425. 罵愚[8582] lGyL8A 2020年8月28日 05:50:14 : BVRIZiDF7k : cVVLaVFjTWJ4WE0=[1]
そりゃぁねぇ…突然「おマエのホントの母親は平和憲法じゃぁないよ、あれはパパの不倫相手で、おマエのホントの母親は…」と知らされた子供の混乱は理解するよ。生まれたときから、父親は浮かぬ顔をして横を向いていたし、母親は猫かわいがりに、ノ−ミソの中まで舌ベラを突っ込んで嘗め回して育ててくれた。
しかしねぇ、事実は、事実だし、おマエさんだって、心の奥底では「ちょっと、おかしい」と感じてただろうし、なによりも、わたしが突きつけた事実関係に、感情的な反発だけで、合理的な反論は、なにひとつ出てこない。
ひとつ、わたしの体験談をしてあげよう。60年安保闘争の真っ盛りのころ、日本史の先生は授業もそこそこに東京に飛んで行ってデモに参加していた。翌日、シャツをまくしあげて機動隊に殴られた傷を生徒に見せていた。教育熱心な、いい先生で、生徒に人気があった。
安保成立後のことだったと思うが、教科書には数行しか記述されていない日清戦争をとりあげて、日本のアジア侵略のスタートラインだったと説明して、それ以後、日本は近隣アジアに迷惑をかけたと説明していた。そのとき、クラスメートのひとりが質問をして、コンサイス六法の下関条約第一条には、朝鮮の独立が書かれており、先生や教科書と矛盾していると言い出した。
あとはチョークが飛び交いそうな大論争で、いまでもクラス会での思い出話になっている。韓国併合については、いまでも門田房子の閔妃暗殺を読む人はいても陸奥宗光の蹇蹇録を読んだ人はほとんどいない。ましてや、下関条約を読んでみた人は、いないのではなかろうか。
日本人は、ホントの母親を忘れてしまっている。
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