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[近代史5] CIAとメディア 中川隆
31. 2023年11月02日 15:17:59 : wVFjy760I2 : cEpQQUNRekw3bDI=[1]
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2023.11.02XML
イスラエル軍のガザでの虐殺の怒りは世界に広がり、OHCHR幹部が抗議の辞職
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202311020000/

 OHCHR(国連人権高等弁務官事務所)のニューヨーク事務所で所長を務めてきたクレイグ・モクヒバーが辞職した。モクヒバーは10月28日、フォルカー・ターク国連人権高等弁務官へ宛てた書簡の中で、私たちの目の前で再びジェノサイドが展開されていると主張、「これがあなたへの最後の通信になるだろう」と述べている。

 イスラエル軍によるガザへの攻撃で多くのパレスチナ市民が殺されている状況を「ジェノサイド」と表現したわけだが、そのジェノサイドを防ぐ義務を国連が怠るどころか、アメリカの権力者やイスラエル・ロビーに屈服し、パレスチナを植民地化するプロジェクトは最終段階に入ったと主張している。

 国連だけでなく、アメリカ、イギリス、そしてヨーロッパの多くの国も彼は批判している。「これは大量虐殺の教科書的な事例」であり、アメリカ、イギリス、そしてヨーロッパの多くの国はジュネーブ条約に基づく条約上の義務を果たすことを拒否しているだけでなく、イスラエルを武装させ、経済や情報の面でも支援し、イスラエルの残虐行為を政治的、外交的に援護しているとモクヒバーは批判した。欧米諸国は共犯者だというわけだ。

 また、西側有力メディアの責任も指摘している。パレスチナ人を非人間的な存在に仕立て上げ、大量虐殺を助長し、戦争のプロパガンダや国家的、人種的、宗教的な憎悪を発信し続けているというのだ。

 OHCHRの高官としては激しい内容の発言だが、このモクヒバーの主張は基本的に正しい。

 1991年12月にソ連が消滅、それから間もない92年2月にネオコンはアメリカ国防総省のDPG(国防計画指針)草案という形で世界制覇プランを作成した。その中心がポール・ウォルフォウィッツ国防次官だったことから「ウォルフォウィッツ・ドクトリン」とも呼ばれている。

 ソ連が消滅した段階で、当時のディック・チェイニー国防長官やウォルフォウィッツ国防次官を含むネオコンはアメリカが唯一の超大国になったと認識、誰に遠慮することなく好き勝手にできる「アメリカの時代」がきたと信じていた。そうした中、「リベラル」や「革新」を自分のキャラクターにしていた人びとの少なからぬ部分もアメリカへ従属するようになった。そうした中、国連も急速に堕落していく。

 第2次世界大戦後、ホワイトハウスの主導権を奪還したウォール街は情報機関を存続させ、情報操作プロジェクトを始めた。「モッキンバード」だ。

 デボラ・デイビスが書いた『キャサリン・ザ・グレート』によると、そのプロジェクトが始まったのは1948年頃。それを指揮していた4人は情報機関の活動をしていたが、その背景は国際金融資本だ。

 その4人とは、大戦中からOSSで破壊活動を指揮していたアレン・ダレス、ダレスの側近で戦後に極秘の破壊工作機関OPCを率いていたフランク・ウィズナー、やはりダレスの側近で後にCIA長官に就任するリチャード・ヘルムズ、そしてワシントン・ポスト紙の社主だったフィリップ・グラハムだ。フィリップの妻がウォーターゲート事件で有名になったキャサリーン。(Deborah Davis, “Katharine the Great,” Harcourt Brace Jovanovich, 1979)

 フィリップはキャサリーンと離婚し、すぐに再婚してワシントン・ポスト紙を自分ひとりで経営すると友人に話していたが、1963年6月に精神病院へ入り、8月に自殺している。フィリップと親しかったジョン・F・ケネディが暗殺されたのはその3カ月後だ。

 ワシントン・ポスト紙の記者としてウォーターゲート事件を取材したカール・バーンスタインはリチャード・ニクソン大統領が辞任した3年後の1977年にワシントン・ポスト紙を辞め、「CIAとメディア」という記事をローリング・ストーン誌に書いている。

 その記事によると、1977年までの20年間にCIAの任務を秘密裏に実行していたジャーナリストは400名以上に達し、1950年から66年にかけてニューヨーク・タイムズ紙は少なくとも10名の工作員に架空の肩書きを提供したとバーンスタインにCIAの高官は語ったという。(Carl Bernstein, “CIA and the Media”, Rolling Stone, October 20, 1977)

 フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング(FAZ)紙の編集者だったウド・ウルフコテは2014年2月、ドイツにおけるCIAとメディアとの関係をテーマにした本を出版、その中で多くの国のジャーナリストがCIAに買収されていて、そうした工作が危険な状況を作り出していると告発している。

 彼によると、CIAに買収されたジャーナリストは人びとがロシアに敵意を持つように誘導するプロパガンダを展開する。その結果、ロシアとの戦争へと導いて引き返すことのできないところまで来ているとしていたが、現実になった。そのウルフコテは2017年1月、56歳の時に心臓発作で死亡している。

 情報操作のネットワークは私企業の世界へも張り巡らされてきた。例えば、2020年に始まったCOVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)騒動ではアメリカ政府の公式説明に反する情報をグーグルやフェイスプックなどシリコン・バレーのハイテク企業は検閲している。

 ベトナム戦争もアメリカ政府は作り話で始めたが、広告会社が主導したプロパガンダとしては1990年10月10日にアメリカ下院の人権会議という非公式の集まりで行われた「ナイラ」なる女性の証言が有名だ。

 彼女はクウェートの病院で働いていた看護師を名乗り、イラク兵が保育器を盗んで多くの赤ん坊を殺したなどと主張、好戦的な雰囲気を作り出す一因になったのだが、この「証言」を演出したのはヒル・アンド・ノールトンというアメリカの広告会社で、雇い主はクウェート政府だった。

 ナイラが話したイラク軍の残虐行為は嘘だったのだが、その作り話を涙ながらに語った少女はアメリカ駐在クウェート大使だったサウド・アル・サバーの娘、ナイラ・アル・サバーだ。勿論、イラク軍がクウェートへ攻め込んだ当時、ナイラは現場にいなかった。幼い子どもが殺されたという話は一般受けするとヒル・アンド・ノールトンは考えたのだろう。

 ハマス(イスラム抵抗運動)が10月7日にイスラエルを攻撃した際、イスラエルでは40人の乳児の首をハマスの戦闘員が切り落としたとする話がイスラエルのニュースチャンネルi24などによって広められた。

 この話がパレスチナ人に対するジェノサイドを正当化する心理を生み出したのだろうが、その話を裏付ける証言も証拠もなかった。攻撃の直後、ガザとの境界近くにある入植地を訪れたイスラエルのメディアの記者が犠牲者の遺体を回収した兵士の証言だとして報道した。

 ジョー・バイデン大統領やイスラエルのニル・バルカット経済相もこの話を広めたが、別の記者がこの話は検証されていないと指摘、そうした話を広めるのは無責任だと批判する。

 バイデンはイスラエルでテロリストが子供を斬首している確認された写真を見たと主張していたが、翌日には発言を撤回、報道官はバイデンがそのような写真を見た事実はないと語った。バイデンはイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の話をそのまま事実として口にしただけだと説明されている。

 そうした残虐行為があったことを示す直接的な証拠や証言がないだけでなく、イスラエル政府は赤ん坊の名前を公表せず、悲嘆に暮れる家族の映像や証言も見当たらない。それでもイスラエルの子ども40人が斬首されたという話はガザで子どもを含む市民を虐殺する作戦の突破口を開いた。

 そしてガザでは8500名以上の市民が殺され、その約4割は子どもだ。瓦礫の下敷きになって死んだ子どもや嘆き悲しむ家族などの映像が次々と発信されていた。そこでイスラエル政府はインターネットを遮断するなど虐殺の実態が漏れないようにしている。ウクライナではネオ・ナチが反クーデター派の住民を虐殺、その映像も発信されたが、その後、削除された。それでも虐殺の記憶は消えない。

 ガザでのイスラエルによるジェノサイドに対する怒りはイスラム国だけでなく世界中に広がっている。モクヒバーのような立場の人にあそこまで言わせる怒りがアメリカやイスラエルへ今後、向かう。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202311020000/
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/347.html#c31

[番外地11] 保守・右翼一般に共通する特性として、 中川隆
1. 2023年11月02日 15:27:46 : wVFjy760I2 : cEpQQUNRekw3bDI=[3]
<△28行くらい>
保守・右翼一般に共通する特性として、
•勉強しない
•何度誤りを指摘されても頑として認めない
•とっくに否定された妄説を何度でも持ち出してくる
•議論の前提となる概念に「オレ様定義」を振り回すため会話が成り立たない
•無知なのにいつも上から目線
•中身が何であれ最後に言い返した方が勝ちだと思っている(いわゆる「論破」w)
•やっぱり勉強しない

といったものがある。

百田尚樹や保守・右翼は全員、論理が全くわからない完全なアホだろ
「雨が上がって日が差したら虹が出た」だけのことを奇跡でも起きたかのように騒ぐバカの国
22日は、新天皇徳仁が即位を宣言する儀式だという「即位礼正殿の儀」が皇居で行われ、NHKも民放も、地上波全局がその中継だの解説だので埋め尽くされた。皇族女性の服の色がどうとか、くだらない話ばかり聞かされてうんざりである。
この日は朝からかなりの大雨だったのだが、儀式の始まる前には雨が上がり、日が差して虹が出た。
大気中に雨滴が残る雨上がりに日が差せば虹が出るのは当たり前の自然現象なのだが、ウヨ方面では天皇の霊力で奇跡でも起きたかのような大騒ぎである。

作家の百田尚樹も〈これほど美しい虹が偶然に起こるはずもない。天が新天皇の即位を寿ぎ、日本を祝福しているのだ〉と投稿した。

百田尚樹のツイートには〈御意。天照大御神もお喜びなのでしょう〉〈しかも、こんな完璧な虹なんか、そうそう現れないって! 天皇陛下の霊験、ハンパない!〉〈天照大明神が日本を照らして下さる〉〈改めてこの国に生まれて良かった。そして命をかけてこの国を護り続けてきてくださった全ての先人、英霊に感謝〉なるファンからのコメントが相次いだ。

 他にも、複数のネトウヨ系サイトが、東京で雨が止んだことや一部で虹がかかったことを何かしら“天皇の力”に結びつけるようにして、嬉々としてまとめている。こいつらは正気なのか。
http://www.asyura2.com/23/ban11/msg/315.html#c1

[近代史3] 自称共産国家の中華人民共和国が世界史上最悪の階級社会になった理由 中川隆
42. 2023年11月02日 18:29:34 : wVFjy760I2 : cEpQQUNRekw3bDI=[4]
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進む中国の農村崩壊 政府は豊かになったと言うが
2023.11.02
https://www.thutmosev.com/archives/306667fr.html

10年前の寒村は土壁だったが最近はコンクリート集合住宅が多い


https://www.tokyo-np.co.jp/article/94897 中国政府は「脱貧困」宣言したけれど…コロナのしわ寄せにあえぐ北京の出稼ぎ農民工の村を歩く:東京新聞 TOKYO Web
中国農民の平均年収は3倍に増えた

このブログが始まった2014年ごろ中国農民の平均年収は10万円以下でその後10万円を超え2021年に1万7131元(約29万円)だったと発表されています

2007年に6万2000円、2011年に8万5000円、2015年ごろ10万円、2017年ごろ17万円、最近は30万円程度だが農民や農村は格差が大きい

中国には農村戸籍と都市戸籍があるが農村戸籍でも都市や町に住んでITエンジニアをする人が居るので、農村戸籍の平均は高いが意味をなしていない

農村には大別して2種類あり都市に近い村は都市に作物を販売して大儲けしていて、日本のテレビ局が取材するのは必ずこううした豊かな農村でした

テレビ局は大儲けした農村を取材しては「中国の農民は日本より豊かだ」「貧しい日本人」と大嘘を放送しては日本人を貶めていました

ところが中国人が日本旅行し田舎の農村を見ると「中国と違って立派な家が多くみんな車を持っている」と驚いています

日本にはもう農業だけで生活する農村は存在せず、町や都市に通勤するベッドタウンなのだが中国観光客はその事情を知らないので驚きます

最近中国で投稿されている農村の動画では「100元を得るには10日以上かかる」「農村の工場では一日60元」「1万元稼ぐのに2年あるいは3年」と答えていました(1元は20円)

町から離れた農村の農民は平均時給数10円で日給200円、農村の工場で日給1200円、年収は5万円程度と多くの農民は答えていました

時給20円で実質10時間労働、無休で月6000円、年収7万2000円が豊かではない農村の平均収入ですがNHKとかは絶対にその村では取材しません

こうした寒村も10年前の収入は年3万円以下だったので倍増していて、10年前の記事を読み返すと「平均年収3万円の農村がゴロゴロある」と書いているが倍増して6万円以上になった訳です

中国地方都市の最近の平均年収は80万円から90万円で北京上海深センなど大都市の都市戸籍上級市民はその2倍の事もあります


習近平が豊かになったと言った浙江省にある農村。
https://www.youtube.com/watch?v=9xEYBYmMTzU

年収2倍でも貧困は変わらず
10年前の地方都市労働者は年収40万円程度で寒村は4万円程度で格差は10倍、今も地方都市と寒村の格差は10倍で何も変わっていません

良くある事ですがこうした後進国では大勢の貧しい人が居る事で一部の人は豊かさを甘受でき、南アジアとか南米、アフリカ諸国を例に挙げると分かりやすいかも知れません

1日1ドルでコーヒー農園などで働く労働者が居るから一部の金持ちは日米より豊かで、全員が平等になると彼らには不都合です

中国大都市の上級市民は東京の上級市民よりも金持ちで、彼らの生活は大量の貧しい労働者が低賃金で働くことで支えられています

中国都市部には農民工が約3億人いるが彼らの故郷の多くは寒村で、都市で働いて都市戸籍市民より3割安くらいの賃金で働いています

農村戸籍が都市で働いても年金や医療保険や行政サービスで差があるので、実質半額の賃金で働いている事になります

寒村の現状はむかし小沢一郎という政治家が「中国のトイレにはまだドアが無い」と言っていたが、田舎はまだそんなレベルの場所が多い

年収3万円が7万円になってもトイレは数十万円するからで、トイレのドアや窓すら彼らの平均月収より高いかも知れません

そんな農民を苦しめているのは最近習近平が出した食料自給率向上指令で、中国は主要穀物の輸出国から輸入国に転落し敵であるアメリカかから輸入しています

中国の農地はすべて国家の所有地のためいつでも没収したり別の作物に植え替える指示が出せるのだが、これが大混乱を引き起こした

習近平は今農家が育てている野菜や果物をブルドーザーで踏みつけて廃棄させ、突然コメや小麦などを作る「耕作地」へ切り替えている

公園や森林も踏みつぶして畑に作り替え穀物を植えたが、こんな事をしても麦や米は簡単に育たずに荒廃している
https://www.thutmosev.com/archives/306667fr.html

http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/354.html#c42

[昼休み54] 中国は世界史上最悪の階級社会 中川隆
22. 中川隆[-12204] koaQ7Jey 2023年11月02日 18:29:58 : wVFjy760I2 : cEpQQUNRekw3bDI=[5]
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進む中国の農村崩壊 政府は豊かになったと言うが
2023.11.02
https://www.thutmosev.com/archives/306667fr.html

10年前の寒村は土壁だったが最近はコンクリート集合住宅が多い


https://www.tokyo-np.co.jp/article/94897 中国政府は「脱貧困」宣言したけれど…コロナのしわ寄せにあえぐ北京の出稼ぎ農民工の村を歩く:東京新聞 TOKYO Web
中国農民の平均年収は3倍に増えた

このブログが始まった2014年ごろ中国農民の平均年収は10万円以下でその後10万円を超え2021年に1万7131元(約29万円)だったと発表されています

2007年に6万2000円、2011年に8万5000円、2015年ごろ10万円、2017年ごろ17万円、最近は30万円程度だが農民や農村は格差が大きい

中国には農村戸籍と都市戸籍があるが農村戸籍でも都市や町に住んでITエンジニアをする人が居るので、農村戸籍の平均は高いが意味をなしていない

農村には大別して2種類あり都市に近い村は都市に作物を販売して大儲けしていて、日本のテレビ局が取材するのは必ずこううした豊かな農村でした

テレビ局は大儲けした農村を取材しては「中国の農民は日本より豊かだ」「貧しい日本人」と大嘘を放送しては日本人を貶めていました

ところが中国人が日本旅行し田舎の農村を見ると「中国と違って立派な家が多くみんな車を持っている」と驚いています

日本にはもう農業だけで生活する農村は存在せず、町や都市に通勤するベッドタウンなのだが中国観光客はその事情を知らないので驚きます

最近中国で投稿されている農村の動画では「100元を得るには10日以上かかる」「農村の工場では一日60元」「1万元稼ぐのに2年あるいは3年」と答えていました(1元は20円)

町から離れた農村の農民は平均時給数10円で日給200円、農村の工場で日給1200円、年収は5万円程度と多くの農民は答えていました

時給20円で実質10時間労働、無休で月6000円、年収7万2000円が豊かではない農村の平均収入ですがNHKとかは絶対にその村では取材しません

こうした寒村も10年前の収入は年3万円以下だったので倍増していて、10年前の記事を読み返すと「平均年収3万円の農村がゴロゴロある」と書いているが倍増して6万円以上になった訳です

中国地方都市の最近の平均年収は80万円から90万円で北京上海深センなど大都市の都市戸籍上級市民はその2倍の事もあります


習近平が豊かになったと言った浙江省にある農村。
https://www.youtube.com/watch?v=9xEYBYmMTzU

年収2倍でも貧困は変わらず
10年前の地方都市労働者は年収40万円程度で寒村は4万円程度で格差は10倍、今も地方都市と寒村の格差は10倍で何も変わっていません

良くある事ですがこうした後進国では大勢の貧しい人が居る事で一部の人は豊かさを甘受でき、南アジアとか南米、アフリカ諸国を例に挙げると分かりやすいかも知れません

1日1ドルでコーヒー農園などで働く労働者が居るから一部の金持ちは日米より豊かで、全員が平等になると彼らには不都合です

中国大都市の上級市民は東京の上級市民よりも金持ちで、彼らの生活は大量の貧しい労働者が低賃金で働くことで支えられています

中国都市部には農民工が約3億人いるが彼らの故郷の多くは寒村で、都市で働いて都市戸籍市民より3割安くらいの賃金で働いています

農村戸籍が都市で働いても年金や医療保険や行政サービスで差があるので、実質半額の賃金で働いている事になります

寒村の現状はむかし小沢一郎という政治家が「中国のトイレにはまだドアが無い」と言っていたが、田舎はまだそんなレベルの場所が多い

年収3万円が7万円になってもトイレは数十万円するからで、トイレのドアや窓すら彼らの平均月収より高いかも知れません

そんな農民を苦しめているのは最近習近平が出した食料自給率向上指令で、中国は主要穀物の輸出国から輸入国に転落し敵であるアメリカかから輸入しています

中国の農地はすべて国家の所有地のためいつでも没収したり別の作物に植え替える指示が出せるのだが、これが大混乱を引き起こした

習近平は今農家が育てている野菜や果物をブルドーザーで踏みつけて廃棄させ、突然コメや小麦などを作る「耕作地」へ切り替えている

公園や森林も踏みつぶして畑に作り替え穀物を植えたが、こんな事をしても麦や米は簡単に育たずに荒廃している
https://www.thutmosev.com/archives/306667fr.html

http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/269.html#c22

   

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