9. 2019年7月16日 02:53:05 : PRGE0ahsn2 : cWNvNTNKbVoyai4=[1]
北朝鮮で核開発できる理由
日本にとって、近年ますます脅威が増している国といえば、北朝鮮でしょう。でも、その裏では、ドイツ、中国、ロシアといった国々が北朝鮮に大量に投資していることをご存知でしょうか。彼らの狙いは、北朝鮮に眠る200兆円ともいわれる地下資源です。
ピョンヤンの空港カウンターには、ドイツの国際宅急便であるDHLのカウンターまであります。 また、北朝鮮に旅行する人は毎年数十万人にも上っています。意外にも北朝鮮は、欧米人には人気 の高い観光立国なのです。
日本の報道では、北朝鮮は閉ざされた国としか見えませんが、実態はまったく異なります。
ドイツ、中国、ロシアを抜いて、北朝鮮にもっとも多額の投資をしているのがイギリスです。彼らは2000年代の初めから北朝鮮への投資を進めてきました。
北の核開発は こうして始まった
スイスも非常に北朝鮮と親密です。2000年、スイスの大手グローバル企業が核の「軽水炉」 を北朝鮮に売りました。軽水炉とは原子力発電に使われるものですが、そこからプルトニウムなど を取り出すことができます。その後、北朝鮮は2006年に初めての核実験をおこないましたが、 北朝鮮の核技術が急速に発達するきっかけになったのは、この軽水炉を手に入れたからでした。
北朝鮮に軽水炉を売ったスイスの企業の役員として、2000年の段階で名を連ねていたのが、 ドナルド・ラムズフェルド氏です。彼はその翌年、ブッシュ政権の国防長官になりました。そんな大物が、なんとその前年まで、北朝鮮に「軽水炉」という名の核技術を売るのに必死になっていたのです。
さらには、このスイスの会社は軽水炉の売却が完了してからまもなく、原子力事業部門がイギリスの会社に買収されているのです。そして、これまたタイミングよく、同じ年にイギリス政府は北朝鮮と国交を樹立しています。
じつは、北朝鮮国内における最初の外貨銀行も、HSBC(香港上海銀行)出身のイギリス人によって設立されたものなのです。彼は北朝鮮政府の高官を何人か役員に入れ、その会社の子会社が世界各国にミサイルや核技術を売っているらしいという疑惑が、イギリスの大手新聞でも報じられたことがあります。
今や北朝鮮を嫌うのは日本だけ
日本のメディアの報道だけを見て、「北朝鮮は世界から孤立している」「人民が飢えているのに、 金正恩は一体何をしているんだ」と考えるのは、まったくの的外れなのです。北朝鮮に潰れてほしいと考えるような国は、日本以外にはありません。それが国際社会の本音です。
アメリカもまた、 北朝鮮の地下資源を欲しくてしょうがないのですし、多くの韓国人でさえ、口では「夢にまで見る 祖国統一」と言ってはいますが、本音としては「これだけの経済格差と体制の違いがあっては、簡単にできることではない」「むしろ、開放された北で韓国企業がインフラ建設等を主導して儲けた方が良い」と思っているでしょう。
実際、北朝鮮産の飲料や食料品が「メイド・イン・コリア」として輸出されており、アメリカ国内でもイギリス国内でも、かなりの人気を誇っているそうです。世界では、北朝鮮という国を「宝が眠っている国」だと捉えているのです。
なぜだかわかりませんが、日本の大手メディアは、そういうことはほとんど伝えてくれません。 そんな日本の大手メディアばかり見ていると、国際社会の潮流からは置いてきぼりをくらってしまうのが実情なのです…
丸谷元人講演録 『世界諜報白書』より
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/276.html#c9