82. 2022年6月04日 14:54:42 : oT7xmaKUbQ : cFhkdjMzTEd2M1E=[1]
>>81
クリミアで住民保護に動いたのは、セバストポリの軍港に駐留してた部隊だ。クリミアの住民が独立、ロシア併合を望んだのは、2014年に起こったクーデターで自分たちが支持し、選挙で選ばれた大統領が追放されたことに対する怒りや、その後のネオナチが主体の臨時政府がロシア語の禁止などを宣言したため、ロシア語話者の住民に対する弾圧を恐れたからだ。決してロシアが計画的にクリミアを併合しようとしたわけではない。クリミアは、ソヴィエト時代に、ウクライナ人のフルシチョフによって、住民の意思など無視して、強引にウクライナに編入されたもので、1991年にソヴィエトが崩壊したときにクリミアでは、独立の機運が高まったが、ロシアアが押しとどめた経緯がある。
ドンバスに関しても、ルガンスク人民共和国とドネツク人民共和国とも、クリミア半島と同じで、ロシア語話者の住民への弾圧を恐れたたために独立を決断したのであって、裏でロシアが意図を引いていたわけではない。この二つの共和国が発足後、ウクライナ軍に押し込まれたが、くい止めたのは、ロシア軍でもなければ、ワグネルでもない、ウクライナ軍に所属していたロシア系の兵士がドンバス側に寝返り、加勢したからだ。そしてミクス合意の中に、「違法な武装集団及び軍事装備、並びに兵士及び傭兵をウクライナの領域から撤退させること」という項目がある。その議定書にサインしているのだから、このことに関して、ロシアが拒否したというのは当たらない。
ついでに言うと、なぜ、クリミアは編入したが、8年間ドンバスの独立も承認せず、編入を拒んでいたかだ。おそらく、クリミアに続けて、ドンバスを助けてウクライナ軍をドンバスから追い出し、編入してしまうと、簡単にできていただろうが、しなかったのは、更なる経済制裁を食らうのを恐れたからだ。あの当時のロシアには、それに耐えられるほどの余力がななかったためだろう。さらに言うと、もし、ウクライナ軍をドンバスから追い出そうとして、アメリカやNATOが軍事介入してきたら、核戦争になる可能性が高く、それも恐れたためだろう。核戦争で勝てる自信がなかったんだろう、実際のところは。
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