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clF4Slo1WTRiTjY= コメント履歴 No: 100000
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[自然災害22] 関東付近での11月 地震多発 について taked4700
242. 2020年5月04日 09:34:57 : XZACJWtM8g : clF4Slo1WTRiTjY=[1]
2020年5月4日 09:30現在の地震の起こり方について:

長野県中部地震M5が4月23日にありましたが、その後、日本各地でかなり珍しい地震が発生しています。2008年夏以降のデータベースである日本気象協会の地震情報サイトで見ると、次のような発生状況です。
2020年05月03日 18時17分頃 佐賀県北部 M3.2 最大震度2
2件しか発生がありません。
2020年04月28日 12時57分頃 青森県津軽南部 M2.8 最大震度1
7件しか発生がありません。
2020年04月26日 21時21分頃 福岡県北九州地方 M2.7 最大震度1
8件しか発生がありません。
2020年04月26日 02時02分頃 愛媛県東予 M3.3 最大震度1
8件しか発生がありません。

これ等の発生数の少ない地震がこの10日間程度で起こってきていることは、日本列島全体の地盤に係る圧力の様子が大きく変化していることを示しているはずです。

また、Hi-net自動処理震源マップの「最新24時間」のN=の値が非常に大きい状態が継続しています。5月2日に「日本全国広域」や「東日本」などで100程度減少し、5月3日同程度の増加があり、今朝は50程度の減少です。しかしながら、次の長野県中部地震の数にあるように、5月3日は2件発生していますし、隣接した岐阜県飛騨地方の地震も1件起こっているのです。Hi-net自動処理震源マップの「最新24時間」のN=の値は4月23日に長野県中部M5が発生する前までは、基本的に250程度から350程度の間で収まっていたのです。それが4月24日には700を超え、以降400を下回ったことがありません。「最新24時間」の値ですから、基本的にその24時間以内に大きな地震が起こらなければ、通常の値である300程度になるはずなのですが、そうなっていないのです。このことは、太平洋プレートの西向き圧力など、日本列島に係る周囲のプレートからの圧力が大きくなっていることがあると思います。

更に、日本で震度1以上を観測した地震だけを見ても、この1カ月程度でM6以上地震が4件起こっています。気象庁の震度データベースでM6以上の地震を昨年の5月1日以降で表示させると、この5月2日までに14件の発生があります。ほぼ一月に1件のペースですが、4月5日から5月4日までの30日間では次のM6以上地震が発生しています。


2020年05月03日 20時54分頃 薩摩半島西方沖 M6.0 最大震度3
2020年04月20日 05時39分頃 宮城県沖 M6.1 最大震度4
2020年04月18日 18時25分頃 小笠原諸島西方沖 M6.0 最大震度2
2020年04月18日 17時26分頃 小笠原諸島西方沖 M6.9 最大震度4
*気象庁震度データベースでは小笠原諸島西方沖M6.0はM6未満扱いになっています。

なお、過去10年の伊豆・小笠原海溝付近での深発地震150キロよりも深い、M6以上の地震を、震度データベースで出力させて震央分布図を見ると、深発地震の9割以上が沖縄本島と九州の鹿児島県の緯度の間に分布していることが分かります。
また、伊豆・小笠原海溝付近での150キロよりも深い、M6以上地震の年別の発生数を見ると、2016年に5件ですが、2017年は1件、2018年は0件で、2019年は2件です。
これを昨日からの1年間で見ると
2019年5月4日から2020年5月3日:5件
2018年5月4日から2019年5月3日:0件
2017年5月4日から2018年5月3日:1件
2016年5月4日から2017年5月3日:3件
2015年5月4日から2016年5月3日:4件
この一月での急増ぶりが目立ちます。

伊豆・小笠原海溝付近でのM8規模の巨大地震が数日とか数週間と言った短期で切迫しているかどうかは言えませんが、少なくとも数か月といった単位で見ると、明らかに起こりやすくなっていると思います。

昨日薩摩半島西方沖M6が発生しました。薩摩半島西方沖地震は2016年4月の熊本地震の前にM7が発生しています。2015年11月14日で、F-netのメカニズム解で震源球を見ることが出来ますが、どちらも横ずれ型で東西方向に押す力が働いたもののように見えます。
2015年のM7の時は、主に中央構造線の北側での311大地震の震源域からの西向き圧力が大きくなったことによって薩摩半島西方沖が起こったのだと思います。しかし、昨日のものは、多分、アフリカプレートが北上し、それによって中国大陸が東進したことが原因であると思います。どちらにしろ、中央構造線の北側での地震であり、鹿児島県にある川内原発は中央構造線の南側ですから、川内原発付近での大きな地震が切迫しつつあるわけではないと思います。ただ、川内原発付近から甑島方向へ東西に延びる活断層が何本かあり、それらが活動しやすくなっているとは思います。川内原発は原子炉格納容器にフィルター付きベント装置を2017年までに設置予定であったのですが、未だに設置完了の発表がなく、工事が遅れている様子です。一応、規制委員会から運転停止をさせられていて、その意味である程度安全になっているのですが、フィルター付きベント装置の設置が遅れているのはおかしなことだと思います。

日別の長野県中部地震の数:
4月22日:05件
4月23日:16件
4月24日:10件
4月25日:08件
4月26日:14件
4月27日:06件
4月28日:03件
4月29日:01件
4月30日:02件
5月01日:00件
5月02日:00件
5月03日:02件

「福島県」06:00頃の値
4月28日:285(前日との差:増加06)
4月29日:302(前日との差:増加17)
4月30日:315(前日との差:増加13)
5月01日:304(前日との差:減少11)
5月02日:328(前日との差:増加24)
5月03日:325(前日との差:減少03)
5月04日:333(前日との差:増加08)

「茨城県」06:00頃の値
4月28日:575(前日との差:増加01)
4月29日:596(前日との差:増加21)
4月30日:615(前日との差:増加19)
5月01日:526(前日との差:減少89)
5月02日:516(前日との差:減少10)
5月03日:504(前日との差:減少12)
5月04日:506(前日との差:増加02)

「千葉県」06:00頃の値
4月28日:366
4月29日:363
4月30日:372
5月01日:297
5月02日:274
5月03日:274
5月04日:272

「東京都」06:00頃の値
4月28日:243
4月29日:227
4月30日:224
5月01日:147
5月02日:135
5月03日:142
5月04日:150

「埼玉県」06:00頃の値
4月28日:201
4月29日:205
4月30日:206
5月01日:215
5月02日:225
5月03日:210
5月04日:197

Hi-net自動処理震源マップの「最新24時間」のN=の値:
昨日05:45と本日05:45での比較

「最新24時間」:ーーーーーーーー(本日の変化:昨日の変化:一昨日の変化)
「日本全国広域」:525→483(減少042:増加120:減少116)
「日本全国拡大」:521→476(減少045:増加119:減少113)
「北海道」   :010→009(減少001:減少001:増加006)
「東日本」   :427→382(減少045:増加094:減少102)
「本州中部」  :360→315(減少045:増加092:減少129)
「西日本」   :089→093(増加004:増加021:減少022)

昨日の変動から見ると、今朝の「東日本」や「本州中部」は140程度の相当に大きな変動です。その意味で、東日本から関西程度までの地域で内陸又は沿岸部のM5以上の地震が起こりやすくなっていると思います。

「長野県」、「最新7日間」の増加幅の変動
==========05:45頃の値=前日との差(「前日との差」の値の変動値)
4月24日:1064=0567
4月25日:2395=1331(+764)
4月26日:3651=1256(ー75)
4月27日:4843=1192(ー64)
4月28日:6401=1558(+366)
4月29日:7260=0859(ー699)
4月30日:7977=0717(ー142)
5月01日:6836=1141(+424)
5月02日:6132=0704(ー437)
5月03日:5603=0529(ー175)
5月04日:4649=0954(+425)

「最新7日間」:15以上変動があった地域:
「青森県」:060→079(増加19)
「岩手県」:245→226(減少19)
「富山県」:5558→4608(減少950)
「石川県」:5401→4456(減少945)
「山梨県」:1248→1159(減少89)
「長野県」:5603→4649(減少954)
「岐阜県」:5578→4633(減少945)
「佐賀県」:223→240(増加17)
「大分県」:329→314(減少15)
「沖縄県」:237→193(減少44)

東北地方での震度1以上地震の発生が
4月30日 12時15分頃 青森県東方沖 M5.0 最大震度3
以来止まっています。その意味で「岩手県」減少19はある程度危ない状況を示していると思います。
「青森県」の増加19は
5月02日 13時32分頃 浦河沖 M3.6 最大震度1
が起こった関係で1日遅れでN=の値に算入された結果のはずです。
北九州付近での微小地震の発生状況が変化している様子で、それが中央構造線沿いでの地震前兆なのか、それとも、房総半島南方沖などの大きな地震の前兆なのか、危惧しています。
http://www.asyura2.com/17/jisin22/msg/779.html#c242

[自然災害22] 関東付近での11月 地震多発 について taked4700
243. 2020年5月05日 00:15:53 : XZACJWtM8g : clF4Slo1WTRiTjY=[2]
5月4日22:07頃の千葉県北東部M5.5、震源深さ約50キロの地震について:
逆断層型で東西方向に押す力が働いた地震です。これは5月23日の長野県中部地震と全く同じです。この意味で、地域一帯に同じ方向に広い範囲で力が働いていることになり、今後かなり短期間のうちに、つまり、半日とか一日程度でまだ同じ程度又はより大きな地震が起こる可能性があります。ただ、震源深さが約50キロとある程度深いため、実際に起こる可能性はある程度小さいと思います。22:34に茨城県沖、M4.4、震源深さ約50キロ、逆断層型の東西方向に押す力の地震が発生しました。今後も未だ警戒が必要だと思います。
なお、長野県中部地震は、4月22日にM3.8が起こり、その後23日のM5.5までに7件のM3程度の地震が起こっていますが、震源深さは全てごく浅いか約10km程度です。連続して大きな地震が起こったことが有名になった2016年の熊本地震も20キロ程度の深さでした。

千葉県での地震でしたが、Hi-net自動処理震源マップの「最新7日間」の「千葉県」では全く前兆現象が出ていないと思います。この7日間の朝6時ごろのN=値の推移は次のとおりでした。
「千葉県」06:00頃の値
4月28日:366
4月29日:363
4月30日:372
5月01日:297
5月02日:274
5月03日:274
5月04日:272

4日前の372から見ると、今朝はちょうど100の減少で、この意味で、M5程度の地震の発生を予測するべきであったとは思います。ただ、5月2日から連続して270程度で推移していて、減少後、二日程度以内に大きな地震が起こる傾向が強く、その意味で、今回の地震での予知は無理でした。結局、震源深さが50キロ以上のある程度深い地震ですと、その震源深さ付近での微小地震が起こり難い、または起こっても観測が出来ず、N=の値として出てこないため、Hi-net自動処理震源マップの地域別の値で、都道府県レベルで地域を絞った予測はかなり難しいと思います。

ただ、Hi-net自動処理震源マップの「最新24時間」は大きな変動がこの数日出ていて、その意味で今回の地震は明確な前兆があったと思います。まずい点は、「最新24時間」は県別ではなくて、東日本などのかなり広い地域でしか値が公表されていないことです。今朝の記事では、

>昨日の変動から見ると、今朝の「東日本」や「本州中部」は140程度の相当に大きな変動です。その意味で、東日本から関西程度までの地域で内陸又は沿岸部のM5以上の地震が起こりやすくなっていると思います。

と書いていて、千葉県と言う地域を挙げることはできていません。非常に大まかな地方レベルでの予知が出来ていただけです。

ところで、今朝の書き方は「M5以上の地震が起こりやすくなっている」となっています。本来であれば、「2日間程度の内に起こるはずです」とか、「起こる可能性がかなり大きいです。」と書くところだったのです。それだけ変動幅が大きかったためです。なぜ、単に「起こりやすくなっている」と書くことになったかというと、5月2日の記事で

>「最新24時間」の「東日本」や「本州中部」の減少幅が100以上であり、本州付近での相当に大きな地震が明朝までに起こる可能性が高いです。昨日は、「東日本」増加56、「本州中部」増加46であったわけで、それを考えると、今朝の減少100以上への変化はその変動幅が非常に大きいことが分かります。この意味でも、今後24時間から48時間程度で内陸又は海域で相当に大きな地震が本州付近で起こると思われます。

と書いたのにもかかわらず、48時間以内では該当する地震が起こらなかったからです。5月3日の時点で、これは何らかのシステム的な不具合が起こっていたからかと思っていたのですが、今朝の時点でも依然として変動幅の大きい状態が続いているため、不具合ではなく、本当の値が出ているのかなと思い始めていました。そして、実際に千葉県北東部でM5が発生してしまったため、5月2日の変動も事実であると見るしかないと思います。

問題は、このような変動は、M6とかM7レベルの前兆である可能性が高いことです。「最新24時間」で100程度の増減が繰り返され、かつ減少100の直後にはそれに見合う地震が起こっていないのです。このような推移を説明するためには、非常に大きな固着域を仮定しなければなりません。しかも、減少100の直後にはそれに見合う地震が起こっていないため、サイレント滑り、大きな地震を起こさないままプレート間がずれる現象が起こっている地域が非常に大きな固着域の近くにあることになります。この条件を満たす地域は犬吠埼です。犬吠埼付近は岬であり、地下に大きな海山が沈み込んでいて、そのために海底が持ち上がり岬になっているのです。また、犬吠埼付近は正断層型の浅い地震が311大地震以降頻発していて、この現象は海山の上面が陸のプレート下面を鉛直上方向に押し上げるため、お豆腐を何かの上に置いたときに、お豆腐の下面がその何かによって押し上げられて、お豆腐の上面に割れ目が出来るように、浅い所で左右に引く力が働いて正断層型の地震が起こるのです。これが大きな固着域となります。サイレント滑りについては、蛇紋岩があります。犬吠埼よりも南側の房総半島には太平洋プレートがかなり急角度で沈み込んでいるために、蛇紋岩と言うかなり柔らかい岩石が地下深くから上昇してきているのです。この岩石がプレート境界にあると、潤滑油のような役割を果たし、衝撃波を発生する地震を起こすことなくプレート間が滑るのです。

また、震源深さが50キロ程度以上ですと、浅い地震が前兆として起こることはあまりないはずで、それにもかかわらず、主に浅い地震を数えている「最新24時間」で100程度の変動が出ていることは、今回の千葉県北東部M5.5だけでなく、より大きな地震の前兆として変動が起こっていると見るしかないからです。

犬吠埼付近に強い西向き圧力が働いているとすると、その西方向で比較的浅い地震が起こりやすくなります。第一候補は霞ケ浦の西方であり、その次が東京湾北部です。犬吠埼付近の固着域は相当に広大であり、簡単には滑らないはずですから、犬吠埼よりも先により内陸部でM6以上が起こります。いつ頃になるかははっきりしませんが、かなり近い将来であることは明らかだと思います。

なお、今回のM5.5が起こった千葉県北東部地震は長野県中部地震が4月23日に起こった翌日に多発しています。
2020年04月24日 01時33分頃 千葉県北東部 M3.1 最大震度1
2020年04月24日 01時35分頃 千葉県北東部 M2.8 最大震度1
2020年04月24日 01時38分頃 千葉県北東部 M4.1 最大震度3
2020年04月24日 01時51分頃 千葉県北東部 M2.9 最大震度1

上の4件の千葉県北東部地震よりも今回のM5.5はより犬吠埼に接近した地点で発生しています。この意味でも、4月23日以来の長野県中部や千葉県北東部地震が犬吠埼付近の大きな固着域からの西向き圧力で起こされたと見なすことに合理性があると思います。
http://www.asyura2.com/17/jisin22/msg/779.html#c243

   

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