1年以上も人質解放ができておらず、批判の的にさらされていました。このカーターが民主党の大統領でしたから、共和党としては絶好の政権交代のチャンスだったのですが、共和党の代表候補はロナルド・レーガンでした。そして統一教会はレーガンに接近した。
今の我々はレーガンの勝利を知っていますから統一教会は勝ち馬に乗ったのだと思うかもしれません。しかし、レーガンは元俳優です。それが大統領になるなんて、当時はアメリカ人でさえ誰も本気では思ってなかったんです。例えるなら、2016年のドナルド・トランプとヒラリー・クリントンの選挙戦のようなもので、いくらヒラリーに人気がなくてもトランプが勝つとはやっぱり誰も思ってなかったわけじゃないですか(笑)。ところが、蓋を開けたらトランプ大統領の誕生です。それと同じように81年にレーガン大統領が誕生しました。ここから共和党と統一教会が切っても切れない仲になっていくのです。
──そういえば、レーガン大統領だけでなく、ブッシュ大統領もトランプ大統領も統一教会の大会によく出てましたね。
ジェームズ レーガン以来、統一教会は共和党にがっちり食い込んでいったのです。まさに日本の清和会に食い込んでいったのと同じです。あそこからですよ、アメリカの共和党が朝鮮化していったのは。
──えっ!? 共和党は朝鮮化しているのですか?
ジェームズ 資金源と票集めで頼りにするようになったということは、韓国の意向を無視できないということです。例えば、トランプのラリーには何十万人と人が集まりますが、統一教会が動員をかけているからあそこまで集まるんです。もちろん、資金面もです。無視できるわけがないのです。しかし、統一教会の金の出どころはいまだに日本支部です。
──日本はずっと食い物にされているじゃないですか!
ジェームズ 日本の政治家がズブズブですから、止まるわけがないんですよ。日本の話はあとでまたお話ししますが、共和党は資金面だけでなく、政治思想にまで統一教会の影響を受けるようになります。神とサタンの二元論など、怪しい朝鮮カルト独特の言説が共和党に浸透していったのです。いまのQアノンにつながるような低レベルの政治討論が始まるのは、統一教会がバックについたレーガン政権からで、共和党全体が次第に陰謀論化していってしまうのです。
実際、レーガンがソ連を「悪の帝国」と呼び、アメリカ国内のキリスト教福音派を一気に熱狂させます。「ソ連=悪」自体は間違っていないでしょうが、国の指導者がそのように単純な二元論を用いると政治議論が低レベル化し、国民レベルで陰謀論が蔓延することに繋がります。実際、メルマガでも紹介したように、KGBの対アメリカ極右工作が始まったのもレーガン政権時代でした。アメリカの隙を見逃さない、ロシアのインテリジェントの先見性にはいつも驚かされます。
──結局、話を聞いていると、統一教会はアメリカの乗っ通りに成功してませんか?
ジェームズ かなりの部分、浸透したと思います。しかし、今後はどうでしょうか? かなり風向きは変わってくるでしょう。なぜ変わるのかと言えば、いまの日本を見ればわかると思います。現在、安倍さん暗殺事件に絡んで統一教会が相当叩かれていますよね。これまでだったら、それはありえないんですよ。政治的圧力が常にかかって、統一教会問題は、ある一線を超えるとうやむやにされてきました。その傾向は現在もあって、事実、今だに警察は統一教会のことを“特定の宗教団体”としか言っていません。
──言われてみれば頑なに守っていますね。テレビも最初はそれを踏襲していましたね。しかし、今は“特定の宗教団体”と言ったり、“旧統一教会”と言ったり、揺れています。
ジェームズ テレビがいかに権力に弱いか示すいい証拠です。しかし、旧統一教会という名を少しずつ出してきているということは「統一教会はもういらないよ」という勢力の力が強くなってきているということでもあります。
──でも、日本にそんな勢力はないですよね。
ジェームズ もちろんです。日本の風向きが変わるのは常に海外からです。つまり、アメリカの風向きが変わったのです。そして最も重要なのは、その風向きこそが安倍元首相の暗殺事件を引き起こしたということです。
──えっ! そこにつながるんですか!?
ジェームズ はい。しかし、それについては「危険すぎるのでTOCANAに掲載できない」と言われてしまいました。
──ああ、あれですか……。でも、あれは今の状況でOKを出すメディアはないと思います。
ジェームズ 確かに証拠を出せと言われたら無理ですからね。しかし、諜報の世界で証拠が出ることはほぼ皆無で、機密解除になるのも相当時間が経ってからです。しかも、機密解除された情報自体がディスインフォメーションの可能性もあります。実際、1909年の伊藤博文暗殺事件も完全な証拠がまだ出ておらず、1963年のJFK暗殺事件もかなり機密解除されましたが、内容は必ずしも真実とは限りません。このようなことばかりですので、真実は状況から判断していく以外にないのですよ。とはいえ、私のもとには事件後すぐに各国の諜報関係者より貴重な情報が入ってきています。単に状況判断や公開情報のみに依存しているわけではありません。
──たしかに、ボツになった原稿は確かに説得力はありました。危ないなとは思ったのですが。
ジェームズ それは仕方ないところですが、あの結論は多くの諜報関係者とも話し合って共有したものです。ですので、次の原稿は書けるところまでは書きますが、核心部分はメルマガで掲載するしかないので、そこで真実を探ってください。
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/229.html#c19